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高卒から心理カウンセラーを目指す方におすすめの資格11選【学歴関係なし】

結論から話すと心理カウンセラーは、大学や大学院卒でなくてもなれます。心理カウンセラーと名乗るのに資格は不要です。「学歴が必須なのでは?」と悩まれている方は安心してください。

この記事では、高卒でも心理カウンセラーになれる観点から、目指せるカウンセラー資格11種類をピックアップしました。

ただ「企業に雇われる働き方」を希望するか「独立する働き方」を希望するかにより、取得すべき資格は変わってきます。

しかし、どちらにしてもカウンセリングの実力や経験がものをいう世界です。相談者が「この人に話を聞いてもらえて良かった」と感じてもらえる中身が重要です。

本記事を最後までチェックして、高卒から心理カウンセラーを目指したい時にどんな資格があるのかぜひ参考にしてみてください。

コンテンツ

高卒でも心理カウンセラーになれる!資格はスキル証明に

心理カウンセラーを名乗るのに学歴は不要ではあるものの、高卒で心理カウンセラーになるには資格取得が望ましいです。

なぜなら、資格取得することで「自分にカウンセリングのスキルや知識がある」という証明につながります。

学歴は絶対ではないため「心理カウンセラーは大卒が必須条件なのか?」と不安に思う方は安心してください。

高卒から心理カウンセラーを目指すには、心理学の基礎的な知識を得るためにもひとまず資格取得を目指しましょう。

高卒が通信講座や独学で心理カウンセラーを目指すメリット

大卒の肩書きがなくても取得できる心理カウンセラー資格は多く存在しているため、安心してください。

「心理カウンセラーになりたい」という夢を持たれた方がいきなり大学へ入学するには、費用と時間がかかる点でリスクが付きものです。

高卒から目指せる心理カウンセラー資格の場合、まずはお試しでカウンセリングの勉強や仕事内容が知れるメリットもあるでしょう。

万が一「自分が思い描いていたイメージと仕事がかけ離れていた」という場合も安心です。小さな挑戦から始めれば、リスクを最小限に抑えられます。

高卒から心理カウンセラーを目指す方におすすめの資格11種類

高卒からカウンセラーを目指す方におすすめの資格11種類をまとめました。

「認定講座の受講で取得を目指せる」「通信講座の教材を使って勉強する」「在宅受験ができる」など、社会人でも取り組みやすい内容を中心にピックアップしています。

  • オンライン心理カウンセラー
  • メンタルケア心理士
  • キャリアコンサルタント
  • チャイルドカウンセラー
  • 家族療法カウンセラー
  • 産業カウンセラー
  • 上級心理カウンセラー
  •  EAPメンタルヘルスカウンセラー
  • メンタル心理カウンセラー
  • NLPプラクティショナー
  • メンタルヘルスマネジメント検定試験

以上、11種類のカウンセラー資格と概要、難易度や受験費用の詳細を見ていきましょう。

1.オンライン心理カウンセラー

民間資格のオンライン心理カウンセラーは、電話・インターネットを使った心理カウンセリングのスキル証明にできる内容です。

  • 遠方に住む相談者がカウンセリングを利用できる
  • 対面では話しづらい内容もメールなら自由に話せる

など、相談者にとっては以上のようなメリットがあげられます。

カウンセラーにとってのメリットは、場所や時間を選ばずに仕事ができる点です。資格は一般社団法人日本オンライン資格推進機構(JOCP)が認定。

オンライン心理カウンセラーの資格では、通常の心理カウンセラーとしてのスキルだけでなく、オンラインでカウンセリングする知識が身につけられます。

時代に合わせた心理カウンセリングは対面だけでなく、メール・インターネットのテレビ電話など、新しい視点からも取り組みが可能でしょう。

インターネットの利点を使って、今後を見据えた心理カウンセリングの資格を取得するならおすすめできる資格です。

資格の難易度と受験費用

オンライン心理カウンセラー資格は、初心者にピッタリの難易度です。早い人なら最短一週間で資格の取得が可能でしょう。

スマホの教材と試験はオンラインで完結するため、忙しい人も隙間時間を使った効率のよい勉強ができますね。

費用は割引期間中のため、教材と試験などを含めて23,000円です。

簡単に肩書きが欲しい人にピッタリの内容なので、最短で心理カウンセラー資格を取得したい方はぜひ検討してみてください。

2.メンタルケア心理士

民間資格のメンタルケア心理士は高卒の場合、受験資格に文部科学省後援「こころ検定2級」の合格と運営元指定の通信講座などで勉強する、両方の条件を満たす必要があります。

