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建築士の年収って低い?年代別や男性・女性の平均から年収アップの方法など詳しく解説!

建築士

建築士の仕事内容は建物の設計図面を引く設計と、現場での作業員の指揮・監督する施工に分かれます。求められるスキルが高い分、業界でも常に需要が高い人材と言えます。

ただ、実際に建築士を目指す上で以下の疑問が出てくるかと思います。

「建築士って年収はどれくらい貰えるのか?」
「年代や性別で収入に差があるの?」
「建築士として働いているが、さらに収入を上げるには?」
「建築士のなり方は?」
「目指す上で気をつけるべきことは?」

今回はこういった点が気になる、建築士に興味があるまたは検討中の方に向けて以下の項目を解説していきます

  • 貰える年収の見込み
  • 年収UPの為の具体的な方法
  • 建築士のなり方
  • 受験資格と試験概要

資格取得に向けて、ぜひ参考にしてみてください。

コンテンツ

建築士の年収はどれくらい?全体の平均は700万円前後!

建築士 画像

「建築士はいくらもらっているのか?」

仕事に就く上で、やりがいも大事ですが収入面も疎かにできません。業務内容に見合った報酬があることで、より安定して働くことができます。

厚生労働省の令和2年度賃金構造基本統計調査によると建築士の場合、40代前半で平均年収は600万〜700万と言われています。

そこで、ここからは以下の3点を解説したいと思います。

  • 男性建築士の年収はどれくらいか?
  • 女性建築士の年収はどれくらいか?
  • 年代別で年収に差があるのか?

男性建築士の年収はどれくらい?平均約720万円!

男性建築士の場合、40代中盤で年収の平均が720万程度になります。

ただ、条件としては勤続年数が14-5年で1級建築士ないし、S/RC構造の建築設計業務がある方が前提です。上記の点を踏まえると、転職による年収UPよりもキャリアを着実に積み重ねた先に年収700万という数字があると考えるのが妥当です。

女性建築士の年収はどれくらい?平均約600万円!

次に女性建築士の場合、40代前後、勤続年数が8-10年程度で平均600万となります。

こちらも男性同様、1級建築士であることやS/RC構造の建築設計業務がある方などの条件があります。また、男性と100万の差がある理由ですが女性の場合、妊娠などで産休などに入り、実務年数の面で男性より少なくなるからです。

ただ、これはあくまで平均の話になるので、女性でも有資格者でキャリアを積めば、平均以上の額を貰うことも可能です。

年代別の年収はどれくらい?20代は約550万円!

ここまでは男女間での平均年収について説明しました。ここからは年代別での平均年収について説明していこうと思います。

まずは、2019年賃金構造基本統計調査における1級建築士の年代別の年収を見てみましょう。

年齢年収額
25~29歳559万9,200円
30~34歳797万5,700円
35~39歳755万3,200円
40~44歳826万7,200円
45~49歳782万3,200円
50~54歳742万9,200円
55~59歳801万9,700円
60~64歳632万4,800円

この表を見ると、20代でも年収としては550万程度を貰うことは可能です。ただし、これは1級建築士の場合なので20代でこの年収をもらっているのは一部の人となります。

他の職種と比べると低い?かなり高い部類!

お金天秤

ここまで建築士の平均年収を見てきましたが、他の職種と比べるとどうでしょうか?結論から言うと、高い部類に入ります。

まず、令和2年分の民間給与実態調査統計によれば、日本人の平均年収は430万程度と言われています。これに対して、前述の通り1級建築士の平均年収は600万~700万なので年収としては高い部類になります。

また、2級建築士の場合でも年収は350〜500万とバラツキはありますが、平均年収程度は保証される見込みは十分にあります。

建築士で年収2000万は可能?年収1億の可能性も

札束

まず、建築士1本で年収1000万を目指すことは可能です。しかし、2000万となると厳しいです。
そもそも、年収2000万の人は日本国内で25万人程度しかおらず、200人に1人の割合と少数派になります。

「じゃあ、建築士で2000万目指すのは無理なの?」

そうではありません。具体的な計画を立てれば十分に達成できます。

あくまで一例ですが、以下のようなキャリアスケジュールが考えられます。

キャリアスケジュール例

<1>大手ゼネコンでキャリアを積む(年収1000万程度)
・1級建築士と管理建築士を取得し、大規模工事(公共事業など)のマネジメントに関わりましょう。十分に実績を積んだら以降は<2>〜<4>を目指しましょう。

<2>大手建設コンサルタントで社長になる
・年収2000万を目指すのであれば社長になるのが1つの指標となります。ただ、社長の椅子は1社につき1つなので狭き門となります。その場合は、リスクはありますが自身で企業してオーナー社長になるという選択肢もあります。

