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需要のある資格ランキング!将来性や年収の高い要チェック資格!

「将来役に立つ資格が欲しい」
「資格を取りたいが、無駄にならず仕事になる資格がいい」

世の中にはたくさんの資格が溢れていますが、結局どれが将来性がある取るべき資格なのでしょうか。資格取得には多くの勉強時間とお金が必要なため、できるだけ需要の高い資格を取りたいと考えるのは当然です。

需要がある資格や将来性のある資格を取得すれば、就職や転職で有利になることも多いでしょう。自分の働く業界ニーズに合った資格を取得すれば仕事の幅が広がり年収アップも期待できます。

今回は需要のある資格とは何か、15種の資格について活躍できる業界や資格の取り方を紹介しますので資格選びの参考にしてください。

コンテンツ

そもそも需要のある資格とは?報酬が得やすく活用できる!

ポイント紹介

需要がある資格とはどんな資格を指すのでしょうか。簡単に言うと、報酬が得やすく仕事になる資格です。需要があるということは人に求められていること、人に求められていることは仕事になりやすく報酬が発生する場面が多いと言えます。

反対に需要がない資格は、取得しても仕事になりにくい、名前の知られていないマイナーな資格です。専門知識をつけることが目的の場合は仕事に直接つながらなくても問題がありません。

しかし、資格を仕事につなげたい場合は「その資格を取得することでどんな仕事が可能になるか」を考える必要があるでしょう。

需要度に影響する要素は?3つのポイントに注目

資格の需要度に影響する要素である3つのポイント「独占業務・知名度・難易度」に注目して紹介します。このほかに重要なものとして、「今後伸びる業界・業種か」も確認しておきましょう。

IT化が進み、昔人気だった資格の中には将来性を危ぶまれているものもあるので取得する資格を決める際はしっかりとリサーチすることが必要です。

独占業務があるか

独占業務とは、ある特定の業務において特定の資格を取得している者だけが従事可能な業務のことです。独占業務がある資格を独占業務資格と言います。

独占業務は資格を持っていないと該当する業務を行えないため、資格所持者がいなければ仕事ができず需要の高い仕事と言えるでしょう。

例えば、公認会計士や税理士、医師、一級建築士、航空管制官、美容師、ふぐ調理師などがあり、主に国家資格がこれにあたります。独占業務資格は持っていると仕事を得やすく、就職や転職、独立が有利になる資格です。

知名度があるか

資格は自分のスキルを具体的・客観的に示す道具です。業務に関する資格を持っていることで、相手に「この人に任せたら安心」と信頼感を与えられます。

しかし世間にあまり知られていないマイナーな資格では、自分のスキルを証明できないため知名度にも注意が必要です。

就職する際に面接官の知らないようなマイナー資格だった場合、自分のスキルを示すことが難しいでしょう。誰でも知っているようなメジャーな資格や、業界の人なら必ず知っている資格でなければ自分のスキルを示す道具になりません。

難易度はどれくらいか

資格にはそれぞれ難易度があります。専門性の高い知識が必要な資格ほど難易度が高く、資格所持者が少ないため年収が上がりやすい傾向があるでしょう。

反対に難易度が低い資格は多くの人が所持しているため、その資格だけで特別な仕事に就くことは難しいです。

また難易度が上がるほど、必要な学習期間は長くなっていきます。取得にはそれ相応の努力が必要ですが、難易度の高い資格ほど高収入や昇進、独立開業を狙いやすいです。

需要のある資格を取得するメリットは?年収アップや仕事獲得につながる

独占業務があり、知名度と難易度が高い資格を取得すると仕事に結びつきやすく、多くのメリットを得られるでしょう。

  • 資格必須の職業に就ける
  • 就職・転職で有利になる
  • 仕事の幅が広がる
  • 個人で仕事を受注できる(資格による)
  • 独立や開業をしやすい

最大年収に限界がある資格も

独占業務資格の中には1,000万円以上を稼げる資格も存在します。医者、パイロット、弁護士などは高収入を狙いやすい資格ですが、年収は上げ続けられるわけではなく会社員で働いていると限界が来るでしょう。

