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日本茶インストラクターとは?資格の概要や難易度・生かせるシーンなど網羅的に紹介!

日本茶インストラクターとは?資格の概要や難易度・生かせるシーンなど網羅的に紹介!

「日本茶インストラクターの資格が取りたいけれど、どこで生かせるのだろう」

「日本茶に詳しくなりたいけれど、試験の難易度はどれくらいなのだろう」

日本茶インストラクターは、NPO法人日本茶インストラクター協会が認定する日本茶の中級指導者の資格です。

日本茶文化の発展に対する正しい理解や普及ができる指導者を育成するために、1999年に「日本茶インストラクター等認定制度」が作られました。2013年に「日本食」がユネスコの世界遺産に登録され、ますます日本食や日本茶への関心が高まっており、資格取得後の活躍の場が広がっています。

今回は、日本茶インストラクターについて、次の内容をお伝えします。

  • 日本茶インストラクターとは?
  • 日本茶インストラクターに向いている人とは?
  • 日本茶インストラクターの資格を取得する流れ
  • 日本茶インストラクターを生かした活動について
  • 日本茶インストラクターに似ている資格について

日本茶に興味がある人は、日本茶インストラクターの取得を目指しましょう。

日本茶インストラクターとは?日本茶インストラクター協会の認定資格

日本茶インストラクターとは?日本茶インストラクター協会の認定資格

日本茶インストラクターは、NPO法人日本茶インストラクター協会が認定する日本茶の中級指導者になるための資格です。

日本茶インストラクター協会には、日本茶の資格が「日本茶アドバイザー」「日本茶インストラクター」の2種類があります。

今回ご紹介する「日本茶インストラクター」は中級レベルにあたります。

日本茶について、初級指導者(日本茶アドバイザー)や消費者に指導できる知識や技能を有すると認められる資格です。

日本茶のプロとして教育指導者になりたい人や、食育に興味がある人、日本茶カフェの開業を目指す人などにおすすめの資格です。

何が学べるの?日本茶についてプロレベルで詳しくなれる!

日本茶インストラクターは、お茶の知識を体系的に学び、お茶のサンプルを使いながら実践的な力がつきます。

お茶に関して専門的な知識を持つことができ、日本茶のプロとしての活動が可能です。

お茶の歴史では、お茶のはじまりからお茶の市場の拡大や、煎茶製法の発明などについて詳しく学びます。

また、製造方法や茶の入れ方、茶の健康科学、茶の品質審査と鑑定など、幅広い内容を扱います。

お茶の知識や実践的な内容だけでなく、人を引き付ける話し方の工夫やレッスンプランの作成方法についても学ぶため、インストラクターとして活動できる力が付くでしょう。

日本茶インストラクターの難易度は?指導できるレベルの中級者資格

日本茶インストラクターは、中級者レベルの資格です。初級指導者(日本茶アドバイザー)や消費者に対して、日本茶について指導できるようになれます。

合格率は25~35%であるため、比較的難易度の高い資格です。

高校卒業程度の学力のある人が対象の試験で、20歳以上であれば誰でも受験が可能です。

また、初級レベルである日本茶アドバイザーの資格を取っていなくても受験できます。

日本茶インストラクターの人数は?2021年現在3100人超え!

日本茶インストラクターの人数は、2021年現在では3163人です。日本茶アドバイザーと合わせると5621人います。

日本茶インストラクターは、これまでに1万3000人が受験しており、受験者の平均年齢は37歳です。

20~40代が多く受験しており、はじめは男性の受験者が多かったものの、最近では女性の受験者が増えてきています。

受験者の数自体も増加傾向にあります。海外の受験者が31人おり、日本茶に対する関心の高さがうかがえます。

日本インストラクター会員が一番多い都道府県は静岡県です。お茶の産地では、お茶に関する仕事が多いぶん、需要の高い資格になっています。

類似資格はある?初級レベルなら日本茶アドバイザー

似ている資格としては、日本茶アドバイザーがあります。

日本茶アドバイザーは初級レベルの資格で、消費者に日本茶について助言したり、指導したりできるようになります。

日本茶や食育について興味や関心がある人や、日本茶カフェで働いてみたい人におすすめの資格です。日本茶アドバイザー養成スクールに通学する方法と、通信講座で勉強する方法があります。

18歳以上であれば受験が可能ですので、興味がある人はチャレンジしてみましょう。

どんな場面で生きる資格?日本茶教室など

日本茶インストラクターは、日本茶教室の開催やカルチャースクールの講師などで活躍できます

下位資格である日本茶アドバイザーの指導者にもなれます。

他にも、日本茶カフェのプロデュースをしたり、通信教育の添削講師としても資格を生かせるでしょう。

近年、注目を集める日本食とともに日本茶への関心も高まっており、メディアでの活躍も期待できます。

日本茶インストラクター協会のホームページでは、資格保有者への求人を掲載しています。

お茶の専門店や、お茶と一緒に食べるお菓子の専門店での接客や販売の求人がありますので、気になる方はチェックしてみましょう。

日本茶インストラクターは誰におすすめ?日本茶や文化が好きな人

日本茶インストラクターは誰におすすめ?日本茶や文化が好きな人

日本茶インストラクターは、日本茶や日本文化が好きな人におすすめの資格です。

すでに、日本茶の生産や販売などで、日本茶に携わっている人にとっても、さらに深い知識が備わって仕事に生かせる資格でしょう。

実際、お茶の生産地である静岡県が、資格保有者の割合が一番高くなっています。

食育に関心があり、日本食や日本茶への関心がある人にもおすすめです。

また、日本茶カフェの開業を目指している人も、資格があることで日本茶のプロとして自信をもって経営できるでしょう。

取得者数は年々伸びていますが、資格保有者はまだ少ない資格のため注目されやすいというメリットもあります。

日本茶インストラクター取得までの流れ!二次試験まで合格しよう!

