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社会福祉士試験の合格率は低い?合格者が実践している勉強法も紹介

福祉系大学や養成施設を修了し、受験資格を得て社会福祉士試験を受けようと考えている方で、試験勉強への不安が大きい方は多いのではないでしょうか。

本記事では、社会福祉士の国家試験を受験するか悩んでいる方、合格できるかどうか不安な方に向けて、社会福祉士の合格率や受かった人がどのような試験対策をしていたかをご紹介します。

社会福祉士の資格取得を目指す方は、ぜひ最後までご覧ください。

社会福祉士試験の合格率は約3割

社会福祉士試験の近年の平均合格率は約3割となっています。

ほかの福祉系国家資格の平均合格率は、精神保健福祉士が62.1%、介護福祉士は69.3%となっていることから比較すると、社会福祉士の難易度は非常に高いことがわかります。

合格することができた人は、どのような人なのでしょうか。次から詳しく見ていきましょう。

合格者の細かい内訳は?

厚生労働省が公表している、2021年に行われた第33回社会福祉士試験の合格者の内訳についてみていきましょう。

詳細なデータを知りたい方は、こちらから厚生労働省の公表しているデータをご覧ください。

第33回社会福祉士試験の受験者数は35,287人、合格者は10,333人で、合格率は29.3%でした。

性別合格者内訳については下記の通りです。

  • 男性:32.8%
  • 女性:67.2%

女性が7割近くと、多くの割合を占めています。

年齢別では下記の通りです。

  • 30歳以下:47.6%
  • 31~40歳:17.5%
  • 41~50歳:20.8%
  • 51~60歳:11.3%
  • 61歳以上:2.8%

年齢別では30歳以下がほぼ半数となり、60歳以上でも合格している方がいることがわかりました。

学校別の合格者実績は?

第33回社会福祉士試験の学校別の合格者の割合は下記の通りです。

  • 福祉系大学等ルート(福祉系大学等)     :28.7%(新卒:50.7% 既卒:12.9%)
  • 福祉系大学等ルート(福祉系短大等+実務経験):13.4%
  • 短期養成施設等ルート            :23.1%(新卒:35.9% 既卒:15.7%)
  • 一般養成施設等ルート            :33.6%(新卒:56.3% 既卒:17.0%)

一般養成施設等を修了したルートが最も合格率が高く、30%を超えています。また、既卒者よりも新卒者のほうが圧倒的に合格率は高くなっています。

社会福祉士の試験内容は?

社会福祉士試験の出題範囲は大きく分けて18科目あり、合格するにはおよそ6割の得点が必要です。

試験時間等、試験に関する詳細は下記の通りです。

  • 試験科目:18科目
  • 試験時間:240分(午前・午後に分かれる)
  • 問題数:150問
  • 出題方法:マークシート方式(五肢択一)
  • 必要合格率:およそ6割

試験科目や必要得点率について、より詳しく見ていきましょう。

試験は全部で18科目から出題

社会福祉士の試験は、非常に広範囲と言える18科目からの出題となっています。全ての科目で1点以上の得点を取る必要もあるため、苦手な科目をなくしておくことも重要です。

特に「相談援助の理論と方法」の範囲からは21問と多くの問題が出題されるため、十分な対策が必要です。

厚生労働省が公表している第34回「社会福祉士国家試験」試験科目

「人体の構造と機能及び疾病」「心理学理論と心理的支援」「社会理論と社会システム」「現代社会と福祉」「社会調査の基礎」「相談援助の基盤と専門職」「相談援助の理論と方法」「地域福祉の理論と方法」「福祉行財政と福祉計画」「福祉サービスの組織と経営」「社会保障」「高齢者に対する支援と介護保険制度」「障害者に対する支援と障害者自立支援制度」「児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度」「低所得者に対する支援と生活保護制度」「保健医療サービス」「就労支援サービス」「権利擁護と成年後見制度及び更生保護制度」

合格には約6割の得点が必要

社会福祉士試験の合格基準は、総得点が60%程度、さらに18科目全てで得点があることとされています。

総得点が150点なので合格目安は90点前後なりますが、試験の難易度によっては調整が入るため近年は85点~90点前後が合格基準点となっているようです。

合格ラインだけでみると決して高すぎることはないように思われますが、膨大な範囲を考えると効率よく、さらに苦手科目を作らないように勉強を進める必要があります。

社会福祉士の試験に合格するためのポイントは?