年収をさらに増やすには会社員ではなく、独立し会社に頼らず自分で仕事を獲得していくことが必要です。

例えば医師の平均年収は1,240万円ですが、その中でも開業医の平均年収は2,887万円です。このように独立すると、腕が確かなら顧客が付き収入を増やせます。

しかし全ての資格が独立できるわけではありません。パイロットなどは航空会社に勤めなければ仕事を得られないため独立が難しく最大年収に限界があります。

取得する資格を決める際は、儲かるからと安易に決めるのではなく「自分がどのくらい稼ぎたいか」「どんな働き方がしたいか」を考えましょう。特に億単位まで稼ぎたいと考えている場合は、独立できる資格かどうかが重要になってきます。

会社員向け!需要のある資格ランキングTOP5

仕事ができる会社員

まずは会社員の方向けに持っているとキャリアアップや仕事の幅を広げることにつながる資格5種を紹介します。どの資格も知名度が高く需要のある資格のため、転職や副業をする際にも生かせるでしょう。

1.日商簿記(2級以上)

日商簿記は毎年50万人以上が受験している知名度の高い会計資格です。3級はビジネスパーソンのたしなみ的な資格なので、取得を目指すなら2級以上を狙いましょう。

試験概要1級2級
受験資格なしなし
試験日6月、11月2月、6月、11月
試験方式筆記試験筆記試験
受験料7,850円4,720円
合格率10%程度20%程度

資格概要

日商簿記は1,2,3,初級と4つのレベルがある会計や経理、経営で役立つ知識やスキルを得られる資格です。2級以上は経営管理に役立つ商業簿記と工業簿記の知識をつけられ、財務諸表の読み方や経営管理、経営分析が行える力が養えます。

2級の合格率は20%、1級は10%程度と難しく、会計や財務の専門家を目指せるでしょう。

簿記資格を取得するメリットや試験の詳しい内容は以下の記事で紹介しています。

活躍できる業界

経理や会計業務を行う専門家になれるため、会計事務所や税理士事務所の税務会計スタッフなどで働けます。これに限らず一般企業のお金を取り扱う職種で活躍できるでしょう。

例えば、会計職や経理部門です。保険会社や証券会社、銀行への転職・就職にも生かせます。

1級を取得すると会計のスペシャリストに

日商簿記で最難関が1級で、取得すると経理業務のスペシャリストになれるでしょう。1級の取得者は多くないため、職場での昇格や大企業への転職を目指せます。

また1級を取得すると税理士の受験資格が得られるので、将来独立したいと考えている方は1級を取得し税理士資格を目指すのがおすすめです。

2.宅建士

宅建士こと「宅地建物取引士」は数ある国家資格の中でも受験者が多い人気の資格です。不動産に関する仕事に就職する方が資格取得を目指します

試験概要宅建士
受験資格なし
試験日10月
試験方式マークシート式
受験料7,000円
合格率15%程度

資格概要

不動産関連の仕事をする際必要になる資格で、3つの独占業務があります。土地や建物に関する専門知識を持ち、土地や建物の売買や賃貸などの不動産取引を円滑に行うための資格です。

重要事項の説明
不動産購入などの契約前に物件に関する重要事項を伝える業務
重要事項説明書への記名・押印
重要事項を説明した書類の確認と記名・押印を行う業務
契約書への記名・押印
契約締結の際に契約書の記載内容に間違いがないか確認し記名・押印する業務

活躍できる業界

宅建士が活躍するのは不動産取引を行う会社です。不動産会社はもちろん、建築会社や金融機関、不動産管理会社、住宅メーカーなどで宅建士は働いています。

宅建士の仕事内容や資格取得後の就職方法などについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

宅建試験受験者の3割が女性

宅建士は女性に人気のある資格で、女性の試験受験者が全体の30%を占めています。宅建士は正社員雇用が多いため、他の職種の平均勤続年数よりも女性宅建士の勤続年数が長く働きやすい仕事と言われているためです。

年収は他の職種に比べて高いわけではありませんが、独占業務もあり体力的に厳しい仕事ではないため出産や子育て後の復帰もしやすいでしょう。

3.中小企業診断士

中小企業診断士は中小企業に対してコンサルティングを行うのが仕事です。経営分野の資格の中で唯一の国家資格で、近年人気を集めています。

試験概要中小企業診断士
受験資格なし
試験日8月
試験方式1次試験:マークシート
2次試験:筆記、口述
受験料1次試験:1,3000円 
2次試験:17,200円
合格率5%程度

資格概要

中小企業診断士に独占業務はありませんが、事業計画やマーケティング、人事、財務、補助金など中小企業のコンサルタントとして幅広い業務に関われるため汎用性の高い資格と言えます。

