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応用情報技術者に合格するための勉強方法は?レベル別に解説!

「応用情報技術者の合格におすすめの勉強方法は?」

「独学での合格は可能?予備校にいった方がいいの?」

応用情報技術者はITスキルに関する国家資格で、基本情報技術者の上位資格になります。取得すると一定以上のITスキルを持つ証明となり、就職で有利に働いたり、社内での評価につながったりします。

メリットの多い資格ですが、200~600時間の勉強が必要といわれています。

200~600時間は誰でも用意できる時間ではありません。より短く効率的にできる勉強方法があれば、知りたい方も多いのではないでしょうか。

この記事では、応用情報技術者に合格するためのおすすめの勉強方法が知りたい方に向け、以下の内容で解説します。

  • 応用情報技術者の試験形式
  • 実務経験者・IT初学者などレベル別のおすすめ勉強方法
  • 応用情報技術者に合格するためのコツ

ぜひ最後までご覧ください。

応用情報技術者試験の試験形式は?

応用情報技術者 試験内容

応用情報技術者はIPA(情報処理推進機構)が主催する国家資格です。

IT系資格には難易度に応じてレベル1(易しい)~4(難しい)が決められています。その中でも応用情報技術者はレベル3の資格にあたり、基本情報技術者の上位資格です。

毎年4月・10月の年2回試験が実施されています。受験資格は特にありませんが、ITエンジニアとして一定の知識・経験を持った方を対象とした試験となっております。

応用情報技術者試験は午前と午後に分かれており、試験内容は大きく変わります。ここからはそれぞれの試験内容について詳しく見ていきましょう。

応用情報技術者についての詳細はこちらで確認できます。

IPA(情報処理推進機構)公式ホームページ

午前試験は4択が80問

午前の試験内容は以下のとおりです。

解答形式出題数時間合格基準
選択式(四肢択一)80問150分60%

応用情報技術者の午前試験は、4つの選択肢からの選択式です。合格基準点は80問中の60%以上の正解となり、50問以上に正解できれば合格の可能性は高いです。

出題傾向は毎年似ており、各分野から概ね以下の割合で出題されます。

分野出題数
テクノロジ系50問
マネジメント系10問
ストラテジ系20問

また、例年50%近くの割合で、過去問が出題されているのも特徴です。

午後試験は難解な記述問題を5問

午後試験は、全11問の問題から5問(必須1問、選択4問)を選び解答します。出題は全て長文で、解答は記述式になります。

・必須問題

  • 情報セキュリティ

・選択問題(下記から4問選択)

  • 経営戦略、情報戦略、戦略立案・コンサルティング技法
  • システムアーキテクチャ
  • ネットワーク
  • データベース
  • 組込みシステム開発
  • 情報システム開発
  • プログラミング(アルゴリズム)
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム監査

午後試験は長文に対する読解力や、基本的な知識を現場にどれだけ活かすことができるかが問われます。午前試験にくらべ難易度は段違いにあがり、合格にあたって最大の壁といえます。

実務経験のあるエンジニアにおすすめの勉強方法は独学!

応用情報技術者 実務

実務経験のあるエンジニアであれば、独学での学習がおすすめです。

実務経験者の多くは、基本的なITスキルはすでに備わっているため、自分の専門外の知識を補うような学習がメインになります。そのため、全体的な学習をする予備校ではかえって非効率になる可能性があるからです。

ここでは、実務経験者が独学合格をするための、より具体的な勉強方法について解説します。

参考書で幅広い分野の知識を身に着ける

応用情報技術者は出題範囲がとても広く、合格には自分の得意分野以外の知識も必要になります。そのため、参考書を使って、専門外の知識を身に着ける学習をするのがおすすめです。

まずは一通り参考書を確認し、学習が必要な箇所と不必要な箇所を把握するようにしましょう。その後は、得意分野は確認・復習程度にとどめ、自分の専門外の分野や苦手な分野を重点的に学習しましょう。

得意分野の学習は短くできますし、午前試験の対策にもなりますので、効率的に学習をすすめることができます。

問題演習を積んで試験形式に慣れる

問題集や過去問の経験を積み、試験形式に慣れるのも重要です。

午前試験では過去問が50%近く出題されます。多くの演習を積むことで、試験形式に慣れると同時に点数アップにもつながるでしょう。

午後試験は、自分の得意分野や専門分野を重点的に演習を積みましょう。1分野でも満点を取れるぐらいに準備できれば、有利に試験をすすめることができます。

1分野を完璧にしておくことで、試験に対し気持ちに余裕を持って試験にのぞむことができます。また、関連する分野の学習もスムーズに進めることができるためとても効率的です。

例えば、アルゴリズム分野で満点を取れるほど学習ができていれば、関連する分野であるデータベース・組込みシステム開発はスムーズに学習することができるでしょう。プログラミングが得意なら、組込みシステム開発は予備知識が少なくとも問題が解ける場合が多くあります。

基本情報技術者を取得している人におすすめの勉強方法は独学!

