在宅ワークをお探しの方はこちら

公認会計士の難易度はどのくらい?気になる合格率や試験について調査!

国家資格の公認会計士は、試験対策に長期間の勉強が必要になってきます。

試験の受験を検討している方は、事前に難易度を把握したり情報を掴んだりしておくことで、未来図をイメージしやすくなるはずです。

「試験の難易度はどのくらいなのか?」

「実際にどのくらい勉強時間が必要なのか?」

「合格率は平均でどのくらいなのか?」

など、気がかりな点を把握してから勉強をスタートしましょう。

今回は公認会計士の難易度、合格率や勉強法をまとめて解説していきます。

公認会計士の仕事は、社会に影響を与えて幅広く活躍できる素晴らしい仕事です。これから社会に出て生涯をかけて資格を活かしたい方は、ぜひ参考にしてください。

コンテンツ

公認会計士の難易度はどのくらいなの?

国家資格の公認会計士は、国家試験の難易度が高く設定されています。

会計や財務など、お金に関する幅広い専門知識が必要だからです。お金に関する知識には、法律や税金に関する細かいルールがあるため、一人で把握していくには長期的な時間がかかります。

また、試験対策は約1〜2年の期間が必要になるため、長期戦で取り組む根気が必要かもしれません。自分自身に負けずに目標を細かく立てていき、難しい試験問題に立ち向かっていきましょう。

初心者から試験対策をスタートするときは、試験日の1年以上前から勉強スケジュールを立てておくのがベストです。

公認会計士の勉強時間は4,000時間必要です

短答式試験と論文式試験から出題される公認会計士は、多くの範囲から問題が出題されるため、1~2年ほど勉強する必要があります。

国家資格の中でも比較的長い時間がかかるため、合格には平均約4,000時間の勉強が必要です。

あくまでも目安なので知識量によっては約2,000時間など、もっと短い時間で合格することができるかもしれません。

簡単に計算すれば、2年かける勉強スケジュールなら1年で約2,000時間必要です。1ヶ月辺りで計算すると約166時間、1日5時間程度の勉強に取り組んでいきます。

試験は毎年実施されているので万が一の場合も再受験に取り組んでいき、諦めずに試験の合格を目指しましょう。

勉強方法が独学なのか、通信講座や予備校と併用するかでスピード感が変わってくるため、自分の環境や状況に合った内容を選んでみてください。

公認会計士の合格率についてリサーチしてみた

公認会計士の合格率は、過去5年間は10〜11%の間で推移しています。

*公認会計士の合格率の推移

  • 2020年:10.1%
  • 2019年:10.7%
  • 2018年:11.1%
  • 2017年:11.2%
  • 2016年:10.8%

公認会計士の合格率は、国家資格の中では比較的低い数字です。一発合格が難しい可能性もあるため、各科目について再受験する方も多くいます。

予備校や通信講座では、独自の教材を使って高い合格率を出す場所もあるため、それぞれのサービスをホームページから確認して検討してみてください。

合格率は比較的低いものの、合格が不可能な数字ではありません。自分なりに公認会計士を受験する目的や目標を持って、モチベーションを高めながら試験対策を進めていきましょう。

他の国家・民間資格と難易度を比べてみた

公認会計士に関わる国家資格の税理士、民間資格の日商簿記(1級)と難易度を比べてみましょう。

*税理士と比較

税金に関するプロである税理士の試験合格率は、約15%前後です。公認会計士の合格率は10〜11%なので比較すると税理士の方が少しだけ高い傾向にあります。

どちらも国家試験の中では比較的低い数字で難易度は高いため、試験対策には時間をかけなければいけません。

お金の分野に関わる点で共通しているので、税理士のスキルアップとして公認会計士のダブルライセンスを取得する方法も考えられます。

どちらも難易度が高い試験ではあるものの、共通する分野もあるので、税理士資格の取得者は公認会計士の勉強について理解が早いメリットもあるかもしれません。

*日商簿記(1級)と比較

公認会計士の試験にも深く関わる簿記全般に関する知識が学べる民間資格で、1級の合格率は約10%台です。公認会計士と同じくらいの合格率で、民間資格の中ではかなり難易度が高い試験といえます。

公認会計士の試験を受けたい人の中には、日商簿記の資格を勉強してからスタートする方も多いので、お金に関するベースとして日商簿記の2〜3級を受けてみるのもおすすめです。

民間資格の中ではかなり難しい試験なので、2〜3級で基本知識を学びながら公認会計士の試験対策に活かすために受験するのもアリかもしれません。

公認会計士の試験が難しい理由はあるの?