中でも経営相談や専門家派遣などは中小診断士が行うケースが多い公的業務です。講演活動や執筆活動を行う中小企業診断士の方もいます。

中小企業診断士のさらに詳しい仕事内容が知りたい方は以下の記事をご覧ください。

活躍できる業界

日本国内の全企業の99%を占める中小企業やコンサルティング専門会社など活躍できるため、活躍の場は多いです。他の士業の資格と併せて自分の専門業務を増やす方や、独立する方もいらっしゃいます。

独立しても簡単に年収1,000万円以上を達成できる職ではありませんが、不可能ではないでしょう。

  • コンサルティング会社
  • 中小企業支援機関
  • 中小企業診断士事務所
  • 一般企業

合格に必要な勉強時間は1,000時間以上の難関資格

中小企業診断士試験の合格率は5%程度と他の資格試験に比べて難易度が高いため、合格には1,000時間以上の勉強が必要と言われています。

1,000時間は働きながら学習すると1年半はかかり、予備校に通い合格を目指す方がほとんどです。継続的に勉強を続けるモチベーションがなければ合格は難しいでしょう。

4.ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは国家資格である「FP技能士」と民間資格である「AFP」「CFP」が存在します。FP技能士は一度合格すればずっと使える資格ですが、AFPとCFPは資格に有効期限があり更新が必要です。

試験概要1級FP技能士2級FP技能士3級FP技能士
受験資格ありありなし
試験日1月、5月、9月1月、5月、9月1月、5月、9月
試験方式学科、実技学科、実技学科、実技
受験料8,900円8,700円6,000円
合格率学科10%、実技80%学科40%、実技60%学科80%、実技90%

資格概要

ファイナンシャルプランナーはお金の専門家で、人生のお金の計画を立てるアドバイスや資金面の人生設計を行うのが仕事です。年金や資産運用、保険商品、住宅ローンなどお金に関するあらゆるジャンルの知識を身につける必要があるでしょう。

独占業務はありませんが、幅広い知識が身に付くため仕事はもちろん、自分の生活や今後の人生に役立つ資格です。

活躍できる業界

ファイナンシャルプランナー事務所で働く方や独立開業する方が多いです。その他にも銀行や証券会社、保険会社、不動産業界などで働く際に資格を生かせるでしょう。

金融・保険業界では、ファイナンシャルプランナーの資格を持っていることで顧客から信頼を得られ評価につながることもあります。

就職に用いる際はFP技能士2級以上を目指しましょう。ファイナンシャルプランナーが活躍できる職場、どんな人が向いているかなどが気になる方は以下の記事をチェックしてください。

独立を目指すなら1級取得に挑戦

国家資格のFP技能士は1~3級の3つのレベルがあり3級は受験資格がありませんが、2級は3級に、1級は2級に合格していないと受験できません。指定の研修を受けたとしても受験できるのは2級から、1級を受けるには2級に合格後実務経験が必要です。

FP技能士1級は難関ですが、取得するとハイレベルな転職や独立・開業が目指せます

FP技能士1級合格者は社内セミナーの講師や講演会、経済史のコラム執筆などを行っている方も多く、年収1,000万円以上を目指せる資格と言えるでしょう。

5.TOEIC

TOEICは多数の企業が英語スキルを測る指標として採用しているため、高いスコアを取ると就職・転職が有利になったり、キャリアアップにつながったり、給与の手当てが付く場合があります。

特に外資系企業に就職するのであればTOEICのスコアは重要です。

試験概要TOEIC Listening & Reading
受験資格なし
試験日毎月
試験方式マークシート
受験料7,810円
合格率合格基準はなく、スコアにて発表される

資格概要

TOEICは「Test Of English for International Communication」の略で国際的な意思疎通のための英語テストです。受験者は就職活動のために受験する大学生や業務で英語力が必要な会社員が多く、年間240万人が国内で受験しています。

TOEICには5種類のテストがありますが、一般的なのは「TOEIC Listening & Reading」で聴く力と読む力を測定するテストです。

満点は990点で、平均点は595.4点なので平均以上を狙うなら600点を目標にしましょう。スコアのレベルは以下のようになっています。

試験概要有効度
495点以下資格としてアピールできない
500~595点履歴書に書いてもマイナスにならないレベル
600~695点上場企業の一般社員に求めるレベル。履歴書でアピールできる
700~795点上場企業の国際部門での業務遂行必要レベル
800~895点外資系企業で足切りされないレベル。海外赴任に必要なレベル
900~990点全受験者のうち3%程度しか到達しない、英語力の高い人材

