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インテリアコーディネーターとはどんな仕事?資格や仕事内容をわかりやすく簡単に紹介!

インテリアに関する職種はさまざまありますが、認知度の高い仕事に「インテリアコーディネーター」があります。

インテリアコーディネーターは住宅業界や家具を扱う小売業界、インテリアメーカーなどさまざまな業界で活躍しています。

インテリアコーディネーターになるためには必ず必要になるわけではありませんが、関連する資格があるので、就職や転職、キャリアアップなどを目指すのであれば取得しておくことを検討してみるのもおすすめです。

ここではインテリアコーディネーターがどんな仕事なのか、関連する資格にはどのようなものがあるのかを解説いたします。

インテリアコーディネーターとはどんな仕事?メイン業務は空間デザイン

ではインテリアコーディネーターは具体的にどのような仕事をするのでしょうか。業界によって多少違いますが、大きくは以下のような仕事内容になります。

  1. インテリアコーディネーターの仕事概要!目的や希望に合わせて空間を作る
  2. インテリアコーディネーターの一日!ヒヤリングからの仕事の流れを紹介
  3. インテリアコーディネーターの収入ややりがいは?一例を紹介

ここでは上記3つの内容を詳しくご紹介します。

インテリアコーディネーターの仕事概要!目的や希望に合わせて空間を作る

インテリアコーディネーターの大きな仕事はクライアントの求めている空間をヒアリングし、その内容について適切なアドバイスや提案をすることです。

インテリアは家具だけではありません。壁紙や床材など多岐に渡ります。それらをクライアントの求めているようなイメージに合う家具を吟味し、部屋のレイアウトを作成するのです。

インテリアコーディネーターはこのようにアイデアやセンスが問われる仕事になります。

インテリアコーディネーターの一日!ヒヤリングからの仕事の流れを紹介

就いている業種によって一日の仕事の流れは異なります。ここではインテリショップで働いているインテリアコーディネーターの一日の仕事の流れをご紹介します。

  • 8:00…出社。メールやお客様と打合せする内容の確認などを行う
  • 9:00…開店準備。
  • 10:00…開店。来店されたお客様との打ち合わせ
  • 13:00…昼食休憩。
  • 14:00…メーカーなどと商品の打ち合わせやお客様との打ち合わせ、現場の確認など。
  • 19:00…退社。

インテリアコーディネーターはお客様との打ち合わせでなく、インテリアを扱っているメーカーなどとの打ち合わせ、インテリアを作成する現場の確認なども行うなど、さまざまな内容の仕事を行わなくてはいけません。

色々な現場を駆け回ることで自分の知識を増やすだけでなく、お客様の要望に合ったインテリアのコーディネートを作ることができるのです。

インテリアコーディネーターの収入ややりがいは?一例を紹介

企業でインテリアコーディネーターとして働いている方の年収は平均380万円です。初任給は20万前後であることが多いようですが、インテリアコーディネーターに関する資格を取得していると多少給料額が高い企業もあります。

インテリアコーディネーターの一番のやりがいはお客様に満足してもらうことです。自分の考えたインテリアのコーディネートをお客様が喜んでくれるのは、インテリアコーディネーターにしか味わうことのできない達成感を得られることでしょう。

また、現場やインテリアメーカーなど自分の勤める会社以外の人たちとの間に信頼感が生まれ、皆で作り上げていくことや、自分の成長を感じられることもインテリアコーディネーターのやりがいといえます。

インテリアコーディネーターと家具デザイナーの違いは?仕事内容が異なる!

