猫好きの人や猫に関わる仕事に興味がある人の中には、猫関連の検定や資格について知りたいと考えている人もいるでしょう。この記事ではそんな人へ向けて、猫好きの人や猫の飼育、猫に関するプロ向けをテーマに様々な検定・資格を紹介します。
猫関連の資格を知ることができ、自分の目的に合った検定・資格を選択可能です。それぞれの資格がどんなものかやパターンも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
コンテンツ
猫関連の検定・資格にはどんな種類がある?3つのパターンに分類
猫関連の資格・検定は、どんな目的で取得したいかによって3つのパターンに分けられます。そのパターンは以下の通りです。
- 猫好き向けの検定・資格
- 猫の飼育に関する検定・資格
- 猫の専門家向けの検定・資格
それぞれどんな資格が含まれるか、以下で解説します。
①猫好き向けの検定・資格
猫好き向けの検定・資格には、ねこ検定やキャットフレンドリーパーソンがあげられます。これらの検定・資格は愛猫家向けのであり、猫に対する理解を深めることでお互いの関係性を豊かにすることを目的とした資格です。猫が好きでこれから猫について理解を深めたいのであれば、これらの資格取得を目指しましょう。
②猫の飼育に関する検定・資格
猫を飼育したい人が、必要な知識を身につけるのに適した資格は猫健康管理士やキャットシッターなどです。これらの資格は、自宅で猫を飼育する際に適切な環境を用意したり方法を選んだりするのに必要な知識が求められます。
猫をペットとして飼育したいと考えている人の中には、猫が少しでも快適に生活してできるように知識を身につけたい人もいるでしょう。そういった人は、猫好き向けの資格よりもワンランク上の資格がおすすめです。
③猫の専門家向けの検定・資格
猫に関わる仕事をする専門家向けの資格には、猫健康管理士やキャットシッターなどの資格がおすすめです。これらの資格は、猫に関する専門的な知識が求められます。
猫の保護や世話などの仕事でキャリアを築いていきたい人は、資格取得をすることでより高い価値を顧客に提供可能です。猫を守ったり助けたりするだけでなく、収入面でもプラスを求める人は専門家向けの検定・資格に挑戦しましょう。
猫好き向けの検定・資格一覧!
ここからは猫好き向けの資格として、ねこ検定とキャットフレンドリーパーソンを解説します。どちらも猫好きの人が、猫への理解を深められるのでおすすめの資格です。
ねこ検定
ねこ検定は猫好きの人であれば、知識を深めるのにおすすめです。猫の鳴き声を聞き分けたり、猫と仲良くしたりするのに必要な知識が身につけられます。
ねこ検定の概要
ねこ検定は猫への理解を深め、人と猫の生活がより豊かになれることを目的とした資格です。猫の鳴き声や仲良くするための方法などの知識を、初級・中級・上級に分類して問われます。
ねこ検定の取得方法
ねこ検定は四肢択一の問題100問のうち、おおむね70問に正解することで合格となり、資格取得できます。この合格基準は初級から上級まで共通です。
ねこ検定の難易度
ねこ検定は平均合格率が初級90.4%、中級75.2%、上級25.3%です。初級と中級に関してはそれほど難易度は高くありませんが、上級はかなり合格率が落ちています。そのため、上級の合格を目指すのであれば対策をしっかりしておきましょう。
ねこ検定がおすすめの人
ねこ検定は、猫について基本的なことを知りたい人であれば初級・中級の受験がおすすめです。上級はより詳しく猫について知り、場合によっては仕事にも活かしたい人に向いています。自分の目的に合わせて受ける試験を選びましょう。
キャットフレンドリーパーソン
キャットフレンドリーパーソンは愛猫家を対象とした資格です。以下で詳しく解説します。
キャットフレンドリーパーソンの概要
キャットフレンドリーパーソンは、東京猫医療センターが監修している資格で、ヒューマンアカデミーたのまなが運営している資格です。愛猫の健康管理や、猫に関するボランティアに役立つ知識を得られます。
キャットフレンドリーパーソンの取得方法
キャットフレンドリーパーソンは、たのまなの愛猫健康講座を受講することで取得できます。猫専門の獣医師による監修がされているため、講座は愛猫の健康管理に役立つ内容です。試験はありません。興味のある人はたのまなからで愛猫健康講座を受講してみてください。