こころ検定2級に受験資格はなく一年に4回程度実施。

通信講座は約4ヶ月間で精神解剖生理学・精神医科学・カウンセリング基本技法など、心理カウンセラーを目指す上で必須の基礎項目が学べます。

講座の課題が終了して申請すると、メンタルケア心理士の資格取得ができる流れです。

資格の難易度と受験費用

ヒューマンアカデミーの通信講座『たのまな』では、メンタルケア心理士の講座を通して自宅で勉強ができます。

資格初心者にもわかりやすい内容で構成された教材がポイント。教材での不明点は、メールを始めFAXや郵送で質問を受け付けています。

DVD教材では、実際に心理カウンセリングのやり方を映像からイメージできるでしょう。

メンタルケア心理士の講座費用が49,000円~かかります。

3.キャリアコンサルタント

国家資格のキャリアコンサルタントは就職や転職活動など、キャリアプランに悩む方々をサポートする職業です。

就職や転職希望者の適性と希望に合わせて、キャリアにおける最適な選択肢を伝えていきます。

仕事の悩みは、社会人経験のある人にしかわからない面も多く「転職がうまくいかず悩んだ経験がある」など、人生で直面した悩みや経験が相談者のアドバイスに活きる仕事です。

また、国家資格のキャリアコンサルタントは、資格保有者しか名乗れない名称独占資格で社会からの信頼性も高いでしょう。

キャリアコンサルタントの就職先にはハローワークや人材派遣会社、大学のキャリアセンターなどがあげられるため、就職する上にも役立つ資格と言えます。

相談者の鏡になり不安を解消する意味では、心理カウンセラーにも通じる内容でしょう。

資格の難易度と受験費用

国家資格のキャリアコンサルタントは、他のカウンセラー資格に比べると難易度は高めです。

試験は実技論述を含めた学科試験、実技面接試験が年に2~3回程度実施。両方に合格すると資格取得できる流れです。試験の受験資格は、主に以下の3つがあげられます。

  • 厚生労働大臣が認定する養成講座の受講
  • キャリアカウンセリング等に関する施設で実務経験3年以上
  • 技能検定キャリアコンサルティングの学科または実技試験に合格済みの方

養成講座の受講費用は運営元が認定する団体によって変わるものの、一般的に20〜30万円台の費用がかかります。金額の一例は以下にまとめました。

  • CMCAキャリアコンサルタント養成講習:352,000円
  • 日本産業カウンセラー協会の養成講習:330,000円
  • 日本マンパワー:374,000円

※費用は2020年11月時点の内容。

加えてキャリアコンサルタント試験の受験費用は学科試験が8,900円、実技試験が29,900円かかります。

他のカウンセラー資格に比べると費用の負担は大きいですが、国家資格として社会的な信用度は高いと言えるでしょう。

4.チャイルドカウンセラー

民間資格のチャイルドカウンセラーは、子どもの相談者を中心にカウセリングを実施します。資格は一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認定。

子どもが抱える社会問題のいじめや不登校、家庭の問題についてカウンセリングを通して介入していく仕事です。

福祉施設で働く方、子どもの気持ちを知りたいお母さんなど、子どもの目線から寄り添いたい方におすすめの資格です。

保育関連の仕事、子どもが訪れる病院の受け付けなど、子どもに関わる仕事を希望されている方にピッタリでしょう。

資格の難易度と受験費用

チャイルドカウンセラーは在宅受験ができるため、忙しい社会人や初心者が受験しやすい内容です。

「子どもが小さくて自宅から離れられない」

「まとまった時間が取れないため、学校に通うのは難しい」

と感じる方でも、問題なく資格取得の勉強に取り組めるでしょう。

受験資格に指定の通信講座の受講が必要で、資格のキャリカレで勉強していきます。受講期間は約4ヶ月が目安。通信講座の修了後、試験に合格すると取得できます。

サポート体制が整っているため、社会人が仕事や家庭と平行しながら勉強するのにおすすめ。

受験費用は5,600円、講座費用は36,000円~かかります。

5.家族療法カウンセラー

民間資格の家族療法カウンセラーは、家族の中で起こる問題に介入してカウンセリングしていきます。資格は一般財団法人日本能力開発推進協会が認定。

家族が抱えやすい問題を知るチャンスが生まれるため「どうして自分の子どもが不安定になりやすいのか?」など、子育てに悩みを抱える両親にとってもヒントがもらえるでしょう。

