社会福祉士のお仕事に興味があるけど、お仕事内容や実際の年収がいくらなのか気になりますよね。
福祉分野でお仕事をしてみたいけど、気になる社会福祉士は自分でもできる仕事なのか不安。挑戦するからにはしっかり仕事内容を把握して挑戦したいものです。
そこで当記事では、社会福祉士を検討しているあなたに安心して働けるように仕事や年収について以下のように解説していきます。
- 社会福祉士の年収は?平均年収は約320万!
- 社会福祉士で高収入を目指すには?公務員になると高年収を見込める!
- 社会福祉士の年収「中央値」はどれくらい?約450万が目安
- そもそも社会福祉士とは?仕事内容を知っておこう
- 社会福祉士の費用対効果は?社会人での取得はモチベーションがないと厳しい
- 社会福祉士の今後はどうなる?需要はおそらく高まっていく
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社会福祉士の年収は?平均年収は約320万!
あまり知られていない社会福祉士の気になる社会福祉士の平均年収はいくらなのでしょうか。平均年収は約320万円です。月給で計算すると27万円ほど。初任給は約19万円が相場になります。
日本の平均年収と比べると?やや低い傾向
日本の平均年収は正社員で436万円です。そのため、それと比較すると若干低めです。とはいえ、社会福祉法人や医療法人の職員として採用されるため安定した収入を得られます。また、勤労年数や経験数に応じて昇給や手当も貰えますので、メリットと言えるでしょう。
したがって、最初は300万円ほどでも、5、10年後には400万、500万と年収が上がっていく可能性が大きくあります。
福祉分野の平均年収と比べると?やや高い傾向
社会福祉士は介護福祉、障害福祉サービスなど多岐に渡るので、幅広い業務を担えます。そのため、福祉分野全体で見ると高めの年収です。
福祉分野の年収と比較した場合には、次の関係性になります。
ケースワーカー>社会福祉士>ケアマネージャー>=介護事務、介護福祉
介護系の職業よりは年収は高めとイメージすると良いでしょう。
年収が高い福祉分野の仕事は?ケースワーカーなど
年収の高い福祉分野の仕事にはケースワーカーや作業療法士などが挙げられます。
- ケースワーカー 年収…約460万円
- ケースワーカーは主に地方公務員として福祉事務所などで働いていることが多いです。
仕事内容は生活保護に関することがメインですが、病気や精神的なことで日常生活を送る上で困っている方の相談に乗り、関係機関と連携して必要な援助を行います。
ケースワーカーになるには社会福祉主事の任用資格を取得する必要です。しかし、社会福祉士や精神保健福祉士の資格を取得していれば、社会福祉主事の任用資格を取得していることになります。
また、役所で働くことが多いため、多くの場合は地方公務員の試験を受験、合格しています。
- 作業療法士 年収…約450万円
- 作業療法士はリハビリに関係する仕事の1つで、日常生活を送る上で困難が起こらないように、治療や指導、援助を行う仕事です。
対象者に対し、体のケアだけでなく心のケアをすることも重要な仕事であると言えます。
作業療法士になるためには、国家試験に合格する必要があります。
社会福祉士同様に国家資格であり、多岐に渡る相談業務を仕事とする職業が年収が高くなる傾向があります。
ケースワーカーは社会福祉士の資格を取得していれば就くことができる職種なので、目指してみるのもいいかもしれません。
社会福祉士で高収入を目指すには?公務員になると高年収を見込める!
さて、社会福祉士で高収入を目指すことはできるのでしょうか。答えは、YESです。勤労年数や経験で十分に年収を上げることができます。
ではその理由について、それぞれ確認していきましょう。
社会福祉士で年収500万や600万は可能?勤続年数によって給料が上がる!