たのまなの特徴
- 質問回数が無制限で充実したサポート
- 就職や開業のサポートがあり、資格取得後にも役立つ
- まずは無料資料請求で気になるカリキュラムをチェック
\受講スケジュールや受講者の声も確認できます!/
たのまなのカリキュラムを確認
キャットフレンドリーパーソンの難易度
キャットフレンドリーパーソンは講座の受講のみで取得できる資格です。そのため、勉強時間の確保が難しい人でも取得しやすい簡単な資格と言えます。
キャットフレンドリーパーソンがおすすめの人
キャットフレンドリーパーソンは、猫について知識を深められて取得しやすいので、猫好きだけど資格を取得したことがない人におすすめです。猫について基本的な知識を得るきっかけになります。
猫の飼育に関する検定・資格一覧
猫好きでこれから猫を飼育するのであれば、ある程度の専門知識が必要になります。猫の飼育を適切にしたい人におすすめの資格は以下の通りです。
- キャットケアスペシャリスト&キャトシッター
- 猫健康管理士
- キャットシッター
- 猫の育て方アドバイザー
- 認定ペットシッター
以下でそれぞれ解説します。
キャットケアスペシャリスト&キャトシッター
キャットケアスペシャリスト&キャトシッターは、猫に特化して基礎知識を学べる資格です。以下で、概要や取得方法を詳しく解説します。
キャットケアスペシャリスト&キャトシッターの概要
キャットケアスペシャリスト&キャトシッターは、ヒューマンアカデミーの通信講座であるたのまなが運営する資格です。猫の飼育に特化した内容が学べるため、自宅で猫を飼いたい人に必要な知識を得られます。
猫を飼いたい一般の人だけでなく、キャットシッターやキャットケアスペシャリストといった猫関連の仕事にも役立つ資格です。
キャットケアスペシャリスト&キャトシッターの取得方法
キャットケアスペシャリスト&キャトシッターはたのまなのキャットケアスペシャリスト講座を受講することで取得できます。在宅でも取得できるため、受講の時間を確保しやすいです。興味のある人は、たのまなに申し込みをしてみてください。
たのまなの特徴
- 質問回数が無制限で充実したサポート
- 就職や開業のサポートがあり、資格取得後にも役立つ
- まずは無料資料請求で気になるカリキュラムをチェック
\受講スケジュールや受講者の声も確認できます!/
たのまなのカリキュラムを確認
キャットケアスペシャリスト&キャトシッターの難易度
キャットケアスペシャリスト&キャトシッターは、たのまなのキャットケアスペシャリスト講座を受講することで取得できます。合格率は公開されていませんが、講座の合格サポートを活用することで、難易度は低くなるでしょう。
キャットケアスペシャリスト&キャトシッターがおすすめの人
キャットケアスペシャリスト&キャトシッターは、猫を飼育したい人やこれから猫関連の仕事をしていきたい人におすすめです。専門家を目指す第一歩になる知識を多く得られます。猫について、詳しく理解を深めたい人は、たのまなのキャットケアスペシャリスト講座を受講しましょう。
たのまなの特徴
- 質問回数が無制限で充実したサポート
- 就職や開業のサポートがあり、資格取得後にも役立つ
- まずは無料資料請求で気になるカリキュラムをチェック
\受講スケジュールや受講者の声も確認できます!/
たのまなのカリキュラムを確認
猫健康管理士
猫健康管理士は、猫のブリーディングや病気予防について、専門的な知識を得られる資格です。猫に関わる仕事をしたい人に向いています。以下で詳しく解説するのでご覧ください。
猫健康管理士の概要
猫健康管理士は、猫のブリーディングに加えて、猫の基礎生態学や行動学、家庭医学や遺伝など幅広い知識を得られる資格です。猫の健康についてだけでなく、爪切りなど生活上の世話をする方法も学べます。
猫健康管理士の取得方法
猫健康管理士は、講座を受講して選択問題と添削課題に合格することで取得できます。資格取得は、受講開始から1年以内に行わなければいけないので注意しましょう。ただし、平均4か月ほどで課題にチャレンジする人が多いので、焦る必要はありません。
講座の受講はたのまなから申し込みできます。興味のある人は、ぜひ申し込みを検討してみてください。
たのまなの特徴
- 質問回数が無制限で充実したサポート