基本的に心理カウンセリングは一対一で行うのに対して、家族療法では家族全員を相手に同じ空間でカウンセリングする流れです。

「人間関係が悩みの根底にある」と考えるアドラー心理学など、家族療法に必要な知識が学べます。

家族療法は親子に関わる内容で子どもの気持ちに寄り添う必要もあるため、関連資格のチャイルドカウンセラーの同時取得もよいかもしれません。

資格の難易度と受験費用

家族療法カウンセラーの資格は在宅受験ができるため、自宅から離れづらい主婦の方を始め資格勉強の初心者が受験しやすい内容です。

「子どもの予定が重なり一週間勉強できない」といった日があっても大丈夫。700日間のサポート期間があり、資格勉強の初心者も安心して始められますね。

受講期間は約4ヶ月で、通信講座を修了することで資格取得できます。

不明点は、現役で活動するカウンセラーに繰り返して質問が可能なため、わからない部分を一つずつ解消しながら勉強できるでしょう。

受験費用は5,600円、講座費用は36,000円~かかります。

6.産業カウンセラー

民間資格の産業カウンセラーは職場での人間関係など、仕事に関わる不安や悩みをカウンセリングする内容です。資格は一般財団法人日本産業カウンセラー協会が認定。

人の相談を聞くのが好きな方や調整役が得意な方には、向いている仕事内容と言えるのではないでしょうか?

職場の人間関係や仕事に悩む人は多く「相談できる人がいれば会社をやめずに済んだ」など、社員が長く安定して働ける環境は会社の利益にもつながる重要なポイントでしょう。

そのため、産業カウンセラーは一般企業の中で人事担当者のキャリアアップ、管理職で職場の人間関係を調整する立場にある人が資格取得を目指すパターンが多いのです。

社内が働きやすい環境になることで、結果として社員の満足度も上がり企業の売り上げや作業効率の改善にもつながる役割が産業カウンセラーに期待されるでしょう。

資格の難易度と受験費用

産業カウンセラーの合格率はおおよそ60%台で、初心者からでも十分合格が目指せる内容でしょう。

職場内の人間関係を管理する立場にある方など、スキルアップや手に職を付けたい方はぜひ参考にしてみてください。

高卒から産業カウンセラーの資格を取得するためには、日本産業カウンセラー協会が行う養成講座を受講する必要があります。

受講が修了し毎年1月頃に行われる試験に合格すれば、資格取得が目指せる流れです。試験は学科と実技試験が実施。

費用はそれぞれ養成講座が297,000円。資格の学科試験は10,800円、実技試験は21,600円かかります。

費用はかかるものの、産業カウンセラーを募集する求人もあるため、キャリアアップや就職にも有利な資格です。

7.上級心理カウンセラー

民間資格の上級心理カウンセラーは、基本的な心理療法から円滑な仕事の運営方法など、全般的な知識について学べます。資格は一般財団法人日本能力開発推進協会が認定。

「家族や恋人に対してどんな思いを抱えているのか寄り添いたい」など、身近な存在の心理を知りたい方にもおすすめです。

上級心理カウンセラーの受験資格として、協会が認定する資格のキャリカレ通信講座で勉強する必要があります。

『メンタル心理カウンセラー』との同時取得もできるため、基礎的な内容と上級者向けの勉強を同時にしたい方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

資格の難易度と受験費用

上級心理カウンセラーの資格は、指定講座である資格のキャリカレからテキストやDVDを使って勉強できます。

カラーイラストや図解が豊富なテキストで、心理学に関する内容が一つずつ丁寧に学べるでしょう。約2ヶ月の受講期間から通信講座の修了で取得が可能。

心理カウンセラーの知識を深めたい方から初心者の方まで、短期間で安心して取得が目指せる内容です。

受験費用は5,600円、講座費用は26,000円〜かかります。

8. EAPメンタルヘルスカウンセラー

アメリカで生まれたEAP(Employee Assistance Program)は、企業で働く人たちが心の健康を保つために受けるメンタルヘルス対策を指しています。資格はEMCA® EAPメンタルヘルスカウンセリング協会が開催。

