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建築士試験の対策方法を詳しく解説!役立つ対策講座も合わせて紹介

「建築士を目指しているけどどんな試験なんだろう」
「建築士試験になかなか受からないけどどうすればいい?」
「建築士試験に有効な対策方法はある?」


建築士試験を検討すれば、このような疑問が出てきますよね。

建築士は、公益財団法人建築技術教育普及センターが実施する国家資格です。
建築物の用途や規模、構造によって、「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」に分かれているので、試験の対策方法が異なります。

この記事では、建築士試験対策方法を詳しくご紹介します。

  • 建築士試験の対策方法は?どんな試験か把握することが肝心!
  • 建築士試験の対策方法は?試験区分に合わせて組み立てよう!
  • 建築士試験の心得は?試験前日と当日で対策を確認しよう
  • 建築士試験の有効な対策方法は?講座を利用しよう!

最短で効率よく学習する参考になさってください。

コンテンツ

建築士試験の対策方法は?どんな試験か把握することが肝心!

建築士試験の対策方法は?どんな試験か把握することが肝心!

建築士試験の対策方法の一つとして、まずはどんな試験かを把握することが肝心です。
以下では建築士試験について3つのポイントをお伝えします。

  • 建築士試験の日程は?学科試験と設計製図試験で日程が異なる
  • 建築士試験の概要は?一級・二級・木造の試験区分で構成
  • 建築士試験の難易度はどのくらい?試験区分によって異なる

建築士試験の日程は?学科試験と設計製図試験で日程が異なる

建築士試験には「学科の試験」と「設計製図の試験」があります。

「学科の試験」の合格者だけが「設計製図の試験」を受けることができます。
令和2年以降の「学科の試験」に合格した方は、その後5回(5年目まで)の「設計製図の試験」のうち3回受験することが可能です。

「学科の試験」合格者の「設計製図の試験」の受験の一例
令和4年(1年目)「学科の試験」合格
→「設計製図の試験」受験可(1回目)

令和5年(2年目)「学科の試験」免除
→「設計製図の試験」受験可(2回目)

令和8年(5年目)「学科の試験」免除
→「設計製図の試験」受験可(3回目)

令和9年(6年目)「学科の試験」要受験

令和4年の試験日は以下になります。

資格名試験日
一級建築士学科の試験     
7月24日(日)9:30〜17:55 
設計製図の試験   
10月 9日(日)10:45〜17:30
二級建築士学科の試験     
7月3日(日)9:45〜17:20 
設計製図の試験   
9月11日(日)10:45〜16:00
木造建築士学科の試験     
7月24日(日)9:45〜17:20 
設計製図の試験   
10月9日(日)10:45〜16:00

建築士試験の概要は?一級・二級・木造の試験区分で構成

建築士試験の概要について級ごとにお伝えします。

  • 一級建築士試験の概要
  • 二級建築士試験の概要
  • 木造建築士試験の概要

一級建築士試験の概要

一級建築士の基本情報
全ての構造・規模・用途の建築物について、設計・工事監理を行うことができる資格です。
一級建築士試験に合格し、国土交通大臣が管理する名簿に登録することで国土交通大臣から免許証が交付されます。
受験資格
建築に関する学歴又は資格等により定められています。

・大学・短期大学・高等専門学校、専修学校等において指定科目を修めて卒業した者
・二級建築士
・建築設備士
・その他国土交通大臣が特に認める者(外国大学を卒業した者等)

学歴については、学校の入学年が「平成21年度以降の者」と「平成20年度以前の者」とでは要件が異なるのでご注意ください。

※従来の「実務経験要件」について、令和2年以降に合格した方(既受験者も含む)は、登録時に実務経験を審査することになりました。
出題科目、出題数等
「学科の試験」 四肢択一式 
学科Ⅰ(計画) :20問  
学科Ⅱ(環境・設備):20問  計2時間

学科Ⅲ(法規):30問     1時間45分

学科Ⅳ(構造):30問  
学科Ⅴ(施工):25問     計2時間45分

「設計製図の試験」 設計製図
あらかじめ公表する課題の建築物についての設計図書の作成
1課題 6時間30分

※「設計製図の試験」の課題は、令和4年7月22日(金)頃からホームページで公開。

二級建築士試験の概要

二級建築士の基本情報
比較的小規模の建築物についてのみ、設計・工事監理を行うことができる資格です。

学校、病院、劇場、映画館、観覧場、公会堂、オーディトリアムを有する集会場、百貨店は規模が小さくても設計・工事監理を行うことはできません。

二級建築士試験に合格し、都道府県知事が管理する名簿に登録することで都道府県知事から免許証が交付されます。
受験資格
建築に関する学歴又は資格等に応じて、実務経験要件が定められています。