- 就職や開業のサポートがあり、資格取得後にも役立つ
- まずは無料資料請求で気になるカリキュラムをチェック
\受講スケジュールや受講者の声も確認できます!/
たのまなのカリキュラムを確認
猫健康管理士の難易度
猫健康管理士の試験は、約50問の選択問題と添削課題です。合格ラインは約70%の正答率で、合格率は95%と高いため、あまり難易度は高くありません。勉強時間をあまり確保できない人でも、比較的簡単に取得できます。
猫健康管理士がおすすめの人
猫健康管理士は、猫を飼育したい人で猫の健康を詳しく知りたい人におすすめです。病気の予防や日々の世話をしっかりすれば、猫の長生きにもつながります。
また、試験は自分のタイミングでいつでも受けられるため、マイペースに勉強したい人にもおすすめです。
キャットシッター
キャットシッターは、言うなればベビーシッターの猫版です。猫を残して外出しなければならない人に代わって、留守番して猫の世話をします。以下で詳しく解説します。
キャットシッターの概要
猫を飼育している人の中には、ペットホテルなどのペット向け宿泊施設より、住み慣れた家で過ごしてほしいと考える人もいます。キャットシッターは飼い主の外出時に、代わりに自宅で猫の世話をする人です。猫の中には、お泊りが苦手な猫もおり、そんな猫が安心して過ごすために飼い主に代わって世話をします。
キャットシッターの取得方法
キャットシッターはたのまなのキャットケアスペシャリスト講座を受講し、筆記試験に合格すれば取得できます。試験は講座の受講が完了し、試験の準備が整えばいつでも実施可能です。また、受験場所が自宅なので、スケジュール確保が難しい人でも受けやすい試験となっています。
キャットシッターは仕事にもつなげられる資格です、興味のある人は、たのまなでキャットケアスペシャリスト講座の受講を検討してみてください。
たのまなの特徴
- 質問回数が無制限で充実したサポート
- 就職や開業のサポートがあり、資格取得後にも役立つ
- まずは無料資料請求で気になるカリキュラムをチェック
\受講スケジュールや受講者の声も確認できます!/
たのまなのカリキュラムを確認
キャットシッターの難易度
キャットシッターの試験は筆記のみですが、幅広く猫についての知識が問われるため、決して簡単に取得できる資格ではありません。また、試験を受けるまでもキャットケア講座の受講を完了させなければならない点がハードルとなります。
ただし、講座を受講してしっかりと対策すれば合格は難しくないです。非公表ですが、合格率は8割とも言われています。
キャットシッターがおすすめの人
キャットシッターは猫について知識を深め、副業や本業として仕事につなげたい人におすすめです。猫好きであれば、モチベーション高く知識を深められますし、仕事も長続きするでしょう。もし、猫関連の仕事をしたいのであれば、キャットシッターはおすすめの資格です。
猫の育て方アドバイザー
猫の育て方アドバイザーは、猫の育成全般に関わる業務を担当します。猫の個性や飼っている家庭の事情に合わせた育て方を提案するので、専門的な知識が必要です。以下で資格について詳しく解説します。
猫の育て方アドバイザーの概要
猫の育て方アドバイザーの資格を取得すると、各家庭の猫に合わせた育て方を飼い主へアドバイスできます。猫に関する基礎知識だけでなく、猫の個性や家庭の環境に合わせたアドバイスが求められるため、知識の応用も必要です。
資格がなくてもアドバイスはできますが、資格があればより説得力が増します。また、ペットシッターなど他の資格と組み合わせて仕事に利用すれば、より大きな付加価値を提供できるでしょう。
猫の育て方アドバイザーの取得方法
猫の育て方アドバイザーは偶数月に行われる試験で、70%以上の評価を受けることで取得できます。試験方法は在宅での筆記試験で、当日に試験問題と解答用紙が届くので、それを解く形式です。この試験に合格すると、猫の育て方アドバイザーを取得できます。
猫の育て方アドバイザーの難易度
猫の育て方アドバイザーは合格率70%以上となっており、決して難易度は高くありません。ただし、猫に関する専門知識が求められるため、幅広く勉強が必要です。テキストや過去問がないため、日本生活環境支援協会に認定されている講座を受講しましょう。
猫の育て方アドバイザーがおすすめの人