活躍できる業界

大企業の9割以上は採用にTOEICスコアを採用しているので、大手の会社への就職を目指す場合は少なくても700点を目指しましょう。特に中途採用の場合はTOEICスコアが重要視される傾向にあります。昇給や昇格の基準にTOEICスコアがある会社も少なくないです。

日本国内の外資系企業では社内メールや打ち合わせが全て英語というケースも珍しくありません。大手の外資系企業を目指す場合は850点以上は最低でも持っておきたいです。

公務員採用試験でもTOEICスコアにより加点が得られるため、TOEICは広い層におすすめの資格と言えます。

まずは600点以上を目指そう

TOEICの目標としてあげられるのが「600点」です。600点以上を獲得すると、海外旅行やビジネスシーンで積極的に英語を使え、就職や転職、昇給に有利になります。

どれくらいの難易度かと言うと、高校英語の基礎的な単語力や文法力が備わっているレベルです。2~3か月集中的に学習して600点を狙ってみましょう。

独占業務あり!需要のある資格ランキングTOP5

資料を使い提案する人

独占業務のある資格は専門性が高く、その資格を持っていないと業務が行えないため需要が高い資格です。独占業務がある資格の中でも、独立を目指しやすく高収入を得やすいものを5種紹介します。

受験資格に専門系大学の卒業を含む資格もあるため、高校生の方や長期間かけて資格取得を目指したいと考えている方は必見です。

1.税理士

税理士は税に関わるお金の専門家で、誰でも受けられるわけではなく大学での指定科目の履修などが必要です。もし学識による受験資格を満たせない場合は日商簿記検定1級に合格し受験資格を得る方が多いでしょう。

試験概要税理士
受験資格あり
試験日8月
試験方式記述試験
受験料1科目4,000円 ~ 5科目10,000円
合格率20%

資格概要

税理士は3つの独占業務を持っており、税理士でなければこの業務をできません。

  • 税務代理:確定申告などの申告や申請を一般納税者に代わって行う
  • 税務書類の作成:所得税や法人税、相続税の申告など税務官公署に提出する書類を作成代行
  • 税務相談:税金に関する申告や書類作成についての相談に応じる

税理士はこのほかにも幅広い仕事に税や会計の知識を持って取り組みます。税理士資格所有者の75%が独立をしていて、全国どこでも開業でき収入が上げやすい仕事のひとつと言えます。税理士の詳しい仕事内容について知りたい方は以下の記事をご覧ください。

活躍できる業界

税理士が活躍しているのは、税理士事務所や公認会計士事務所など税理士の独占業務を行う場所が多いです。市役所や税務署などで税についての市民のための相談窓口を開いているのでそこで活躍している方もいます。

また経験年数に関わらず独立して税理士事務所を開業することもできるでしょう。

最近需要が高まっているのは一般企業への就職です。多くの企業は節税対策に力を入れているため節税のプロフェッショナルとして税理士を会社内に置くケースが増えています。

一度科目合格すれば生涯有効、時間をかけて取得を目指せる資格

税理士試験は全部で9科目の試験科目があり、必修会計学に属する科目(簿記論及び財務諸表論)の2科目と選択の税法に属する科目の内3科目の合計5科目に合格すると税理士資格を得られます。科目合格制の試験のため1度に5科目受験する必要はなく1科目ずつ受験しても問題ありません。合格科目は生涯有効なので、何年もかけて受験者は合格を目指します。

2.行政書士

行政書士は、行政書士法に基づく国家資格です。官公庁への提出書類や権利業務・事実証明に関する書類の作成、提出手続きなど行政手続きを行います

試験概要行政書士
受験資格なし
試験日11月
試験方式択一式、記述試験
受験料7,000円
合格率15%

資格概要

行政書士は、年齢や性別、学歴に関係なく誰での受験できる資格です。試験の合格率は15%程度と低めですが600時間程度の勉強時間で合格が狙える資格と言われています。行政書士の独占業務は以下の3つです。

  • 書類作成業務:法的問題点がないように書類を代理作成
  • 許認可申請の代理:作成した書類を官公署へ提出する手続きを代行
  • 相談業務:顧客から依頼された書類作成について相談に応じる、コンサルティングを行う