・大学・短期大学・高等専門学校、高等学校、専修学校、職業訓練校等において、指定科目を修めて卒業した者 
→ 最短0年

・建築設備士 
→ 0年

・その他都道府県知事が特に認める者(外国大学を卒業した者等) 
→ 所定の年数以上

・建築に関する学歴なし 
→ 7年以上

「学歴要件」は学校の入学年が「平成21年度以降の者」と「平成20年度以前の者」とでは要件が異なります。
「実務経験要件」は以下の実務経験期間ごとに要件が異なります。

1.平成20年11月27日以前の建築実務
2.平成20年11月28日から令和2年2月29日までの建築実務
3.令和2年3月1日以降の建築実務

詳しくは公益財団法人建築技術教育普及センターホームページをご覧ください。
出題科目、出題数等
「学科の試験」 五肢択一式 
学科Ⅰ(建築計画) :25問 
学科Ⅱ(建築法規) :25問  計3時間

学科Ⅲ(建築構造):25問 
学科Ⅳ(建築施工):25問  計3時間

「設計製図の試験」 設計製図
あらかじめ公表する課題の建築物についての設計図書の作成
1課題 5時間

※「設計製図の試験」の課題は、令和4年6月8日(水)頃からホームページで公開。

木造建築士試験の概要

木造建築士の基本情報
より小規模な木造建築物についてのみ、設計・工事監理を行うことができる資格です。
木造建築士試験に合格し、都道府県知事が管理する名簿に登録することで都道府県知事から免許証が交付されます。
受験資格
建築に関する学歴又は資格等に応じて、実務経験要件が定められています。

・大学・短期大学・高等専門学校、高等学校、専修学校、職業訓練校等において、指定科目を修めて卒業した者 
→ 最短0年

・建築設備士 
→ 0年

・その他都道府県知事が特に認める者(外国大学を卒業した者等) 
→ 所定の年数以上

・建築に関する学歴なし 
→ 7年以上

「学歴要件」は学校の入学年が「平成21年度以降の者」と「平成20年度以前の者」とでは要件が異なります。
「実務経験要件」は以下の実務経験期間ごとに要件が異なります。

1.平成20年11月27日以前の建築実務
2.平成20年11月28日から令和2年2月29日までの建築実務
3.令和2年3月1日以降の建築実務

詳しくは公益財団法人建築技術教育普及センターホームページをご覧ください。
出題科目、出題数等
「学科の試験」 五肢択一式 
学科Ⅰ(建築計画) :25問 
学科Ⅱ(建築法規) :25問  計3時間

学科Ⅲ(建築構造):25問 
学科Ⅳ(建築施工):25問  計3時間

「設計製図の試験」 設計製図
あらかじめ公表する課題の建築物についての設計図書の作成
1課題 5時間

※「設計製図の試験」の課題は、令和4年6月8日(水)頃からホームページで公開。

建築士試験の難易度はどのくらい?試験区分によって異なる

各級別の直近3年の合格率は以下のようになっています。
一級は概ね10%前後で難関となっています。

令和3年合格者の主な属性については、一級は24才〜26才、建設業で建築設計等の職務に就いている人が多く、学生は少ないです。これに対し、二級と木造は24才以下が約6割で、学生も多くなっています。

一級建築士令和元年令和2年令和3年
学科22.8%20.7%15.2%
設計製図35.2%34.4%35.9%
総合合格率12.0%10.6%9.9%
二級建築士令和元年令和2年令和3年
学科42.0%41.1%41.9%
設計製図46.3%53.1%48.6%
総合合格率22.2%26.4%23.6%
木造建築士令和元年令和2年令和3年
学科56.1%53.0%49.9%
設計製図59.4%72.1%67.7%
総合合格率33.3%37.8%33.0%

建築士の仕事内容については、こちらの記事が参考になります。

建築士試験の対策方法は?試験区分に合わせて組み立てよう!

建築士試験の対策方法は?試験区分に合わせて組み立てよう!

