データベースの管理・運用を行う上でSQL関連資格の取得はとても大切です。世界的に有名なOracle Masterなどを取得することで、転職や就活で企業にアピールできます。
また、これからプログラミングを学ぶ方にもSQL関連資格はおすすめで、職種の幅を広げることにもつながります。IT企業ではデータサーバーに強い人材を求めており、IT関連の職種はぜひ取得を目指しましょう
- SQL関連資格にIT関連企業には強い
- SQL資格で年収アップや仕事獲得につながる
- 初心者にもおすすめの資格がある
当記事では、これからSQL関連資格を取得する方に向けておすすめの資格を紹介します。最短で合格を目指せる通信講座もあり、これからSQL関連資格を学ぶ方にも必見です。ぜひ参考にしてみてください。
コンテンツ
SQL関連資格とは?データベース開発技術を示せる資格
SQL関連資格とは、データベースの管理や運用、コンサルティングに関する資格です。現在、企業では情報システムの運用・管理が欠かせない業務となっています。情報システムを効率良く正しく操作できるように、SQL関連資格の取得はとても大切です。
また、SQL資格は「国家資格」や「民間資格」の2種類があり、どちらも転職や就活に活かせます。
SQL関連資格には次のような資格があります。
- Oracle
- MySQL
- PostgreSQL
- SQLiteなど
上記は、データベース開発技術者やプログラマーからも人気の高い資格です。ぜひ取得を目指すと良いでしょう。
そもそもSQLとは?データベースを操作するための言語
SQLとは、データベースに関する言語です。例えば、企業のデータベースには数百、数万のデータが保存されています。それを正しく操作するためには、データベースに関する知識が必要です。
データベースは各社提供されている製品によって扱いも異なります。そのため、それぞれのデータベースの知識やスキルを身につけて、客観的な評価ができる資格が存在するのです。
SQLは既に国際標準化されており、さまざまなデーターベスがあります。
- Oracle
- MySQL
- PostgreSQL
- SQLiteなど
上記は多くの企業で扱っている言語で、データベース開発者を目指している方はぜひ覚えましょう。
プログラミング言語との違い
プログラミング言語とは、ソースコードという命令文を記述して、コンピューターを操作する言語です。基本的な処理方法はSQLと変わりはありません。
ただし、SQLではかんたんな命令文をコンピューターに送り、処理を行うだけです。命令文を送った際に、データベースから処理結果が返ってきますが、それに対して再度命令文を送るのがSQLの特徴です。データベースとの1対1の会話を行うイメージで、処理を進めます。
SQLの代表的な3種類
SQLでは、データベースの制御や処理を正しく行うために、3種類の言語が用いられます。
- Data Definition Languag(データ定義言語)
- Data Manipulation Language(データ操作言語)
- Data Control Language(データ制御言語)
上記はそれぞれの処理を行っていく上で、とても大切な役割です。まずは、コンピューターに処理内容を理解するために、行動の定義を行います。それが、「データ定義言語(Data Definition Language)」です。命令文を送る際にも、言語を互いが理解すると正しく認識できます。
処理を進めるにあたって、条件によって結果が変わるものです。その条件式を表すのが「データ操作言語(Data Manipulation Language)」です。ここで、条件やこの場合の結果はこう返すと記述すると、コンピューターも正しく処理を行います。
データベースにはアクセスすべき人間を限らなければなりません。誰でもアクセスできてしまうと、セキュリティ上トラブルを引き起こします。そのため、「データ制御言語(Data Control Language)」でアクセス制限を行うのです。
上記はSQLにとって大切な言語です。SQL関連資格では必ず扱うため、しっかり学習を進めましょう。
SQL資格を取得するメリットは?知識や技能を示せること
SQL資格では、データベース開発技術者にとって次のようなメリットがあります。
- 客観的な測定された力を示せる
- 年収アップにつながる
- 仕事の獲得や継続につながる
- 転職や就職に有利
- トラブル対応ができる
