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インテリアコーディネーターに独学で合格するには?試験の勉強法を徹底解説

この記事では、インテリアコーディネーターの資格を独学で取得したい方に向けて知っておきたい知識をまとめました。

インテリアコーディネーターの仕事は、人々の生活空間をサポートできる仕事です。家の空間や家具、建築に興味のある方が能力を活かせます。

「資格を取りたいけど、独学と通信講座の勉強方法に迷っている」と言う方は、ぜひ参考にしてみてください。

インテリアコーディネーターは独学で合格できる

結論から話すとインテリアコーディネーターの資格は、一次試験と二次試験共に独学で合格を目指せます。

一人で学べるテキストや問題集が発売されているため、一つずつわからない問題を解いていく根気があれば試験対策は可能です。

スケジュールの管理をして合格までの道のりを歩んでいきましょう。

独学にかかる勉強時間

インテリアコーディネーターに独学で合格するには、合計約300時間の勉強時間が必要と言われています。

一次試験は約100~200時間、二次試験は約100時間ほど必要です。

一日約1~2時間の勉強に取り組めば、約半年の期間で300時間を達成できます。

一日に勉強できる時間を把握しながら、自分に合った方法で対策に取り組みましょう。

試験日時と勉強スケジュール

例年試験は、年に1回ずつ実施されています。2020年度の一次試験は10月中旬頃、二次試験は12月上旬頃に開催されました。

試験勉強には合計約300時間がかかるため、遅くても半年前の6月頃にはスタートしましょう。

勉強の流れは以下の通りです。

合格までの計画を立てる

参考書と問題集を買う・勉強開始

試験に申し込む

スケジュールを調整しながら勉強を進める

試験本番

ゆとりを持って勉強するため、半年の勉強期間で試験対策を進める計画を立ててみましょう。

独学で進めるメリット・デメリット

メリットは自由にスケジュールが組めるため、勉強したいタイミングで進められます。

例えば、平日に少しずつ進める方法もあれば、休日にまとめて対策する方法を選択することも可能です。

通信講座やスクールに比べると「テキスト代・受験料・道具代」が中心なので、費用を抑えられる点も魅力的ですよ。

自分の力で進めていける自信や達成感を味わえます。

一方、デメリットとしては、自己管理とモチベーションの維持を両立させなければいけません。

インテリアコーディネーターの試験対策において、どうしてもわからない点が出てきても自力で解決法を模索する必要も出てきます。

また、新しい情報が手に入れづらい点もあるため、すべてにおいて責任は自分にあるという覚悟が必要かもしれません。

勉強は独学と通信講座どっちがいい?

インテリアコーディネーターの勉強方法は、独学と通信講座で向き不向きがあります。参考までにどちらを選ぶべきかまとめてみました。

*独学が向いている人

インテリアの関連資格や学歴を持っている人は、独学で勉強する方法でも疑問が少なく勉強を進めやすいと言えます。

また、日頃から勉強に慣れており独学での勉強経験がある人も挑戦しやすい人です。

 

*通信講座が向いている人

不安や心配を感じやすく、勉強する習慣から離れている人は通信講座がおすすめです。

インテリアの勉強が初めての場合、二次試験の製図問題につまずいてしまうかもしれません。

試験対策の問題でわからないところを「一人で対処できないかも…」と感じるときは、サポート体制が充実している通信講座を選ぶのが無難です。

インテリアコーディネーターが学べる通信講座を比較してみた!

以下では、各通信講座のメリットや特徴を比べてみました。

通信講座のいいところは、最新の情報が反映されるので法改正後の知識を自分で取り入れる必要がない点です。

独学と通信講座で悩まれる方、どの通信講座がいいのか迷う方は選ぶときの参考にしてみてください。

ユーキャン

勉強時間は一日1時間、約8ヶ月の期間を通してインテリアコーディネーター試験の一次・二次両方の対策ができます。

初めて勉強する人がわかりづらい二次試験の製図問題は、パソコンやスマホの映像講義を使ってわかりやすく理解することが可能です。

10回分の添削課題もあるため、わからない問題があればサポートサービスを使って解決できます。

費用

*一括払い 59,000円

*分割払い3,980円×15回 (15ヶ月)=総計:59,700円

※どちらも送料はユーキャンが負担

 