活躍できる業界

行政書類を作る機会は多いため、活躍の場は多いです。働き方としては独立するか、行政書士事務所や一般企業で働くかになります。

独立し顧客に対してコンサルティングや必要書類の作成を行う行政書士が多く、一般企業の法務部や総務部に所属して行政書士の仕事を担う人は少数です。

行政書士の詳しい仕事内容や仕事のやりがいについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ダブルライセンスで仕事の幅が広げる

行政書士の資格だけでも就職や独立はできますが、相性のいい資格をとりダブルライセンスで仕事の幅を広げる方もいます。

例えば社会保険労務士、司法書士は取得することで、できる仕事が増えるため顧客から多くの依頼を受けられるようになるでしょう。

また宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー、中小企業診断士は、試験科目が似ているため行政書士を取った後取りやすい資格です。

3.司法書士

司法書士は裁判所や検察官、法務局に提出する書類や登記手続きなどを本人に代わって行うのが仕事です。司法書士試験には受験資格はないため合格すればだれでも司法書士になれます。

試験概要司法書士
受験資格なし
試験日7月
試験方式択一式、記述試験
受験料8,000円
合格率5%

資格概要

司法書士の仕事は大きく分けると、書類作成と代理代行、コンサルティングの3つで、将来的に司法書士が扱う業務はさらに多様化していくと考えられます。司法書士の独占業務は以下です。

  • 登記又は供託に関する手続についての代理
  • 法務局又は地方法務局に提出・提供する書類の作成
  • 法務局又は地方法務局の長に対する登記・供託に関する審査請求の手続の代理
  • 裁判所若しくは検察庁に提出する書類・筆界特定の手続において法務局や地方法務局に提出・提供する書類の作成
  • 上記に関する事務に関する相談
  • 作成された書類の法務局・裁判所等関係各所への提出代行

司法書士の詳しい仕事内容ややりがいについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。

活躍できる業界

司法書士は司法書士事務所に就職し、数年間経験を積んだ後独立開業するのが一般的です。早い人で1年、平均して3年で独り立ちし自分の事務所を構えます。

独立をせずに一般企業の法務部や総務部に就職し、法律系の事務を引き受けている方もいるので働き方は人それぞれと言えるでしょう。

勉強し続けられる人に向いている資格

司法書士は法律の専門家のため、改正される最新の法律情報を常に取り入れ勉強し続けることが必要な資格です。法改正のニュースに敏感に、時事ニュースにも関心を払うことが重要になってきます。

作成書類に不備や誤りがあると顧客の信頼を失いかねないため正確な仕事ができることも大切です。

4.一級建築士

一級建築士は全ての建築物に関われる建築の最高位の資格です。試験を受けるには、2級建築士を取得し実務経験を積む、建築系大学卒業後に実務経験を積むなどの受験資格が必要になります。

建築関係の学校を卒業していない場合は最短で11年の実務経験がないと受験できません。

試験概要一級建築士
受験資格あり
試験日7月
試験方式マークシート、設計製図
受験料17,000円
合格率学科20% 製図35%

資格概要

建築士に関する資格には1級建築士と2級建築士があり、1級建築士は「設計する建物に制限がない」ので戸館住宅からスタジアムまで様々な大きさの建築物の設計ができます。

一方で2級建築士は戸館住宅の設計までしか行えず、大規模な建物の設計は1級建築士の業務独占です。

公共施設や商業施設など大規模な建築物を設計したい方には1級建築士がおすすめで、最短で取得するのは建築系大学卒業後2年実務経験を積んで取得する方法でしょう。

活躍できる業界

建築に関する多くの業界で一級建築士は活躍しています。建物の大規模化や高度化によって、建築技術者の職務は広がっているため、需要は拡大傾向にある資格です。

  • 建築士事務所:大型プロジェクトや商業施設の設計を行う
  • ゼネコン:大型建築物の完成までも元受けするゼネコン。設計から施工までの管理を行う
  • ハウスメーカー:個人住宅やマンション、アパートの設計を行う
  • デベロッパー:設計監理、工事管理を行う
  • 官公庁:公共施設の発注・設計監理、建造物の確認・検査を行う

一級建築士として働くにはコミュニケーション能力が重要

一級建築士に必要なものは専門知識だけではありません。設計する建物が大規模になればなるほど多くの人たちとコミュニケーションをとる必要があるので、コミュニケーション能力は必須です。