EAPが誕生した理由には、アメリカで薬物やアルコール依存症の人が増えてきた背景があり、業務に支障をきたさないための改善策として広まりました。

EAPメンタルヘルスカウンセラーは、キャリアとメンタル面の両方からカウンセリング対策を実施していきます。

平成29年に厚生労働省が発表した内容によると、日本で精神疾患を抱える人は約400万人以上と言われているのです。

精神の不調をきたす人が増えている社会では、EAPメンタルヘルスカウンセラーの存在が求められるのではないでしょうか?

資格の難易度と受験費用

試験は筆記・論述・面接にわけられており基本的な知識レベルは必要ですが、試験対策に取り組んでいけば合格を狙える内容です。

資格取得には多少時間や費用がかかるため、じっくり勉強して学びたい方に向いているでしょう。受験資格は、以下の条件2つを満たす必要があります。

  • 申し込みの時点で年齢が「21歳以上」である

  ※ただし、学歴や性別・国籍や経験は不要

  • 運営元『eMC®』の養成講座を終えている方

受験にかかる費用は学科一次試験で10,000円、実技の二次試験で25,000円です(価格は税別)。

運営元の養成講座の一例として『EAP理論ラインケアライブ通信コース』では、約15時間の講義を6回分2ヶ月間をかけて初心者から内容を学べます。

講座費用は受講料が30,000円、教材と実習費用が4,000円です(価格は税抜)。

他のコースによっては上記よりも費用はかかるものの、学科試験免除の内容もあります。どのコースを選ぶかは、予算や勉強に当てられる時間と相談しながら決めてみてください。

9.メンタル心理カウンセラー

大学で行われる心理学の授業から、厳選した内容が資格取得の過程で学べます。民間資格のメンタル心理カウンセラーは、一般財団法人日本能力開発推進協会が認定。

受験資格は指定された資格のキャリカレ通信講座の受講が必要です。

通信講座では「カウンセリング・クライエント・心理学・精神医学」の基礎知識が講座を通して学べます。

「通信講座と在宅受験で簡単に学びたい」という社会人におすすめ。心理カウンセラーに必要な内容が凝縮して学べるでしょう。

資格の難易度と受験費用

メンタル心理カウンセラーは、指定講座の課題と在宅試験を終了するとそのまま資格取得ができます。初心者でもスムーズに合格が目指せる難易度でしょう。

「試験は一発合格したい」と考える方でも安心。試験中は自宅でテキストを見ながら受験して構わないため、本番で思い出せない問題も振り返りながら確実に点を狙えます。

メンタル心理カウンセラーの受験費用は5,600円、講座費用は26,000円~です。

10. NLPプラクティショナー

欧米で広まったNLP(Neuro Linguistic Programing)は、神経言語プログラミングと呼ばれており心理療法の一つでもあります。

NLPは海外で腕のあるセラピストに共通する特徴をまとめて体系化されました。

誰にでも個人の価値観や考え方のパターンがあり、NLPではそれらの思考をプログラミングと呼んでいます。

共通する特徴を使えば、誰でも一定の基準でNLPのスキルが身につけられると考えられているのです。

あなたにも自分の心を縛ってしまう思考パターンがあるのではないでしょうか?