公認会計士の試験対策では、カバーしなければいけない科目が多くあります。合格までには平均約4,000時間の勉強が必要です。

また、公認会計士の試験回数は少ないため、合格できなかった場合は次の試験まで待つ必要があります。

短答式試験は一年間に2回ほど実施されているため、万が一の場合も再受験が可能です。試験は例年5月下旬・12月上旬に開催されていますが、最新情報は公式サイトから確認しましょう。

論文式試験は年に1回実施されているので、再受験は来年度を待つ必要があります。8月中旬(3日間実施)に開催されるため、試験対策に向けて1年以上前から準備を整えておきましょう。

試験の出題科目・範囲が広い

公認会計士の試験では、お金に関する幅広い範囲から問題が出題されます。会計の知識を理解するためには、法律や税金の知識を網羅する必要があるからです。

下記では、公認会計士の試験の出題科目や範囲をまとめました。

*短答式試験

  • 財務会計論
  • 管理計算論
  • 企業法
  • 監査論

 

*論文式試験

  • 会計学
  • 監査論
  • 租税法
  • 企業法
  • 選択科目(経済学・経営学・統計学・民法のうち1科目)

短答式試験と論述式試験はどちらも問題量が多いため、試験本番までに一つずつわからないポイントをなくさなければいけません。

公認会計士試験の難易度が高い理由の一つには、試験の出題科目や範囲が広いことがあげられるのがわかります。

暗記する内容が多い

公認会計士の試験を解くには、過去問に何度も取り組み暗記を続けていく必要があります。

丸暗記で試験に合格できるわけではありませんが、ある程度基本知識を覚えておくと問題で引っかかることが減っていくからです。

短答式試験の企業法、監査論など、重要キーワードや頻出単語は一つずつ理解しながら暗記を進めていきましょう。

テキストで重要な単語や内容を覚えていきながら、ある程度理解が進んだ段階で過去問題集を繰り返し解くのがおすすめです。

試験の過去問題集には、本番に出題される重要なポイントをまとめて理解できるメリットがあります。

受験者層の学力が高い

公認会計士の受験者は、偏差値や学力が高い傾向にあります。試験の合格基準は、例年参加者に合わせて変動することが公認会計士の難易度を高めている理由の一つです。

公認会計士の受験者には、お金に関する国家資格を持っているプロが受験することもあるため、ある程度の基礎学力が必須になります。

経済や商業に関する勉強が初めての場合でも、ある程度勉強が得意な方なら一人で勉強する方法でも進められるかもしれません。

一人で勉強を進めることに自信がないと不安を感じるときは、外部の機関を使って学習サポートをしてもらうのが無難です。

公認会計士になるにはどうやって勉強を進める?

試験対策の勉強法には、独学・通信講座・予備校・大学進学などの道があげられます。スムーズに公認会計士の勉強に取り組みたい場合は、お金をかけて予備校や大学に進むのがよいかもしれません。

ただ、社会人から公認会計士を目指したい方、学生から公認会計士を目指したい人では、勉強にかけられる時間に大きな違いがあります。

人それぞれでかけられる時間や予算に違いがあるため、自分の環境に合わせた勉強法を選択しましょう。

下記では、それぞれのシチュエーションから公認会計士を目指すときの勉強法を検討していきます。

自分の環境や状況に当てはめながら読み進めていきましょう。これから受験を検討されている方はぜひ参考にしてください。

大学から公認会計士を目指したい人

高校から大学進学する過程で公認会計士を目指したい人は、経済学・経営学・商学関連の学部が設置されている場所を選びましょう。

公認会計士の試験受験者が知っておきたい知識が学べるため、効率のいい勉強が可能です。大学在学中から公認会計士を目指したい方は、一般的に予備校や通信講座を利用する方法が効率よく勉強できます。

