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介護福祉士の合格率は?過去10年の推移や難易度から対策のヒントまで徹底解説!

介護福祉士試験の合格率を過去10年分解説

「介護福祉士の資格を取りたいけど合格率はどのくらい?」

「試験は簡単って聞いたけど本当にそうなの?」

上記のような疑問に答えます。

介護分野で唯一の国家資格である介護福祉士は、他の国家資格と比べて試験の難易度が低いです。しかし、正しい試験対策を行わないと合格はできません。

この記事では実際の合格率を紹介し、受験の難易度や対策もあわせて解説しています。

介護福祉士の合格率は?2021年度試験は約71パーセント!

介護福祉士の合格率 2021年度試験は約71%

2021年に行われた第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験の合格率は約71%です。第32回と比べ受験者が451人増え、合格者は1230人増えています。

区分第31回第32回第33回
受験者数(人)94,61084,03284,483
合格者数(人)69,73658,74559,975
合格率(%)73.769.971.0
参照:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

福祉系の国家資格では精神保健福祉士が60%前後、社会福祉士が30%前後である中、比較的高い合格率といえます。しかし合格に必要な基準点は毎年変わるため、傾向を踏まえた試験対策が必要です。

合格基準点については、記事内の介護福祉士の合格基準は?筆記と実技で条件を満たそう!で詳しく解説します。

過去10年間の推移は?約60パーセント以上の高い合格率をキープ

介護福祉士の合格率を過去10年分まとめました。

区分第24回第25回第26回第27回第28回第29回第30回第31回第32回第33回
受験者数(人)137,961136,375154,390153,808152,57376,32392,65494,61084,03284,483
合格者数(人)88,19087,79799,68993,76088,30055,03165,57469,73658,74559,975
合格率(%)63.964.464.661.057.972.170.873.769.971.0
参照:厚生労働省

ほとんどの年で60%以上の合格率があり、直近5年間では平均70%以上の合格率があります。表には載っていませんが、第1回の合格率は23.2%とかなり低めです。

合格率だけを見ると試験の難易度が下がっている、もしくは試験対策のテキストや講座が充実していると考えられます。また介護をとりまく環境の変化や需要の増加も、試験の合格率が上がっている要因です。

介護福祉士の合格基準は?筆記と実技で条件を満たそう!

介護福祉士試験の筆記と実技は合格基準が設定されている

介護福祉士の試験に合格するには、以下の条件を満たす必要があります。

筆記試験の合格基準

  • ア:問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
  • イ:アを満たした者のうち、以下の試験科目11科目群すべてにおいて得点があった者。

実技試験の合格基準

  • 課題の総得点の60%程度を基準として、課題の難易度で補正した点数以上の得点の者を実技試験の合格者とする。

参考:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 公式サイト

それぞれ詳しく解説します。

筆記の条件は?正答率と各単元ごとの理解度が重要!

筆記試験の合格基準となる条件は、以下の2つを満たすことです。

  • ア:問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
  • イ:アを満たした者のうち、以下の試験科目11科目群すべてにおいて得点があった者。

条件アに関しては、125点満点中の60%である75点をとる必要があります。ただし60%というのは基準点であり、問題の難易度により補正されます。

試験実施日基準点/総得点
第33回 令和2年度(2021年1月31日)75点以上/125点
第32回 令和元年度(2020年1月26日)77点以上/125点
第31回 平成30年度(2019年1月27日)72点以上/125点

各年の問題の難易度によって変わるため、75点以上の獲得を目指しましょう。

条件イに関しては、条件アを満たしていることに加え、11科目群すべてで得点していることが条件です。介護福祉士の試験では、以下の13科目のうち「1と4」「2と5」を1科目群として、計11科目群で出題されます。

  1. 人間の尊厳と自立
  2. 人間関係とコミュニケーション
  3. 社会の理解
  4. 介護の基本
  5. コミュニケーション技術
  6. 生活支援技術
  7. 介護過程
  8. 発達と老化の理解
  9. 認知症の理解
  10. 障害の理解
  11. こころとからだのしくみ
  12. 医療的ケア
  13. 総合問題

条件イの「11科目群すべてにおいて得点があった者」とあるように、10科目群が満点でも1科目群0点では合格となりません。筆記試験の合格基準は全体の60%以上の正答率に加え、11科目群すべてで得点が必要です。

実技の条件は?60パーセントの正答率が基準!

実技試験の合格条件は、60%以上の正答率が基準です。筆記試験と同じで、課題の難易度によって補正がかかります。

試験実施日基準点/総得点
第33回 令和2年度(2021年3月7日)53.33点以上/100点
第32回 令和元年度(2020年3月1日)46.67点以上/100点
第31回 平成30年度(2019年3月3日)46.67点以上/100点

介護福祉士になるには?学校別の合格率を参考にしよう!

