心理カウンセラーは現在の社会にとっては重要な仕事のひとつといえます。ストレス社会といわれる日本では、学校でのストレス、社会人になると会社や家庭でのストレスなど、ストレス社会となっているのが現状です。
そこに対して対応してくれるのが、心理カウンセラーになります。このように現在社会では重要な役目を担っています。
そこで今回は、心理カウンセラーについて仕事内容や資格取得方法について紹介します。心理カウンセラーの中身を知り是非とも資格の取得の参考になる記事になっていますので参考にしてください。
コンテンツ
心理カウンセラーとは
まず心理カウンセラーとは総称した呼び名というのはご存知でしょうか?これから紹介はしていきますが、心理カウンセラーといっても様々な種類があります。
それぞれに活躍する場所がありますので、あなたにとってどの心理カウンセラーとして目指しているのかも頭に入れながら読んでみてください。
まずは心理カウンセラーの主な仕事内容を見ていきましょう。
心理カウンセラーの主な3つの仕事
心理カウンセラーとしての基本的な仕事内容としては3つに分けることができます。
- 人の相談を聞く
- 相談者から解決方法を導き出す
- 専門知識を利用して問題を解決する
この3つが主な仕事内容です。それぞれについて詳しく説明します。
⒈人の相談を聞く
カウンセリングといわれる部分で精神的に疲れている方や悩み事がある方に話をとにかく聞いて内容を理解して詳細にまとめていく作業です。加えて専門的な知識をもとに話を進めていくので、比較的に感情的にならないタイプであれば対応できます。
⒉相談者から解決方法を導き出す
カウンセリングをおこなったあとは、問題の解決に向けて解決方法をアドバイスしていきます。この時にあくまでも相談者から解決方法を導くことがポイントです。安易に問題解決方法をアドバイスするだけではいけません。
3.専門知識を利用して問題解決する
①、②を含み総合的に該当しますが、専門知識を利用して問題を解決していきます。一個人として感情的になり、情が入るのもわかりますが、きちんと第三者として相談者の問題を専門知識を利用して解決していきます。
心理カウンセラーの資格の種類
心理カウンセラーといっても総称であり、細かく分ければ数種類の分野にわかれます。一般的に心理カウンセラーと呼ばれているのが、こちらになります。
- 臨床心理士
- 公認心理カウンセラー
- 認定カウンセラー
- プロフェショナル心理カウンセラー
- 臨床発達心理士
- 公認心理士
このように心理カウンセラーといっても数多くの呼ばれ方や種類があるのです。あなたにとってどの資格が必要で心理カウンセラーとしてどのような仕事の内容でするのかをきちんと把握しておくことも大事なポイントです。
心理カウンセラーの資格の難易度
心理カウンセラーは、簡単に取れる資格から大学を卒業する必要のある資格などさまざまな種類の資格があります。
代表的な資格の概要と難易度を開設します。としてはこちらになります。
臨床心理士の難易度と合格率
日本臨床心理士資格認定協会の資格で心理士としての経験があるか、ない場合は指定の大学の修了が必要です。難易度は合格率が62.7%とそこまで難しくない試験になっています。
公認心理師の難易度と合格率
国家資格で大学の修了が必要です。難易度は合格率が49.4%と難しい試験になっています。
認定心理士の難易度と合格率
公益社団法人 日本心理学会の資格で心理の基礎を学んだ方が受ける資格となっています。心理についての基礎を大学で学ぶことで取得することができます。合格率は提示されていません。総体的に難易度は低いです。
心理カウンセラーを通信講座で学ぶ
心理カウンセラー資格について理解したら、大学に通っていないと資格は取得できないのかと落胆された方もいるのではないでしょうか。
しかし、心理カウンセラーは資格がなくても仕事ができる職業だということも認識しておきましょう。
基礎的な部分だけを学んで心理カウンセラーとして仕事をしている方も多いのです。しかし、独学で心理カウンセラーについて学ぼうとしてもわからない部分があって挫折する方もいます。
そこで、通信講座を利用して学ぶ講座が最近人気になっています。
通信講座だと自宅で好きな時間に学ぶことができ、またビデオ会議ツールを使い質疑応答もできるのでおすすめです。
詳しくは記事後半の「オンラインで手軽に心理カウンセラーの資格を取得」までスキップしてください。
心理カウンセラーに向いている人の特徴
