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医療事務におすすめの資格種類一覧!おすすめ講座やテキスト本などもあわせて紹介!

医療事務

「医療事務として転職するのに有利な資格が知りたい!」

「キャリアップに必要な資格を効率的に勉強したい!」

医療事務に関する資格は数多く存在するため、自分の状況に合わせて選ぶ必要があります。

しかし、さまざまな資格を比較しながら選ぶのは簡単ではありません。

そこで、この記事では、医療事務におすすめの資格を徹底解説します。

転職に向けて取得すべき資格から、キャリアアップに向いている資格まで紹介するので、ぜひ参考にしてください。

コンテンツ

医療事務がまず取得したいおすすめ資格は?合格率の高い「医療事務検定」

病院の受付

医療事務として働くうえで欠かせない資格といえるのが「医療事務検定」です。

「医療事務検定」は日本医療事務協会が開催する資格試験で、医療を裏側から支えるスタッフのスムーズな育成を目的に作られました。

受験資格がないので誰でも受験でき、医療の基礎知識を理解することで合格できます。

受験者の90%前後が合格していることから、難易度が高いとはいえません。

医療を基礎から学ぶことができ、合格率も高いため、医療事務として働くなら最初に取得すべき資格といえます。

これから医療事務を目指す方は「医療事務になるには資格が必要?給料・仕事内容・通信講座のまとめ【最新版】」を参考にしてみてください。

医療事務が持つべきおすすめ資格!取得しておきたい6資格をチェック!

病院のパソコン

医療事務が持つべき資格は「医療事務検定」だけではありません。

以下の6つも取得しておきたい資格です。

  1. 医療事務認定実務者
  2. 診療報酬請求事務能力認定試験
  3. 医療事務管理士
  4. 診療情報管理士
  5. メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)
  6. ドクターズクラーク

6つの資格の特徴や難易度などを詳しくみていきましょう。

①医療事務認定実務者

医療事務として働くマナーや接遇、知識の向上を目的として作られた資格です。

医療事務認定実務者について学習すると、医療機関でのさまざまな制度や流れ、診療報酬などの知識を身につけられます。

医療事務としての総合的な動きを習得できるので、早めに取得すべき資格の1つです。

学科と実技試験が行われ、60%以上の正答率があれば合格できるといわれています。

受験の際には、参考資料や電卓などの持ち込みが認められているため、安心して受験にのぞめるでしょう。

医療事務認定実務者については「医療事務認定実務者とは?試験概要や合格率・対策方法を紹介!」で詳しく紹介しています。

②診療報酬請求事務能力認定試験

診療報酬請求事務をスムーズに行える人材を育成するため、日本医療保険事務協会が開催する試験です。

医療費の負担を明確にするレセプト作成などを学習するので、医療機関の重要な業務に携われます。

重要な業務だけあって合格するのは簡単ではありません。

合格率は30%前後で、ほかの医療事務資格と比べてもかなり難易度が高いといえるでしょう。

医療事務である程度経験を積んで、仕事の幅を広げたいと考えるタイミングで取得を目指すのがおすすめです。

③医療事務管理士

医療事務のスペシャリストと呼ばれるのが医療事務管理士の資格を持った人です。

受付や会計、レセプト作業に加えてカルテの管理など、医療事務の業務全般が行えることを証明します。

医療事務管理士の資格を持っていれば、全国の医療機関に勤務できるため、長期的にみても安心できる資格といえるでしょう。

合格率は60%前後となっており、比較的やさしい試験となっています。

医療事務として長期的に働くなら、取得しておきたい資格の1つです。

④診療情報管理士

カルテの分類や管理、データ分析などを行うのが診療情報管理士です。

カルテの取り扱いには基礎知識だけでなく高度な知識が必要となるので、診療情報管理士の資格を持っていれば、高度なスキル保有者として重宝されます。

受験するには、以下2つの条件のいずれかを満たさなければなりません。

  • 日本病院会が実施する2年課程の「診療情報管理士通信教育」を修了する
  • 日本病院会が認定した大学・専門学校(3年制以上)で特定の単位を修得する

医療事務としてある程度経験を積み、キャリアップを目指す際に取得を検討しましょう。

診療情報管理士の魅力や年収などは「診療情報管理士の年収は低い?高い?他の医療系資格と徹底比較!」で詳しく紹介しています。

⑤メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)

