「応用情報技術者試験の合格に必要な勉強時間は?」
「もっとも確実に短時間で応用情報技術者試験に合格する方法は?」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
応用情報技術者はITスキルに関する国家資格で、基本情報技術者の上位資格になります。取得することで一定以上のITスキルを持っていることの証明が可能になります。
IT系企業で活躍したい方は取っておきたい資格ですが、合格までの具体的な勉強時間や、少ない勉強時間で合格するコツなどが分からない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、応用情報技術者の合格に必要な勉強時間や勉強時間を少なくするコツについて以下の内容で紹介します。
- 応用情報技術者の資格について
- 応用情報技術者の勉強時間について
- 少ない勉強時間で合格するコツ
- 応用情報技術者を取るメリット
将来的に、応用情報技術者の資格にチャレンジしたいけれど迷っている人は、ぜひ、最後までご覧ください。
コンテンツ
応用情報技術者とは?高度IT人材を育成するための資格
応用情報技術者はIPA(情報処理推進機構)が主催する国家試験です。
IT系の国家資格は、レベル1~レベル4までの難易度が定められており、応用情報技術者はレベル3の試験です。
受験資格はありませんが、受験要綱には「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」とあり、IT技術者としての基本知識・経験を持っている方を対象にした試験となっています。
合格率も例年約20%ほどと狭き門のため、IT系国家資格の中では難関といえるでしょう。
応用情報技術者は出題範囲が広く、合格にはIT分野におけるさまざまな範囲の知識が必要です。そのため合格する頃には応用的な知識が身に着くため、ITエンジニアとしてスキルアップが可能となります。
応用情報技術者を受けずにレベル4の試験を受けることも可能ですが、レベル4の試験は専門性が高く、幅広い知識は身につきにくいです。
IT系企業でのステップアップを目指す場合は、まずはバランスよく知識が身に着く、応用情報技術者試験の取得をおすすめします。
勉強開始時のレベル別!合格までの勉強時間を解説!
ここからは、応用情報技術者の合格までに必要な勉強時間を解説します。
受験者のそれまでの経験や知識量により変わりますので、以下のレベルごとに解説します。
ただし、レベルが同じでも個人差があるため、参考程度にご覧ください。
- 実務経験者
- 基本情報技術者を持っている方
- 初学者・IT未経験者
それでは詳しく見ていきましょう。
実務経験のあるエンジニアは?目安勉強時間は200時間以内
実務経験のあるエンジニアでも合格に~200時間の勉強は必要といわれています。
応用情報技術者試験の出題範囲は広く、自分の専門領域以外の知識も問われるためです。自分の専門分野と試験範囲との重複が多ければ、より少ない勉強時間で合格を狙えるでしょう。
基本情報技術者を持っている人は?目安勉強時間は約200時間
基本情報技術者を持っている場合は、約200時間の勉強で合格を目指せます。毎日2時間の勉強をした場合は3ヶ月ほどの期間が必要です。
応用情報技術者と基本情報技術者では出題範囲は同じですが、試験内容に違いがあり、表にまとめると以下になります。
基本情報技術者 | 応用情報技術者 | |
午前(150分) | 四肢択一(80問) | 四肢択一(80問) |
午後(150分) | ・11問中5問に解答 ・プログラミング問題あり | ・11問中5問に解答 ・記述式 |
一番大きな違いとしては、応用情報技術者の午後試験は記述問題となる点です。基本情報技術者とは試験内容が全く違うので、しっかりと学習・対策が必要です。
初学者・初心者やIT未経験者は?目安勉強時間は400~600時間
初学者やIT未経験者の場合は400~600時間の勉強が必要です。1日2時間の勉強を毎日続けるとした場合、6~10ヶ月ほどの期間が必要になります。
初学者の場合は、知識がほとんどない状態からのスタートになるので、知識の習得に重点をおくようにしましょう。ある程度知識が身に着いてから、問題集や過去問を使って試験対策や復習をしていくのがよいでしょう。
割合としては「知識の習得」:「確認・復習」を7:3ぐらいで学習するのがおすすめです。
少ない勉強時間で合格するコツは?レベル別のおすすめ勉強方法!