企業にとってデータベースは欠かせない情報ツールになりました。多くの企業において、データベース開発技術者を雇っている、あるいは外部委託しています。SQL資格を持っていることで、自分の知識や技術を活かすことができ、通常業務においても役に立てます。
では上記で挙げた具体的なメリットを紹介します。
客観的に測定された力を示せる
SQLはデータベースを扱う言語なため、実際のデータベース開発技術者でなければ、外部向けへ技術の証明は難しいでしょう。そこで、客観的な視点で評価できるのが、SQL資格です。
データベースに限った国家資格や民間資格であり、取得すると自分の実力を外に証明できます。
年収アップにつながるケースも
企業によっては、年収アップにつながるケースがあります。例えば、「資格手当」です。多くの企業で資格を取得すると手当をもらえて、年収アップにつながるケースがあります。
SQL関連資格もその対象になることもあり、自分の会社や転職先の会社で手当に含まれるか確認しましょう。
スキルアップだけでなく、年収アップとして資格取得を目指すこともおすすめです。
仕事の獲得や継続につながる
主にフリーランスでは、SQL関連資格を取得すると仕事の獲得や継続につながります。フリーランスでは、自分の技術を外に宣伝することが大切です。また、単価交渉の際にもスキルの証明になるため、実際に単価が上がるケースもあるでしょう。
フリーランスデータベース開発技術者にとってもおすすめの資格です。
転職や就職に有利
SQL関連資格は転職や就職にとても有利です。資格を持っているだけでも履歴書に書くことができ、自分の強みをアピールすることにつながります。現在、多くの企業がデータベースに関する人材を求めています。求人も多くあり、応募すると転職への鍵をつかめるチャンスです。
これからデータベースに関する人材を目指したい方は、SQL関連資格の取得を目指すと良いでしょう。
トラブルに対応できるようになる
企業のデータベースでは、相手がコンピューターということもあり、不測の事態もあり得ることです。データベースでのエラーや、一般社員が使用中に何かしらトラブルがあった際には、トラブル対応ができます。
通常業務を円滑に進めていくには、SQLに関する知識や技術を身につけておくととても有利でしょう。
SQL資格を取得する際の注意点は?3つのポイントをチェック
データベース開発技術者を目指す方は、SQL関連資格を取得することが大切です。勉強するにあたって覚えておきたい注意点が3つあります。
- 自分に合ったレベルのものから始める
- 試験対策をしっかり行う
- 資格を使って何をしたいかを明確にする
どの資格でも事前の勉強が必要です。ぶっつけ本番では合格できないでしょう。では具体的なポイントを紹介します。
背伸びせず自分に合ったレベルのものから始める
SQL関連の資格は、資格によって内容も異なるのが特徴です。いきなりレベルの高い資格から挑むと学習の進め方も難しく、知識を身につけるのに時間がかかります。
まずは、対策テキストなどを一度読んでから、自分に挑戦できるか判断しましょう。「これなら勉強できる」と自信を持ってから、学習を進めることがおすすめです。
試験対策はしっかり行う
資格を取得するには、試験に合格しましょう。どの資格も事前に学習を進めることが大切です。いきなり試験に挑んでも、思うように点数が伸びず資格も得られません。出題範囲や傾向を把握して、十分な学習スケジュールを立てて試験に臨みましょう。
資格を使って何をしたいかを明確にする
資格は転職や就活にとても有利です。SQLはさまざまな資格があり、事前に資格を取得した後の進路先を確認すると、勉強をスムーズに進められます。資格はあくまでも通過点です。実務の中で知識やスキルが活かせると考えましょう。
SQL関連資格では、データベースを中心に業務に活かせる内容となっています。勉強する資格は今後どのように活かせるかを考えながら学習を進めると、モチベーションも高まりおすすめです。
SQLの有名資格①Oracle Master
世界的にも有名なデータベース開発大手のOracleです。データベースやSQL関連資格といえば「Oracle Master」がまず挙げられます。
- 世界的に有名なデータベース開発大手企業
- 累計受験数は26万人以上
- 4段階の階級がある(ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ)