また仕事を得るには営業力と提案力が重要で、これらがなければ会社員としても独立したとしても生き残れません。

大規模な建造物は多くの人に愛され長く残るためやりがいや達成感を感じる機会は多いです。活躍し続けるためには、学び続けたりインプットをし続けたりする姿勢が大切な仕事と言えるでしょう。

5.医師

医師は需要が今後なくなる可能性が極めて低く、将来的に安定した職です。医師になるには医師試験に合格し医師免許を取得した後、2年間研修医として臨床経験を積むことが必要なため取得が難しい資格と言えるでしょう。

医師試験の受験資格を得るには、医科大学の6年制過程を修了するのが一般的です。

試験概要医師
受験資格あり
試験日2月
試験方式マークシート
受験料15,300円
合格率90%

資格概要

医師は患者の治療や健診、健康診断などの医療行為を行うのが仕事で、処方や診断、侵襲的処置が独占業務になっています。

医師試験を受けるまでの道のりが長く、医師免許を取得してからも研修が必要なので医師として働けるのは最短で26歳からです。研修期間中に進むべき診療科を決めます。

活躍できる業界

自分で医院を開業するか、病院や診療所で働くかの大きく分けて2つの働き方があります。働く場所としては、公立病院、個人クリニック、保健所、保健センター、献血ルーム、高齢者健康施設、行政機関、福祉事務局が想定されるでしょう。

その他、研究施設や大学での研究職、司法解剖を行う法医学者として活躍する方もいます。

病院以外にも活躍の場多数!

医師の職場は病院を想像する方が多いですが、企業で働く方法もあります。就職先を探す際は就業場所ややりがいについても考えて選ぶとよいでしょう。

  • 一般企業:産業医として社員の健康診断や健康相談を行う
  • 製薬会社:企業内医師として治験データの解析など臨床開発研究を行う
  • 保険会社:査定医として保険加入のチェックなどを行う
  • 高齢者保健施設:入居者の健康管理や看取りを行う
  • 美容クリニック:治療ではない患者が受けたい医療を提供する

IT業界必見!需要のある資格ランキングTOP5

社内に並ぶパソコン

資格取得を考える際に重要になってくる要素に「今後伸びる業界・業種か」があります。IT技術は今や生活に欠かせないものとなり、それに伴ってIT業界の求人が増えています。

資格を持っていなくても働けるIT関連の仕事は多いですが、未経験で転職を考えるなら資格があった方が熱意が伝わるでしょう。

IT未経験者でも取得を目指しやすい資格を5つ紹介しますので、IT業界に転職を考えている方は要チェックです。

1.基本情報技術者試験

情報処理技術者試験の中で、ITパスポートの次に難しい難易度にあるのが基本情報技術者試験です。IT業界の登竜門的な試験で、毎年10万人が受験しています。情報系の国家資格の中では取得しやすい資格です。

試験概要基本情報技術者試験
受験資格なし
試験日4月、10月
試験方式選択式
受験料7,500円
合格率25%

資格概要

現役のシステムエンジニアやプログラマーはもちろん、これからIT業界に就職・転職を目指す人にもおすすめの資格です。

働くために必須の資格ではありませんが、コンピュータやシステムの仕組みやセキュリティの基本知識、開発の流れが学べるのでIT業界で働く際に最低限知っておくべき知識が身に付きます。

活躍できる業界

IT業界に就職する際は持っていると好印象な資格です。IT業界未経験の場合や新卒の場合は、採用確率を高められます。システムエンジニアやプログラマー、Webデザイナーとして働く方は取得を目指し、就職際に資格をアピールしましょう。

IT初心者が取得に必要な勉強時間は200時間

基本情報技術者試験内容は、テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系と大きく3つの分野に分かれ試験範囲がかなり広いです。

まずはテキストを読み、過去問を解いて知識をつけましょう。IT初心者の場合、必要な勉強時間は200時間と言われていますのでしっかり対策をして臨んでください。

勉強方法については以下の記事が参考になります。

2.応用情報技術者試験

応用情報技術試験、通称APは基本情報技術者試験の上位試験です。基本的な勉強を終えたエンジニアが次に目指す試験と言われていて、高度IT 人材を目指す方がスキルアップのために挑戦します。

試験概要応用情報技術試験
受験資格なし
試験日4月、10月
試験方式選択式、記述式
受験料5,700円
合格率20%

資格概要

応用情報技術者試験は合格率20%程度の資格のため、情報工学を学ぶ学生や現役エンジニアでも試験対策なしに合格するのは難しい資格です。資格を取得すると就職の際のアピールになり、IT関連企業では資格手当が付く可能性があります。