公式サイトはこちら

ハウジングエージェンーシー

一次または二次のみ、一次と二次の両方に対応している3つのコースから受講できます。

一次試験の講座を受講した人は、二次試験の受講もできるため「一次試験の暗記問題は大丈夫だけど、二次試験の製図が心配」という方が利用するのにピッタリです。

製図に必要な道具や色鉛筆も別途料金で購入できます。

就職サポートのサービスもついてくるため、通信講座に就職対策も求める方は、ハウジングインテリアカレッジを選んでみてください。

費用

*一次、二次両方が勉強できるコース:53,000円~

*一次コース:40,000円~

*二次コース:45,000円~

 

公式サイトはこちら

ハウジングインテリアカレッジ

通学と通信講座の両方を実施するスクールで通信講座は一次試験のコース、二次試験のコースにわけて実施されています。

パソコンやスマホを使ってオンラインから講義を受講できる点が魅力的です。復習したいときは、講義の内容を何回でも再生することもできます。

試験開催日のスケジュール直前に合わせた対策ができるため、オンラインを通して授業を学びたい方は必見です。

費用

*一次試験セミナー:全2回、33,000円(教材込み)

*二次試験講座:全20回、148,500円

 

公式サイトはこちら

産業能率大学

資格の運営元が関わっている通信講座で、公式テキストを使った対策をしていきます。

一次、二次、または両方のコースから勉強が進められる講座があり、通信講座の中では比較的安い点が魅力的です。

論述試験の対策はありませんが、最低限の添削課題でシンプルに勉強したい方に向いています。

費用

*一次試験講座:31,900円(約5ヶ月)

*二次試験講座:20,900円(約3ヶ月)

*一次・二次両方の講座:47,300円(約7ヶ月)

 

公式サイトはこちら

一次試験の概要

学科の一次試験は、インテリアコーディネーターの歴史・家具・環境や設備・規格や制度の知識など、基本的な知識が問われます。

問題はマークシート式で選択するタイプなので、一言一句覚えていなければいけない記述式ではありません。

2019年度(第37回)一次試験の合格率は34.7%の結果でした。

民間資格の中では、ある程度の難易度があるため低い数字ですが、業界未経験の受験者が多い傾向にあるのが理由といえます。

実務経験がない・独学の勉強は初心者・試験対策に心配や不安を感じる人は、通信講座を使って進めると安心です。

二次試験の概要

インテリアコーディネーターの二次試験は、プレゼンテーション・記述式の論文の問題が出されます。

一つ目のプレゼンテーションは、実際に図面製作や色付けを実施して理解力を問う流れです。

二つ目の論文では、一次試験とは違い記述式の試験なので、インテリアコーディネーターとしての問題解決能力が課題から問われます。

2019年度(第37回)二次試験の合格率は57.6%の結果でした。

二次試験の合格率が高い傾向にあるのは、一次試験に合格した人が再受験しているからです。

自由度が高い二次試験は一次試験とは違う形で出題されるため、通信講座を使って質問しながら勉強を進めるのがよいかもしれません。

一次試験と二次試験の問題はどうやって対策する?

一次試験は学科で出題範囲が幅広く、主な勉強方法はテキストと問題集の暗記です。マークシート式なので、知識があれば選択肢の中から選んで解答できます。

一次試験の試験時間は約2時間40分です。疑問点をなくせるように頻出問題をピックアップして覚えながら過去問を繰り返し解きましょう。

建築やインテリア関連の勉強が初心者の場合は、二次試験はじっくりと対策しておくのが無難です。

二次試験の試験時間は約3時間で、本番で時間が足りなかったという声が上がっています。

ストップウォッチで時間を計りながら、日頃から慣れるようにしておきましょう。

図面製作について丁寧に解説してくれる書籍は、下記の「独学におすすめのテキスト・問題集」の見出しで解説したので参考にしてください。

試験対策で注意したいポイント

インテリアコーディネーターの試験を独学で進めていると、疑問点や不明点が出てくることもあります。

わからない問題や専門用語は、理解度が浅く本番でつまずきやすいポイントです。間違えやすい問題は、腹落ちするまで何度も繰り返し解いていきましょう。

解説を見たりテキストに戻ったりして一つずつ理解を進めることも大切です。

独学で勉強を進めているものの、一度で合格できなかった人や壁が多すぎると感じる人は、途中からでも通信講座に頼る方法も検討してみてください。

二次試験におすすめの道具は?