建築士試験の対策方法について、級別対策ポイントとテキストについてご紹介します。

  • 一級建築士試験の対策ポイント
  • 二級建築士試験の対策ポイント
  • 木造建築士試験の対策ポイント
  • どの級にも共通するポイント
  • 建築士試験の対策テキストは?試験区分に応じて学習書を選ぼう

一級建築士試験の対策ポイント

合格基準点は、各科目及び総得点の合格基準点すべてに達している者が合格です。
総得点は毎年変動します。

令和3年の合格基準点は以下のようになっていました。

試験科目合格基準点
学科Ⅰ(計画)10/20点
学科Ⅱ(環境・設備)11/20点
学科Ⅲ(法規)16/30点
学科Ⅳ(構造)16/30点
学科Ⅴ(施工)13/25点
総得点87/125点

学科Ⅰ(計画) 10/20点

令和3年は、建築計画10問、都市計画2問、建築士・作品5問、他3問となっており、新しいキーワードが多く出題されていました。
数値や建物の情報を数多く覚えること、近年の気候変動や災害、国の施策などを意識して覚えることが必要となっています。

暗記の方法としてインターネットで写真を検索して視覚から覚えるのもおすすめです。
建築的な常識で判断する問題や読解力を必要とする問題も出題されます。

学科Ⅱ(環境・設備) 11/20点

令和3年は環境工学11問、建築設備8問、環境・設備融合問題1問が出題されています。

環境工学の問題は、建築物に影響を与える熱や空気などの自然条件についてや、快適な室内環境を計画するための基本的な知識を問う問題が出ます。

計算問題が出題される場合もあるので過去問でしっかりと確認してください。
機器の目的や特徴などの基本的な問題はミスのないように確実に点を取りましょう。

学科Ⅲ(法規) 16/30点

出題傾向は、建築基準法が21問、関係法令が9問程度です。

条文の目的や内容を理解して基礎力をつけましょう。

法令集は試験会場への持ち込みが可能ですので、扱いに慣れておくことが時間の短縮になります。
必ず最新の法令集を使用し、インデックスやアンダーラインで見やすく引きやすくし、勉強の際は法令集を引く癖をつけておきましょう。

使用が認められる法令集には条件がありますので必ず確認し、余計なことは書き込みしないようにしましょう。

学科Ⅳ(構造) 16/30点

構造力学7問、各種構造20問、建築材料3問と例年同じようです。
令和3年の構造力学では、10年以上出題がなかった問題が多く出題されました。

計算問題は6〜7問程度出題されることがあるので、解答できるようになることは大きなメリットです。
過去問で出た解法から引き出せる問題が出題されるので、公式等を覚えて数多く問題を解き、繰り返し学習してください。

学科Ⅴ(施工) 13/25点

施工計画他・工事管理4問、各部工事20問、請負工事1問と例年同じようです。

初めに全体のイメージを掴みましょう。
工事の全体、個々の工事の流れ、進め方などを大きく捉えることが大事です。
細かい部分から学習するのは避けてください。

実務経験のない初受験の方は、実際に建築現場に行くかインターネットでの画像を見ることをおすすめします。
見るのと見ていないのとでは大きな違いがあります。
また、難しい専門用語は用語集を用いて正しく理解しましょう。

「設計製図の試験」

採点結果のランクは4段階になっており、「ランクⅠ」が合格です。

ランクⅠ「知識及び技能」を有するもの
ランクⅡ「知識及び技能」が不足しているもの
ランクⅢ「知識及び技能」が著しく不足しているもの
ランクⅣ設計条件及び要求図書に対する重大な不適合に該当するもの

あらかじめ発表される設計製図課題に基づいて、図面や記述を完成させる試験です。
設計条件の詳細は試験当日まで分からないので、課題から考えられるあらゆるパターンを準備する必要があります。

二級建築士試験の対策ポイント

合格基準点は、各科目及び総得点の合格基準点すべてに達している者が合格です。
基準点については、各科目とも13点、総得点60点が原則ですが、令和3年は学科Ⅰの基準点の補正が行われています。

令和3年の合格基準点は以下のようになっていました。

試験科目合格基準点
学科Ⅰ(建築計画)14/25点
学科Ⅱ(建築法規)13/25点
学科Ⅲ(建築構造)13/25点
学科Ⅳ(建築施工)13/25点
総得点60/100点

学科Ⅰ(建築計画) 14/25点

出題傾向は、建築史2問、計画原論8問、計画各論8問、建築設備7問程度と例年同じようです。

過去問を解くことが重要になりますが、間違っている選択肢の一つ一つをどのように文言を変えれば正しくなるかなど、細かく理解していきましょう。

学科Ⅱ(建築法規) 13/25点

出題傾向は、建築基準法が20問、関係法令が5問程度と例年同じようです。
法令集の引き方に慣れるために他の科目より早く学習を始めてください。
引き方に慣れ、過去問をひたすら解くことで高得点が狙えます。

