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弁理士試験の勉強時間は約3000時間!効率良く合格するための3つのポイント

「弁理士の資格取得まで勉強時間はどれくらいかかる?」
「どうやって勉強すればいい?」
「そもそも弁理士試験ってどんな試験?」

弁理士試験を検討している方は、こんな不安をお持ちではないでしょうか。
弁理士は国家資格でも10番以内に入る難易度の高い資格なだけに、できるだけスムーズに無駄なく合格の道を歩みたいですよね。

そこで、この記事では弁理士試験について以下の内容をお伝えします。

  • 弁理士試験に約3000時間が必要な理由
  • 弁理士試験の内容
  • 効率よく合格するための3つのポイント

ご自身の弁理士試験合格への計画に、ぜひ参考になさってください。

弁理士試験の勉強時間は約3000時間

弁理士試験の勉強時間は約3000時間

一般的に、弁理士試験に合格するために必要な勉強時間は「約3000時間」といわれています。
もちろん個人差がありますので、3000時間以上かかる人やかからない人もいます。

「約3000時間」が必要であると目安がわかったところで、なぜこんなに必要なのか、月日にしてどう割り振れば良いのかを考えてみましょう。
但し「約3000時間」はあくまでも目安であって、この数字に惑わされず効率よく集中して学習することが重要であることを忘れないでください。

弁理士試験に約3000時間が必要な理由は?3次試験まであるから

弁理士試験は3段階あり、1次試験は「短答式試験」、2次試験は「論文式試験」、3次試験は「口述試験」となっています。
短答式試験に合格しなければ論文式試験は受けられず、論文式試験に合格しなければ口述試験は受けられません。

特許庁の発表によると、令和3年度の弁理士試験合格率は6.1%です。
3次試験の口述試験は合格率が高いですが、1次試験の短答式試験は11.3%と低く、かなり難しいということが予想できます。

1次試験の合格率の低さ、1次試験に合格しないと2次試験に進めないこと、また、2次試験対策や3次試験対策も重要であることから考えると、勉強時間が約3000時間必要と言われる理由が分かると思います。

参考までに、令和3年度の合格率6.1%の内訳を記載します。

試験受験者数合格者数合格率
短答式試験2686人304人11.3%
論文式試験必須科目805人
選択科目180人
211人25.1%
口述試験215人199人90.2%

勉強時間約3000時間の具体例

3000時間とは具体的にどのようなスケジュールになるかを見てみましょう。

単純に計算すると、
3000時間➗1日3時間=1000日 ⇨2年270日
3000時間➗1日8時間=375日 ⇨1年10日
3000時間➗1日10時間=300日

上記では、働きながら1日8時間の勉強は無理ですし、1日3時間では時間がかかり過ぎです。
しかし、1日10時間勉強したとしても300日、つまり1年弱かかることが分かります。
では、もう少し実生活に沿った勉強計画を見てみましょう。

例えば、
平日:17.5時間(朝1時間+夜1.5時間+通勤時間や昼休みなどのスキマ時間1時間=3.5時間✖️5日=17.5時間)
土日:7時間✖️2日=14時間

1週間31.5時間(17.5+14=31.5)
3000時間➗1週間31.5時間=95.3週
1年は52週と1日
95週−52週=約1年43週=約1年301日

1日の勉強時間を平日3.5時間土日7時間で計算して、約2年弱かかることが分かりました。

とりあえずここでは、3000時間がどんな感じなのかざっくりとしたイメージを掴んでみてください。

弁理士試験とはどのような試験?

弁理士試験とはどのような試験?

