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アクチュアリーの年収は?将来性や向いている人について解説!

アクチュアリーという職業を検討していて、

「アクチュアリーの将来性や年収が気になる」
「アクチュアリーを目指したいが自分は向いているのか心配」

と思っている方は多いのではないでしょうか。

本記事では、アクチュアリーを目指すことを検討している方に向けて、下記の内容を解説します。

  • アクチュアリーという職種について
  • 年齢や会員別、業種別の年収
  • アクチュアリーの将来性
  • 資格取得の方法
  • アクチュアリーに向いているのはどんな人

アクチュアリーになることを検討している人は、ぜひ最後までご覧ください。

資格講座名アガルートアガルート
コース名基礎講座<生保数理>
税込価格55,000円
受講形式オンライン
教育給付制度記載なし
特典や割引特になし
受講者の合格率記載なし
公式サイト詳細を見る

アクチュアリーはどんな職種?

アクチュアリーとは、保険や金融をはじめとする数理業務のプロで、日本語では「保険数理士」「保険数理人」と呼ばれる職種です。

ここ数年で注目を浴びている職業で、国際的な専門職として広く海外でも知られています。

具体的な仕事内容は、統計学や確率論などの数学的手法を駆使して、主に保険や年金などに関連する様々な問題を解決する専門職です。

次から、より詳しくアクチュアリーについて見ていきましょう。

保険や金融をはじめとする数理業務のプロ

アクチュアリーの業務内容は、金融分野を中心に制度の数値を確認して運営・運用に生かす仕事です。

主な業務内容は以下の4つです。

  • 生命保険
  • 損害保険
  • 年金
  • リスクマネジメント

保険関連では、様々なリスクや金利を計算し、商品モデルの組み立てや価格評価などを行います。

年金については、主に企業における確定給付企業年金制度や、厚生年金基金制度の運用と管理などの業務になります。

アクチュアリーとして働く人は少ない

日本アクチュアリー会が公表している、2021年3月時点の日本のアクチュアリー個人会員数は、研究会員2114名、準会員1297名、名誉・正会員1931名の合計5372名です。

ほかの職種を比較すると、弁護士は約4万人、税理士は約8万人と、アクチュアリーはかなり少ないことがわかります。

一方、海外では日本のおよそ10倍の人数がアクチュアリーとして働いており、よりメジャーな職業とされていることがわかります。

アクチュアリーの会員種別について
研究会員:基礎科目5科目のうち1~4科目に合格
準会員 :基礎科目5科目全てに合格
正会員 :専門科目2科目全てに合格
『アクチュアリー』と名乗ることができるのは正会員のみです。

アクチュアリーの年収は約1200万!

アクチュアリーの平均年収は約1200万円と、高収入が狙える職種です。

年齢ごと、会員ごと、業種ごとの平均年収も見ていきましょう。

年齢ごとの平均年収は?

アクチュアリーの年齢ごとのおよその平均年収、平均月収は下記の通りです。

年齢年収月給
20〜24歳935万円64万円
25〜29歳1220万円84万円
30〜34歳1400万円96万円
35〜39歳1540万円105万円
40〜44歳1660万円114万円
45〜49歳1750万円120万円
50〜54歳1830万円125万円
55〜59歳1800万円124万円
60〜64歳1350万円92万円

20代から1000万近く稼いでいる人が多く、30代後半で平均年収は1500万円を突破します。

一般的な職業と同様に50代でピークを迎え60代から大きく下がります。下がるとはいえ1000万を優に上回る年収であるため、生涯安定して高収入であることがわかります。

会員別の平均年収は?

アクチュアリーの会員別のおよその平均年収、平均月収は下記の通りです。

平均年収平均月収
正会員1,200万円100万円
準会員1,000万円80万円
研究会員600万円50万円

研究会員と準会員の差は大きく、400万円ほどの差があります。準会員と正会員でも200万円ほどの差があり、なるのが難しい高位の会員であるほど年収も高くなります

業種ごとの平均年収は?

アクチュアリーの業種ごとのおよその平均年収は下記の通りです。

業種平均年収
生命保険会社1350万円
損害保険会社1360万円
銀行などの金融機関1200万円
外資系企業2000万円
会計監査1000万円
年金数理人1000万円

外資系企業で働くアクチュアリーの年収は最も高く、2000万円以上にもなります。近年、外資系企業ではアクチュアリーの需要が大きく高まっており、給与面でも優遇されていることがわかります。

アクチュアリーの収入はなぜ高い?