一級にも記載しましたが、必ず最新の法令集を使用し、インデックスやアンダーラインで見やすく引きやすくしましょう。
また、法令だけではなく、計算問題も出題されます。

学科Ⅲ(建築構造) 13/25点

出題傾向は、構造力学6問、一般構造13問、建築材料6問程度と例年同じようです。
構造力学の計算問題は5問程度出題されています。
基礎や過去問を理解しておけば解ける問題なので、必ず得点を取りましょう。

建築材料や一般構造は基本的に暗記になります。
丸暗記するのではなく、なぜそうなるのかを理解するようにしてください。

学科Ⅳ(建築施工) 13/25点

出題傾向は、契約・計画・管理が5問、各部工事が18問、その他が2問と例年同じようです。

基本的には暗記をし、過去問を解くことが大事ですが、近年は新しい問題が出題される傾向にあります。
基礎はもちろん応用的な問題も理解しておく必要があります。
また、難しい専門用語は用語集を用いて正しく理解しましょう。

「設計製図の試験」

合格基準は一級建築士と同様です。

模範解答をトレースし、描き慣れましょう。
ただし、エスキスをまとめることができないと図面が描けません。
エスキスをいかに速くまとめられるかが合格につながります。

製図を本格的に学んだことのない方は、エスキスの独学は難しいかもしれません。
通信講座であれば、課題内容の解説やエスキスのまとめ方を学習でき、添削もあるので効率的に身につけられるでしょう。

木造建築士試験の対策ポイント

合格基準点は、各科目及び総得点の合格基準点すべてに達している者が合格です。
基準点について、各科目とも13点、総得点60点が原則ですが、令和3年は学科Ⅲ及び総得点の基準点の補正が行われています。

令和3年の合格基準点は以下のようになっていました。

試験科目合格基準点
学科Ⅰ(建築計画)13/25点
学科Ⅱ(建築法規)13/25点
学科Ⅲ(建築構造)12/25点
学科Ⅳ(建築施工)13/25点
総得点59/100点

二級建築士と共通しているところが多いので、対策ポイントは基本的には二級と同様ですが、木造独特の出題があります。

二級建築士と比べ難易度が低めとはいえ、扱える建物が木造だけなので大工向きの資格です。
建築設計の仕事をしたいと考えているなら二級建築士を受けましょう。

どの級にも共通するポイント

以下のポイントはどの級にも共通しており、とても重要です。

取れる点は確実に取ること、苦手な科目を1点でも多く取ることを心がけることで、必ず合格に近づきます。

  • 法規は高得点が狙えるので確実にとること
  • 力学や法規、計算問題などの苦手科目をなくすこと
  • 過去問を繰り返ししっかりやること
  • 実際に建築現場に行き、イメージを掴むこと

建築士試験の対策テキストは?試験区分に応じて学習書を選ぼう

結論から言いますと、建築士試験に教科書のようなテキストは基本的には不要です。
なぜならほとんどの方が専門学校や大学で建築を勉強してきているからです。

基本的な用語や知識はすでに身につけているはずです。
過去問などの問題集を解くことに力を注ぎ、解説を読んでもわからない、やっぱり基礎が身についていないなどの必要なときに買いましょう。

重要なのは過去問です。

実績のある大手資格講座から出版しているものが良いでしょう。
必ず書店へ足を運び、自分に合うかや使いやすいかどうかを確認してください。

大手資格講座から出版している過去問は主に7年分ですが、7年分では足りません。
また、大手資格講座でもらえる過去問では、受講している人が皆やっているため他者と差がつきません。

資格取得済みの経験者の話では過去12年〜15年前もやるとさらに良いということや、建築資格研究会というサイトでは、過去20年分の学習で100点超えが可能と分析しています。