世界中の開発者が受験するOracleでは、基礎的な知識から、応用力や実務に関わるレベルまで4段階の階級があります。それぞれ、段階によって求められる内容は異なり、自分の適したレベルを受験しましょう。
DB管理とSQLを書く力を試せる
Oracle Masterでは主に次のテーマを扱います。
- データベースの管理・運用
- SQLの習熟度
データベースを扱う開発者にとっては習得したいものを中心に試験では出題されます。SQLの基礎的知識から応用力まで試せる上、自分の実力を図るためにも最適な試験です。
Oracle Masterの難易度は?4つの段階に分かれている
Oracle Masterの合格ラインは60~70%といわれています。シルバーやゴールドでは、難易度も高く、60%が合格ラインです。また、階級は次のとおりです。
- Oracle Masterブロンズ
- Oracle Masterシルバー
- Oracle Masterゴールド
- Oracle Masterプラチナ
Oracle Masterではブロンズから試験勉強を始めることができます。ブロンズを取得せずにシルバーやゴールドなどに挑めないことから、学習スケジュールにおいても注意が必要です。
難易度は比較的に高くなっていますが、事前に学習を進めれば合格も十分に可能です。
Oracle Masterブロンズは?最低限の力を持っていることを示す
Oracle Masterブロンズでは、基礎的な知識に関する問題が出題されます。データベースに関する基本的な用語や、日常的な運用・管理が中心です。まずはここで基礎固めを行うと良いでしょう。
Oracle Masterブロンズの簡単な試験概要は次のとおりです。
内容 | 項目 |
---|---|
試験名 | Oracle Masterブロンズ |
試験形式 | 選択式 |
試験時間 | 120分 |
設問数 | 70問 |
合格率 | 65% |
受験料 | 26,600円 |
上記をご覧の通り、受験料は26,600円です。決して安い金額ではなく、一発合格を狙いたい資格です。試験形式は選択式なため、事前に学習を進めていると回答しやすいでしょう。
Oracle Masterシルバーは?大規模データベースの管理
Oracle Masterシルバーでは、データベースの運用管理業を中心に出題されます。大規模なデータベースの管理をテーマが中心です。この資格で日常的に扱うデータベース関連のスキルが身につきます。データベース開発技術者にとっては取得を目指したい階級です。具体的な試験概要は次のとおりです。
内容 | 項目 |
---|---|
試験名 | Oracle Masterシルバー |
試験形式 | 選択式 |
試験時間 | 150分 |
設問数 | 90問 |
合格率 | 60% |
受験料 | 26,600円 |
ブロンズと比較すると、設問数が多く試験時間も3時間に及びます。しっかり学習を進めることで回答できるレベルでしょう。試験勉強をしながらデータベースに関する知識が身に付きおすすめの資格です。
Oracle Masterゴールド・プラチナは?世界に通用するレベル
Oracle Masterゴールド・プラチナでは、バックアップ方法やデータベースのセキュリティの関する問題が出題されます。また、状況に応じた対応策もテーマに扱われるため、応用力が求められる試験です。ゴールドやプラチナでは大きく試験内容も異なります。
Oracle Masterゴールドの具体的な試験概要は次のとおりです。
内容 | 項目 |
---|---|
試験名 | Oracle Masterゴールド |
試験形式 | 選択式 |
試験時間 | 150分 |
設問数 | 90問 |
合格率 | 60% |
受験料 | 26,600円 |
取得条件 | オラクル認定コースを受講する |
ゴールドの資格を取得するには、試験に合格することに加えて、オラクル認定コースを受講する必要があります。ワークショップの形で、実践的な研修を受けられることから、必ず受講しましょう。
また、気になるプラチナの取得概要は次のとおりです。
- Oracle Masterゴールドを資格取得
- Oracle Masterプラチナ実務試験に合格
プラチナでは2日間に渡って実務試験が行われます。受験者に専用のサーバーが割り当てられ、データベースの構築や管理に関する技術が問われるなど、業務に近い試験内容です。また、障害対応まで出題されるため、日頃のデータベース業務での対応力が問われます。
Oracle Masterは年収や就職にどう影響する?