猫の育て方アドバイザーは、猫に関わる仕事をしている人として、多くの家庭の猫に関わりながら個別の環境を改善させたい人におすすめです。
キャットシッターとして仕事しながら、飼い主に適切なアドバイスを行うなど、猫関連の仕事のキャリアを広げられます。そのため、猫好きより仕事の知識として活かしたい人に向いている資格です。
認定ペットシッター
認定ペットシッターは猫のみならず、様々なペットを預かって適切に世話できることを証明する資格です。プロのペットシッターとして活動するには、必須の資格なので、ペットシッター志望の人は取得を目指しましょう。以下で詳しく解説します。
認定ペットシッターの概要
認定ペットシッターは、適切なペットの世話や管理ができることを証明する資格です。民間資格ですが、認定ペットシッターになると「動物取扱業」の申請用件である「動物取扱責任者」として認定されます。そのため、プロのペットシッターとして活動するのに必要な資格です。
ペットオーナーと密接な関係になることで、高収入も目指せるため、猫だけでなく動物全般の世話をする仕事をしたい人は取得を目指しましょう。
認定ペットシッターの取得方法
認定ペットシッターは、ビジネス教育連盟のペットシッタースクールが実施する認定ペットシッター養成講座を受講し、講習最終日の修了試験に合格すると、全国ペットシッター協会に登録申請できます。そこで登録が認定されると、正式に認定ペットシッターを名乗れる流れです。
認定ペットシッター養成講座は、通学と通信から選べるため時間や地理の問題で通学が難しい人でも受講できます。ただし、通学で受講すると子犬のあずかり訓練なども受けられるのがメリットです。より多くのペット関連資格を取得したいのであれば、できるだけ通学での取得を目指しましょう。
認定ペットシッターの難易度
認定ペットシッターの試験は、合格率こそ公開されていませんが、動物に関する知識だけでなく経営上の知識など実務面も問われます。そのため、難易度はかなり高いと言えるでしょう。問われる内容が動物の世話の実践的なものなど、知識の応用が必要です。
合格に不安があるのであれば、たのまなのドッグシッター講座がおすすめです。名前はドッグシッターとなっていますが、認定ペットシッターに関する講座となっています。認定ペットシッターの試験で問われる知識を実践的に学べるので、興味のある人は検討してみてください。
たのまなの特徴
- 質問回数が無制限で充実したサポート
- 就職や開業のサポートがあり、資格取得後にも役立つ
- まずは無料資料請求で気になるカリキュラムをチェック
\受講スケジュールや受講者の声も確認できます!/
たのまなのカリキュラムを確認
認定ペットシッターがおすすめの人
認定ペットシッターは、動物の世話をする仕事でキャリアを築いていきたいと考える人におすすめです。特に猫好きだけれど、他の動物も好きで世話や管理といったかたちで関わりたいのであれば、幅広い知識を得られます。ペット業界でキャリアアップするのに適した資格です。
プロ向けの猫関連検定・資格一覧
猫関連の資格の中でも、プロ向けの資格は専門家を目指すのであれば取得したい資格です。猫に関するプロ向けの資格は以下の通りです。
- キャット・グルーミング・スペシャリスト
- 愛玩動物飼養管理士
- 動物衛生看護師
- 認定動物看護師
- 猫の健康管理インストラクター
- ペットシッター士
いずれも、猫だけでなく幅広いペットに関わる資格で、ペット業界でキャリアアップするのに適しています。以下で解説するのでご覧ください。
キャット・グルーミング・スペシャリスト
キャット・グルーミング・スペシャリストは猫専門トリマーの資格です。トリマーは様々なペットの美容を担当する専門職で、猫専門のトリマーとして活動する人もいます。以下で資格について詳しく解説するので、ご覧ください。
なお、トリマーとしての平均年収について詳しく知りたい人には、「トリマーの年収はどれくらい?地域・年齢による違いや年収1000万を目指す方法もチェック!」がおすすめです。トリマーの年収について、平均やアップの方法を知ることができます。
キャット・グルーミング・スペシャリストの概要
キャット・グルーミング・スペシャリストは猫専門トリマーの資格となっており、猫の美容以外にも飼育管理能力や専門知識が必要です。