介護福祉士は養成施設や学校ごとに合格率が異なる

介護福祉士になりたい方は、4つのルートから選んで資格取得を目指します。

  1. 養成施設ルート
  2. 実務経験ルート
  3. 福祉系高校ルート
  4. EPA(経済連携協定)ルート

養成施設ルート、福祉系高校ルートは学校別に合格率も公表されています。学校によって受験者数や合格率に差があるため、複数の学校が選択肢にある場合は合格率も参考にしてください。

参考:第33回 介護福祉士国家試験 養成施設等別合格率

各ルートの概要を詳しく解説します。

養成施設ルート

指定の養成施設を卒業することで、介護福祉士の国家試験を受験できるルートです。実技試験が免除されます。

養成施設は、文部科学大臣および厚生労働大臣が指定した学校、または都道府県知事の指定した養成施設が対象です。該当する養成施設についての詳細は、公益社団法人 日本介護福祉士養成施設協会のホームページで確認できます。

通学期間は以下の通りです。

卒業歴通学期間
高等学校等2年以上
福祉系大学等1年以上
社会福祉士養成施設等1年以上
保育士養成施設等1年以上

実務経験ルート

一定期間の実務経験を経て、実務者研修を修了することで介護福祉士の国家試験を受験できるルートです。実技試験が免除されます。

実務経験ルートの条件
・従業期間3年(1,095日)以上かつ従事日数540日以上
 上記に加えて
・実務者研修(EPA介護福祉士候補者以外)、または介護職員基礎研修および喀痰吸引等研修

従業期間は、以下の計算表で算出できます。

参考:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 従業期間計算表

福祉系高校ルート

福祉系高校を卒業することで、介護福祉士の国家試験を受験できます。ただし入学時期や学校によって条件が異なるので注意が必要です。詳しくは以下のリストから、該当する項目を確認してください。

福祉系高校ルートの条件
>> 平成21年度以降入学者
>> 特例高校等
>> 平成20年度以前入学者

EPA(経済連携協定)ルート

EPA(経済連携協定)ルートは、EPA介護福祉士候補者が選べる受験ルートです。介護福祉士の資格取得を目的として就労するインドネシア人やフィリピン人、ベトナム人が対象で日本人は含まれません。

参考:EPA(経済連携協定)ルートの詳細

介護福祉士の難易度は簡単すぎ?合格率が高い理由は受験資格にある!

介護福祉士の合格率が高い理由は受験資格があるから

介護福祉士国家試験の合格率が高い理由は、上記で紹介した4つのルートを経て受験資格が与えられるからです。

  1. 養成施設ルート
  2. 実務経験ルート
  3. 福祉系高校ルート
  4. EPA(経済連携協定)ルート

いずれのルートも介護福祉士として、知識や技能を身につけた上で試験に臨むことができます。また試験はマークシート方式で解答しやすいため、きちんと計画的に学習を進めれば合格率を上げることが可能です。

ただし養成施設などに通っただけでは十分と言えず、個人での試験対策を行う必要があります。次項で具体的な試験対策について見ていきましょう。

介護福祉士の試験対策法!過去問と問題集を繰り返そう!

介護福祉士試験の効果的な学習方法は過去問と問題集を繰り返すこと

介護福祉士の試験対策は、過去問と問題集を繰り返し解くことがポイントです。

試験の傾向を掴むため、過去問は直近3年分を解いておきましょう。問題集はいくつも買う必要はなく、1冊を繰り返し学習することをおすすめします。

おすすめのテキストは中央法規出版のもので、電子書籍版も出ているためスキマ時間を活用した学習が可能です。

テキストの情報や学習のコツは、介護福祉士の勉強方法は?独学のコツやおすすめテキストなど徹底解説!にまとめているので、これから試験に挑戦する人はチェックしてみてください。

独学に限界を感じたら?通信講座や通学も選択肢に入れよう!

独学に限界を感じたら、通信講座や通学講座も検討しましょう。

仕事をしながら学習する方や資格試験が久しぶりという方は、学習スケジュールの立て方を間違えたり、非効率な学習をしたりしてしまうリスクがあります。

介護福祉士の試験対策コースがある講座を以下にまとめました。

資格講座名アガルートアガルートユーキャンユーキャン大原大原
コース名合格カリキュラム介護福祉士資格取得講座介護福祉士合格コース
税込価格49,280円49,800円40,000円
受講形式オンラインオンラインweb通信
教育給付制度何度でも1日3問まで各校に問い合わせ
特典や割引合格したらお祝い金1万円メインテキスト6冊ミニテストつき
受講者の合格率記載なし記載なし調査中
公式サイト詳細を見る詳細を見る詳細を見る

遠回りせずに一発合格を目指したい場合は、通信講座や通学講座も選択肢に入れておきましょう。

介護福祉士の合格率は高いが受験資格が必要!受験の際は対策が必須!

受験資格があることで合格率が高くなる。試験対策も重要。

介護福祉士は受験資格が定められていることで、合格率も高い傾向にあります。ただし個人での試験対策も必要です。

最後にもう一度、記事の内容を見ておきましょう。

  • 過去10年間の合格率は平均60%以上と高い。
  • 筆記と実技で合格基準が設定されている。
  • 受験資格は4つのルートから選ぶ。
  • 試験対策は過去問と問題集を繰り返すこと。
  • 通信講座・通学講座もひとつの選択肢。

合格率が高いといっても、試験対策をしなければ合格はできません。一発合格を目指す方は自分に合った方法で、学習を進めていきましょう。

学習の進め方は介護福祉士の勉強方法は?独学のコツやおすすめテキストなど徹底解説!で、さらに詳しく解説しています。

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