Oracle Masterでは、保有している資格のレベルや階級で左右されます。
最も低いレベルのブロンズでは、基礎的な知識になっている上、大幅な年収アップは難しいでしょう。シルバーやゴールドでは、データベースの実践的な内容できる内容です。複雑なSQLのスキルも証明でき、資格保有による手当も期待できます。
Oracle Masterプラチナでは、データベースの業務に関する証明ができます。企業においても需要が高い資格であり、大幅な年収アップも期待できるでしょう。年収800万から900万円ほどの高額案件も取得しやすい傾向です。
SQLの有名資格②オープンソースデータベース技術者認定試験
オープンソースデータベース(OSS-DB)技術者認定とは、データベースの設計や開発・運用といった業務に欠かせない内容を取得できる資格です。特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(NPO法人LPI-Japan事務局)が主催する検定で、民間資格です。
OSS-DB技術者認定では、データベースに関するスキルや、SQLスキルも合わせて証明できます。オープンソースとは、インターネットで公開されているソースコードのことです。
ソフトウェアの設計図ともいわれているオープンソースを読み取れるスキルや、特定の製品に関する知識なども試験で問われます。受験生には、市販の教材のほかに、LPI-Japanのウェブサイトで教材を公開しています。ダウンロードで学ぶこともできおすすめです。
OSS-DB技術者認定試験とも呼ばれる民間資格
OSS-DB技術者認定試験は、職場や自宅からオンライン受験も可能です。主な資格の概要は次のとおりです。
項目 | オープンソースデータベース技術者Silver | オープンソースデータベース技術者Gold |
---|---|---|
試験名 | オープンソースデータベース技術者Silver | オープンソースデータベース技術者Gold |
試験範囲 | OSS-DBの基礎知識 データベースの運用管理 SQL | OSS-DBの実務的な運用 障害発生時の対応 データベースのコンサルティングなど |
試験時間 | 90分 | 90分 |
受験資格 | 誰でも可能 | 誰でも可能 |
出題数 | 約50問 | 約30問 |
試験形式 | CBT方式 | CBT方式 |
試験日時 | 随時開催中 | 随時開催中 |
試験会場 | 会場は以下から選べる ・全国各地の試験センター ・自宅や職場でのオンライン受験 | 会場は以下から選べる ・全国各地の試験センター ・自宅や職場でのオンライン受験 |
受験費用 | 16,500円(税込) | 16,500円(税込) |
認定条件 | 試験に合格すること | 下記の条件を満たすこと ・上記の試験に合格すること ・オープンソースデータベース技術者Silver認定を保有していること |
試験日時や会場を含めて気軽に受験できるのが特徴です。また、受験資格に指定はなく、誰でも受けられます。試験形式はCBT方式で、オンラインで回答を入力する形式です。
また、OSS-DB技術者認定試験では、データベース上の課題や問題に関する解決方法も出題されます。情報システムが複雑化している中で、データベースの運用管理スキルを証明できるメリットがあります。
オープンソースデータベース技術者の難易度は?2段階に分かれている
オープンソースデータベース技術者は、基本的なデータベースの知識や管理の知識が問われます。これからデータベースを学びたい方やプログラムを学んでいる方にもおすすめの試験です。
また、オープンソースデータベース技術者では2段階の階級に分かれています。
- オープンソースデータベース技術者Silver
- オープンソースデータベース技術者Gold
どちらもデータベースの運用管理を扱い、データベースの規模の大きさでランクが分かれているのが特徴です。具体的な、オープンソースデータベース技術者を紹介します。
オープンソースデータベース技術者Silverは?システム設計ができる
オープンソースデータベース技術者Silverでは、次の内容が出題されます。
- データベースシステムの設計・開発・導入・運用
- OSS-DBを使ったデータベースシステムの運用管理・開発
データベースのシステム開発や導入・運用、またOSS-DBを用いたデータベースの運用管理を主に扱います。データベースの基礎知識が問われることから、事前に上記の内容を学習しましょう。
オープンソースデータベース技術者Goldは?コンサルティングまでできる
オープンソースデータベース技術者Goldでは、実務的なデータベースの運用が問われます。主な出題内容は次のとおりです。
- OSS-DBの実務的な運用
- 障害発生時の対応
- 大規模データベースシステムのコンサルティング
データベースに関する実務的な運用から、トラブル発生やコンサルティングまで幅広く出題されます。日常のデータベースに関する業務にとても近く、障害発生時の対応方法を試験を通して発揮できる資格です。
コンサルティングでは、業務効率化やコストの最適化なども問われるため、業務においても活かせる内容でしょう。
オープンソースデータベース技術者は年収や就職にどう影響する?