日本茶インストラクター取得までの流れ!二次試験まで合格しよう!

日本茶インストラクターを取得するまでの流れは次の通りです。

  1. 試験に申し込む
  2. 1次試験を受験する(筆記試験)
  3. 2次試験を受験する(実技試験)
  4. 日本茶インストラクターに認定される

1次試験はマークシートで五肢択一方式で行われ、日本茶について幅広い知識とインストラクターとしての技術が問われます。

2次試験は、日本茶の鑑定試験とインストラクターとしての指導力についての実技試験です。

試験は年に1度行われ、1次試験は11月に、2次試験は2月に行われます。

2次試験を受験できるのは、1次試験に合格した人だけです。

合格は2月に発表され、4月1日付けで資格が付与されます。

試験会場等は変わる可能性があるため、7月頃に発表される試験要綱を確認しましょう。

日本茶インストラクター取得の費用は?受験費やテキスト費を紹介

日本茶インストラクターの試験は試験資格がなく、20歳以上であれば誰でも受験が可能です。

試験料は1次試験と2次試験あわせて22,000円です。2次試験に落ちた場合は、次の年に再受験が11,000円で受けられます。

日本茶インストラクターは、次にご紹介する本などを参考にして独学での受験も可能です。

日本茶インストラクターは独学できる?通信講座の受講が一般的

日本茶インストラクターは独学が可能ですが、試験内容は日本茶インストラクター協会が実施している通信講座のテキストから出題されます。

試験範囲が広いため、通信講座を受講するのが一般的です。

通信講座では、テキストを使った学習と、お茶の鑑定法補を直接指導してもらえる実技講習会があります。実技講習会は、毎年9月に全国数か所の会場で1日間行われています。

リポート添削もあり、第3者からの客観的な評価で修得状況を把握できます。

受講料は77,000で、テキストやDVDの他にも、お茶の鑑定に使う本格的な茶器セットが含まれます。

日本茶インストラクターの活動って?日本茶普及に向けた取り組み一例

日本茶インストラクターの活動って?日本茶普及に向けた取り組み一例

日本茶インストラクターの資格保有者には、日本茶の普及に向けた取り組みを行っている人がいます。

ある人は、ツアー会社と協力して、観光客として来日した外国人向けにお茶ツアーを行っています。

観光客に茶園や工場の見学をしながら日本茶に親しんでもらうツアーを企画して、インストラクターとして日本茶の魅力を英語で伝えているのです。

他にも、日本茶カフェを経営して、カフェで提供する日本茶を選んだり、日本茶を使ったメニューの開発などを行っている人もいます。

日本茶インストラクターとしての専門的な知識を生かして、幅広い場での活躍が可能です。

日本茶にもっと詳しくなりたい!類似資格を紹介

日本茶にもっと詳しくなりたい!類似資格を紹介

日本茶にもっと詳しくなりたい人に、日本茶インストラクターに似ている資格を紹介します。

日本茶検定
NPO法人、日本茶インストラクター協会が主催する初心者向けの資格です。
日本茶の種類や奥深さ、魅力について学びます。日本茶について学びたい人におすすめです。
日本茶アドバイザー
NPO法人、日本茶インストラクター協会が認定する初級レベルの資格です。
日本茶についての知識を有し、消費者に指導できる力がつきます。
緑茶インストラクター
日本インストラクター技術協会が認定する資格です。
茶道具の種類、茶を使った料理などの知識を有し、カルチャースクールなどで指導できる力がつきます。
日本茶スペシャリスト
一般社団法人、日本能力教育促進協会が認定する資格です。
日本茶の製造から分類、入れ方まで日本茶の基本技術を理解して、日本茶に関わる業種で幅広く指導できる力を育成します。

日本茶インストラクターはプロレベルの資格!日本茶好きはぜひチェック!

日本茶インストラクターはプロレベルの資格!日本茶好きはぜひチェック!

ここまで、日本茶インストラクターの資格や通信講座についてご紹介してきました。

日本茶インストラクターの特徴は以下の通りです。

  • 日本茶インストラクターは中級レベルの資格
  • 日本茶のプロとして、また指導者として活躍できる
  • 合格率は25~35%で、比較的難易度の高い資格
  • 日本茶教室、カルチャースクール、日本茶専門店、メディアなど多方面で活躍できる
  • 通信講座を使って学習するのが一般的

日本茶が好きという人はぜひ資格を取得して、今後の生活に日本茶の知識を生かしていきましょう。

また、他にも面白い資格について知りたいという人は、次の記事を参考にしてみてください。

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