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中小企業診断士の年収は平均700万?稼ぐための方法と独立の将来性についても解説

「中小企業診断士の年収は、どれくらいだろう?」

「中小企業診断士として稼ぐにはどんな方法があるの?」

中小企業診断士とは、企業の経営状態を分析して、売り上げをアップするための解決策を助言・提案する職業を指します。経営分析から法務、ITまで幅広い知識を有する中小企業診断士の資格は、経営コンサルタントの技能を証明する唯一の国家資格です。

今回は中小企業診断士の資格が気になる方に向けて、中小企業診断士の年収や給料、稼ぐための方法と将来性についてご紹介します。

資格講座名アガルートアガルートフォーサイトフォーサイト大原大原スタディングスタディング
コース名総合カリキュラムバリューセット11次・2次合格コース中小企業診断士 1次2次合格コース
税込価格76,780円63,800円268,000円69,300円
受講形式オンラインオンラインweb通信オンライン
教育給付制度記載なし21回各校に問い合わせ3回
特典や割引合格したらお祝い金3万円+全額返金。模擬口頭試験1回合格したら、最大2,000円のアマゾンギフトコード2021年に第1次試験または第2次試験の受験をされた方は20%off合格で10,000円のお祝い金
受講者の合格率記載なし60%記載なし記載なし
公式サイト詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

中小企業診断士の平均年収や中央値は?

本記事の年収に関するデータは、中小企業診断士の資格試験を実施している一般社団法人中小企業診断協会が公開しているものを参考にしています。

上記の「データでみる中小企業診断士」は実際に中小企業診断士として働く方を対象としたアンケートの結果ですので、かなり信頼のできる情報となっています。

ここで公開されているデータは以下の通りです。

年収構成比(%)
~100万円9.36
101~200万円7.54
201~300万円8.12
301~400万円7.46
401~500万円8.29
501~800万円19.55
801~1000万円13.34
1001~1500万円14.66
1501~2000万円6.05
2001~2500万円2.07
2501~3000万円1.49
3001万円~2.07

3001万円以上のデータを外れ値として除外すると、中小企業診断士の平均年収は「739.3万円」です。

最も多い割合は「501~800万円以内」で、全体の19.6%を占めています。中央値もこの区分に属していることがわかるでしょう。

上記のデータの対象になったのは年間100日以上コンサルタント業務を行った方です。そのため、資格だけ取得したものの別の業務をメインで行っている方は含まれていません。

年収は約700万円だが人によって大きく異なる

中小企業診断士の平均年収は700万円と先ほど述べましたが、実際の年収は上記の表からも分かるように個人によって大きく異なります。

その理由は「プロコン経営」と呼ばれる独立開業した中小企業診断士と、「企業内診断士」と呼ばれる企業に所属した中小企業診断士の2つの働き方があるためです。

3割の人は年収1000万円を超えている

年収が「1,001~1,500万円以内」の方が占める割合は、「501~800万円以内」の次に多い14.7%となっています。

それから年収が高くなるにつれて全体に占める割合は減りますが、年収1000万円を超える方は中小企業診断士全体の26.3%を占めています。

業務による収入の違いは?

業務内容によっても、貰えるコンサルティング報酬は変わってきます。

以下の表を参考にしてみてください。

業務内容平均報酬
経営指導97000円/日
講演・教育訓練130000円/日
診断業務108000円/日
原稿執筆5000円/枚(400文字)
調査・研究49000円/日

中小企業診断士の年収が平均よりも高い3つの理由

会社員の平均給与は「433万円」というデータがある一方で、中小企業診断士の平均年収は「739万円」と高い水準を保っています。 なぜ会社員と中小企業診断士の間に年収約300万円もの差があるのでしょうか。

まずは中小企業診断士の収入が平均よりも高い理由を3つ紹介します。

  1. そもそも平均年収の高い年齢層が資格を取得している
  2. 日本で唯一の経営コンサルティングの資格である
  3. 他の資格も取得している人が多い

次はこの3つの理由について詳しく説明します。

そもそも平均年収の高い年齢層が資格を取得している

中小企業診断士試験の合格者は、30~50代が合格者全体の約8割を占めています。

30代が約4割と最も多く、次いで40代、50代の順に高い割合となっています。他の資格と比べると受験者の年齢層が高めで、働き盛りと呼ばれる世代の方が多い特徴があります。