<3> 独立、フリーランス等
・年収にバラツキはありますが、フリーランスで成功すれば年収2000万の達成も可能です。利益の分配も自身の裁量で決めることができますが、業務量や責任も自分の集中するのでハイリスク・ハイリターンになります。

<4>外資大手系で活動
・欧米の建設エンジニアリング企業では、エンジニアやマネージャーになると年収2000万も超えることが可能です。ただ、待遇に見合ったスキルや英語力、学位などが必要です。

上記のキャリアプランを積み上げれば、年収2000万はもちろん生涯年収1億円も目指すことも可能です。

建築士の年収を上げたい!主な方法は4パターン

お金 積み上げ

建築士として具体的に年収を上げていくには以下のような方法があります。

  • 職場を変える
  • 関連する資格を取得する
  • より条件の良いエリアで働く
  • 独立してフリーランスで活躍する

どれも一朝一夕で為せることではありませんが、しっかりと日々の積み重ねを継続できれば不可能ではありません。

早速、見ていきましょう。

①職場によって年収は変わる!高収入な職場の探し方

まず、一番手っ取り早いのが職場を変えることです。具体的には大手ゼネコン(社員数1000人以上)の職場で経験を積むという方法があります。

大手ゼネコンだと1事業あたりの単価が高いので、年収は高くなる傾向があります。また、資格取得の支援制度や資格手当などもあるのも大手の特徴です。

具体的な職場の探し方としては転職サイトを利用するのが早いです。ざっとではありますが、年収の相場が400〜600万程度のラインを維持しています。

②資格の有無で年収は変わる!関連する資格をチェック

次に建築士の場合は、有資格=見合ったキャリアを積んでいると見なされるので年収も高くなります。

年収UPに直結する資格としては以下のものがあります。

  • 1級建築士:国土交通大臣の免許で、建築物にかかわる設計、工事監理等が可能
  • 2級建築士:都道府県知事の免許で、建築物にかかわる設計、工事監理等をが可能
  • 木造建築士:都道府県知事の免許で、木造の建築物に関して設計、工事監理が可能
  • 管理建築士:建築事務所に所属している建築士や技術者、そして監督の業務管理 ※業務の兼任は不可

いづれも資格取得の難易度は高いですが、取得すれば確実な年収UPが見込めるのでぜひ取得したいです。

③地域によって年収は変わる!地域別相場をチェック

建築士に限らず年収は地域によって変わることもあります。あくまで、目安ですが地域別の相場は以下になります。

地域別 年収例

・北海道/東北 468
・関東 512
・東海 494
・関西 490
・甲信越/北陸 476
・四国 452
・中国 454
・沖縄/九州 458
引用:一級建築士関連の仕事の平均年収は524万円/平均時給は991円!給料ナビで詳しく紹介|求人ボックス

年収ベースで見ると関東以外ではそこまで大きな差はありません。理由としては人材市場的に全国的で需要が高く、希少だからです。その為、どの企業でも獲得する為にある程度の年収を提示する必要があるのです。

④独立しているかでも年収は変わる!すべきかどうか見極めよう

最後に独立していると年収はピンキリになります。それこそ、場合によっては年収2000万以上も狙うことも可能です。

ただ、独立する際には下記のメリットとデメリットを比較して考えましょう。

メリット/デメリット

・売り上げに対する利益分配の裁量が自分にある
・スキルやキャリアがあれば安定した受注が可能
・業務量や責任が全て自分にある
・企業勤めのような安定した収入が見込めない

大手ゼネコンでキャリアを積んだ際に独立という選択肢も出てきますが、事前にそのメリットやデメリットに対する検討は十分にしましょう。

建築士が転職するコツ!年収アップに向けた転職活動をしよう

年収アップ

ここでは、建築士が年収アップに向けた転職をするときのコツをお伝えします。企業選び、自己アピールの際に参考にしてみてください。

企業選びのコツは?福利厚生制度で見極めよう

年収の高い企業を目指すのも良いですが、企業の福利厚生で年間の手取り額を上げるのも有効です。福利厚生には、法律で義務付けられている「法定福利厚生」と、企業が独自に導入している「法定外福利厚生」があります。

  • 法定福利厚生:健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、介護保険
  • 法定外福利厚生:住宅・通勤手当、慶弔・災害手当、自己啓発補助、財産形成制度など

企業の業績や景気の悪化でたとえ年収が下がってしまったとしても、通勤費や住宅手当などの福利厚生によって必要になる出費を抑えて手元に残る金額を増やすことができます。法定外福利厚生は、企業によってかなり差があるので、あらかじめ企業情報を調べたり面接で質問したりして確認してみてください。