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社会福祉士試験の合格に向けて勉強するうえで、大切なポイントは2点あります。

  • 全ての範囲をまんべんなく学習する
  • 時間を測って演習問題を解く

膨大な試験範囲と、時間との戦いになる本番を制するために、ポイントを守って学習を進めることをおすすめします。

次から、2点のポイントを詳しく解説していきます。

全ての試験範囲をまんべんなく学習する

社会福祉士の試験範囲となっている科目数は18科目と、かなり広いです。

合格するには、全ての科目で1点以上の得点を取ることと、合計で60%程度の正答率が必要なため、捨ててよい科目はありません。

苦手科目を作らず、全ての範囲をまんべんなく学習しましょう。

時間を測って演習問題を解く

あらかじめ、1問にかける時間を短くする練習をしておくことをおすすめします。

試験時間は240分で150問出題されますから、単純計算で1問にかけられる時間はおよそ1分半しかありません。

実際の試験と同様の時間を測りながら演習問題を解く練習をしておくと、本番も焦らずに済みます。

社会福祉士試験の勉強方法

社会福祉士の試験に向けた勉強方法としては、独学で学習を進める人もいれば、予備校の講座を受講する人もいます。

それぞれの学習方法の特徴や注意点を見ていきましょう。

独学で対策する

独学で社会福祉士の試験対策を行うには、相当な時間がかかることが予想されるため、特に社会人の方には不向きと言えます。

独学で対策をする場合には、長い期間勉強することを見越して、自分に合っているテキストを使用するのをおすすめします。問題演習も繰り返し練習できるよう、複数のテキストを用意するのが良いでしょう。

通信制の予備校で対策する

予備校の通信制講座を利用すれば、効率よく学習を進めることができ、社会人の方にはおすすめです。

合格のノウハウが詰め込まれたカリキュラムに従って効率よく勉強でき、さらにオンラインでの受講ならスキマ時間も利用して学習を進めることができます。

下記のような予備校が通信制講座の提供を行っています。

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予備校の講座は、忙しい方でも一発合格を目指せるカリキュラムが組まれているので、安心できます。

社会福祉士になるにはいつから勉強すればいい?

社会福祉士に合格するために必要な勉強時間は、およそ300時間と言われています。

具体的にいつから勉強を始めればよいのか、独学で合格を目指す場合と、予備校に通う場合の2パターンを確認していきましょう。

独学の場合は1年前から

独学で学習を進める場合には、試験のおよそ1年前から勉強を始めると余裕が持てそうです。

社会人の方で1日に1時間程度しか学習時間が取れないとすると、学習期間は最低10カ月は必要です。

計画通りに学習が進まない可能性も考慮して、1年ほど前から勉強を開始するのがおすすめです。

予備校の場合は、カリキュラムに従う

講座を受講して学習を進める場合は、プロの講師陣によって考え抜かれたカリキュラムに従って学習できます。

社会福祉士の試験は、出題範囲がかなり幅広く難易度も高いため、独学よりも予備校の通信講座などを受講して、効率よく試験対策を行うことがおすすめです。

オンラインで学習を進めることができる講座を利用すれば、忙しい方でもスキマ時間を利用して学習を進められます。

社会福祉士試験の合格率は低めなので、万全な準備を!

近年の平均合格率が3割前後という社会福祉士は、福祉系国家資格の中でも最難関と言えるでしょう。漏れのない、十分な試験対策が必要となります。

一人で最後までやりきるのが不安な方は、予備校を利用して合格を目指すのがおすすめの勉強法です。

学業や仕事で忙しいが両立して資格取得を目指したい、効率よく学習して1発合格を狙いたいという方は、ぜひ予備校の通信講座の利用を検討してみてください。

下記の各講座のURLから資料請求も可能です。

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