予備校は通学の必要があるものからオンライン授業、通信過程など、さまざまなコースから対応が可能です。

経済分野に関わる勉強をしている方なら、独学の勉強法を選ぶのもよいかもしれません。独学の場合は、通信販売のAmazonや楽天市場を利用してインターネットから購入するか、規模の大きい書店に足を運んでみてください。

予備校・スクールから公認会計士を目指したい人

公認会計士に関する法律、税金に関する知識があまりない方におすすめの勉強法です。講師が直接指導してくれるため、効率よく理解が進められます。

公認会計士の合格者を出している「東京CPA会計学院」「LEC東京リーガルマインド」の予備校がおすすめです。

とくに東京CPA会計学院は、2020年の生徒合格率が37.1%の実績があります。公認会計士全体の合格率が10~11%の数字から考えると高い数字です。

LEC東京リーガルマインドは、細かいコースにわけられている特徴があるため、初心者から再受験者まで幅広く対応しています。

公式サイトからは合格者の体験談が見れるので、モチベーションの維持にもぜひ活用してください。

独学で公認会計士を目指したい人

公認会計士の勉強にかける費用を抑えたい方は、独学の勉強が最もお金のかからない方法です。通信講座や予備校などにかけるお金を節約できるため、学生の方で在学中に公認会計士を目指してみたい方に向いています。

ただ、勉強には平均約4,000時間必要なので、自分一人ではモチベーションを維持するのが難しいかもしれません。

合格者の体験談をインターネットで検索しながら「絶対に合格する!」と目標を達成するための意志力が必要です。

とくに社会人の方が独学で勉強を進める場合は、かなりの根気が必要になります。費用を節約できるメリットがある独学は、自分のモチベーションが維持できるか検討しながらスタートしてください。

*公認会計士の関連記事も参考にしてください。

社会人から公認会計士を目指すには

時間の配分が難しい社会人は、勉強時間を工面するためにも通信講座、予備校などの選択肢がおすすめです。

まとまったお金がかかるデメリットはありますが、体系的な教材から効率よく学べる大きなメリットがあります。独学にかかる勉強時間を大幅に削減できるはずです。

通信講座や予備校のいいところは、勉強してわからない点を細かく質問できる点です。独学だとその都度手が止まってしまうため、自分で一つずつ問題をクリアしていく必要があります。

社会人は勉強時間を作り出す工夫が必要なので、通勤時間や昼休憩のスキマ時間を活用しましょう。平日に勉強するのが難しい方は、休日にまとめて勉強に取り組む方法で進めていきます。

通信講座や予備校のメリットを活かしながら、合格を目指して試験対策を進めてみてください。

まとめ:公認会計士の難易度は高い!通信講座・予備校を有効活用しよう

公認会計士の難易度についてさまざまな角度から詳細を見てきました。

公認会計士の合格率は、約10〜11%で推移しています。国家資格の中では比較的難易度が高いため、平均4,000時間の勉強時間をかけて1〜2年で学んでいく流れが一般的です。

難易度が高い理由には、受験者層の学歴が高いことや試験科目や出題範囲の広さがあげられます。

公認会計士の勉強方法には、独学や通信講座、予備校や大学などで勉強する方法があるため、それぞれの環境に合わせて選択してください。

これから大学に進学する方なら公認会計士の勉強が学べる学科に行き、社会人から勉強をスタートしたい人なら通信講座や予備校を使って効率よく勉強を進めましょう。

公認会計士の難易度は高いものの、勉強方法を工夫しながら進めれば合格は不可能ではないのでぜひチャレンジしてほしいと思います。

合わせて読みたい!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です