オープンソースデータベース技術者では、オープンソースのデータベースを利用している企業にとても有利な資格です。企業によっては資格手当をもらえる企業もあり、年収が数十万アップも期待できます。
資格取得で企業にアピールでき、特にITへの関心が強い企業では、高い評価をもらえるでしょう。
SQLの有名資格③IPAデータスペシャリスト試験
IPAデータスペシャリストとは、データベースに関する基礎知識や応用力に関して出題される資格です。難易度の高い国家資格として知られており、データベースの幅広い知識やスキルが求められます。
Oracle MasterやOSS-DB技術者と異なり、特定のデータベースに依存せず一般的なSQLの内容が出題されます。
情報処理推進機構(IPA)が実施する試験で、就職などにもアピールできます。
データベースの専門知識を問う国家資格
IPAデータスペシャリストでは、データベースに関する幅広い専門知識が問われます。主に次のようなデータベース専門分野に特化したい方におすすめです。
- データ分析基盤を提供するデータベース管理者
- インフラ系エンジニア
SQLも扱われ、一般的なSQLの使い方などが問われます。データベースの運用管理の知識に加えて、SQLもしっかり事前に学習を進めましょう。
データスペシャリスト試験の詳しい内容は学習方法を以下の記事で詳しくまとめております。
IPAデータスペシャリスト試験の難易度は?国家資格の最高レベル
IPAデータスペシャリストでは、情報処理系の中でも最も高い難易度の国家資格です。合格率も15~17%と低く、十分な学習スケジュールを立てて臨むことが求められます。学習時間は150時間から200時間と考えましょう。1日2時間の勉強で、半年ほどのスケジュールです。
論述試験もあり、データベース全体の理解も必要です。試験では高品質なデータベースの運用処理、さらには情報セキュリティまで、幅広い内容が出題されます。
試験時間は3時間に及び、午前と午後で試験内容が分かれています。午前は選択式になっており、午後は論述式です。9時半から試験が始まり、終わるのは夕方の16時半であることから、体力勝負が特徴である試験でしょう。
IPAデータスペシャリストは年収や就職にどう影響する?
難しい試験として有名なIPAデータスペシャリストは、SQL資格でも国家資格です。一般的な企業でも広く認知されており、多くの企業で人材募集や年収アップにつながります。
データベースの幅広い知識が求められるIPAデータスペシャリストは、その名の通りデータベースのスペシャリストとして高く評価される傾向です。企業によっては高い評価につながり、資格手当ももらえるケースもあるでしょう。
特にITへの関心が強い企業では、年収アップにつながる可能性が高くあります。
IPAデータスペシャリストの詳しい年収や就職を以下の記事で詳しく説明しております。
他にもある!SQL関連資格
SQL関連資格は、他にもおすすめの資格があります。
- MySQ Lのデータベースを扱う「MySQL 5.7 Database Administrator」
- IBM関連製品に強い「IBMプロフェッショナル資格」
- マイクロソフト社関連製品に強い「MTA: Database Fundamentals」
上記はそれぞれの各社が行っているデータベースの関連資格です。取得を目指すことで、多くの企業で需要が高まることが期待できます。また、オラクル社では研修なども実施しているため、積極的に参加しましょう。
MySQL 5.7 Database Administrator
MySQL 5.7 Database Administrator は、オラクル社が実施するデータベース認定資格です。この試験では、オープンソースの一つであるMySQLに関する内容が出題されます。
- MySQLの基礎知識
- MySQLでの運用管理に関する知識
MySQLを業務として行っている実務経験者が対象で、難易度は比較的に高めです。専門的知識が問われる試験であることから、実務に近い内容が出題されます。
また、オラクル社では研修形式による講座が開かれています。MySQLをさらに知識を固めたい方におすすめの研修です。詳しくはこちらをご覧ください。