高度なIT知識だけでなく、経営戦略やマネジメントの知識が身に付くためIT系で働く方には役に立つ資格と言えるでしょう。

受験資格はありませんが、ITに関する経験を積んだ高度な技術者が対象なためIT未経験者の取得はかなり難しいです。詳しい試験内容や取得のメリットについては以下の記事で詳しく説明しています。

活躍できる業界

IT関連業界で広く活躍でき、特に応用情報技術者試験に合格していると、大手企業への転職がしやすいです。

プログラマーやシステムエンジニア、IT関連部門で働く方にとって有効な資格のため、企業や省庁のIT関連の仕事をする際にもアピールできるでしょう。

近道せずに基本情報技術者試験を取ってから挑戦を

受験資格はないため応用情報技術者試験から受験する方もいますが、試験対象者が実務経験のあるエンジニアのため試験難易度は高く実務経験が短い方は合格が難しいでしょう。

基本情報技術者試験を取得し、ステップアップで応用情報技術者試験に挑戦した方が結果的に早く合格できます

3.情報セキュリティスペシャリスト

情報セキュリティスペシャリストはITパスポート試験の上位資格で2016年に始まったばかりのまだ新しい国家試験です。一般の利用者を対象に情報セキュリティに対応できる人材の育成を目的に創設されました。

試験概要情報セキュリティスペシャリスト
受験資格なし
試験日4月、10月
試験方式選択式、記述式
受験料7,500円
合格率15%

資格概要

情報セキュリティスペシャリストの試験内容は、セキュリティ管理やセキュリティ対策、セキュリティ実装技術、ネットワークなど、試験名通り情報セキュリティに関することばかりです。

近年企業のIT化が進んだため、情報漏洩が起こりやすくなっており情報セキュリティ担当者が取るべき資格と位置付けられています。

活躍できる業界

企業のITセキュリティに対する関心は高まりつつあるため、セキュリティエンジニアや情報システム管理者としてIT業界で活躍できるでしょう。

情報セキュリティスペシャリストは国内のセキュリティ分野の最難関レベルの資格のため、会社から広い裁量権を得ることやセキュリティ分野の仕事でキャリアアップが可能です。

情報システムにおける脆弱性やリスク評価が主な仕事

情報セキュリティスペシャリストは企業から以下のような仕事を期待されます。他のIT系の資格と異なり情報セキュリティに特化した資格ですので、この分野で活躍したい方にはおすすめの資格です。

  • 情報システムを分析し、適切なセキュリティ対策の企画・開発をサポート
  • 情報システムの開発プロジェクトに対して、プロジェクト管理をサポート
  • 情報システムの運用プロセスにおいてセキュリティ管理を技術的にサポート
  • 情報セキュリティポリシーの作成や利用者教育

4.Python3エンジニア認定基礎試験

Python3エンジニア認定基礎試験AIや機械学習の開発ができるプログラム言語Pythonの専門知識を評価する基礎資格です。数あるプログラミング試験の中でも簡単なレベルに分類されるため、プログラミング初学者でも合格を目指せます。

試験概要Python3エンジニア認定基礎試験
受験資格なし
試験日随時
試験方式CBT形式(選択式)
受験料11,000円
合格率80%

資格概要

Pythonエンジニア認定基礎試験はPythonの文法基礎を評価する試験で、技術書を出版しているオライリージャパン社の「Pythonチュートリアル 第3版」が出題範囲です。

Pythonのコードを読み解いて正しい構文を選択したり、予想される出力結果を答えたりなど実技的な内容が多いため、Pythonのコーディングスキルの証明に使える資格と言えます。

活躍できる業界

IT業界、特にPythonを用いて開発を行っている企業に就職する際役に立つでしょう。就職や昇格で資格取得が必須になる場合はありませんが、持っていると自分のスキルを証明できるため転職や就職が有利になります。Pythonエンジニアを目指す方にはおすすめの資格です。

プログラム初学者におすすめの言語Python

数あるプログラム言語の中でもPythonはシンプルなコードで可読性が高いため、プログラミングを初めて勉強する方は取り組みやすい言語です。

機械学習やAI開発、Web開発でPythonを用いる企業は多く、今後もニーズが高まっていくと考えられます。AI開発エンジニアは突出して年収が高いので、今から知識をつけ目指してはいかがでしょうか。