この年代の方はある程度キャリアを積んでいる方が多く、企業内でも相応の役職についていることもあり総じて給料が高い傾向にあります。

日本で唯一の経営コンサルティングの資格である

中小企業診断士は、日本で唯一の経営コンサルティングの国家資格です。

中小企業診断士しかできない独占業務はありませんが、資格を保有することで中小企業診断士のネットワークを活用でき、経営コンサルタントとしての信用力をアピールできます。

資格を保持している独自性から、給料が他の業務と比べて高くなります。

他の資格も取得している人が多い

中小企業診断士の64.7%は、IT系や金融系など中小企業診断士以外の資格を取得しています。主な資格の割合は、情報処理技術者が13.1%、ITコーディネータが9.0%、社会保険労務士8.6%となっています。

他にも税理士、行政書士、技術士、公認会計士、不動産鑑定士などさまざまな業種の資格が並んでいます。そもそも平均年収が高い年齢層が複数の資格を保有し、活躍していることが中小企業診断士の年収が平均よりも高い要因となっています。

経営コンサルタントに転職する選択肢以外にも、他の資格をメインとしつつ中小企業診断士の資格をスキルとして活かすことが可能です。

このような資格を組み合わせて持っていると、市場での希少価値が上がり、年収1000万円が狙えるでしょう。

中小企業診断士として働く3つの形態とその年収

中小企業診断士として高い年収で活躍するためには、働き方もポイントになってきます。

それぞれの働き方の特徴を知り、自分はどの働き方が向いているのか考えるヒントにしましょう。

中小企業診断士として働く形態を3つ紹介します。

  1. 有資格者として一般企業で働く場合
  2. コンサルタントとして企業で働く場合
  3. 独立して働く場合

この3つの働き方について詳しく説明します。

有資格者として一般企業で働く場合

中小企業診断士の7割以上は独立開業を行わず、企業内にとどまる働き方を選んでいます。

この要因として、中小企業診断士の資格を取得する目的は「自己啓発、スキルアップ」が最も多いことが挙げられます。

経営コンサルタントを本業とはせず、あくまでスキルの1つとして持っておくのがこの働き方に該当します。

コンサルタントとして企業で働く場合

この働き方は定年まで一般企業で勤務し、定年退職後にコンサルタントとして再び企業に勤めるケースが多いです。

一般企業で培った経験と中小企業診断士の知識を活かし、相談役としてセカンドキャリアを築きたい方に向いています。

独立して働く場合

中小企業診断士として独立開業する人は約3割です。

独立をして成功すれば年収1000万円はもちろん、それ以上稼ぐことも夢ではありません。

しかし独立をすることによるリスクももちろんあります。

中小企業診断士登録者は、大企業に勤めている人が多く、独立した場合に年収が下がるケースが多いことが挙げられます。また中小企業診断士として独立開業するには、ある程度の経験と実践的スキルが必要です。

中小企業診断士の独立に対する意識のアンケート結果はこちらからご覧いただけます。

中小企業診断士として高い年収を得るための近道は?

年間100日以上コンサルタント業務を行う中小企業診断士で、年間売上または年収「1,001万円以上」の割合は38.0%です。これは約3人に1人の方が年収1,000万円を超えている計算になります。

どのようにして中小企業診断士として1,000万円を超える年収を得ることができるのでしょう。次は、中小企業診断士として高い年収を得るためのポイントをご紹介します。

中小企業診断士として独立起業すること

中小企業診断士として高い年収を得るためのポイントは「独立起業」です。一般的に収入が大きく上がりづらい企業内診断士より、収入が大きく上がりやすいフリーランスの中小企業診断士の年収が高い傾向にあります。

独立すると収入が不安定になったり、個人としての責任が重くなったりなど不安要素もあります。しかし独立起業は高収入が狙える、やりたい仕事や自由な働き方ができるなど困難を乗り越えた先に得られるメリットは多いです。

中小企業診断士の中で年収の低い人の特徴は?