弁理士試験はどのような試験なのでしょうか。
1次試験から3次試験までの概要は以下の通りです。

ちなみに、弁理士試験に合格しても、実務修習を修了し、日本弁理士会に弁理士登録を行わなければ弁理士として活動することはできません。

短答式試験とは?5枝択一マークシート方式で行われる

短答式筆記試験の概要は以下の通りです。

受験資格特になし(学歴、年齢、国籍等による制限は一切なし)
受験料特許印紙12,000円
試験日程5月中旬〜下旬
試験科目及び出題数工業所有権に関する法令 全60題
・特許・実用新案に関する法令 20題
・意匠に関する法令 10題
・商標に関する法令 10題
・工業所有権に関する条約 10題
・著作権法及び不正競争防止法 10題
出題形式5枝択一マークシート方式
試験時間3.5時間
合格基準総合得点の満点に対して65%の得点を基準として、論文式筆記試験及び口述試験を適正に行う視点から工業所有権審議会が相当と認めた得点以上であること。ただし、科目別の合格基準を下回る科目が一つもないこと。なお、科目別合格基準は各科目の満点の40%を原則とする。
令和3年度短答式筆記試験の合格点について合格点39点
科目別合格基準点・特許・実用新案に関する法令 8点
・意匠に関する法令 4点
・商標に関する法令 4点
・工業所有権に関する条約 4点
・著作権法及び不正競争防止法 4点
工業所有権法科目及び条約科目の免除者の合格点 7点
短答式筆記試験の免除について1. 短答式筆記試験合格者
2. 工業所有権に関する科目の単位を修得し大学院を修了した方で、工業所有権審議会の認定を受けた方
3. 特許庁において審判又は審査の事務に5年以従事した方

論文式試験とは?必須科目と選択科目に分かれる

論文式筆記試験(必須科目)の概要は以下の通りです。

受験資格短答式筆記試験合格者、短答式筆記試験免除者
試験日程6月下旬〜7月上旬
試験科目工業所有権に関する法令
・特許・実用新案に関する法令
・意匠に関する法令
・商標に関する法令
※出題には、工業所有権に関する条約に関する規定が含まれる場合があり、工業所有権法令の範囲内で条約の解釈・判断を考査する。
出題形式論文式
※試験の際、弁理士試験用法文を貸与する。
試験時間・特許・実用新案 2時間
・意匠 1.5時間
・商標 1.5時間
科目合格基準標準偏差による調整後の各科目の得点の平均(配点比率を勘案して計算)が、54点を基準として口述試験を適正に行う視点から工業所有権審議会が相当と認めた得点以上であること。
ただし、47点未満の得点の科目が一つもないこと。
令和3年度論文式筆記試験必須科目の合格点について合格点54点
論文式筆記試験(必須科目の)免除について1. 論文式筆記試験(必須科目)合格者
2. 特許庁において審判又は審査の事務に5年以従事した方


論文式筆記試験(選択科目)の概要は以下の通りです。

試験日程6月下旬〜7月上旬
試験科目表に記載する技術又は法律に関する科目から、受験願書提出時に選択問題を1つ選択。
科目
1 理工Ⅰ(機械・応用力学)
2 理工II(数学・物理)
3 理工III(化学)
4 理工IV(生物)
5 理工V(情報)
6 法律(弁理士の業務に関する法律)
選択問題
材料力学、流体力学、熱力学、土質工学
基礎物理学、電磁気学、回路理論
物理化学、有機化学、無機化学
生物学一般、生物化学
情報理論、計算機工学
民法※ 総則、物権、債権から出題
出題形式論文式 
※「法律(弁理士の業務に関する法律)」受験者には、試験の際、弁理士試験用法文を貸与する。
試験時間1.5時間
合格基準科目の得点(素点)が満点の60%であること。
論文式筆記試験(選択科目の)免除について1. 論文式筆記試験選択科目合格者(平成20年度か合格者から適用)
2. 修士・博士・専門職学位に基づく選択科目免除資格認定を受けた方
3. 特許庁が指定する他の公的資格を有する方

口述式試験とは?3科目面接方式が特徴

口述試験の概要は以下の通りです。

受験資格論文式筆記試験最終合格者
試験日程10月中旬〜下旬
試験科目工業所有権に関する法令
・特許・実用新案に関する法令
・意匠に関する法令
・商標に関する法令
出題形式面接方式
※試験の際、試験室内にあらかじめ用意されている弁理士試験用法文を試験委員の許可を受けて参照することができる。
試験時間3科目(特許・実用新案、意匠、商標)各10分程度
合格基準採点基準をA、B、Cのゾーン方式とし、C評価が2つ以上ないこと。
A:答えが良くできている場合
B:答えが普通にできている場合
C:答えが不十分である場合