5.マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

マイクロソフトオフィススペシャリストはオフィス製品の利用スキルを客観的に示せる資格です。WordやExcel、Accessなど製品ごとに試験があり、WordとExcelの2科目は一般レベル(スペシャリスト)と上級レベル(エキスパート)の2つのレベルがあります。

試験概要マイクロソフトオフィススペシャリスト
受験資格なし
試験日毎月1~2回
試験方式パソコンを実際に操作
受験料一般:10,780円 
上級:12,980円
合格率一般:80% 
上級:60%

資格概要

マイクロソフトオフィススペシャリストの試験では、実際にパソコンを使いアプリを操作して試験を行います。

オフィス製品のスキルが高まるので、オフィス製品を仕事で使っている方なら取得すると「仕事の効率が上がる」「生産性が高まる」などのメリットが得られるでしょう。

活躍できる業界

マイクロソフトオフィス製品はほとんどの企業で利用しているため、IT系技術職以外でも事務職や営業職など幅広い業界と仕事で役に立つ資格です。

特に事務関連の仕事に就職・転職する際は、マイクロソフトオフィススペシャリストの資格は有利に働きます。言葉でスキルを示すことが難しいため、資格はスキルを示す有効な手です。

パソコン操作への苦手意識を克服

今やパソコンはどんな仕事をする場合でも1度は触るアイテムになりました。パソコンへの苦手意識がある方や機械音痴の方には辛い現実でしょう。マイクロソフトオフィススペシャリストの資格は基礎的な操作から順番に勉強し、パソコン操作への苦手操作を克服するためにも有効です。

マイクロソフトオフィススペシャリストにはいくつか種類がありますので、自分が一番馴染があるものから挑戦し自信につなげてはいかがでしょうか。種類や試験勉強について以下の記事で詳しく紹介しています。

資格の勉強が不安なときは?おすすめ通信講座で対策しよう!

通信講座を受講する人

資格の勉強方法としては、独学と講座利用の2つがあります。今回紹介した資格の中には難易度がかなり高く独学では取得が難しい場合もあるでしょう。そんな時は通信講座を利用しての学習がおすすめです。

講座を利用すれば充実した試験テキストや模試を利用できる他、分からない部分は質問し疑問を解決できます。資格の勉強が不安な時は、利用を検討してみましょう。以下は中小企業診断士の通信講座一覧です。

資格講座名アガルートアガルートフォーサイトフォーサイト大原大原スタディングスタディング
コース名総合カリキュラムバリューセット11次・2次合格コース中小企業診断士 1次2次合格コース
税込価格76,780円63,800円268,000円69,300円
受講形式オンラインオンラインweb通信オンライン
教育給付制度記載なし21回各校に問い合わせ3回
特典や割引合格したらお祝い金3万円+全額返金。模擬口頭試験1回合格したら、最大2,000円のアマゾンギフトコード2021年に第1次試験または第2次試験の受験をされた方は20%off合格で10,000円のお祝い金
受講者の合格率記載なし60%記載なし記載なし
公式サイト詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

通信講座の種類は多く、リーズナブルな価格で受けられる講座も存在します。オンライン講座を受講できるアガルートは、司法書士や行政書士、簿記やTOEICなど今回紹介した資格に対しての講座が豊富に用意されています。気になった方はぜひ資料請求をしてみましょう。

 

アガルートの特徴

  • 合格までの最短ルートを提供してくれるアガルート
  • 予備試験や司法試験など難関資格に強い
  • 月に1回講師によるカウンセリングが受けられる

\受講スケジュールや受講者の声も確認できます!/
アガルートのカリキュラムを確認

需要のある資格ランキングを参考にニーズを満たす資格を取ろう

前向きに挑戦する人

15種の需要の高い資格を紹介しました。

「転職したい」「キャリアアップしたい」「就職のために資格を取りたい」などニーズによって取るべき資格は異なります。資格の需要度に影響する要素である3つのポイント「独占業務・知名度・難易度」さえはずさなければ資格を取得した後に後悔することは少ないでしょう。

紹介した需要のある資格を参考に、自分の目指す方向性に合った資格取得を目指してください。資格取得の際には、テキストや参考書、通信講座を活用しましょう。資格の取得方法や勉強方法について資格Hacksでは多くの記事を公開していますので参考にしてください。