いずれにせよ、Amazonやメルカリ等で古い過去問も手に入れ、徹底的に過去問をやることが重要です。

1級建築士試験用テキスト

大手資格講座から出版しているものは主に3つです。

日建学院1級建築士分野別厳選問題500+125 令和4年度版
1級建築士要点整理と項目別ポイント問題 令和4年度版
1級建築士過去問題集チャレンジ7 令和4年度版
1級建築士設計製図試験課題対策集 令和3年度版
基本建築基準法関係法令集 令和4年度版
建築基準法関係法令集 令和4年度版
総合資格学院令和4年版 建築関係法令集法令編 B5
令和4年版 建築関係法令集法令編S A5
令和4年版 建築関係法令集告示編
令和4年版 1級建築士試験学科ポイント整理と確認問題
令和4年版 1級建築士試験学科厳選問題集500+125
令和4年版 1級建築士試験学科過去問セレクト7NOW&NEXT
※人気が高かった「1級建築士試験過去問スーパー7」は販売中止となり、「1級建築士試験過去問セレクト7NOW&NEXT」にリニューアルされています。
※「1級建築士試験過去問セレクト7NOW&NEXT」は、試験がマークシート方式であるのに記述式の問題や記述添削サービスがある点、過去厳選問題と新傾向問題があり「厳選問題集500+125」と類似している点にご注意ください。
TAC2022年度版一級建築士本試験TAC完全解説 学科+設計製図
2022年度版建築基準関係法令集

2級建築士試験用テキスト

大手資格講座から出版しているものは主に3つです。

日建学院2級建築士分野別厳選問題500+100 令和4年度版
2級建築士要点整理と項目別ポイント問題 令和4年度版
2級建築士過去問題集チャレンジ7 令和4年度版
2級建築士設計製図試験課題対策集 令和3年度版
基本建築基準法関係法令集 令和4年度版
建築基準法関係法令集 令和4年度版
総合資格学院令和4年版 建築関係法令集法令編 B5
令和4年版 建築関係法令集法令編S A5
令和4年版 建築関係法令集告示編
令和4年版 2級建築士試験学科ポイント整理と確認問題
令和4年版 2級建築士試験学科過去問セレクト7NOW&NEXT
令和4年版 2級建築士試験学科厳選問題集500+100
令和3年版 2級建築士試験設計製図課題集
令和4年版 2級建築士試験設計製図テキスト
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TAC2022年度版二級建築士本試験TAC完全解説 学科+設計製図
2022年度版建築基準関係法令集

木造建築士用テキスト

木造建築士用のテキストはとても数が少ないです。
木造建築士資格研修テキスト 令和4年版

建築士試験のおすすめテキストについては、こちらの記事が参考になります。

建築士試験の心得は?試験前日と当日で対策を確認しよう

建築士試験の心得は?試験前日と当日で対策を確認しよう

以下では試験前日までと試験当日の心得についてお伝えします。

  • 試験前日までの心得対策
  • 試験当日の心得対策

試験前日までの心得対策

試験前日までの心得対策 勉強編

  • 過去問を徹底的にやりましょう。
    何度もお伝えしますが、過去問の攻略が非常に重要です。
  • 苦手科目を減らしましょう。
    苦手科目は他者も苦手としているので、そこを狙いしっかり点を取れるようにしてください。
  • 試験本番の時間に合わせてリハーサルをしておきましょう。
    時間配分、解く順番、難問への対処法を確認をし、本番をイメージしましょう。
  • スキマ時間を使って復習しましょう。
    不正解だった問題を繰り返し、クリアしておくことが1点でも多く取ることに繋がります。
  • 新しいことは始めない。
    新しいことを始めると焦るだけでメリットはありません。
  • 最後まで諦めない!
    諦めたら、そこで終わりです。

試験前日までの心得対策 準備編

  • 試験会場を確認しましょう。
    できれば下見に行き、雰囲気を経験しておくことで当日落ち着きます。
  • 天気や気温の確認をしましょう。 
    気温の変化は、体調はもちろん集中力に影響します。
  • 持ち物を確認しましょう。
    必ず持って行かなければならない物の他に、防寒着(会場が寒いとき用)、タオル(雨用)、クッション(長時間座る用)、小腹用食べ物(チョコ・ゼリードリンク・パンなど)、常備薬があると安心です。
  • 昼食を考えておきましょう。
    会場近くのコンビニは大変混雑するので避けてください。
  • 着る服を揃えておきましょう。
    当日選ぶことは焦りに繋がります。
  • 体調を整えましょう。
    あっさりめの夕食、ゆっくりお風呂に入る、早めに寝るなどのリラックスを心がけてください。

試験当日の心得対策

  • 早めに起きましょう。
    消化のよい朝食を取りましょう。
  • 時間に余裕を持って家を出ましょう。
    交通機関に乱れが出る、入口の門から教室まで距離がある、小さめの駅で人が大勢で思うように進めないなど、予想外なことが発生する場合があります。
  • 1時間前には席につけるように心掛けましょう。
    周りの状況や雰囲気に慣れ、落ち着きを取り戻しておきましょう。
  • 周りを気にしない。
    他人は優秀そうに見えますが、見えるだけです。
  • 学科試験がすべて終わるまで答え合わせをしない。
    間違っていることがわかると、後の試験に響きます。
  • 最後まで諦めない!
    決して諦めないでください。

建築士試験の有効な対策方法は?講座を利用しよう!