効率良く合格する3つのポイント

効率良く合格する3つのポイント

「3000時間もかけたくない」
「できる限り早く取得したい」
「難関試験をどうやったら合格できるのだろう」

前述の試験内容を見てこのように思った方も多いのではないでしょうか。
ここでは効率よく合格するための3つのポイントをご紹介します。

①試験日から逆算してスケジュールを立てる

例年5月中旬に短答式試験が実施されます。

令和5年度の試験を受験するのであれば、今から始めれば1年3カ月あります。
先ほどのリアルに計算した場合に約1年301日でしたので、少し足りないと感じるかもしれません。
働きながらの初学者ではかなり難しいと思います。
理工学部出身や法令にすでに携わっていた方であれば可能性があるでしょう。

令和6年度の試験を受験するのであれば、今から始めれば2年3カ月あります。
しかし、2年3カ月もあるとモチベーションが落ちる可能性があります。
だらだらと長期で勉強するより、勉強開始時期を遅らせて少し短期にし、集中して勉強するのもありだと思います。

1年目は短答式のみの合格を狙い、2年目に論文式と口述で合格を狙うというのも一つの案です。

自分のレベルがどれくらいなのか、自分の性格が長期に向いているのか短期に向いているのかなどを見極めて始めると良いでしょう。

通信講座を利用して勉強時間を短縮する

予備知識がすでにある方なら独学でも短答式試験の合格の可能性はあるかもしれません。
しかし、独学だと論文式試験の対策がしにくいという点があります。
また、初学者が独学で法令関連を理解することはかなり難しいと思います。

よほどの理由がない限り、通信講座で勉強することをおすすめします。

通信講座であれば合格までの道筋はすでにできているので、しっかりとした時間を確保できれば最短で合格できます。
独学と比較して多少の費用はかかりますが、PCやスマホでWeb講義を見ることができますし、練習問題も解くことができます。

各通信講座にはそれぞれ特徴があります。
基礎・短答から論文までの総合講座や論文対策のみ、スマホで完結するものなどがあります。
自分がどのような講座が必要か、どのタイプの講座が合っているかをよく検討しましょう。

通信講座についてはについては以下の記事で詳しく説明しております。

③朝学習や通勤時間などのスキマ時間を活用する

目安である3000時間を捻出することは容易ではありません。
重要なのは平日にどれくらい時間が取れるかです。

もし夜に時間が取れなければ早めに就寝し、朝いつもより早く起きることを習慣づけて勉強をしましょう。
朝は脳が一番冴えている時間なので、集中力が必要な勉強時間にはもってこいです。

また、たくさんの「スキマ時間」を見つけましょう。

もし電車通勤ならスマホを使って勉強できます。
往復の時間を考えると結構時間が取れるのではないでしょうか。
車通勤の場合、Bluetoothで繋げて動画等の音声をスピーカーから流して聞くことができます。

ランチを済ませた後の時間も有効に使いましょう。
食べ終えてからの30分〜40分は貴重な時間です。

初学者の方はいきなり通信講座を始めるのではなく、書店で弁理士テキストの「入門編」を購入してください。
基礎編ではなく、できる限り読みやすく簡単に解説されている初めての人用のテキストを選びます。

これは、弁理士資格の勉強とはどんな感じなのか、どんなことを学ぶのか、概要を把握することで今後どう行動していけば良いか頭の整理をするためでもあります。
それと同時に、このテキストをどんな時間に読むことができるのか、つまり、自分のスキマ時間はどこにあるのかを見つけるためになります。
このテキストを読みながら、平日のスキマ時間を確認しましょう。

自分に合った効率の良い計画を立てれば勉強時間を3000時間かけなくても合格可能!

まとめ:自分に合った効率の良い計画を立てれば勉強時間を3000時間かけなくても合格可能!

この記事のまとめ

  • 弁理士資格に必要な勉強時間は約3000時間。
  • 3000時間必要な理由は3次試験まであるから。
  • 効率よく合格するためには、
    ①試験日から逆算してスケジュールを立てる。
    ②通信講座を利用する。
    ③スキマ時間を活用する。

弁理士資格は非常に難関資格であることが分かったと思います。

何年度の試験を受験するのか、自分がどれくらいの能力なのか、平日どれくらい時間を取れるのかをしっかりと検討し、自分に合った通信講座を選択することで、3000時間をかけずに一番最短で合格できる道になると思います。

資格を取得することで人生の大きなステップアップに繋がります。
ぜひ挑戦してみましょう。

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