どのような方でも数百時間の勉強時間を確保するの容易ではありません。例え1時間でも勉強時間を少なくするコツがあれば知りたいですよね。
ここからは、レベル別に少ない勉強時間で合格するコツを紹介します。
実務経験のあるエンジニアは?まずは参考書でインプットする
実務経験があるエンジニアは、参考書を使ってインプットを中心に学習を進めましょう。
応用情報技術者の出題範囲は広く、自分の専門外の知識も問われます。そのため、まずは専門外の出題範囲の知識をインプットすることが重要です。
インプットの学習は午前試験の対策や午後試験の土台にもなりますので、徹底的に学習することをおすすめします。過去問や問題集を解くアウトプットの学習は、ある程度知識をインプットしてからがよいでしょう。
基本情報技術者に合格している人は?午後試験の対策を重視する
基本情報技術者に合格している方は、午後試験の対策を重点的に学習することで、効率よく学習できます。
両試験は出題範囲が同じです。特に午前試験は出題形式や解答方法も変わりません。そのため、午前試験の対策は忘れている部分の復習程度にして、午後試験の対策に力をいれましょう。
勉強方法としては、午後試験の過去問を繰り返しこなし、出題の形式や解法になれる方法がおすすめです。
学生やIT未経験の場合は?基本情報技術者試験に合格しよう!
学生やIT未経験の場合は、先に基本情報技術者試験の合格を目指すのがおすすめです。
遠回りにも見えますが、基本的な知識を持たずに応用情報技術者試験に合格したとしても、実際の業務に活かしきれない可能性があります。基本情報技術者を合格しておくことにより、応用情報技術者の知識をより活かすことができるでしょう。
上述のように、出題範囲は両試験とも同じなので、応用情報技術者の勉強時間を大きく減らすこともできます。
応用技術者の資格が欲しいけど勉強時間がない!そんなときはスタディング
応用情報技術者は独学でも合格は可能です。
しかし、学習は長期にわたり、モチベーションの維持は容易ではありません。最適な勉強方法を1から探す必要もあるため、効率的とはいえないでしょう。
最短距離で確実に合格をしたい場合は、予備校の利用がおすすめです。
予備校では、過去問を分析したテキストが用意されており、より効率的に学習が可能です。テキスト選びや情報収集なども自分でする必要がありません。
また、学習環境も整えられており、スキマ時間を活用した勉強もできます。
スタディングの応用情報技術者講座は、すべての学習がスマートフォンでできるよう準備されており、ちょっとしたスキマ時間も有効に使えます。
また、料金に関しても、相場よりもお得な価格なので、経済的にも安心して受講できます。講座やセミナーの無料体験もできますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
スタディングの特徴
- 要点を押さえた濃密で効率的な授業
- 自分の成長が実感できる
- スマホで完結するのでいつでも学習ができる
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その他応用情報技術者のおすすめ予備校・通信講座
応用情報技術者講座を開設している予備校は、通信講座・通学講座それぞれ全国に存在しています。定評のある予備校をピックアップして紹介します。
ぜひ、ご自身にあった講座を検討してみてください。
iTEC
iTECの応用情報技術者講座は、受講料が安いので、コストを抑えたい人にぴったりです。単発受講も可能で、自分に足りない分野のみを補填したい人にもおすすめです。
大原
大原の応用情報技術者講座は、午後試験対策に強いと定評があります。記述式問題は、独学での対策は難航しがちです。初めて学習する人には、講師サポートの手厚い大原がおすすめです。
TAC
TACの応用情報技術者講座には、応用情報技術者試験について長い研究と試験ノウハウが詰まっています。はじめて受験する人にもわかりやすい講義となっています。大手予備校を選択したい人におすすめです。
独習ゼミ
独習ゼミの応用情報技術者講座は、独学に近いスタイルで学習したい人におすすめです。Webテストをスキマ時間に繰り返すことで知識の定着を図ります。移動時間や家事の合間に学習したい人にぴったりです。