猫は様々な種類がおり、その種類ごとの知識を身につける必要があります。グルーミングに関する基礎、応用のどちらも求められる資格です。
キャット・グルーミング・スペシャリストの取得方法
キャット・グルーミング・スペシャリストを取得するには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
- 猫の美容に関する3年以上の専門学校、短期大学、大学を卒業したうえで日本動物衛生看護師協会の指定する猫の講習会を受講し、実技試験に合格する
- 猫の美容に関する2年以上の専門学校を卒業後、2年以上の実務経験を積み、日本動物衛生看護師協会が指定する猫の講習会を受講したうえで実技試験に合格する
上記2つの条件のどちらかを満たすことで、キャット・グルーミング・スペシャリストを取得できます。
キャット・グルーミング・スペシャリストの難易度
キャット・グルーミング・スペシャリストは、実技試験を受験する資格を得るまで時間がかかります。ただし、実技試験までたどりつければ、合格に十分な技能が身についているので難易度が高いとは感じないでしょう。
キャット・グルーミング・スペシャリストは、試験の難易度は高くないですが、受験資格を得るまでに時間がかかる資格です。
キャット・グルーミング・スペシャリストがおすすめの人
キャット・グルーミング・スペシャリストは、ペットサロンやペット美容院でグルーマーとして活動したい人におすすめの資格です。また、他にも健康分野の知識を学べるので動物病院で動物衛生看護師として働く進路もあります。
自分のキャリアの幅が広がるので、猫に関わる専門的な仕事をしたい人はキャット・グルーミング・スペシャリストを目指しましょう。
愛玩動物飼養管理士
愛玩動物飼養管理士は、公益社団法人日本愛玩動物協会が運営しており、愛護や保護の活動をしたい人におすすめの資格です。以下で詳しく解説します。
愛玩動物飼養管理士の概要
愛玩動物飼養管理士は、「動物の愛護及び管理に関する法律」の主旨にもとづいて、ペットの愛護及び適正飼養管理の普及啓発活動などを行うために必要な知識・技能を修得していることを証明する資格です。
この資格は、動物病院などペットに関わる職業の人だけでなく、一般の人もボランティア活動に活かしています。また、動物取扱責任者の認定要件として国・自治体から認められている資格です。
愛玩動物飼養管理士の取得方法
愛玩動物飼養管理士の取得方法は、まず資料請求を行います。その後、受講受験料と資料請求時に同封されている申込書を送付する流れです。数回に分けて教材が送られるので、通信教育期間中にオンラインのスクーリングを受講します。
講座がすべて完了すれば、課題報告問題の提出を認定試験前に行わなければなりません。期限内に提出しないと、認定試験を受けられないので注意してください。課題提出まで完了すれば、認定試験を受けられます。認定試験が行われるのは春期と夏期の年2回です。
愛玩動物飼養管理士の難易度
愛玩動物飼養管理士は1級と2級に分かれており、どちらも合格率は約8割となっています。講座で学んだ内容をしっかりと自分の知識にできていれば合格は難しくないレベルです。しかし、内容が専門的なので講座だけでなく自分でも学習しておく必要があります。
愛玩動物飼養管理士がおすすめの人
愛玩動物飼養管理士は比較的取得しやすい専門資格で、動物取扱責任者になりたい人におすすめです。2級でも動物取扱責任者になれるため、1級まで取得する必要はありません。自身のキャリアプランや目的に応じて資格取得を目指しましょう。
動物衛生看護師
動物衛生看護師は動物病院で働く獣医療補助者を指す言葉です。動物衛生看護師は、通常の看護師と同じく専門性のある職業となっています。以下で資格について詳しく解説するのでご覧ください。
動物衛生看護師の概要
動物衛生看護師は、動物の看護・栄養学・臨床検査・保育・しつけの知識や技術を有することを証明する資格です。動物に関する専門知識だけでなく、ペットとのコミュニケーション能力も問われます。
動物衛生看護師は近年注目を集めている資格で、動物病院だけでなくペット美容サロンなどペット関連施設で働く人の中にも資格を持っている人がいるほどです。動物の健康チェックは様々なペット向け施設で求められるスキルであり、それにともなって動物衛生看護師の資格に対する需要も高まっています。
動物衛生看護師の取得方法
