パソコンスキルの資格はどれがいい？関連資格を難易度や系統別に徹底解説！

「パソコンスキルを身につけたいけど、どれがいいのかよく分からない。」

「資格ごとの特徴を詳しく知りたい！」

数あるパソコンスキルの中から、自分に合った資格を見つけるのは簡単ではありません。

資格を取得するとどんな仕事に活用できるのか、気になる方が多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では、パソコンスキルに関する資格の特徴や難易度を徹底解説します。

初心者向けの簡単な資格から、上級者向けの専門的な資格まで紹介するので、ぜひ参考にしてください。

パソコンスキルに関する資格って？大きく2つの系統に分けられる

パソコンスキルに関する資格は大きく2つの系統に分けられます。

事務仕事に生かすなら、基本的な操作を要求される資格が必要です。

WordやExcelを活用した資料作成やデータ整理などの基本的な操作ができれば、事務仕事を効率的に行えるでしょう。専門性の高い資格を保有すると、クリエイティブワークに生かせます。

それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。

事務仕事に生かすなら？事務系や基礎操作系資格をチェック

事務職の求人を見ると「パソコン操作ができる方」という言葉をよく見かけます。ここで言うパソコン操作とは複雑なものではなく、WordやExcelを活用した基本的な操作のことです。

Wordは文章作成ソフトとして幅広く利用され、数値計算やデータ整理にはExcelが向いています。WordやExcelなどが操作できる資格を持っていれば、ほとんどの事務仕事や経理仕事に対応でき、転職の際にも好印象です。

事務仕事や経理仕事への転職を考えるなら、基礎操作系の資格をチェックしておきましょう。

クリエイティブワークに生かすなら？専門性の高い資格をチェック

クリエイティブワークに生かすなら、専門性の高い資格をチェックしましょう。

専門性の高い資格を持っていれば、一定のスキルを有していると認識され、任される仕事が増えてきます。

例えば、Webデザインは専門性の高い資格の1つです。サイト制作の知識があれば、ホームページの更新や管理など担当できる仕事の幅が広がるでしょう。

多くの企業が自社ホームページを持っているので、需要の高いスキルの1つと考えられます。

パソコンスキルを示す初級資格5選！パソコン初心者はまずチェック！

パソコン初心者におすすめの簡単な資格を紹介します。

パソコンの電源ボタンが分からない人でも、基礎操作を学習すればスムーズに獲得できるでしょう。

初心者におすすめの資格は、以下の5つです。

それぞれの資格について、詳しく解説します。

①ITパスポート（国家資格）

IT系の国家資格として高い人気を誇る資格が「ITパスポート」です。

「ITパスポート」を学習すると、パソコンを扱う仕事はもちろん、そうでない社会人にも必須とされる基本的なITの知識やマーケティング、財務などを身につけられます。

試験の範囲は「ストラテジ系（経営全般）」「マネジメント系（IT管理）」「テクノロジ系（IT技術）」の3つに分かれており、コンピューターベースのテストで解答する仕組みです。

パソコン関連の知識を基礎から学習できる「ITパスポート」は、大学生や20代社会人から多く支持され、パソコン初心者にもおすすめの資格といえます。

②パソコン入門

パソコンの電源ボタンが分からない人には「パソコン入門」の資格がおすすめです。

WordやExcelといったソフトウェアを扱う前に、パソコンの立ち上げ方やインターネットの使い方、簡単な文書やイラストの作成方法を学習できます。

基本的な操作に慣れてきたら、WordやExcelなどの操作も合わせて学べるので一石二鳥です。

パソコンの扱いに慣れない人は、基本操作から学べる「パソコン入門」をおすすめします。

③Word・Excel・Powerpoint

Word・Excel・Powerpointには以下の通りそれぞれ資格があります。

これらすべての資格はサーティファイが運営しており、1983年に設立された歴史ある企業が認定する資格として、多くの企業から信頼されています。

学習の進捗状況や仕事の都合に合わせて受験日を選択できるので、受験しやすい試験としても人気です。

④Accessビジネスデータベース技能認定試験

Accessビジネスデータベース技能認定試験とは、マイクロソフトソフト社が開発・販売する「Access」の認定資格です。

Accessは顧客情報や商品の管理、売上集計などのデータベースの管理や運用に活用できます。

WordやExcelと比較して保有している人が少ないため、なじみが薄い印象を持たれることも少なくありません。ですが、多くの場面で活用きるAccessを扱えると、貴重な人材として活躍の場が広がるでしょう。

Accessの操作はやや複雑なので、パソコンを触り慣れてから学習することをおすすめします。

⑤日商PC検定3級2級

日商PC検定は商工会議所が主催する信頼性の高い資格です。

ビジネス文書やデータ分析、資料の作成など、ビジネスの現場で必要とされるスキルについて出題されます。

検定試験は使用するオフィスソフトごとに分かれ「文書作成」「データ分析」「プレゼン資料作成」の3種類です。Wordを使用した「文書作成」やExcelを活用した「データ分析」、「プレゼン資料作成」にはPowerPointを使用します。

