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測量士の難易度は高い?合格率や独学できるかなど詳しく解説!

「測量士の難易度ってどれくらい?」

「測量士に独学で合格するための勉強法ってあるの?」

測量士の試験に興味を持っている人は、このような疑問を持っているのではないでしょうか。実際、測量に関する国家資格なので、興味を持っている人は多いです。

この記事では、測量士の難易度や試験内容、おすすめの勉強法を紹介していきます。絶対に合格したいという人は、ぜひ読み進めてください。

コンテンツ

測量士の難易度は?合格率は10%前後

結論からいって、測量士試験の難易度はかなり高いです。近年の合格率は以下の通りです。

実施年受験者数合格者数合格率
2021年2,773人498人18%
2020年2,276人176人7.7%
2019年3,232人479人14.8%
2018年3,345人278人8.3%
2017年2,989人351人11.3%
2016年2,924人304人10.4%

合格率は10%前後で推移していて、独学で合格を狙うのは簡単ではありません。絶対に合格したいという人は、アガルートなどの予備校講座を利用するのがおすすめです。

次の試験で合格をしたいという人は、「測量士の予備校講座で社会人におすすめはアガルート!予備校選びのポイントや独学との違いを解説」でおすすめの予備校を紹介しているので参考にしてみてください。

しかし、測量士試験を理解して、それに合った勉強を進めていけば独学でも合格は可能です。独学で合格するためには、測量士試験について正確に理解しなければなりません。

ここでは混合しがちな測量士試験と測量士補試験について解説していきます。

コース名合格総合カリキュラム
税込み価格217,800円
受講形式オンライン
教育給付金制度なし
特典や割引合格したらお祝い金3万円+全額返金
受講者の合格率記載なし
公式サイトアガルート公式

測量士試験と測量士補試験を混同しないように注意!

測量士と測量士補は、ともに建築現場やインフラ整備などで測量をするプロの事です。測量士補は測量士の見習いと思っている人もいますが、それぞれに試験があって別物です。測量士は測量士補の上位資格になり、法律上では以下の通り仕事内容に違いがあります。

  • 測量士:測量作業の主任者として測量計画を作成する
  • 測量士補:測量士の作成した計画に基づき実際に測量をする

つまり、測量士は測量に関する計画を作成して実施するのに対して、測量士補は測量士が作成した計画に基づいて測量のみを行うという明確な違いがあります。

ただし、現場ではそれほど仕事内容に大きな違いがない場合が多く、測量技術や役職などで仕事内容は違うのが現実です。

測量士補試験の難易度は簡単といわれる

測量士と測量士補の試験はそれぞれ別物ですので、難易度にも違いがあります。測量士補の試験は、測量士試験と比べれば簡単です。実際、合格率は以下の通り30%程度で推移しています。

実施年受験者数合格者数合格率
2021年12,905人4,490人34.8%
2020年10,361人3,138人30.3%
2019年13,764人4,924人35.80%

測量士が10%程度であるのと比べれば、取りやすいといえるでしょう。

この理由の1つとして、測量士補の試験は測量士試験よりも出題される科目数が少ないことがあります。測量士試験では9科目から出題されますが、測量士補は8科目です。

どうしても測量の仕事がしたいという人は、測量士補から目指してみても良いでしょう。

測量士試験の概要は?受験資格は特に必要ない!

混同しがちな測量士と測量士補の違いを説明しましたが、独学で合格を目指すなら測量士試験の概要を詳しく知っておかなければなりません。ここでは測量士試験とはどのような試験か、詳しく解説していきます。

測量士の試験は、午前2時間30分・午後2時間30分の合計5時間で行われます。この内、午前は択一式の28問が出題され、配点は700点満点です。午後は必須科目が1問と選択科目2問出題され、配点は700点満点と決まっています。

合格するには、合計1400点ある内の910点以上の得点が必要です。ただし、択一式問題で400点以上得点できないと、その時点で不合格が決まってしまいます。そのため、学習をする時は、苦手科目を作らないように満遍なく理解を深めるようにしましょう。

なお、測量士の試験では受験資格に制限はありません。測量士を目指す人であれば、年齢や学歴、経歴などに関係なく誰でも受験が可能です。

測量士の受験日は?毎年5月に実施

測量士の試験日は、毎年5月に実施されています。初学者が独学で合格を目指す場合に必要な勉強時間は、300~500時間程度といわれています。毎日2時間勉強をする場合、遅くても12月には勉強を開始するようにしてください。

ただし、近年はコロナウイルスの影響で、試験日が変わることも十分に考えられます。受験を考えている人は、随時更新される情報を確認しておくようにしましょう。

測量士の試験内容は?9科目から出題!