メディカルクラークは、医療機関で診療報酬を請求する業務や窓口業務を行う実技能力を評価する資格です。

医療事務に関する資格の中でもっとも受験者数が多く、毎年2万人以上が受験しています。

合格率は60%以上なので、比較的高いといえるでしょう。

医療事務として働くうえで取っておきたい資格の1つです。

⑥ドクターズクラーク

多忙な医師の業務負担を改善するために作られたドクターズクラークは、医療文書の作成代行やカルテの代行入力などが主な業務です。

医療機関での必要性が高まっており、将来性が期待できるので、注目すべき資格の1つといえます。

合格までの学習時間は200時間が目安とされ、合格者は60%前後です。

難易度はあまり高くないので、医療事務の業務に慣れてきたら早めに取得しておくとよいでしょう。

医療事務におすすめの資格5選!仕事に慣れてきたら検討しよう

医療事務

医療事務の業務に慣れ、キャリアップを目指すなら、以下の資格取得をおすすめします。

  1. ホスピタルコンシェルジュ
  2. 医療英会話技能認定
  3. 医事コンピュータ技能検定
  4. 医療保険士
  5. 医療保険請求事務者

1つずつ詳しく見ていきましょう。

①ホスピタルコンシェルジュ

ホスピタルコンシェルジュは、コミュニケーション能力と知識を活かした医療機関での対応能力を評価するための資格です。

受付や会計で患者さんに適切な態度をとることで、安心して医療を受けられるようサポートする役目があります。

試験は1級から3級まで用意されており、3級は学科試験のみですが、1・2級は学科試験に加えてロールプレイング形式の実技試験も受けなければなりません。

1級の合格率は特に低く、受験者数の10%ほどです。

医療事務として経験を積んでから受験した方が合格しやすいでしょう。

②医療英会話技能認定

医療機関の受付業務で外国人への基礎的な対応を評価する資格です。

近年、在留外国人が増えていることもあり、医療機関で基礎的な英会話ができる事務員のニーズは高まっています。

さらにグローバル化が進むと、日本全国に外国人が増え、英会話ができる医療事務員を必要とする医療機関も増加するでしょう。

医療事務で想定される基本的な英会話ができると合格が狙えるので、難易度はそこまで高くありません。

医療事務としての業務に余裕がでてきたら、将来性を見込んで医療英会話技能認定の取得を目指すのもよいでしょう。

③医事コンピュータ技能検定

医療機関に電子カルテなどのさまざまなコンピュータが導入されたことで、これらを扱う能力を評価する資格として作られました。

コンピュータの操作スキルは、医療機関だけでなく他の現場にも活用できるので、持っていて損しない資格といえるでしょう。

試験は1級から3級まで用意されており、平均的な合格率は40%程度です。

基礎的なコンピュータ操作はもちろん、やや複雑な操作を求められる場合があるので、複雑な操作も学習したうえで受験することをおすすめします。

④医療保険士

医療保険士は医療保険や医療事務の専門家を育成し、医療現場をスムーズに運営するために作られた資格です。

1日1時間ほどの学習を4ヶ月続けると合格が見えてくるので、比較的簡単な資格といえるでしょう。

通信講座を使えば自分の好きな時間に学習でき、隙間時間を活用して合格を目指すことが可能です。

医療現場の保険について、知識を深めてキャリアの幅を広げたい人は、持っておくべき資格の1つといえます。

⑤医療保険請求事務者

医療機関の窓口業務や会計業務をはじめとする、医療事務全般の知識と技能を評価する資格です。

専門性の高い知識と迅速な対応が求められるため、持っておくと医療事務への転職が有利になります。

試験には問題集や電卓などの持ち込みが許されているので、難易度はそこまで高くありません。

医療事務への転職を考えるなら、持っておくべき資格といえるでしょう。

医療事務関連資格の勉強法は?3つのおすすめ講座を紹介!

勉強

医療事務についての資格取得を目指すなら、学習スタイルに合わせた勉強法がおすすめです。

以下3つの学習スタイルごとにおすすめの勉強法を解説します。

  • 通学して学習したい!
  • わかりやすい参考書が欲しい!
  • 価格の安さを重視したい!

1つずつ詳しく見ていきましょう。

通学して学習したい!

通学して学習したい人には、予備校や専門学校に通いながらの勉強がおすすめです。

講義を受けながら学習できるため、疑問点があればその場で質問し、不安を抱え込まずに学習を進められます。

ただし、講義の時間には出席しなければならないので、仕事をしながら通学するのは難しいでしょう。

わかりやすい参考書が欲しい!

参考書を使って学習する方法は2つあります。

1つ目は自分で受験する資格の参考書を購入して学習する方法です。

自分で使いやすい参考書を選べますが、選ぶのに時間がかかるデメリットがあります。

2つ目は通信講座を利用する方法です。

通信講座であれば、決められたカリキュラムと参考書で学習できるので、参考書選びに時間を取られる心配はありません。

講師に質問しながら学習できたり、講義動画を視聴できたりするので、効率的な学習が可能です。

価格の安さを重視したい!

「とにかく安く勉強したい!」

という方には、自分でテキストを購入し、独学での勉強がおすすめです。

テキスト代金しか必要ないので、予備校や通信講座のように講義代金はかかりません。

ただし、モチベーションの維持が難しく、学習習慣が身につかず成績が伸び悩む場合があるため注意が必要です。

医療事務関連資格のおすすめテキスト本は?人気があるものは信頼度も高い!

本を読む

医療事務に関する資格を独学で取得するなら、以下のテキストがおすすめです。

  • 最新 医療事務のすべてがわかる本
  • これだけは知っていたい医療者100法(2021年版)

1冊目におすすめする「最新 医療事務のすべてがわかる本」は、医療事務の全体像を学習できるので、未経験者でも読みやすいテキストです。

2冊目の「これだけは知っていたい医療者100法(2021年版)」は、医療事務に関する法律がまとめられています。

学科試験はもちろん、実務にも役立つテキストなので、一度目を通しておくとよいでしょう。

医療事務におすすめの資格で業務に生かそう!まずは医療事務検定がおすすめ!

リモート学習

この記事では、医療事務におすすめの資格について解説しました。

おすすめの資格を取得し、医療事務への転職やキャリアアップに役立てましょう。

この記事の内容をまとめると、以下の通りです。

  • 医療事務を目指すうえで最初に取得すべきは「医療事務検定」
  • 合格率の高い資格から取得するのがポイント
  • 医療事務の業務に慣れてきらたキャリアアップを狙った資格取得がおすすめ
  • 自分の学習スタイルに合わせて勉強法を選ぼう