衛生管理者とは、職場の従業員が健康的に働ける職場であるよう、職場環境を安全かつ衛生的な環境に保つために従事する役目をもった人のことです。
衛生管理者には第一種と第二種があります。いずれも合格率は高いものの、勉強せずに合格できるほど甘くはありません。
ここでは、衛生管理者に独学で一発合格するためのおすすめの勉強方法についてお伝えします。
資格講座名 | アガルート | ユーキャン |
コース名 | 第一種試験対策講座 | 第一種コース |
税込価格 | 20,680円 | 39,000円 |
受講形式 | オンライン | オンライン |
教育給付制度 | 記載なし | 1日3問まで |
特典や割引 | 特になし | メインテキスト6冊 |
受講者の合格率 | 記載なし | 記載なし |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |
コンテンツ
衛生管理者は独学で合格可能!その理由とは?
衛生管理者は、独学で合格することも可能です。なぜなら衛生管理者は合格率も高く、難易度が比較的高くない国家資格ともいわれているからです。
しっかりと勉強時間を確保して基本事項をたたきこめば、一発合格もは可能でしょう。そのための勉強方法について以下解説します。
衛生管理者試験を独学で一発合格するおすすめの勉強方法
衛生管理者試験に一発合格するためのおすすめの勉強方法はこちらです。
薄いテキストを選ぶ
はじめに手にするテキストは薄いものが良いでしょう。薄いテキストは、必要な情報が厳選されており、全体感をつかみやすいといったメリットがあります。
一方、分厚いテキストは情報が網羅されている点がメリットですが、特に初学者にとっては全体像がみえにくくハードルが高いというデメリットもあります。また、問題を解くのに不要な情報も含まれているため、読み込むのに労力がかかることもあるでしょう。
途中で挫折して勉強を辞めてしまうことを防ぐために、薄いテキストから入り、ハードルを下げるのがおすすめです。
分野別に問題を解いていく
また、学習を進めるにあたっては、分野別に問題を解いていくことがおすすめです。
過去問は基本的に1年単位で掲載されていますが、1年分を通しで解くよりも、各年度の同じ分野ごとに攻めるのが効率的です。なぜなら、その方がまとめてインプットとアウトプットを効率よくこなすことができるからです。
学習をはじめた初期の段階では、インプットできた分野ごとに確認のためのアウトプットとしての問題を解くのがよいでしょう。そして、一通り学習し終えた後は確認の意味も込めてまとめて通しで問題を解くのが効率的な進め方です。
過去問は一番新しいものを選ぶ
学習にあたっては、過去問は一番新しいものを選ぶのがよいでしょう。
確かに、衛生管理者試験は問題の傾向が変わりにくい試験といわれています。しかしながら、過去問テキストが古すぎると今の傾向と多少異なる可能性があります。
作問者が変更となる可能性もあるでしょう。そのため、過去問テキストは新しいものを選択した方がよいに越したことはありません。
可能であれば講習会に参加する
可能であれば講習会に参加するのもおすすめの学習法です。
例えば、公益財団法人全国労働基準関係団体連合会が主催する講習会は2-3日かけて行われるもので、全国で開催されています。首都圏であれば1-2か月に一回の頻度で開催されています。
令和3年度第二種衛生管理者免許試験受験準備講習会年間スケジュール (zenkiren.com)
講習会に参加すれば、テストに出る要点をまとめたテキストがもらえるほか、2-3日間集中して取り組むこともできるので、講師に質問もできる場として有効活用が可能です。
衛生管理者試験に関するよくある質問と回答
衛生管理者試験に関するよくある質問と回答はこちらです。
衛生管理者は一夜漬けで合格できる?
衛生管理者は一夜漬けで合格は難しいと考えられます。
衛生管理者試験は、合格率が高いとはいえ衛生管理に関連する分野を横断して幅広く出題される試験です。
したがって、よほど専門分野や実務に精通した方でない限り、一夜漬けで合格することは不可能であるといえるでしょう。
衛生管理者の合格率や難易度は?