測量士の試験は、9科目から出題されます。

具体的には以下の科目です。

  1. 測量に関する法規及びこれに関連する国際条約
  2. 多角測量
  3. 汎地球測位システム測量
  4. 水準測量
  5. 地形測量
  6. 写真測量
  7. 地図編集
  8. 応用測量
  9. 地理情報システム

午前の択一式問題では、この9つから計算方法や測量方法などが出題されます。午後の記述問題では、必須問題1問と選択問題(基準点測量、地形・写真測量、地図編集、応用測量)の4題から2題を任意に選択して解答していきます。

測量士はなぜ難易度が高い?3つの主な理由

測量士試験の難易度が高いのには、大きく3つ理由があるといわれています。しかし、難しくしている理由を知ることで、それぞれ対策が可能です。

ここでは難易度を上げている理由について詳しく解説してきます。

①最新の内容を知っておく必要がある

測量士の試験を難しくしている理由の1つは、最新の技術を把握しておかなければならないからです。

例えば、測量技術は常に進化しているので、最近はドローンなどの新しい道具が多用されています。そのため、試験に向けてはドローンについての知識や技術も身につけておかなければなりません。

多くの試験では過去問を参考にして出題について研究していきます。しかし、測量士の試験では古い技術に関する出題はなくなっていくので、過去の問題ばかり解いていても合格する力はつきません。

今まで受験などで学んできた勉強法が通用しにくいので、難易度を高めているといえるでしょう。そのため、独学で学習をしていく人は、テキストや問題集だけでなく新しい技術に関しても知る努力をしてください。

②地理だけでなく数学の技術も必要

測量士の試験では縮尺の問題が出題されるので、数学に関する知識や技術が求められます。数学が苦手であったり何年も学んでいなかったりすると、試験を難しくしてしまうでしょう。

ただし、数学全般を学ぶ必要はなく、測量士試験で出題されるものを重点的に学べば十分です。例えば、sin・cos・tanなどの三角関数や座標を用いた計算などは重要です。ポイントを絞って学ぶことで、数学の知識が必要でも十分に合格できます。

なお、数学を学ぶ時は、公式をしっかりと覚えるようにしましょう。公式を覚えることで勉強がスムーズになります。

③実務的な問題が出題される

測量士の仕事は、測量作業の測量計画を作成することです。単に測量をするだけでなく、現場で安全かつ正確に測量する計画の作成技術も求められます。そのため、実務的な問題が出題されるので、実務経験がなければ試験を難しく感じてしまうでしょう。

例えば「土砂災害が起こる可能性がある場所で測量をする場合の対策」についての出題などが想定されます。選択問題であれば比較的答えを導きやすいですが、記述式であれば現場をイメージして、かつ自分の言葉で書く必要があります。

普段から記述を意識して、現場のイメージと解答について考えておくようにしましょう。

測量士の独学受験は難易度が高い?おすすめ勉強法3つ

結論からいって、測量士の試験を独学で合格するのは難しいです。しかし、決して無理なわけではありません。正しい勉強法でアプローチする事で、合格を勝ち取ることは可能です。

ここでは、合格に近づくためのおすすめ勉強法を3つ紹介していきます。

なお、独学のメリットやデメリット、おすすめのテキストなどを知りたいという人は、「測量士は独学で試験に合格できる?独学のメリット・テキストを徹底解説!」を合わせて読んでください。

①まずは測量士補試験を勉強してみる

測量士の資格を目指すなら、測量士補の勉強から始めてみるのはおすすめです。測量士の資格は合格率が低い難関試験ですが、測量士補の資格は比較的取りやすいです。

だからといって簡単な試験ではありませんが、測量士試験に必要な知識が学べるので、初学者にとっては近道になる可能性が十分あります。

また、いきなり難しい試験を目指すよりも測量士補は取得しやすいので、モチベーションの維持も容易です。何より、測量士補の資格を取って実務経験を積めば、試験でも有利にもなります。そのため、まずは測量士補を足掛かりにしてみてください。

②最新参考書とテキストを何度も解く

独学で測量士試験に合格するためには、質の高い最新の参考書とテキストを何度も解くのが有効です。

シリーズとして毎年出版されているような参考書であれば、無駄な情報がなくスムーズに学習がしやすいでしょう。特に、測量士の試験は新しい技術などが問われることがあり、過去問などからでは十分な情報を得られません。

質の高い最新テキストであれば、試験に出そうな新しい技術に関しても考慮されている可能性が高いです。

独学で合格をするなら、中古のテキストではなく、最新のものを購入するようにしましょう。

③通信講座を活用して自習する

通学する時間は作れないが、強力なバックアップが欲しいという人は、アガルートなどの通信講座を活用するのがおすすめです。通信講座には試験に合格するためのノウハウが詰まっているので、学習の進め方に無駄が出ません。

例えば、過去問や最新の測量技術などから出題傾向を分析した上で作られたテキストで学習ができます。学習のスケジュールも設計されているので、それに沿って勉強を進めることで無理なく試験に挑めます。また、わからないところがあっても、質問をして解決することも可能です。

測量士試験の通信講座はアガルートがおすすめです。詳しい内容は「アガルート測量士試験講座の特徴は?口コミ評判も紹介」で解説しているので、そちらを参考にしてください。

コース名合格総合カリキュラム
税込み価格217,800円
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受講者の合格率記載なし
公式サイトアガルート公式

測量士の難易度は高い!独学が不安なら通信講座で対策しよう

測量士試験の合格率は10%程度で、難易度はかなり高いです。しかし、この記事で紹介した勉強法を実践すれば合格しやすくなるでしょう。これから勉強をする人は、もう一度読み返してみてください。

しかし、次の試験で合格したいという人は、アガルートなどの通信講座の活用がおすすめです。合格のためのノウハウが詰まっているので、勉強がスムーズに進められます。気になる人は、今すぐチェックしてみてください。

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