IBMプロフェッショナル資格
IBMプロフェッショナル資格とは、システム管理やネットワークの保守運用を主に出題される試験です。IBM社が試験を実施しており、主にIBM製品に関わるネットワークサービスやセキュリティ対策などの内容が問われます。
主にシステムエンジニアが対象の資格です。IBM製品を扱う企業では、資格取得で高い評価を得られるでしょう。また、国際的な技術力を証明できるため、ネットワーク系企業やサポート企業で、活躍が見込めます。
MTA: Database Fundamentals
MTA: Database Fundamentalsは、Microsoft SQL Serverの基礎的な知識やスキルを主に出題される試験です。マイクロソフト社が実施する試験で、データベース認定資格の一つとして知られています。
資格の位置付けとしては、これからIT系企業への入社を控えている就活生や、IT初心者向けの内容です。難易度も低く、データベースの入門として資格取得を目指すと良いでしょう。
市販されている教材で勉強が可能です。IT初心者は独学で勉強することをおすすめします。
初心者におすすめのSQL資格は?Oracle Masterや基本情報技術者
SQL関連資格では、さまざまな資格があります。初心者におすすめなのは、Oracle Masterや基本情報技術者です。
- 客観的な知識やスキルの証明につながる資格
- 転職や就活に使える
- 初心者から取得を目指せる資格
データベースの運用管理の基礎や、SQLに関する内容が出題されます。まずは、基礎知識から固められる上記の資格からチャレンジしましょう。特にSQL開発の経験がない方は、基本情報技術者試験からの受験がおすすめです。
初心者でも取得が目指せる、基本情報技術者試験の詳しい勉強方法や以下で詳しく解説しています。
SQL関連資格はどう学べばいい?対策講座を活用するのがおすすめ
SQL関連資格では、データベースの基礎知識から実務に近い専門知識まで幅広く出題される傾向があります。そのため、独学で勉強するには時間がかかるかもしれません。特にプログラミング未経験の方は、プログラミングの基本的な考え方から学ぶ必要があり、時間がかかるでしょう。
そこで、通信講座で学ぶことで効率良く勉強を進められます。
- 専門用語も講師がわかりやすく解説
- パソコンやタブレット、スマートフォンでいつでも勉強できる
- 最短での合格を目指せる
独学では理解が難しいデータベースの専門用語も、講師がわかりやすく解説してくれます。また、人気の高い基本情報技術者試験ではこれからITやSQLを学ぶ初心者におすすめです。
スタディングでは、お得な価格で受講できスマホでかんたんに勉強できます。初心者におすすめは「基本情報技術者 初学者コース」で基礎からじっくり学べます。
コース名 | 基本情報技術者 初学者コース |
税込み価格 | 43,780円 |
受講形式 | オンライン |
教育給付金制度 | 2021年下期試験対応版:2022年2月28日まで 2022年試験対応版:2023年2月28日まで |
特典や割引 | 調査中 |
受講者の合格率 | |
公式サイト | スタディング公式 |
まとめ:SQL関連資格で専門性を高めよう!
ここまでSQL関連資格を紹介しました。まとめます。
- SQL関連資格で資格手当をもらえる可能性がある
- データベースの管理は企業にとって、需要の高い職種
- データベースに強い資格は「Oracle Master」や「オープンソースデータベース技術者」
- これからITを学ぶ初心者には「基本情報技術者」がおすすめ
- 通信講座で最短での合格を目指せる
SQL関連資格では世界的にも認知度が高い「Oracle Master」や「OSS-DB技術者認定」があります。データベースに強いプロの人材を目指したい方におすすめです。上位の階級では扱う範囲が広く、事前に学習スケジュールを立てることが大切です。
これからITを学ぶ初心者には、基礎知識を身につけられる基本情報技術者がおすすめです。着実に知識やスキルを身につけられて、さらに上位の資格を目指せます。業務で忙しい方には、最短の合格を目指したい方には通信講座がおすすめです。ぜひ受講を検討しましょう。