製図に使う道具は、日頃から使い慣れているものや手に負担がかからないものがおすすめです。

鉛筆またはシャープペンシルを使って線を引いていくので、なるべく本番に使うものと同じものを選んでおきましょう。

色鉛筆には18色以内という決まりがあるため、事前に厳選しておきます。消しゴムは新品が使いやすくMONOなどの消しやすいメーカーがおすすめです。

ハウジングエージェンシーからは、製図に必要な教材セットや色鉛筆の販売もあります。

持ち込みできる道具には制限が設けられているため、詳細は公式サイトを確認してください。

教材・道具にかかる費用

製図に必要な鉛筆・定規・コンパスなどの道具を購入する場合、合計5,000円ほどかかります。独学でテキストや問題集を新品で買えば、合計10,000~15,000円の費用です。

その他は、資格の受験料(一次・二次試験の両方)が14,850円、または一次試験のみ・二次試験のみが各11,550円かかります。

つまり、独学ならトータルで25,000~35,000円ほどの費用がかかる計算です。

通信講座の場合は2~10万円台の講座費用がかかるため、独学よりも値段は高くなります。

独学におすすめのテキスト・問題集

なるべく費用を安く抑えたい方には、大手通信販売サービスのAmazonや楽天、メルカリなどを活用してインテリアコーディネーターの書籍を手に入れる方法もあります。

テキスト・問題集は、できれば最新版がおすすめです。法改正の問題に対応しているため、自分でリサーチをかける手間が省けます。

以下では、独学で勉強に取り組みたい方に選んでほしい書籍をまとめました。一次試験、二次試験のそれぞれに対応した内容を集めたので参考にしてください。

インテリアコーディネーター1次試験 一問一答徹底研究

インテリアコーディネーターの講座を運営するハウジングエージェンシーの出版局が販売している問題集です。

例年最新版に対応した内容に調整されており、約500問から一問一答形式で解けます。

ピンポイントだけをまとめた内容なので、試験の直前対策に取り組むのもおすすめです。

詳細はこちら

はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方

二次試験に対応したテキストで実践的にインテリア製図の基本知識が身につけられます。

製図に必要な道具や描き方、色付けの方法などを詳しく知れるのが利点です。

初心者の方でも真似をしながら何度も繰り返せば、独学で対策に取り組めます。

詳細はこちらから

インテリアコーディネーター用語辞典

持ち運びに最適なインテリアに関する用語辞典で、約3900の語句と約900点の図表が各カテゴリーにわけられています。

インテリアコーディネーター資格の試験対策に取り組むときは、気になる用語があれば確認することも可能です。

試験だけでなく実務がスタートしたときにも役立つ内容が詰まっています。

詳細はこちらから

その他の一次・二次試験におすすめの書籍

上記以外に使いやすいテキストや問題集をまとめました。自分の目的別に合わせて活用してみてください。

インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究 上巻・下巻

1ページ1問方式で見やすく説きやすい過去問題集です。

 

これならわかる!インテリアコーディネーター集中テキスト&問題集

テキストと問題集のセットで簡潔にわかりやすい本を探している方におすすめです。

まとめ:インテリアコーディネーターは独学と通信講座のメリットを検討して活用しよう

インテリアコーディネーターの資格について独学で合格を目指したい人に向けて情報を解説してきました。

資格は独学で勉強することが可能で、合計約300時間・半年かけて対策しましょう。

1日1~2時間の勉強に取り組めば、合格に必要な目標時間を達成できます。

学科の一次試験は、テキストや問題集を暗記する形、二次試験はテキストや二次試験のみが受けられる通信講座を使って勉強に取り組みましょう。

独学の勉強方法に向いているのは、インテリアの関連資格や勉強経験がある人です。また、通信講座の勉強方法は、実務経験のない人や初心者の方が向いています。

例えば、人気の通信講座には、ユーキャン・ハウジングエージェンーシー・ハウジングインテリアカレッジ・産業能率大学などを取り上げました。

独学におすすめのテキストや問題集は、特にハウジングエージェンシー出版局の書籍がおすすめです。

独学と通信講座のいいとこどりをしながら、自分に合った勉強法を模索してみてください。