自己アピールのコツは?スキルや実績を示す資料を用意しよう

希望の転職先に採用されるためには、自分の価値を高く見てもらうことが必要です。

特に建築士の中途採用では実務経験とスキルが重視されます。「資格を持っている」「何年間建築士で働いてきた」という事実だけでなく、「具体的にどのような実務経験とスキルを持っているか」を資料を作成してわかりやすくアピールすると良いでしょう。

建築士としての評価ポイントは、主にCADを利用した2D・3Dの図面作成や、手書きでの設計図を作成するスキルです。また、最近では建築に関する営業や、建築に関する都市コンサルタントも実務経験に認められるようになっているので、転職先で利用できそうな経験やスキルは余すところなく伝えてください。

加えて、より専門性が高く、幅広い知識を持った建築士としてアピールするために、宅地建物取引士や電気工事施工管理技士などの関連資格を取得することもおすすめです。

建築士としてのライフキャリアを考えよう!年収を踏まえた人生設計

人生設計

建築士としてのライフキャリアを考えていくにあたって、やりがい、年収を踏まえたライフプランの立て方、建築士になるまでの流れをお伝えします。

建築士としてのやりがいは?竣工時の喜びは格別

建築士としてのやりがいは、何と言っても竣工時の喜びです。1から建物をデザインし、長い工程を経て建物が無事に完成したときには、大きな感動とともに達成感を得ることができます。

さらに、完成した建物は、短くても数十年、長ければ何百年という年月その土地に残り続けて利用されることが可能です。場合によっては自分が死んだ後も人々に愛されるものを作り出せる建築士のやりがいはとても大きいと言えます。

建築士の年収はどう上がっていく?ライフプランの立て方

建築士の年収は具体的にどう上げていけばいいのでしょうか。建築士の仕事内容を徹底調査!資格・収入・なり方を紹介!では、建築士として収入を上げるために必要な資格と仕事内容をお伝えしています。ぜひ、合わせてご覧ください。

建築士になるまでの流れは?入学から就職まで解説!

建築士として高収入を目指すには、やはり一級建築士は外せない資格です。

一級建築士を目指せるおすすめ大学は?人気ランキングから選び方のポイントまで紹介!では、一級建築士を目指しやすい大学を合格者数、所在地、偏差値まで詳しくご紹介しています。ぜひ、合わせてご覧ください。

一級建築士になる方法は?試験概要を紹介!

勉強する男性

「結局、一級建築士になるにはどうすれば良いの?」
「受験するには何か条件あるの?」
「試験ってどういうものなの?」

最後にこの部分を解説してきたいと思います。
まず、一級建築士になるには以下の条件を満たしている必要があります。

1級建築士 受験条件

■高校卒業から目指す場合
→高校卒業後、7年間の実務経験を経て2級建築士を取得。その後、4年の実務経験を積んで、1級建築士の受験資格を得られます。また、建築の指定科目が学べる工業高校の場合、2級建築士の受験資格は実務経験で3年になります。

■四年制建築系大学から目指す場合
→四年制大学の建築学科を卒業後、実務経験なしで二級建築士を受験。その後、4年の実務経験を積めば受験可能
※但し、四年制大学の建築学科を卒業後、2年の実務経験でも受験が可能。その為、2級建築士を取得する必要はありません。

■建築系の短期大学から目指す場合
→短期大学の建築学科を卒業後、3~4年の実務経験で一級建築士が受験可能。
※3年制or2年制短期大学で実務経験の年数が変わるので注意しましょう。

上記のいづれかの条件を満たしていてば、1級建築士の受験が可能となります。いくつかルートはありますが、最短で資格取得するのであれば建築系大学から目指すのが良いです。

次に試験の概要は以下になります。

試験概要 ※令和3年度を元に作成

■申し込み受付期間:令和4月1日 午前10時~4月15日午後4時
※原則はインターネットによる申し込みですが、困難な場合は公益財団法人建築技術教育普及センター本部まで問い合わせをしましょう

■試験日程 学科試験 7/11  製図試験 10/10
→試験は「学科の試験」と「設計製図の試験」の2つになります。ただ、「設計製図の試験」については「学科の試験」に合格した方のみ受験可能となります。

■出題科目、出題数
・四肢択一式  学科I(計画) 20問 学科II(環境・設備) 20問 学科III(法規) 30問 学科IV(構造) 30問 学科V(施工) 25問 
・設計製図 1課題 

上記はあくまで昨年度のものをベースに作成しているので、今年の詳細については公式HPを参照しましょう。

まとめ 建築士の平均年収は約700万!さらなる高収入も狙える仕事!

ジャンプする女性

最後に今回の記事をまとめをおさらいしましょう

  • 建築士は他の業種と比べても高収入
  • 高収入を得るにはスキルや資格を身につけることが必須
  • キャリアを積めば、年収2000万も実現可能
  • 1級建築士になるには一定の条件を満たす必要がある

今回の記事を参考にして、建築士としてのキャリアアップを目指しましょう!

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