社会福祉士としてどのように年収が推移するのか、年齢別で確認していきましょう。
年代 | 平均年収 |
---|---|
20代 | 約330万円 |
30代 | 約370万円 |
40代 | 約520万円 |
上記のように年収を手に入れることができます。40代になると管理職となり、マネジメントや後輩指導にあたることができるので、その分の手当てをもらえる想定です。
よって40代や50代で500万円や600万ほどの年収は得られる可能性は大きくあります。
社会福祉士で年収1000万は可能?社会福祉士だけでは厳しい
40代、50代で最大で600万ほどの年収を得ることは可能です。しかし、社会福祉士という枠でそれ以上の年収を望むことはなかなか難しいのが現実。
とはいえ、病院の幹部クラスや経営者として働くとなれば、年収1,000万円クラスも夢ではありません。社会福祉士に加えて経営知識をつけていくことで、いずれは高年収を目指せるでしょう。
大学生必見!ダブルライセンスで年収アップを目指そう
社会福祉士として年収を上げるためには、社会福祉士に関連する資格を取得するのも1つの方法です。就職前に資格を取得しておくと、働き始めたときに待遇がよくなることもあります。
ではどのような資格を取得しておいたほうがよいのでしょうか。
精神保健福祉士
精神保健福祉士とは精神的な事柄で障害や病気になってしまった方たちの日常生活や社会復帰をサポートする職業です。医療機関や障害者福祉移設、行政施設などさまざまな場所で働くことができます。
社会福祉士の資格を取得している場合、精神福祉士の国家試験の共通科目が免除されます。そのため、社会福祉士を取得していれば比較的取得しやすい資格です。
社会福祉士は幅広い方々を支援しますが、その中には精神疾患を患っている方も多くいらっしゃいます。そのため、社会福祉士として働く上で精神疾患や精神障害について身に付けておけば、より幅広い支援をすることが可能です。
ファイナンシャルプランナー2級
一見社会福祉士の仕事に全く関係ないようですが、この資格を取得していると社会福祉士としての就活で大きなアピールポイントとなります。
社会福祉士は高齢者や障害者、低収入の方など生活するうえで困難な方々の相談に乗り、適切な指導を行います。ファイナンシャルプランナーは経済面からライフプランを作成する資格です。この両方を合わせることで支援が必要な方たちによりよいアドバイスを行うことができるようになります。
ファイナンシャルプランナーの資格取得は簡単ではありませんが、挑戦してみてはいかがでしょうか。
年収の中央値はどれくらい?約450万が目安
多くの社会福祉士の年収は450万ほどです。年齢や業務範囲によって年収は大きく変わってきますが、多くの福祉士が年収450万円の水準になっています。また、男女比で比較すると、次の通りです。
性別 | 平均年収 |
---|---|
男性 | 約500万円 |
女性 | 約400万円 |
男性の方が平均年収は高いようです。これは管理職に就く割合は男性が多いのが影響しているかもしれません。
そもそも社会福祉士とは?仕事内容を知っておこう
そもそも気になる社会福祉士とはどんなお仕事なのでしょうか。興味はあるけれども、なかなかわからないところもあるはず。ここではその仕事内容をご紹介していきます。
社会福祉士とは、身体上や精神的な理由で仕事あるいは日常生活で支障がある方々を対象に、相談や福祉サービスを行っていくお仕事です。
ソーシャルワーカーとも呼ばれ、まずはカウンセリングの形で相談者から相談を受け、その内容に応じて各関係と連携を取って問題解決に働きかけます。相談内容は、保険や医療、高齢者、障害者支援、生活保護など多岐にわたります。
特に社会福祉士として重要なお仕事は各関係機関との連携です。相談の問題解決になるように関係者と連絡を取って解決策を導いていきます。
社会福祉士と関連資格の違いって?福祉に特化した専門資格
社会福祉士は、社会や医療に関する相談援助を行うための専門家と位置付けられており、社会的にもとても信用性の高い資格です。
資格がなくても活動はできますが、社会福祉士と名乗ることはできません。名称独占として認められている資格なのです。
- 社会福祉士以外にも、以下の関連資格がありますので、確認していきましょう。
- 介護福祉士・・・介護サービスを提供するための専門家。
- 精神保健福祉士・・・精神障害者への支援やサービスを提供する専門家
社会福祉士はどこで働く?職場による違いをチェック
主な社会福祉士としての職場は以下の通りです。
- 老人ホーム施設
- 介護老人保健施設
- 高齢者福祉施設
- ケアハウス
- 知的障害者福祉施設
- 身体障害者福祉施設
