「技術士試験を独学で対策しようか、それとも通信講座を受講した方がいいのか」
そんな悩みはありませんか?
技術士は、国から科学技術についての高度な知識と応用する能力があると認められる国家資格です。
技術士試験は科学技術系では「最難関」とも言われているほど、難易度の高い試験です。
今回は、技術士試験の勉強方法と、独学に向いている人の特徴についてお伝えします。
コンテンツ
技術士試験に独学で合格することは可能なのか?難易度もチェック!
技術士は難易度の高い国家資格ですが、第1次試験に独学で合格することは可能です。
技術士試験には一次試験と二次試験があり、第1次試験は過去問に似た形式や内容が出題されているため、過去問を徹底的に解くことで独学での合格も可能です。
第2次試験は論文試験と口頭試験があり、論文試験の難易度が高くなっているため、独学での合格は難しいと言われています。
技術士試験の難易度は高い!一発合格を狙うなら効率的に!
技術士試験の難易度は2次試験のことを考慮すると非常に高いものとなります。
技術士第1次試験の合格率平均は30%~50%、技術士第2次試験の合格率平均は10%~20%です。
技術士試験に一発合格できるかどうかは勉強時間や本人のやる気などにもよりますが、集中的かつ効率的に勉強しなければ非常に難しい試験であると言えるでしょう。
以下では、技術士試験に合格するためのおすすめの勉強法もご紹介しております。
どうしても技術士試験に一発合格したい!という方は、当記事の最後にご紹介している通信講座、予備校も合わせてチェックしてみましょう。
技術士第一次試験の場合は独学でも合格できる
第1次試験は、3つの内容から出題されます。
- 基礎科目
- 適性科目
- 専門科目
基礎科目は、科学技術全般についての基礎知識を問われます。
適性科目は、技術士法の規定の順守に関するものです。
専門科目は、各部門の専門的な知識を問われます。
1次試験は、過去問の類似問題が多く出題されるため、しっかりと計画を立てて学習すれば独学でも合格できます。
試験範囲は広いものの、出題形式や問題の内容も似ているため過去問を繰り返し解いて、分からないところを参考書で確認することで力がつくでしょう。
技術士第二次試験の場合は独学での合格は難しい
第2次試験を受けるためには、4年~7年の実務経験が必要になります。
論文試験と口頭試験があり、論文試験に合格した人だけが口頭試験を受けられます。
論文、口頭試験ともに60%以上の得点が必要で、合格するためには2000時間以上の勉強をする必要があると言われています。
特に論文の難易度は高く、独学すると誰からも添削を受けられられず、客観的な意見がもらえないため独学での合格は難しいでしょう。
また、実務経験を積みながら勉強時間を確保するのも大変です。
技術士第一次試験に独学で合格する勉強方法
技術士の第1次試験に独学で合格するためには、次のような勉強方法があります。
- 自分に適した参考書を購入する
- 参考書を3周する
- 過去問を5〜10年分解く
詳しく見ていきましょう。
【おすすめの勉強方法】自分に適した参考書を購入する
第1次試験を突破するために、自分に適した参考書を購入しましょう。
技術士は、第1次試験と第2次試験があるため、参考書の中身を書店などでよく確認してください。
参考書と同じシリーズで問題集が発売されている出版社もあるため、インプットとアウトプットをスムーズにするためには同じシリーズでそろえましょう。
【おすすめの勉強方法】参考書を3周する
技術士の試験範囲は広く、すべての範囲を勉強すると膨大な時間がかかってしまいます。
まず、自分に適した参考書を1冊購入したら、その参考書を少なくとも3周は行い、重要なキーワードは必ず覚えましょう。
技術士試験は、過去問の類似問題が多く出題され、問題形式も似ています。
くり返して勉強するうちに問題形式に慣れて、似たような問題に対応できる力がつきます。
【おすすめの勉強方法】過去問を5〜10年分解く
5~10年分の過去問を解くと、何度も出ている問題の傾向がわかってきます。
参考書を3周したら過去問を解きましょう。
過去問で分からなかった問題を、参考書で再確認することで知識が定着します。
特に、過去問で2回以上出題されている問題は確実に解けるようにしましょう。
技術士第一次試験に独学で合格するための勉強時間は?
技術試験は範囲が広く、勉強にもそれなりの時間が必要です。
しかし、時間をかけて勉強すると、はじめに勉強していた内容をほどんど忘れてしまい、勉強しなおすことで時間が掛かってしまうこともあります。
集中して短期間に取り組むのが効率的な方法です。
独学での勉強は約200時間で合格可能
独学で対策する場合は、約200時間で合格が可能です。
働きながら勉強する人は、勉強時間の確保が最優先になります。
1日2時間の勉強を続けていけば、100日間です。
期間が長くなるとモチベーションを保つのが難しくなるため、3ヵ月~4ヵ月前から勉強をスタートさせて、短期間に効率よく勉強しましょう。
働いている人は、キーワードを録音して聞きながら通勤するという方法もあります。
以下の記事に詳しい勉強方法についてまとめてありますので、参考にしてください。
技術士第一次試験の勉強におすすめの参考書は?
技術士の第1次試験の勉強におすすめの参考書については、次のページをご覧ください。
技術士第一次試験に独学で合格した人はいるのか?