建築士試験の有効な対策方法は?講座を利用しよう!

独学では不安という方は講座を利用しましょう。
以下では3つの講座をご紹介します。

  • スタディング
  • TAC
  • 日建学院

リーズナブルな料金設定の「スタディング」

スタディングがリーズナブルな理由は、一般的な資格学校や通信講座でかかっていた「合格に関係ない事にかかるコスト」を極限まで削減し、ITを活用したシステムを開発したことによります。

こんな方におすすめです。

  • 忙しくて時間が取れない
  • スクールに通う時間もお金もない
  • 短期集中で学習したい
  • 製図を早く描けるようになりたい

スマートフォン・PC・タブレットによるオンライン受講なので、紙のテキストはありません。
スマートフォンがあればいつでもどこでも学習できます。

学科は、「最短で試験に合格するため」に考え抜かれたカリキュラムになっています。
製図は、「手で描く」前の「頭で描く」段階での、速く描く基本の型や手順を学習します。

1級建築士学科・製図総合コース[2022+2023年合格目標] 一括99,000円(分割あり)
2級建築士試験の講座はありません。

コース名1級建築士学科・製図総合コース
税込み価格99,000円
受講形式オンライン
教育給付金制度2022年10月31日まで
特典や割引調査中
受講者の合格率
公式サイトスタディング公式

通学講座とWeb講座が選べる「TAC」

TACでは、自分に合った学習形態が選べます。

こんな方におすすめです。

教室講座 (通学:全科目をひとりの講師が担当する担任制で、生講義を受講)
・学習スケジュールを自分で決めるのが苦手
・その場で質問したい
・仲間が欲しい
ビデオブース[個別DVD]講座 (通学:静かな専用ブースで学習)
・学習のペースは自分で調整したい
・自宅だと集中できない
・自宅や会社に近い校舎で勉強したい
Web通信講座 (いつでもどこでもオンライン学習)
・通勤や通学、家事の合間のスキマ時間を使いたい
・学習ペースを自分で調整したい
・オンラインだけで学習したい
二級本科生限定 DVD通信講座 (インターネット不要)
・インターネット環境が整っていない
・講義映像を手元に残したい
・自分のペースでじっくり学習したい

必ずこの3形態があるわけではなく、コースによって異なります。

一級建築士をめざす方には9コースあり、受講料は25,000円〜400,000円(税・教材費込)です。
二級建築士をめざす方には7コースあり、受講料は35,000円〜300,000円(税・教材費込)です。

映像学習が特徴の「日建学院」

日建学院「映像学習」にこだわりを持っています。
生講義にありがちな、講師のレベルやその日の調子といった質の低下や、時間配分間違いなどがありません。
解説だけではなくCGやアニメーションなどを多様しているので、頭に入りやすくなっています。

受講形態は以下のようになっています。

通学
・教室型 教室で仲間と学習を進めます。
・個別型 個別ブースで自分で通学する日時を決めて学習をします。
自宅
・通信型 教材で学習します。
・Web型 教室型と同様の講義をインターネットで受講します。

1級建築士をめざす方には14コース(模試試験を含む)あり、5,500円〜869,000円(税込)です。
2級建築士をめざす方には14コース(模試試験を含む)あり、5,500円〜682,000円(税込)です。

建築士試験は難関の国家資格!対策講座を利用して合格率を上げよう!

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この記事のまとめ

  • 建築士試験の概要
  • 試験の対策ポイント
  • 建築士試験に必要なのは過去問
  • 試験前日までと試験当日の心得
  • 不安な方は講座を利用しよう

建築士試験は難関資格ですので長期戦になります。

少々値が張りますが、対策講座を利用して少しでも合格に近づけるようにするのも手段かもしれません。
学科のみや設計製図のみのコース、学科と設計製図両方のコース、力学のみのコースなど種類は様々です。

自分に合ったコースや受講形態で効率よく学習し、合格を勝ち取りましょう。