NLPプラクティショナーの資格では、自分や他人の悩みに対して「どんなプログラミングが邪魔しているのか」という視点から、心のブレーキや扱い方を模索していきます。

プロの観点から相談者が生きやすくなる考え方の答えを導いていくのです。

資格の難易度と受験費用

NLPプラクティショナーは、約10日間をかけてNLPの基本を学んでいける講座を終了すると取得できる内容です。

講座は、日本NLP協会とNLP協会が認定している『NLP-JAPANラーニング・センター』がおすすめ。

短期集中型の講座では、専門のコーチや仲間たちとつながりながら初心者でも安心して受講できます。家庭や仕事場、プライベートの人間関係に今日から活かせる内容です。

「何か雰囲気が変わったね」と周りから言われるなど、受講後に何かしらの変化を感じる未来を掴める可能性も。

NLPの考え方は心理カウンセリングに応用できるため、現場で活かせる知識につながります。

費用は税別340,000円~と値段は張るものの、日本でも注目が集まるNLPの概念を効率良く身につけられるでしょう。

11. メンタルヘルスマネジメント検定試験

心の取り扱い方は仕事上でも大切なポイントにつながっていきます。メンタルヘルスマネジメント検定試験では、心の健康を保ちながら職場で働ける環境作りが学べるのです。

資格を取得すれば、自分が働く上でのメンタルケアにも応用できるため「仕事の生産性が上がって上司から褒められる」ような状況も生まれるかもしれません。

それぞれの目的に応じて、Ⅰ種(マスターコース)・Ⅱ種(ラインケアコース)・Ⅲ種(セルフケアコース)の3種類のコースに分類。

初心者の方なら一般社員向けのⅢ種、心理カウンセリングを目指す方なら、管理職のⅡ種や経営幹部のⅢ種の取得がより専門的な内容に取り組めます。

資格の難易度と受験費用

資格の難易度はⅢ種が初心者向けの内容で、Ⅱ種からⅠ種の順番で難易度が上がっていきます。

受験資格はないため、どのコースからでも受験は可能です。確実に資格取得を目指せる内容から挑戦したい方は、公式テキストを活用しながらⅢ種の挑戦から始めてみましょう。

最終的にⅠ種の取得を目指してカウンセリングの仕事を引き受けたい場合、どんな内容が問われるか把握できて少しずつスキルアップが目指せます。

受験費用はそれぞれⅠ種が11,000円、Ⅱ種が6,600円、Ⅲ種が4,400円です。

臨床心理士・公認心理師の取得も検討しよう

大学や大学院の卒業が必須の心理カウンセラー資格には、臨床心理士や公認心理師があげられます。

求人の募集要項でも「臨床心理士・公認心理師の資格取得」が条件の施設も多いでしょう。

安定した就職先を効率良く希望するなら「臨床心理士や公認心理師」の資格取得が得策です。

一方、自分で独立や開業、もしくはフリーランスで別の仕事と平行した肩書きにしたい方は「資格取得がしやすいもの」をおすすめします。

実力や経験が物をいう世界のため、独学やセミナーなどの受講で心理学とカウンセリング技術を勉強して独立している方も数多くいます。

就職または独立するかで目指すべき資格が変わるため、自分の中でよく検討してみてください。

本格的に基礎から学びたいなら通信制大学も検討

心理カウンセラーの知識を掘り下げたいものの「大学に通うのは時間的にも厳しい」と感じている社会人の方は、通信制大学に通う方法も検討してみましょう。

一般的に心理カウンセラーの資格として認知度が高いのは「臨床心理士・公認心理師」です。

臨床心理士は民間資格ではあるものの、資格取得の条件には指定大学院の卒業があげられます。

「心理カウンセラーの定職=臨床心理士・公認心理師」が求められる職場が多いのが現状で、社会的な信用が高いのも事実です。

公認心理師の場合は、特定の通信制大学卒業や実務経験が数年あれば、受験できる場合があります。

長く働き続けられる定職を目指したい方、心理学の資格を専門的に深めていきたいと感じる方は、大学で学んで臨床心理士や公認心理師を目指す方法も検討してみてください。

まとめ:心理カウンセラーは高卒でも目指せる仕事

心理カウンセラーになるには、学歴が必須というわけではありません。独立や開業、フリーランスで働く方の場合、高卒でも問題なく心理カウンセラーになれます。

この記事で紹介した11種類の資格では、大学に通う点と比べるとかかる費用や時間が少ないものを選びました。何か自分の心に引っかかる資格はありましたか?

時代に合わせた働き方で、自宅にいながら仕事を作っていきたい方ならオンライン心理カウンセラーの資格取得もよいでしょう。

自宅にいながらカウンセリングができるだけでなく、本業や子育てをこなしながらも心理カウンセラーとして働けます。

しかし、企業に雇われて定職に就きたいと考える場合は、基本的には臨床心理士や公認心理師の資格取得がおすすめです。

あなたが心理学を学びたいと思った動機は何でしょうか?

ご自身の体験、家族の抱える悩み、心の仕組みへの興味など、それぞれに目的があるはずです。初心を思い出しながら、ぜひ自分の夢を叶えるための行動に移しましょう。

心理カウンセリングに関する資格は多くあるため、自分が掘り下げたい興味のある分野からまずは勉強を始めてみてください。