インテリアコーディネーターとよく間違われる職種に「家具デザイナー」があります。家具デザイナーは家具のデザインを考え、新しい家具を生み出す仕事です。インテリアコーディネーターと同様、クライアントの要望に合わせた家具を作成することもあります。

インテリアコーディネーターは現存する家具を使用して空間のコーディネートを作成するため、自身で家具を作成することはありません。そのため、家具デザイナーとインテリアコーディネーターは仕事内容が大きく異なります。

家具デザイナーについては以下の「家具デザイナーに資格はあるの?就活に活かせる資格やスキルを簡単に解説」にて詳しく記載されていますので、そちらをご参考になさってください。

インテリアコーディネーターはどこで働く?大きく3つの職場に分かれる

インテリアコーディネーターはさまざまな業界で働くことができる職種です。特にインテリアコーディネーターがよく働いている業界は以下の3つになります。

  1. ハウスメーカーや家具メーカー
  2. 建築関連企業
  3. 空間デザインの現場

では具体的にどのような働き方をしているのかを詳しく確認してみましょう。

①ハウスメーカーや家具メーカー

インテリアコーディネーターの職場と言って一番に思いつくのはハウスメーカーや家具メーカーではないでしょうか。

ハウスメーカーでは家を新しく建てるお客様に対して、お客様の求める空間を作るために自社で取り扱っている商品の紹介やプラン作成をします。また、住宅展示場などにあるモデルルームを作成することもあります。

家具メーカーではお客様のイメージに合った商品を適切に選ぶことが主な仕事です。自社がどのような商品を扱っているかを把握し、お客様の求めるイメージに近いものを選び取るセンス感覚が重要になります。

②建築関連企業

インテリアコーディネーターの職場としてハウスメーカーや家具メーカーの次に多いのが建築関連企業です。建築や設計はインテリアと深くかかわってくるため、お客様の求める空間づくりだけでなく、設計や施工など幅広く仕事を行うこともあります。

どのような働き方をするのかは会社によって大きく異なってくるので、就職時に仕事内容についてきちんと確認をしておいたほうが良いでしょう。

③空間デザインの現場

空間デザインとはイベントやテレビ撮影、ホテルなどでクライアントの求める雰囲気にあった空間を作ったり、デパートなどで商品をより魅力的に見せるための空間を作る仕事です。空間を魅力的に見せたい場所というのは多岐に渡るため、さまざまな職場で働くことができます。

インテリアコーディネーターになるには?資格取得や通学が近道

インテリアコーディネーターになるためには特に資格が必要ではありません。しかし、お客様により適切な提案をするためにも、インテリアコーディネーターに関する資格を取得することをおすすめします。

インテリアコーディネーターに関する資格はさまざまあります。独学で取得することが可能な資格もありますが、よりきちんとした知識を身に付け、確実に資格を取得するためには、資格スクールへの通学がよいでしょう。

学校や職場が忙しい方や、近くに資格スクールのない方は通信教育での取得がおすすめです。

インテリアコーディネーターを目指したい!有利な資格5選

インテリアコーディネーターに関する資格はさまざまなあるのですが、特におすすめなのが以下の5つです。

  1. インテリアコーディネーター(IC)
  2. キッチンスペシャリスト(KS)
  3. インテリアプランナー
  4. カラーコーディネーター
  5. 建築士(一級・二級)

ではそれぞれどのような資格なのかを詳しく見てみましょう。

①インテリアコーディネーター(IC)

インテリアコーディネーターは公益法人インテリア産業協会が認定している資格で、インチリアコーディネーターが目指す資格の中でも一番有名なものです。

  • 受験資格…特になし
  • 試験方法…1次試験(マークシート形式の筆記試験)と2次試験(プレゼンテーションと論文)

1次試験を合格した方のみ、2次試験を受けることができます。また、1次試験に合格していれば2次試験に落ちたとしても、次年度から3年間は1次試験が免除され、2次試験のみを受けることが可能です。

1次試験はインテリアについての基礎知識を問われる以下の9分野から出題されます。

  • インテリアコーディネーターの誕生とその背景
  • インテリアコーディネーターの仕事
  • インテリアの歴史
  • インテリアコーディネーションの計画
  • インテリアエレメント・関連エレメント
  • インテリアの構造・構法と仕上げ
  • 環境と設備
  • インテリアコーディネーションの表現
  • インテリア関連の法規、規格、制度