独学で合格した人はブログで見つけることができる
独学で合格した人が体験談や勉強方法をブログで発信しています。
どのような勉強方法やスケジュールで合格したのでしょうか。次のサイトをご覧ください。
技術士第二次試験に独学で合格するのが難しい【3つの理由】
技術士の第2次試験は、独学での合格は難しいと言われています。
その理由は次のとおりです。
- 筆記試験の添削や口頭試験の対策が自分では難しい
- 質問をすることができずモチベーションが下がりやすい
- 受験する部門によっては情報収集に時間がかかる
詳しく見ていきましょう。
1. 筆記試験の添削や口頭試験の対策が自分では難しい
第2次試験には、「論文試験」と「口頭試験」があります。
論文試験では、技術士のプロとしてどのように問題を解決をするのかについて自分の考えを整理して文章にする力が求められます。
第2次試験は合格率が約10%ですが、口頭試験の合格率は90%と高く、論文試験の難易度が高いことがわかります。
論文試験や口頭試験の対策は、自分だけで行っても改善点が見つけにくく第3者からの意見を聞く必要があるため独学は難しいのです。
また、回答の内容は定まっていても、時間内に文章にして相手に伝えることに慣れていない人は、伝わる文章の書き方を勉強する必要もあります。
2. 質問をすることができずモチベーションが下がりやすい
独学していると、疑問点があったときに誰かに聞くことができずに困ってしまいます。
わからない部分を放っておいて、なかなか理解が進まずに途中でモチベーションを失ってしまう人もいます。
また、勉強期間が長くなればなるほど、中だるみしてしまって日々の生活に勉強を組み込むことができなくなることもあります。
独学はモチベーションが全てと言っても過言ではありません。
近くに頼れる技術士がいる場合は質問ができますが、身近にいない場合は通信講座などを利用して、モチベーションの向上に繋げましょう。
3. 受験する部門によっては情報収集に時間がかかる
技術士には20の部門があり、それぞれの専門分野の問題が出題されます。
部門によっては受験者数が少ないため、参考書があまり出版されていません。
独学するためには情報収集をしなければいけませんが、受験者数が少ないと情報を集めるだけでも時間が掛かってしまいます。
参考書も少なく、また受験した人の体験談なども見つけられないと、どのような方法で独学をしていけばいいのかわからなくて困ってしまいます。
受験者数が少ない部門は、通信講座の検討をしましょう。
技術士試験の通信講座・予備校のおすすめ
技術士試験の通信講座には、「アガルート」がおすすめです。
コース名 | 技術士試験|第二次試験合格カリキュラム |
税込み価格 | 32,780円 |
受講形式 | オンライン |
教育給付金制度 | なし |
特典や割引 | 合格したらお祝い金3万円+全額返金。模擬口頭試験1回 |
受講者の合格率 | 記載なし |
公式サイト | アガルート公式 |
アガルートの技術士講座は業界最安値であるのに加えて、テキストやサポートが充実している大変お得な講座です
以下の記事に詳しい内容がまとめてありますので、参考にしてください。
技術士試験の独学に向いている人の【3つの特徴】
技術士試験を独学で対策するのに向いている人の特徴は次のとおりです。
- 身近に信頼できる技術士がいる
- 技術士になりたいという強い意志がある
- 時間に余裕があり勉強スケジュールが立てやすい
詳しく見ていきましょう。
1. 身近に信頼できる技術士がいる
身近に信頼できる技術士がいる人は、試験について質問をしやすいため独学に向いています。
信頼できる技術士に、論文の添削や口頭試験についてもアドバイスを受けられるかがポイントです。
特に、論文試験は一般的な話をするのではなく、プロとしてどのように問題を解決していくのかを専門用語を用いながら展開しなければいけません。
自分の書いた論文を客観的に見ることは難しいので、必ず他の人に見てもらって改善点を教えてもらいましょう。
2. 技術士になりたいという強い意志がある
「技術士になりたい」「技術士としてやりたいことがある」という強い意志がある人は独学で合格きるでしょう。
一発合格にこだわらず、学びぬく姿勢が大切です。
実務経験が求められるため、働きながら独学で勉強するためには強い意志が必要です。
途中、モチベーションが下がらないように、計画をしっかり立てられる人も向いています。
3. 時間に余裕があり勉強スケジュールが立てやすい
時間に余裕があって勉強のスケジュールが立てやすい人も独学に向いています。
第2次試験に合格するためには1000時間~2000時間が必要と言われています。
仕事をしながら1000時間を達成しようとすると、1日2時間ずつ勉強していても1年以上かかります。
時間に余裕がある人は、短期に集中して勉強時間を確保できるので独学できるでしょう。
技術士試験は第一次試験の場合は【独学でも合格可能!】
技術士試験は、第1次試験の場合は独学でも合格は可能です。
第1次試験のみであれば、しっかり勉強すれば一発合格を狙うこともできるでしょう。
過去問を中心に解き、分からないところを参考書で確認しながら理解を深めていきましょう。
しかし、第2次試験は合格率が約10%と低く、特に論文試験の難易度が高くなっています。
論文は客観的に見てアドバイスをもらわなければ、改善点がわからないため独学は難しいでしょう。
第1次試験は独学で勉強して、第2次試験は通信講座などを利用して論文を添削してもらうことをおすすめします。
アガルートの特徴
- 合格までの最短ルートを提供してくれるアガルート
- 予備試験や司法試験など難関資格に強い
- 月に1回講師によるカウンセリングが受けられる
\受講スケジュールや受講者の声も確認できます!/
アガルートのカリキュラムを確認