- 児童相談所
- 母子支援施設
以上のように福祉に関わる施設で働くことができます。
では、それぞれの仕事の違いはどのようにあるでしょうか。確認してみましょう。
職場 | 内容 |
---|---|
介護施設 | 高齢者や障がい者から入居に関する相談や、生活に関わる相談を受けます。介護者によっては在宅介護や施設介護があり、職場も変わってくるでしょう。 |
医療施設 | 療養中や入院中の患者さんやその家族から経済的なものから社会的な問題まで相談を受けます。医療スタッフや他施設スタッフと連携をとることが多いでしょう。 |
福祉施設 | 知的障がい者や身体障がい者、また児童福祉や母子支援施設などに来られる利用者の相談に乗ります。県庁や市役所などの相談窓口で働く方も多いのが特徴です。 |
社会福祉士の仕事内容については、社会福祉士の仕事内容って?日々の業務や社会的な役割から年収までわかりやすく徹底解説!でもご説明しているので、こちらも合わせてご覧ください。
社会福祉士の費用対効果は?社会人での取得はモチベーションがないと厳しい
社会福祉士の資格取得には以下のような条件があります。
- 大学などで指定科目を履修した
- 短期大学などで指定科目を履修し、かつ指定施設で実務経験を積んでいる(学校が3年制は1年、2年制は2年の実務経験が必要)
- 一般養成施設を卒業(見込み可)した(大学が3年制以下の場合は実務経験が必要)
社会福祉士の資格を取得を考えている社会人の方は、上記の条件に該当している必要があるため、すでに福祉関連のお仕事に就かれている方が多いのではないでしょうか。
日々仕事に追われている方が国家資格である社会福祉士を取得するのは簡単ではありません。独学で取得するのは難しいと言えるでしょう。
スキルアップを念頭にモチベーションを保ち、きちんとスケジュールを立てた上で、自分に合った勉強方法を見つけることが重要です。
社会人が社会福祉士を目指すなら?通信講座を活用しよう
すでに働いている方が国家試験である社会福祉士を取得するには、通信講座を活用することがおすすめです。通信講座では理解しやすい教材を採用し、効率の良い勉強方法を提供してくれます。
日々仕事などで忙しい日々を過ごしていると、モチベーションを保ちながら日々勉強するのは簡単ではありません。勉強しやすい環境を作るためにも通信講座を検討してみてはいかがでしょうか。
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忙しい中で取得を目指すなら「アガルート」がおすすめ
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アガルートの社会福祉士講座については「アガルート社会福祉士講座の特徴は?口コミ評判も紹介で詳しく解説」で詳しく紹介しています。
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ユーキャンの社会福祉士講座については「ユーキャンの社会福祉士講座の口コミ評判まとめ!悪い評判はある?ユーキャンならではの強みをご紹介!」で詳しく紹介しています。
社会福祉士の今後はどうなる?需要はおそらく高まっていく
今後は、社会福祉士の需要は高まっていくことが予想されています。その理由は次の通りです。
- 高齢化社会で、介護需要が高まる。
- 社会福祉士の認知度は高い。
- 公的機関で働けるので、安定収入が得られる。
現代の日本は高齢化社会なので、高齢者の人口は年々増えています。そのため介護福祉士をはじめとする福祉士の需要は今後、高まっていくでしょう。
また、新型コロナウイルス感染症の影響で経済的に不安な家庭も多いはずです。その方々への支援も増えていくのではと予想されます。年収面では民間企業と比較すると低い年収ではありますが、公的機関で働けるので安定した収入を得られます。
社会福祉士の年収は福祉分野では高い方!仕事内容に魅力を感じる方におすすめ
ここまで社会福祉士の現在や今後についてお話をしてきました。
- 社会福祉士の年収は福祉関係の職種の中では若干高め
- 公務員やダブルライセンスの取得で年収のアップが期待できる
- 社会福祉士の資格取得を目指すなら通信講座がおすすめ
- 社会福祉士の需要は今後高くなる見込み
社会福祉士は他の福祉分野のお仕事と比較すると、高い年収の傾向です。誰かのためになりたい、困っている人を助けたい、そんな人には社会福祉士のお仕事を検討してみてはいかがでしょうか。
社会福祉士の勉強方法については、社会福祉士の独学は可能?無理?合格に向けた勉強法や勉強時間の目安などを徹底解説!でも解説していますので、こちらも合わせてご参考になさってください。