日商PC検定3級2級の学習をしておくと、実務でも役立つスキルを実践的に身につけられるので、事務職として就職した際に役立つことが多いでしょう。

パソコンスキルを示す上級資格3選！確かな実力を証明しよう！

パソコンスキル操作に慣れている人には、上級資格がおすすめです。

上級資格といっても極端に難しいものではなく、基本的な操作や仕組みが理解できればそれほど難しくありません。

積極的に上級資格の取得を目指し、就職活動などの役立てましょう。

パソコンスキルを示すおすすめの上級資格は、以下の3つです。

1つずつ詳しく見ていきましょう。

①日商PC検定1級

日商PC検定の1級はやや難易度の高い資格です。

その分、基本的なパソコン操作だけでなく、ビジネス文書やプレゼン資料などの本格的なスキルが求められます。

1級を取得するほど学習しておけば、ほとんどの事務職に対応できるはずです。就職後も即戦力として働くことができ、重宝される人材になれるでしょう。

②VBAエキスパート

VBAエキスパートはプログラミングに関する資格なので、取得難易度が少し高まります。

取得している人の数が少ないため、就職に有利に働くことは間違いないでしょう。

VBAエキスパートの試験では、ExcelやAccessに搭載された「VBA」のプログラミング言語について問われます。

VBAが活用できるとExcelでマクロを組んでデータ処理を簡略化でき、作業時間を大幅に短縮することが可能です。

データ件数が多い場合の処理に役立つので、企業の顧客管理や商品管理などの大きく貢献できるでしょう。

③MOS（Microsoft Office Specialist）

Word・Excel・PowerpointなどのMicrosoft Officeの活用スキルを証明する「MOS」という資格があります。

「MOS（Microsoft Office Specialist）」はマイクロソフトソフト社が認定する資格なので、知名度はバッチリです。事務職への就職には、大いに役立つ人気の資格です。

WordやExcelなどの細かい操作や、知っておくと作業を効率化できる方法などを学習できるため、活躍の場が広がり重宝されることは間違い無いでしょう。

即戦力として活躍するには「MOS」検定の資格取得をおすすめします。

パソコンスキルを示す専門資格4選！必要に応じて取得しよう！

パソコンスキルには専門性を追求した資格もあります。

専門資格を持っていれば、それぞれの専門職に就職でき、職人のような活躍が期待できます。

今回紹介する専門資格は、以下の4つです。

それぞれの専門資格について、詳しく見ていきましょう。

①CAD利用技術者試験

CAD利用技術者試験は、器具や建造物などを製図する際に利用するCADの技術を認定する資格です。

取得すると、建設業界や電気機器メーカー、デザイン設計事務所でCADオペレーターとして活躍できます。

CAD利用技術者試験では、図面ソフトであるCADを利用して設計や製図を行ったり、専門的な知識を問われたりする試験です。

CADの操作方法と専門知識を身につけると、就職後も即戦力として活躍できるでしょう。

②ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定はウェブデザインに関する知識や技能が問われる国家資格です。

国から認定された資格として信頼性は抜群なので、就職やフリーランスとして仕事を請け負う際にも有利になります。

学科だけでなく実技試験も用意されているため、知識を身につけながら操作も学習しなければなりません。ですが、身につけた技能は仕事を受ける際にも役立つので、ウェブデザイナーを目指す人におすすめの資格です。

③Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験は、Webデザインやコーティング能力を証明する資格です。

専門性の高い知識や技術は必要ですが、難易度が高いわけではありません。

基礎からしっかり学習すれば、スムーズに合格できるでしょう。

④Photoshop®・Illustrator®クリエイター能力認定試験

Photoshop®・Illustrator®クリエイター能力認定試験は、グラフィックツールを用いた技能資格です。

Photoshop®では画像を加工したり、複製したりでき、仕事に活かせるのはもちろん、プライベート写真をキレイにデザインできます。

Illustrator®はポスターやチラシのロゴデザインなどに活用できるグラフィックツールです。

デザイナーやクリエイターとして働きたい方は、どちらも取得しておくとよいでしょう。

資格取得のために学習することで知識や技能を身につけられるので、クリエイティブな活動に活かせるはずです。

パソコンスキルを取得したい！おすすめ通信講座

パソコンスキルを取得するなら、通信講座の大原がおすすめです。

大原なら講義動画で学習できるため、予備校などに通う必要はありません。

スマホやタブレットがあれば場所や時間を問わずに学習でき、自分のペースで合格を目指せます。

仕事で忙しい社会人や部活で学習時間が取れない学生でも、隙間時間を活用することで効率的に学習可能です。隙間時間を活用して自分のペースで合格を目指すなら大原をおすすめします。

パソコンスキルの資格は種類が豊富！自分に合ったものから取得しよう！

この記事では、パソコンスキルに関する資格について解説しました。

記事の内容をまとめると、以下の通りです。

初心者におすすめの資格から上級者向けの資格まで紹介したので、自分に合ったものから取得を目指してみましょう。

どの資格も持っていると転職に有利なものばかりです。

積極的に取得を目指し学習してみましょう。