2次試験は設定されたテーマに合わせた図面の作図や論文を作成します。このテーマは毎年変わるので、さまざまなインテリアコーディネートについての知識を身に付けておくことが重要です。

出題範囲が広く、難易度も高いため合格率は毎年25~30%程度の難関資格です。そのためしっかりとした勉強をしておく必要があります。

インテリアコーディネーターの資格についてはインテリアコーディネーターは独学で合格できる?勉強法を紹介!詳しくご紹介しているので、こちらをご参考ください。

②キッチンスペシャリスト(KS)

キッチンスペシャリストはインテリアコーディネーターと同じ公益法人インテリア産業協会が認定している資格で、主にキッチン周りの空間づくりを行います。

  • 受験資格…特になし
  • 試験方法…学科試験(マークシート形式)と実技試験(記述式)

学科試験か実技試験のどちらかが合格していれば、次年度から3年間合格した試験の免除を受けられます。学科試験では以下の5つの分野から出題されます。

  1. 住居と食生活
  2. キッチン空間
  3. キッチン機能
  4. キッチン設計施工
  5. キッチン販売

実技試験ではキッチン空間の図面作成を行います。

合格率は30~35%程度となっており、キッチンのみとはいえ簡単に取得できる資格ではありません。また、キッチンスペシャリストの資格講座を取り扱っている資格スクールはあまりないので、勉強方法についてよく考えておく必要があります。

③インテリアプランナー

インテリアプランナーは公益財団法建築技術教育普及センターが実施している資格です。インテリアコーディネーターと同じように感じられますが、以下のような違いがあります。

インテリアコーディネーター
クライアントの求める空間を家具などを選んで作成する
インテリアプランナー
空間のコーディネートだけでなく、建築物の企画設計、デザイン、コスト管理など幅広い仕事を行う

インテリアプランアーは建築士の仕事に近く、インテリアコーディネーターの上位に当たる資格だと言えます。

  • 受験資格…特になし
  • 試験方法…学科試験(四肢択一式)と設計作図試験

学科試験に合格した方のみ、設計作図試験に進むことが可能です。建築士やアソシエイト・インテリアプランナーの方、4年内に学科試験に合格した方は学科試験が免除になります。

学科試験は以下の5分野から50問出題されます。

  • インテリア計画
  • インテリア装備
  • インテリア施工
  • インテリア法規
  • 建築一般

設計製図試験に関しては毎年テーマが出題され、それに沿った製図を作成します。

インテリアプランナーの合格率は20~30%とかなり難易度が高い資格です。ただし、学科試験の合格率は50%ほどとなっており、過去問題や練習問題などをやりこんでいれば問題ないかも知れません。

④カラーコーディネーター

カラーコーディネーターは多岐に渡る色の中からクライアントの求める色を見つけ、適切なアドバイスをすることのできる資格です。インテリア関連だけでなく、ファッション業界や美容業界などさまざまな業界で活躍できます。

カラーコーディネーター検定試験は商工会議所の実施している資格で、スタンダードとアドバンスの2つの階級があります。スタンダードは色に対する基礎的な知識を、アドバンスはより深い応用力が必要です。また、スタンダードを受けずにアドバンスを受験することも可能です。

  • 受験資格…特になし
  • 試験方法…インターネット受験

合格率はスタンダードが70%、アドバンスが50%ほどとやや高くなっています。合格率は高いですが出題範囲がとても広いので、資格スクールに通って勉強することがおすすめです。

カラーコーディネーターと同様に色を扱う資格は数多くあります。そのうちの一つが色彩検定です。「色彩検定で何ができる?メリットや仕事での活用方法を解説!」にて詳しく記載してあるので、ぜひご参考になさってください。

⑤建築士(一級・二級)

建築士は建物の設計や工事の管理を行うことのできる国家資格です。1級と2級があり、1級はビルなどの大きな建物を、2級は一般的な住宅を建てることができます。また、2級に合格していなければ1級を取得することはできません。

建築士の資格の受験をするためには、基本的に大学などで指定の科目を修了していることか2~7年以上の実務経験が必要になります。

試験な内容は筆記による学科試験と設計製図の試験となっています。合格率は1級が10%前後、2級が25%前後の非常に難しい資格です。

建物を1から自分で作成してみたい方は「建築士試験の独学は無理?1級2級別の難易度目安や独学向けスケジュールなど徹底解説!」にて詳しく説明しているので、そちらをご参考になさってください。

インテリアコーディネーターは国家資格ではない!