中小企業診断士の平均年収が700万円のデータがある一方で、年収300万円以下の割合は25.0%というデータもあります。

次は、中小企業診断士の中で年収の低い人の特徴を2つ触れておきます。

  1. 新入社員で最初から年収が低い
  2. 顧客獲得のノウハウがないまま独立した

この2つの特徴について詳しく説明します。

新入社員で最初から年収が低い

新入社員の年収が低いのは、どの業種にも言えることですが中小企業診断士にも当てはまります。

特に新入社員は企業経験が浅いため、企業の経営戦略や経営指導などコンサルタント業務で活躍することは難しい傾向があります。

顧客獲得のノウハウがないまま独立した

独立開業には、顧客を獲得するための営業活動が必要です。このスキルがないと、どれだけ優秀な中小企業診断士でも安定して働けません。

実際に企業内診断士が独立開業をしない理由の上位に「受注機会の確保が難しいと思う」がランクインしており、受注面に不安を感じている人が多くいることが分かります。

中小企業診断士の将来性は?

中小企業診断士の主な仕事は、中小企業の課題をくみ取り、経営支援業務を行うことです。独占業務がない中小企業診断士は、企業の課題に合わせた柔軟で幅広い対応が求められます。

この性質上、中小企業診断士の仕事はAIに代替されにくい職業と言われています。

AIに奪われる職種ではないため安定している

中小企業診断士の仕事は、ヒアリング能力や経営に関する知識・経験が重要な要素を占めています。

企業とコミュニケーションを図り、課題分析を行う作業は、単純作業を得意とするロボットやAIには難しいと言われています。

中小企業が全企業の9割を占める日本では需要が高い

中小企業は資本金や従業員の数によって定義され、日本の全企業数のうち99.7%を占めています。

421万社にも及ぶ中小企業に対して、企業の成長戦略策定やアドバイスができる中小企業診断士は大変貴重な存在です。

資格を取得して、経営コンサルタントに転職したいと思えば、需要がある以上可能でしょう。

中小企業診断士の実態は?

中小企業診断士の収入に関するデータを紹介していきましたが、その実態はどうなのでしょうか?ここではよくある疑問や噂を検証していきます。

地方での中小企業診断士の実態は?

経営コンサルタントというと、都会で活躍するイメージがありますが地方ではどうなのでしょうか?

少し古い資料ですが、三重県の中小企業診断協会が発行した「地方で活躍する中小企業診断士の実像」というものがあります。

こちらには三重県で希少な存在である中小企業診断士が、どのように地域の人々の生活に関わっているのかを解説しています。地方で中小企業診断士として働こうと考えている方には、参考になる資料です。

中小企業診断士の実態はもうからない?

Googleで検索すると「中小企業診断士 儲からない」などとヒットすることがあります。

他にも中小企業診断士に関するネガティブなワードを聞きますが、AIにとってかわられにくいことや実際の高収入なデータから見るに将来性に溢れている資格だと言えます。

儲からない要因として考えられるのは、前の章で挙げたものです。また、地方だと都会と比べて資格の生かし方が難しいこともあるでしょう。その場合は、他の中小企業診断士などと相談しながら業務を広げていけると良いでしょう。

中小企業診断士の年収は平均で700万円と高い!しかし人によって異なるため注意が必要

今回は、中小企業診断士の年収と稼ぐための方法と将来性についてご紹介しました。

中小企業診断士は企業の成長をサポートできる一方で、高い平均年収は年代や働き方によって左右され、人によって異なるため注意が必要な資格でもあります。

中小企業診断士への理解を深め、資格取得やより良い働き方の選択につなげましょう!

資格講座名アガルートアガルートフォーサイトフォーサイト大原大原スタディングスタディング
コース名総合カリキュラムバリューセット11次・2次合格コース中小企業診断士 1次2次合格コース
税込価格76,780円63,800円268,000円69,300円
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