衛生管理者の合格率は、国家試験の中では比較的高く、難易度も低いといえるでしょう。
しかしながら、年々受験者数は増加し、合格率も減少傾向にあります。
第一種衛生管理者試験は、2014年度の合格率が56.3%であったのに対し、2020年度は43.8%であり、過去5年間をみると45%を切っています。
第二種衛生管理者試験も同様に、2014年度は69.3%とかなり高い合格率であったのに対し、過去5年間の推移をみると50%から55%を切る合格率となっており、2020年度は52.8%の合格率でした。
合格率や難易度の詳細についてはこちらの記事をご参照ください。
衛生管理者の勉強におすすめのテキストは?
衛生管理者の資格を取りたい人は社会人の方がほとんどです。
短期間で試験合格をめざすためには、次の三つのポイントが網羅されてテキストがおすすめです。
おすすめテキストその1, 重要なところが赤文字になっているもの
限られた時間の中で効率良く勉強ができるテキストを選びましょう。今はテキストに付属で赤シートがついているものも多いです。
赤文字部分を赤シートで隠すだけで、重要語句を覚えることができます。
ノートにわざわざまとめたり、暗記カードを作ったりするのは時間の無駄です。
例えば、「2022年度版 スッキリわかる 第1種衛生管理者 テキスト&問題集 堀内れい子著」は、次の点でおすすめです。
直近の試験傾向が徹底分析されており、合格に必要な知識を集中して身につけることができます。
重要語句を隠しながら勉強できる赤シートつきで、学習しやすく、ワンストップのこれ一冊でも合格点を狙える内容となっている点がおすすめです。
その2, 勉強の進み具合が一目で分かるもの
短期間で合格を目指すには、苦手項目を確実につぶすことが重要です。
自分の苦手項目を把握したうえで、何回も繰り返すことで効率の良い勉強ができるでしょう。
例えば、「第1種衛生管理者 一問一答 パーフェクト1500問 ’21~’22年版 単行本 – 2021/6/11 衛生管理者試験対策研究会 (著)」がおすすめです。
こちらは、過去20回分相当の試験問題を収録し、各問題は条文別、項目別に見やすく整理されています。一問一答形式であることから、ご自身の進度に合わせてテキストと併用することも可能です。
重要度表示(★~★★★)で効率的に学習を進めることが可能で、1日50問取り組めば30日間で無理なくマスターすることが可能としています。
その3, すぐにアウトプットができるもの
単元ごとに例題や過去問がのっているテキストは使いやすくおすすめです。
一通りテキストを読み込んだ後に問題を解くことで理解度が深まりますので、単元が終わり次第取り組んでみましょう。問題が解けると楽しくなるので、やる気にもつながります。
例えば、こちらのテキストはこの一冊でインプットとアウトプットの基礎がオールインワンとなっている点がおすすめです。
「この1冊で合格! 村中一英の第1種衛生管理者 テキスト&問題集 単行本 – 2020/3/14 村中 一英 (著)」
おすすめのテキスト詳細に関してはこちらの記事をご参照ください。
衛生管理者は勉強時間を確保することで独学で合格できる!
今回は、衛生管理者試験を独学で一発合格するおすすめの勉強方法として、4つのポイントをお伝えしました。
- 薄いテキストを選ぶ
- 分野別に問題を解いていく
- 過去問は一番新しいものを選ぶ
- 可能であれば講習会に参加する
衛生管理者は、合格率も高く、難易度が比較的高くない国家資格ともいわれているように、計画をしっかりと立てて勉強時間を確保すれば独学で一発合格することも可能です。
しかしながら、衛生管理に関連する分野は多岐にわたっており、専門分野の方や実務に精通した方でないと、一夜漬けで合格することは難しいでしょう。
衛生管理者に一発合格するためには、自分に合ったテキストを入念に準備して、勉強時間を確保して計画的に準備をすることをおすすめします。