動物衛生看護師は以下のいずれかの条件を満たす場合に受験可能です。
- 動物看護に関する3年以上の課程を有する大学、短期大学、専門学校の卒業者もしくは卒業見込者
- 動物看護に関する2年の課程を有する専門学校を卒業後、2年以上の実務経験
動物衛生看護師は専門性と経験の両方が求められるため、条件によっては実務経験が必要となります。試験内容は、筆記、実技、面接の3つです。
動物衛生看護師の難易度
動物衛生看護師は合格率が80%以上となっており、受験資格を満たすまでにしっかりと経験や学習を積んできた人であれば合格は難しくありません。
ただし、試験では動物と衛生に関する法規やヒトと動物の共通感染症、疾病の知識など様々な知識が問われるので、対策はしっかりとっておきましょう。
動物衛生看護師がおすすめの人
動物衛生看護師は、動物病院で働きたい人や猫の健康について自身の手でサポートしたい人におすすめです。看護師にならなくても、トリマーなど他の職種でも活かせる場面が多いので、取得することでキャリアを広げられます。ペット業界で需要のある人材として働きたいのであれば、おすすめの資格です。
認定動物看護師
認定動物看護師は、動物専門の看護スキルを持っている人に与えられる資格です。大まかな内容は動物衛生看護師と同じですが、認定している団体が違います。以下で認定動物看護師について、詳しく解説するのでご覧ください。
認定動物看護師の概要
認定動物看護師は獣医の補助が主な業務で、動物診療のサポートを中心に行います。動物診療のサポートは無資格でも行えますが、認定動物看護師の資格が合った方が動物病院で採用されるチャンスは多いです。
なお、動物看護師に関する資格はこれまで統一された資格がありませんでしたが、2022年5月からは愛玩動物看護師と呼ばれる国家資格が親切されます。
認定動物看護師の取得方法
認定動物看護師を取得するには、まず以下の受験資格を満たすことが必要です。
- 動物看護師統一認定機構が推奨したコアカリキュラムに基づく「動物看護学」を教育する学科あるいはコースを有する専修学校専門課程あるいは大学において、認定動物看護師になるのに必要な単位(必要時間数)を修めた方(試験実施年3月31日までに修める見込みの方を含む)
- 動物看護師統一認定機構の受験資格審査により個別に認めた方
上記いずれかの条件を満たしたうえで、試験に合格すれば認定動物看護師の資格を取得できます。
認定動物看護師の難易度
認定動物看護師の資格は、試験が統一されたことによって対策を立てやすくなり、合格率も80%以上となっています。また、試験もマークシート方式のため正解を導きやすいです。
ただし、動物看護に関して幅広く問われるので勉強はしっかりしなければなりません。
認定動物看護師がおすすめの人
認定動物看護師は、動物看護のスキルを活かして動物病院などで働きたい人におすすめです。また、最近ではペットホテルやペット美容サロンでも、動物の管理を行うスキルが求められることがあります。そのため、こうしたペット関連施設でも、認定動物看護師の資格があると有利です。
猫の健康管理インストラクター
猫の健康管理インストラクターは、猫の種類に応じた知識を有していることを証明する資格です。猫について、種類ごとの知識を深めるのに適しています。以下で詳しく解説するので、ご覧ください。
猫の健康管理インストラクターの概要
猫の健康管理インストラクターは、猫の種類ごとに見た目の特徴や飼育に適した環境などに関する知識を有していることを証明する資格です。
資格を取得することで、猫の健康管理インストラクターとして活動し、自宅やカルチャースクールでの講師を務められます。猫に関する正しい知識を、説得力を持って普及させるのに適した資格です。
猫の健康管理インストラクターの取得方法
猫の健康管理インストラクターに受験資格はなく、誰でも受験可能です。試験は筆記を在宅受験し、期日までに回答用紙を提出します。そこで70%以上の評価を受けられれば合格です。
猫の健康管理インストラクターの難易度
猫の健康管理インストラクターは、合格率80%以上となっておりそれほど取得は難しくありません。ただし、様々な猫の種類や特徴を知る必要があるので、計画的に勉強しましょう。教材やテキストがないので、通信講座を検討するのも選択肢の1つです。
