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ファイナンシャルプランナーの合格までに必要な勉強時間の目安を解説

ファイナンシャルプランナー(FP)3級・2級の合格に必要な勉強時間について、気になっている人は多いのではないでしょうか。この記事では、勉強時間の目安を踏まえた勉強スケジュールや効率的な勉強方法を紹介します。

ファイナンシャルプランナー(FP)試験の勉強時間の目安は?3級なら60〜80時間ほど

勉強イメージ

ファイナンシャルプランナーの試験合格に必要な勉強時間や期間の目安は、以下の表のとおりです。

受験級目安勉強時間目安勉強期間
3級60〜80時間1〜3カ月
2級150〜300時間2〜6カ月

ファイナンシャルプランナー試験に合格するための勉強時間目安は、3級が60〜80時間、2級は150~300時間です。

勉強時間を比較すると、2級は3級よりも2.5倍程度の時間が必要になります。あくまでも一般的な勉強時間ですが、逆算すればおおまかに必要な学習期間が見えてくるのです。

それぞれの級に合った、具体的な勉強スケジュールを立てて勉強していきましょう。

ファイナンシャルプランナー3級の勉強スケジュールは?勉強時間と試験の特徴から具体的に立てる

勉強スケジュール

ファイナンシャルプランナー3級の勉強スケジュールに関する以下の点を、具体的に見ていきましょう。

  • ファイナンシャルプランナー3級の特徴!受験資格もなく合格率も高い
  • ファイナンシャルプランナー3級のスケジュール例!出るところをきっちり押さえる

ファイナンシャルプランナー3級は2級より簡単な試験ではあります。しかし、特徴を把握して具体的なスケジュールを立てておかなければ、効率的に合格するのは難しいです。

ファイナンシャルプランナー3級の特徴!受験資格もなく合格率も高い

ファイナンシャルプランナー3級の特徴は以下の2つです。

  • 実質的に誰でも受けられる試験
  • 合格率が非常に高い

3級の概要や受験資格などは、以下の表で確認してみてください。

受験資格FP業務に従事している者・従事しようとしている者
※実質、誰でも受験可能
合格基準60%以上
合格率(日本FP協会)学科試験:70~80%
実技試験:80~90%
出題形式学科試験:マークシート形式
実技試験:日本FP協会はマークシート形式、金財は記述式

受験資格は「FP業務に従事している者・従事しようとしている者」と定められていますが、確認書類の提出などは不要ですので、実質的に誰でも受けられる試験であるといえるでしょう。

誰でも受けられることに加えて、学科・実技ともに70%以上という高い合格率であることから、非常に受かりやすい試験だといえます。

実技試験を不安に感じる人が多いですが、合格率が低いのは学科試験の方です。そのため、学科・実技を両方受かるために重視すべきは、学科試験であるということは忘れないようにしてください。

ファイナンシャルプランナー3級のスケジュール例!出るところをきっちり押さえる

【試験まで残り40日とした場合に、80時間を確保して合格を目指す場合】

3級の合格勉強時間目安である80時間を達成するためには、80時間÷40日=1日あたり2時間の勉強が必要になります。毎日2時間を確保するのが難しい人は、休日などを活用して多めに勉強するなど臨機応変に調整しましょう。

前述のとおり、ファイナンシャルプランナー3級の合格率は非常に高いので、頻出の部分をひと通り正解できるようにしておけば合格できます。

<1週目>

テキストをざっと通読して全体像の把握

<2週目〜3週目>

学科の問題で基礎知識の習得

<4週目>

実技の問題で応用知識の習得

<5週目〜試験日>

これまでの総復習

ファイナンシャルプランナー2級の勉強スケジュールは?既存の知識を考慮して計画する

勉強スケジュール

ファイナンシャルプランナー2級の勉強スケジュールに関する以下の点を、具体的に見ていきましょう。

  • ファイナンシャルプランナー2級の特徴!3級レベルの知識が前提
  • ファイナンシャルプランナー2級のスケジュール例!3級の知識がどれだけ残っているかで異なる

ファイナンシャルプランナー2級は3級よりもはるかに難易度の高い試験です。あらかじめ具体的なスケジュールを立てた上で勉強しなければ合格は難しいでしょう。

ファイナンシャルプランナー2級の特徴!3級レベルの知識が前提

ファイナンシャルプランナー2級の特徴は、以下の2つです。

  • 3級レベルの知識を有している人のみが受けられる
  • 半分の人が落ちる試験

2級の概要や受験資格などは、以下の表で確認してみてください。

受験資格・3級FP技能試験に合格した人
・AFP認定研修を修了した人
・FP業務に関して実務経験が2年以上ある人
合格基準60%以上
合格率(日本FP協会)学科試験:40~50%
実技試験:50~60%
出題形式学科試験:マークシート形式
実技試験:日本FP協会・金財ともに記述式