日本の全体平均年収が430万円前後であることを考えると、アクチュアリーの平均年収はかなり高いです。なぜそんなに高収入なのかというと、下記の理由が挙げられます。

  • 近年活躍できる業界が広がっているから
  • 正会員の人数が少ないから
  • 外資系企業からの需要が高いから

それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

近年活躍できる業界が広がっているから

近年、社会や経済情勢の変化が加速していることから、アクチュアリーの活躍の場は広がっています

生命保険分野においては、近年の会社の健全性が強く求められている流れを受けて、経営企画やリスク管理なども含め様々なセクションでアクチュアリーが重要な役割を担います。

年金分野では、企業年金制度が変革期を迎え、その専門家としてのアクチュアリーの存在感は年々増してきています。

また、外部コンサルタントとしてコンサルティングを行うアクチュアリーや、外部監査を行うアクチュアリーが増加しています。経営・収益管理、商品開発に関するコンサルティングを行うアクチュアリーや、監査法人という中立的な立場から保険会社の財務状況に関する外部監査を行うアクチュアリーが増加しています。

規制緩和によって今後ますます社会・経済情勢の変化が起こると言われており、その変化に従ってアクチュアリーの活躍の場はますます広がっているのです。

正会員の人数が少ないから

2021年3月時点の日本のアクチュアリー個人会員数について、名誉・正会員数は全体の約36%の1931名です。

需要が高まっている職種であるにもかかわらず、人数がまだまだ少なく慢性的な人手不足の状態のため、おのずと平均年収も上がっていくことになります。

正会員で年収1000万円を下回ることはまずないと言ってよいでしょう。

外資系企業からの需要が高いから

外資系の業界では、アクチュアリーは需要過多の状態で、引く手あまたの状態です。

そのため外資系企業で働くアクチュアリーの年収は、かなり高く2000万円以上も夢ではありません。

また、外資系企業では、年功序列で給与が上がる場合は少なく、個人の能力での高さが給与に反映されます。 そのため、アクチュアリーなど専門性が高く実力主義の職種は評価されやすく、高給与が期待できるのです。

アクチュアリーになるには?

非常に魅力的な職種であるアクチュアリーですが、アクチュアリーになるには長期間の学習を経て資格を取得しなければなりません。

アクチュアリーになるために突破しなければならないステップを見ていきましょう。

アクチュアリー部署のある企業に就職する

アクチュアリーとしての能力を発揮しながら働くためには、アクチュアリーが必要とされている部署がある企業に就職する必要があります。

具体的には、生命保険会社、損害保険会社、信託銀行、コンサルティング会社等が一般的です。

社員のアクチュアリー資格取得を応援する企業も多く、働きながら資格取得のサポートを受けることができる会社を選ぶのもよいでしょう。

働きながら試験勉強を行う

アクチュアリーの正会員資格取得のためには、日本アクチュアリー会が毎年実施している資格試験の全科目に合格する必要がありますが、試験の開催スケジュールに従うと最短でも2年がかかります。

そのため、企業でアクチュアリーの業務に携わりながら学習を続け、一つずつ試験を突破していく人がほとんどです。

試験が近くなると、平日の夜や土日を全て勉強に費やすハードなスケジュールをこなして合格を実現させている人が多いようです。

アクチュアリーの資格試験に合格する

アクチュアリーの正会員資格取得のためには、日本アクチュアリー会が毎年実施している資格試験の全科目合格と、プロフェッショナリズム研修(初期教育)の受講が必要です。

試験は、基礎科目となる第1次試験5科目、専門科目となる第2次試験2科目の計7科目があります。

正会員合格になるまでにかかる期間は平均で8年となっており、合格を目指すには地道に長期間の勉強を重ねていくことになります。

アクチュアリーに向いている人は?

アクチュアリーに向いている人は、下記のような特徴を持つ人と言えます。

  • 数学が得意
  • 忍耐力や根気強さがある
  • 向上心や学習欲がある

まず、アクチュアリーの試験や仕事ではとにかく数学を使います。数学が好き、得意である人でなければ、続けることは難しいです。

また、資格取得のために長期間勉強をして試験を受けたり、仕事では大量の情報収集や計算をこなすなど、忍耐力や根気強さが必要になります。

さらに、社会の情勢や環境の変化に応じて新しい知識を得ていく必要があるため、常に向上心をもって学習を続けていける人が望ましいでしょう。

アクチュアリーに関する実際の口コミは?

実際に、アクチュアリーとして働く方の口コミをいくつかご紹介します。

  • 「アクチュアリーの初任給は400〜500万くらい」
  • 「会社の選定と資格数によっては、20代で1000万円を稼ぐことは可能」
  • 「アクチュアリーは業界的には収入に対してホワイト」
  • 「クライアントや職場の人に感謝された時にやりがいを感じる」

実際にアクチュアリーとして働く人の感触として、比較的ホワイトな環境で高収入を得ることができており、仕事にやりがいや楽しさもあると感じている人が多いようです。

ただ、資格取得のための勉強に苦労したという方も多いです。

アクチュアリーは高収入だが数学が好きでないと続かない仕事

管理業務主任者まとめ

ここまで、アクチュアリーという職業についてご紹介してきました。

まとめると、アクチュアリーの現状や年収、特徴などは下記の通りです。

  • アクチュアリーとは、保険や金融をはじめとする数理業務のプロ
  • 日本のアクチュアリー正会員の人数は1931名とかなり少ない
  • アクチュアリーの平均年収は約1200万円と、高収入が狙える
  • アクチュアリーの年収が高い理由は、アクチュアリーに対する需要が非常に高いにもかかわらず人数が少ないから
  • 企業で勤めながら試験勉強を行い、資格取得する人が多い
  • アクチュアリーには数学好きで忍耐力や向上心がある人が向いている

高収入でやりがいのあるとても魅力的な職種であるアクチュアリーに、興味がわいた方も多いのではないのでしょうか。

アクチュアリーを目指す方は、根気強く向上心をもって試験合格を目指してください!

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