応用情報技術者 独学2

基本情報技術者を取得している方も実務経験者と同じく、独学での学習がおすすめです。出題範囲が同じなので、弱い分野の復習と、午後試験の対策を重点的にすれば十分合格が狙えるからです。

ここからは、より具体的な勉強方法について解説します。

参考書で抜けている分野を確認

基本情報技術者を取得している方であれば、ITの基礎知識はお持ちの方が多いでしょう。そのため、参考書を1から全て学習する必要はありません。

まずは一通り参考書のこなし、その後は自分の弱点である分野の復習をメインにすすめるのが効率的です。時間に余裕がある方は、得意な分野の知識を深堀りできれば、さらに有利に試験にのぞめるでしょう。

午後試験の対策に時間をかける

応用情報技術者と基本情報技術者の午後試験は、試験内容がまったく違います。

そのため、午後試験の対策にしっかりと時間をかける必要がありますが、全ての分野を勉強していては時間がいくらあってもたりません。

そのため、あらかじめ自分が受験する分野を絞り、重点的に学習するのがおすすめです。

コツとしては、必要最低数の4分野だけに絞ってしまうと、問題が解答できなかった場合に対応できなくなるので+2分野、計6分野に狙いを絞るとよいでしょう。さらに、関連する分野を選択すれば、より効率的に学習ができます。

問題演習を積んで合格力を身に着ける

基本的な知識が備わってきたら、過去問や問題集を多くこなし、合格力を身に着けましょう。

特に、午後試験は、長文の問題を記述式で解答しなければならず、基本的な知識にくわえて読解力・状況把握能力・文章力などが求められます。いきなり完璧な解答は難しく、演習は必須といえます。

演習を繰り返すことで出題のパターンを把握することができ、自分の弱い部分や、小さなミスの確認にもなります。

午後試験では、知識が完璧でも小さなミスが重なり10点以上を取りこぼすケースもあります。何度も演習を繰り返し、小さなミスを減らすことで合格力が大きく上がるでしょう。

IT初学者や未経験者は基本情報技術者を受けるのがおすすめ!

応用情報技術者 独学3

IT初学者や未経験者の場合は、先に基本情報技術者を取得することをおすすめします。

一見遠回りにも見えますが、両試験は出題範囲が同じで、必要な知識や考え方もあまり変わりません。よって基本情報技術者の勉強は、ほぼ全て応用情報技術者に活用できます。

また、応用情報技術者の午後試験は難問であり対策も必要です。

そのため、初学者や未経験者が応用情報技術者に合格するためには、とても多くの学習が必要になります。

「どうしても近い内に応用情報技術者を取得しなければならない」といった事情がなければ、先に基本情報技術者を取得することで基礎知識をしっかり蓄えて、万全の体制で応用情報技術者にのぞむことをおすすめします。

それでも応用情報技術者を受けたい場合は予備校を活用しよう

しかし、それでも応用情報技術者を受けたいという方もいるでしょう。

1からの学習で応用情報技術者を合格したい方は、予備校の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

予備校では、初学者でも合格できるテキストや、過去問を徹底的に分析した問題集が用意されております。また、学習を効率的にすすめられるよう、サポートもしっかりと整えられています。

特におすすめなのは、スタディングの応用情報技術者講座です。

特徴としては、動画講義はアニメーションを多用しており、とても分かりやすいことがあげられます。またテキスト・過去問・模試をスマホ1つで受講が可能なので、スキマ時間をむだにすることなく学習を進めることができます。

1番気になる料金についても、相場よりリーズナブルなので安心して受講できます。講座の無料体験もできますのでぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。

スタディングの特徴

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応用情報技術者に合格するための3つのコツ

応用情報技術者 4

ここからは応用情報技術者に合格するためのコツを紹介します。

紹介するコツは以下の3つです。

  • 基本情報技術者を持っていない人は午前試験の対策から始める
  • 難関である午後試験の問題演習を積む
  • 完璧は目指さずに6割超の得点力を目指す

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.基本情報技術者を持っていない人は午前試験の対策から始める

基本情報技術者を持っていない方は午前試験の対策からはじめましょう。

応用情報技術者試験は午前は基本問題、午後は応用問題となります。基本問題の方が簡単であることにくわえて、基本知識がなければ、応用問題の解答はほぼ不可能です。

そのため、午前の基本問題から対策を始め、知識をしっかり蓄えた上で午後試験の対策に取り組むようにしましょう。

2.難問の午後試験の問題演習を積む

難問である午後試験に対しては、問題演習を繰り返し経験を積みましょう。

上記でも説明しましたが、基礎知識が十分にあっても午後試験を突破することは容易ではありません。何度も問題演習を積み、試験に必要な対策をしっかり取ってのぞみましょう。

3.完璧は目指さずに6割超の得点力を目指す

応用情報技術者の出題範囲はとても広く、1分野ずつ完璧になるまで学習していては時間がたりません。

また、合格基準は60%以上の正解ですので「得意分野を徹底的にやる」「苦手分野をメインにやる」といった全体で60%以上の正解を出せるよう学習をすすめましょう。

60%以上をほぼ確実に出せるようになった後に、残りの学習をすすめれば、より有利に試験にのぞむことができます。

応用情報技術者は午後試験の対策が重要。自分に合ったテキストや予備校で勉強しよう!

応用情報技術者 6

応用情報技術者の勉強方法について解説しました。

まとめると以下のとおりです。

  • 応用情報技術者試験は午前と午後に分かれる
  • 午前は四肢択一式が80問、午後は高難度の記述式問題が5問
  • 実務経験者、基本情報技術者の取得者は独学がおすすめ
  • IT初学者、未経験者は、先に基本情報技術者の取得がおすすめ
  • それでも応用情報技術を取得したい方は予備校の活用を検討しよう
  • どの受験者も午後試験の対策は必須

実務経験者、基本情報技術者の取得者は、自分にあわせて学習できるため独学がおすすめです。しかしIT初学者・未経験者が、短期で確実に応用情報技術者を取得したい場合は予備校の活用がおすすめです。

下記の記事で、おすすめの予備校を紹介しておりますので、予備校を検討中の方はぜひご覧ください。

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