それでは心理カウンセラーに向いている人の特徴はどんな人なのでしょうか。この適正部分を見極めることができないと、心理カウンセラーを目指している人が心の病になる可能性も高いです。
心理に関する知識を勉強していく過程で自分にあてはめてしまい、悩みやストレスを感じてしまえば、心理カウンセラーになるどころではなくなります。
そのためにも心理カウンセラーに向いている人の特徴を自分にあてはめてください。
心理カウンセラーに向いている人の特徴としては、3つの項目になります。
- 人の話にきちんと耳を傾けれる
- 他人の心理に興味がある
- 人間関係が豊富
この3つの項目を満たしていれば、心理カウンセラーに向いているといえます。それではそれぞれについて解説していきます。
1.人の話にきちんと耳を傾けれる
心理カウンセラーとしてもっとも大事な特徴が人の話にきちんと耳を傾けることができるかです。心身にストレスや悩みをもってる人がカウンセリングにくるので、まずはどのような経緯で心身の病になったのかを聞く必要があります。
傾聴や受容といった専門的なヒアリングを学び、クライアントから情報を引き出していきます。
2.他人の心理に興味がある
次に心理カウンセラーに向いている人の特徴としては、他人の心理に興味がある人です。やはり心理に興味がないと、心の病にかかった人の気持ちや原因がわかりません。
基本的な心理に関する知識を利用して話を聞きながらも他人に寄り添って心理を把握しないと解決していかないので、心理に関する興味はとても重要な項目といえます。
3.人間関係が豊富
そして最後の項目としては、人間関係が豊富かどうかということです。人に対する仕事になってくるので人間関係が豊富な人ほどどのような対応をすればいいのかの経験があり、より心理カウンセラーとして向いています。
まだまだ若く人間関係が豊富じゃない人も人とのコミュニケーション能力に長けていれば問題はありません。
この3つの項目が該当すれば心理カウンセラーとして向いているといえます。さらに向いているかどうかを試す意味でも、まずは基礎的な知識を勉強することがおすすめです。
心理カウンセラーの活躍の場
心理カウンセラーの仕事内容を理解した上で、次に心理カウンセラーの活躍の場所を紹介します。
心理カウンセラーのイメージとしては、診療所を構えて通ってもらうなどが強いです。しかし現状は、さまざまな施設や企業でも必要とされています。
それでは具体的にどのような場所で活躍しているかを解説していきます。
医療,福祉業界
心療内科、精神科、メンタルクリニックなどで働くことになります。
学校関係(教育機関)
心理カウンセラーとして小中学校や高校などに派遣され働くことになります。
一般企業
大企業では専門職として心理カウンセラーとして雇われている人もいます。また企業の精神面でのサポートとしてコンサルなどで携わることも仕事としてあります。
司法関係
家庭裁判所や刑務所、少年院に勤務します。精神が安定していない人も多く活躍の場があります。
精神科医との違い
心理カウンセラーがよく比較されるのが、精神科医との違いです。精神科医との違いとしては、仕事内容と資格が大きく違います。
仕事内容としての違いは、精神科医はあくまでも医者です。よって心の診断をおこない薬を処方することができます。一方の心理カウンセラーはあくまでもカウンセリングがメインです。心理カウンセラーは医薬的な治療や投薬はできません。
精神科医は、医師免許が必要です。ですので大学で医学部を卒業して医師免許を取得する必要があります。
心理カウンセラーの給料
気になる点として、心理カウンセラーの年収です。働く場所によって違いはありますが、企業などの雇われであれば300万〜となっており、独立して開業すると1,000万円を超える人もいます。
やはり、独立して開業するのがお金を稼ぐことができますが、人に通ってもらわないと商売が成り立ちませんので難しい選択ともいえます。
まとめ:オンラインで手軽に心理カウンセラーの資格を取得
まずは、心理カウンセラーとして興味がある人はオンラインで基礎知識を習得して仕事をしてみるのが、もっとも早い近道でもあります。
Smart資格では、オンラインで心理カウンセラーとしての基礎を学ぶことができ、さらにオンラインでの仕事の方法なども学ぶことができるので、忙しい人にも向いています。
インターネットによって、便利な社会になったかわりに心の病が増えてます。だからこそ心理カウンセラーを志す人も増えています。