LEC
LECの応用情報技術者講座は、テーマ別に試験学習を進められるカリキュラムとなっています。大手の安心感もあるので、初学者から人気の予備校の1つでもあります。特に、テクノロジ系の学習に苦手意識のある人におすすめです。
スクール | コース | 受講料 |
スタディング | 応用情報技術者 合格コース【2022年試験対応】 | 38,300円~ |
iTEC | 2022春 応用情報技術者 プラクティスコース | 18,700円~ |
大原 | 応用情報技術者 総合本コース | 47,800円~ |
TAC | 応用情報技術者 本科生 / A / B | 87,800円~ |
独習ゼミ | 応用情報技術者 通常コース | 38,280円~ |
LEC | 応用情報技術者試験対策講座 | 79,200円~ |
詳しくは、『応用情報技術者におすすめの予備校、講座6選!』をあわせてご覧ください。予備校別に特徴を解説しています。
応用情報技術者の資格を取るメリットは?3つのポイントを解説
応用情報技術者の資格を取ることには、さまざまなメリットがあります。
ここからは以下の2つのメリットについて紹介します。
- エンジニアとしてスキルアップが可能
- 就職や転職に有利になる
- 独立の道も視野に入る
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①エンジニアとしてスキルアップが可能
応用情報技術者の資格を取ることで、エンジニアとしてスキルアップが可能です。
応用情報技術者の合格には、多くの勉強が必要になります。そのため、合格することによりITエンジニアとしてのスキル多く身につけることができます。
また、資格の取得は、自身の技術力を表す証明にもなります。そのため、自分の能力をアピールしやすく、社内での信用向上や、今後の昇進にも影響を与えるでしょう。
さらに、IT系企業では資格取得者に対して、資格手当や報奨金がもらえる場合もあります。
ITエンジニアとして活躍したい、IT系企業で昇進や出世をしたいと考えている方には応用情報技術者の取得は大きなメリットといえます。
②就職や転職に有利になる
応用情報技術者の取得は就職や、転職にも有利になることが多いです。
基本情報技術者の場合はそこまで評価はされませんが、応用情報技術者であれば話は別です。
第3者に一定以上のITスキルを持っていることを証明できるため、IT系企業の就職では有利に働きます。特に学生の内に取得できていればとても強いアピール材料になるでしょう。
また、IT系企業だけでなく、省庁や官公庁などの職種でも高い評価を受けているため、公務員系の職種を目指す場合でも有利に働きます。
転職においても有利になります。
実務を重視される場合も多く、応用情報技術者を持っているだけで採用されるわけではないため注意は必要ですが、採用担当者から見ても分かりやすい指標のため有利に働くことでしょう。
③独立の道も視野に入る
実務経験を重ねてスキルアップした上で、応用情報技術者の資格を取得すれば、クライアントからの信頼も高まります。独立開業してフリーランスのITエンジニアとしての道も拓けていくでしょう。
独立開業ができるレベルなら、資格は不要と思われるかもしれません。しかし、ITについての知識がない人や、まったく異なる業界の人から信頼を得るには効果があります。客観的な価値基準となるので、取っておくに越したことはありません。
応用情報技術者に必要な勉強時間は200~500時間。自分のレベルに合わせた勉強計画を立てよう!
応用情報技術者の合格に必要な勉強時間について解説しました。
まとめると以下のとおりです。
- IT系の国家資格ではレベル3(最高レベル4)の難関資格
- 応用情報技術者の合格に必要な勉強時間は200~600時間
- 最短・確実な合格を目指すなら予備校の利用がおすすめ
- 応用情報技術者を取得するとITスキルがアップ
- IT系の就職や転職に有利
より確実・短時間での合格を目指すのであれば、予備校の利用をおすすめします。おすすめの予備校を下記の記事で紹介してますので検討中の方はぜひご覧ください。
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