猫の健康管理インストラクターがおすすめの人
猫の健康管理インストラクターは、猫について幅広い知識を得て、それを広げていきたいと考える人におすすめです。
資格取得しなくても講師活動はできますが、猫の健康管理インストラクターの資格があれば、多くの人に説得力を持って情報発信できます。自分の猫に関する知識や経験を共有してほしいのであれば、おすすめの資格です。
ペットシッター士
ペットシッター士は、猫のみならず様々なペットを飼い主の自宅で世話するための資格です。キャットシッターと違い、猫以外の動物も対象に含まれます。以下はペットシッター士の資格についての解説です。
ペットシッター士の概要
ペットシッター士は飼い主が不在時に自宅へ訪問し、ペットの世話や管理を自宅で行います。キャットシッターとの違いは、シッターの対象が猫以外の動物も含まれる点です。そのため、動物の種類に応じた知識が幅広く求められます。
ペットシッター士の取得方法
ペットシッター士は民間資格で通学、通信講座、カルチャー講習のいずれかを受講することで取得できます。通学の場合、6日間の講習を受けて最終日の認定試験に合格すれば資格取得です。
通信講座は6か月以内に所定のカリキュラムを受けたうえで、認定試験に合格すると資格取得になります。カルチャー講習は、自宅学習に加えて2日間の講習会を受けることで資格取得が可能です。
自分に合った方法で取得を目指しましょう。
ペットシッター士の難易度
ペットシッター士は講座の受講と認定試験の合格によって取得できます。試験の合格率は90%以上となっており、比較的簡単な資格です。専門知識を身につけつつ、比較的簡単な資格を取得したい人に向いています。
ペットシッター士がおすすめの人
ペットシッター士は、ペットシッターとして幅広いペットの世話をしたい人におすすめの資格です。ペットシッターは資格がなくてもできますが、ペットシッター士の資格があれば飼い主から信頼を得られます。そのため、ペットシッターとして独立を目指す人におすすめです。
猫関連の検定・資格を取得するメリットは?大好きな猫に詳しくなれる!
猫関連の検定・資格の多くは必須のものではありません。たとえばキャットシッターは、無資格でも仕事にできます。しかし、大好きな猫について詳しく知りたい人や仕事の中で関わっていきたい人は資格の取得がおすすめです。
しかし中には、独学で資格取得していくことに不安を感じる人もいるでしょう。猫関連の検定・資格はヒューマンアカデミーの通信講座たのまなで勉強できます。興味のある人は、ぜひキャットケアスペシャリスト講座などの受講を検討してみてください。
たのまなの特徴
- 質問回数が無制限で充実したサポート
- 就職や開業のサポートがあり、資格取得後にも役立つ
- まずは無料資料請求で気になるカリキュラムをチェック
\受講スケジュールや受講者の声も確認できます!/
たのまなのカリキュラムを確認
犬関連の検定・資格もある?もちろんある!
検定・資格には猫だけでなく、犬関連のものもあります。具体的には、キャットシッターの犬版であるドッグシッターや人と犬の社会的関係性などから飼い主にアドバイスを行うドッグライフカウンセラーなどです。
猫好きだけでなく、犬も好きな人は関連する検定・資格の取得を目指してみてください。また、ペットシッター士や認定動物看護師など、プロ向けの資格は猫だけでなく犬にも共通して知識を活かせます。犬に関わる仕事をしたい人におすすめなので、ぜひ取得を目指してみてください。
猫関連の検定・資格を取得しよう!
ここまで猫関連の検定・資格を解説してきました。猫関連の検定・資格には猫好きの人からプロ向けまで、様々な人に適したものが多くあります。猫に興味や関心があって、これから検定・資格の取得を目指したい人は、この記事を参考に目的に合った資格を選んでみてください。
また、中には通信講座の受講によって取得できる資格もあります。ヒューマンアカデミーの通信講座たのまなはキャットシッターなどの資格を、講座を通じて取得可能です。興味のある人は、通信講座の受講も検討してみてください。
たのまなの特徴
- 質問回数が無制限で充実したサポート
- 就職や開業のサポートがあり、資格取得後にも役立つ
- まずは無料資料請求で気になるカリキュラムをチェック
\受講スケジュールや受講者の声も確認できます!/
たのまなのカリキュラムを確認