受験資格を見ると、ファイナンシャルプランナー2級を受けられるのは、実務を2年経験している人か、FP3級以上のレベルの試験に合格している人である必要があります。

合格率もFP3級に比べて大幅に低くなっているので、しっかりと対策をしなければ受かることは難しいです。日本FP協会・金財ともに実技が記述式になっており、試験形式に慣れていないと正答が難しい問題も多数出題されます。

2級試験では試験時間が足りなかったという人は多いので、時間配分まで意識して対策をする必要がある点に注意してください。

ファイナンシャルプランナー2級のスケジュール例!3級の知識がどれだけ残っているかで異なる

【試験まで残り100日とした場合に、300時間を確保して合格を目指す場合】

2級の合格勉強時間の目安である300時間を確保するには、300時間÷100日=1日あたり3時間の勉強が必要です。3級の知識を有しているのが前提ですので、3級で勉強した知識がどれだけ残っているかによっても大きく勉強時間は異なります。

300時間は、3級の合格から時間が空くなどして知識があまり残っていない人を前提とした数値です。3級の合格後すぐの人はより少ない時間で合格できるでしょう。

<1カ月目上旬>

テキストをざっと通読して全体像の把握

<1カ月目下旬〜2カ月目>

学科の問題で基礎知識の習得

<3カ月目>

実技の問題で応用知識の習得

<4カ月目〜試験日>

これまでの総復習

おすすめの勉強方法は?適切な方法を実践すれば勉強時間の短縮が可能

勉強イメージ

ファイナンシャルプランナーの試験は、3級・2級問わず以下の3ステップで勉強していくのがおすすめです。

  1. テキストをざっと通読し、全体像を把握する
  2. 学科の問題を3回繰り返し、基礎知識を習得する
  3. 実技の問題に取りかかり、応用知識を習得する

ファイナンシャルプランナーの試験範囲は、以下のとおり広域に渡るので、まずはテキストを通読して全体像を把握する必要があります。

試験科目主な範囲
ライフプランニングと資金計画ファイナンシャル(ライフ)・プランニング、社会保険、年金と税金、ローンとカード、資金計画など
リスク管理リスクマネジメント、生命保険や損害保険などの保険制度全般など
金融資産運用マーケット環境の理解、預貯金、純金積立など金融類似商品、投資信託、債券・株式投資、金融商品に関する税金など
タックスプランニング日本の税制、所得税や各種所得の内容、住民税・法人税・消費税など
不動産不動産に関する取引・規制・税金・有効活用など
相続・事業承継贈与に関する法律・税金、相続に関する法律・税金、相続財産の評価、相続・事業承継対策など

上記のような広い範囲を最初から一つひとつ進めていくのでは、木を見て森を見ずの状態になってしまい、知識の定着が難しくなります。そのため、まずはざっとでかまわないのでテキストで全体像を確認し、学科の問題に取りかかりましょう。

全体像がある程度わかった段階で過去問に取りかかることで、理解力は大幅に高めることができます

1回で覚えられる人はいないので、少なくとも3回は繰り返すことを前提に取り組みましょう。できるかぎり短期間で繰り返す方が効率的なので、前述した6つの試験科目ごとに繰り返していくようにしてください。

学科試験の内容がある程度定着したら、実技試験の問題に取りかかります。学科試験と実技試験の範囲は同じですが、実技特有の記述式の問題や問われ方などがあるので対策は必須です。

ファイナンシャルプランナーの勉強方法についてより詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。

ファイナンシャルプランナー3級・2級におすすめの講座

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ファイナンシャルプランナー試験合格に必要な勉強時間から逆算して計画を立てよう

勉強する人

ファイナンシャルプランナーは受験者が多い人気資格ですので、合格者の傾向を見ることで必要な勉強時間の目安を把握できます。

とくに3級試験は、誰でも受けられる試験ですので、どのくらいの勉強時間で合格できるかはある程度客観的なデータとして知ることができます。必要な勉強時間から逆算して、自分の状況に合ったスケジュールを立てるのがおすすめです。

必要な勉強時間を確保して、適切な勉強手順を踏めば受かれる試験ですので、計画的に勉強を進めて合格を目指しましょう。