インテリアコーディネーターの資格は民間資格です。ただし、試験の内容は学科だけでなく設計製図もあるなど難易度の高いものです。

また、インテリアコーディネーターの資格は5年という有効期限があります。資格を更新するためには取得してから5年後に研修を受け、更新料を支払わなければいけません。

インテリアコーディネーターを目指して資格取得!ユーキャンなどおすすめ講座を紹介

インテリアコーディネーターの資格は独学で取得することもできますが、試験範囲が広く設計製図試験もあるため、自身の合格率をより上げるためにも資格スクールに通うことがおすすめです。

しかし、インテリアコーディネーターの資格講座を開設している資格スクールは数多くありますので、どこに通えばいいか迷ってしまいます。そこでここではおすすめの資格スクールをご紹介します。

ユーキャン

ユーキャンの特徴

  • 通信教育なら生涯学習のユーキャン
  • 充実したカリキュラム
  • 気になる資格の講座を選んで申込んでみよう

\受講スケジュールや受講者の声も確認できます!/
ユーキャンのカリキュラムを確認

ユーキャンはCMなどでもよく見かける大手資格スクールです。ユーキャンのインテリアコーディネーター資格講座は初心者でも理解しやすいカリキュラムとなっており、現在学校や仕事などで忙しい方でも無理なく学べるシステムとなっています。

インテリアコーディネーター講座の費用は54,000円です。ですが、この講座は教育訓練給付制度の対象となっているので、更にお得に受講することができます。

ユーキャンのインテリアコーディネーター講座の特徴
・図解やイラストが豊富に使われたわかりやすいテキスト
・徹底的に分析された過去問題集
・質問サービスやパソコン、スマホなどで講義動画やミニテストが受けられるなど充実のサポート

フォーサイト

フォーサイトの特徴

  • 臨場感のある生配信授業やeラーニングで隙間時間に学べるフォーサイト
  • 効率的な学習で高い合格率を誇る
  • 全国平均を超える合格率のバリューセットもおすすめ低価格で質の高い学習を提供

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フォーサイトのカリキュラムを確認

フォーサイトはさまざまな資格講座を開設しているスクールです。フォーサイトのインテリアコーディネーター講座は開設されたばかりなのですが、講座費用が41,800円と安く設定されているにも関わらず、優秀な講師による高いレベルの講座を受けられるのが大きな特徴となっています。

フォーサイトのインテリアコーディネーター講座の特徴
・スキマ時間にスマホやタブレットなどを使って勉強ができる
・豊富な図解やイラストが使われたフルカラーテキスト

どんな通信講座なのか詳しく知りたい方は、「フォーサイトのインテリアコーディネーター講座の口コミ評判は?特徴や他社との比較も掲載」にて詳しく解説していますので、ぜひそちらを参考になさってください。

インテリアコーディネーターとは空間をデザインするやりがいのある仕事!

インテリアコーディネーターはクライアントの頭の中にある空間イメージを実際に作り上げるやりがいのある仕事です。特に資格が必要になるわけではありませんが、クライアントの要望をより良い形で提案したり、今後のキャリアアップを踏まえてぜひ取っておきたいものです。

インテリアコーディネーターに関する仕事は数多くありますが、まずはインテリアコーディネーターの民間資格の取得をおすすめします。

その後、インテリアプランナーを目指したり、最初から建物の設計に関われるように建築士の資格を目指してみるのもいいかもしれません。