介護福祉士を目指して勉強中の人や、これから勉強を始める人の中には、どのテキストを選べばいいのか迷っている人もいるでしょう。
介護福祉士の合格率は、ここ数年70%程度と比較的高い水準にあるものの、筆記試験は総得点の60%程度を合格基準としています。(参考元:厚生労働書,社会福祉振興・試験センター)
合格率を見て安心するのではなく、確実に総得点の60%以上を超えられるように勉強していきましょう。
この記事では、介護福祉士試験のおすすめのテキストや、その選び方について以下の内容を解説します。
- 介護福祉士のテキストの選び方!3つのポイントを押さえよう
- 介護福祉士のテキストおすすめランキング【参考書】
- 介護福祉士のテキストおすすめランキング【問題集】
- 介護福祉士のテキストおすすめランキング【過去問】
- 介護福祉士のおすすめアプリ編
- 介護福祉士の学習方法
- 介護福祉士のテキスト活用法
- 介護福祉士資格を取得するメリット
- 介護福祉士の予備校・通信講座
おすすめのテキストをランキングで紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
コンテンツ
介護福祉士のテキストは何が必要?参考書・問題集・過去問を揃えよう!
介護福祉士の試験勉強には、参考書・問題集・過去問を利用すると効率的です。
参考書は試験範囲を体系的に勉強するのに向いているテキストです。初学者の方や、知識の復習がしたい方にお勧めのテキストになります。
参考書には「介護福祉士国試ナビ」のような、フルカラーの参考書があります。こういったフルカラーのテキストは、初学者にも理解がしやすいのでおすすめです。
問題集は参考書で身につけた知識を定着させるのに役立ちます。模試形式や一問一答形式があり、より試験に近い形で試験対策が可能です。
過去問集は、現時点での実力を測ることができるだけでなく、これまでに試験に出題された内容を把握することで、傾向を知ることができます。
このように、介護福祉士試験の対策には「参考書・問題集・過去問」といったテキストの活用がおすすめです。
介護福祉士のテキストの選び方!3つのポイントを押さえよう!
テキストを選ぶにあたって注意すべきは、次の3点です。
- 出版社
- 出版年度
- わかりやすさと問題数
出版社によって、介護福祉士試験のテキストでも解説の仕方やレイアウトが違います。
本屋で実際にテキストを開いたり、インターネット上で試し読みをしたりして、理解しやすいものを選ぶことが重要です。
また、出版年度にも注意する必要があります。
年度によっては、過去に出題されていなかった問題が出題された年がありました。
最新版のテキストを買うことで、過去に出題された問題を取りこぼすことなく対策ができます。
より自分に合ったテキストを選びつつ、収録されている問題数が多いものを選ぶのがポイントです。
それぞれの点について、以下で詳しく解説します。
①出版社は?介護福祉士のテキストは中央法規出版がおすすめ!
「中央法規出版」のテキストがおすすめの理由は、最新版が毎年出版されていて、問題対策や知識についてわかりやすく解説しているからです。
参考書と問題集を中央法規出版で統一することで、一貫性のとれた学習ができます。
同じ出版社で学習を進めると、躓いた問題を振り返ってテキストを見返すときにも、わかりやすいでしょう。
また、中央法規出版のテキストは「ムリなく、ムダなく」勉強ができます。
例えば、中央法規出版のテキストは問題の出題頻度を星マークで表しています。これらを活用することで効率的な対策が可能です。
②出版年度は?最新のものを用意しよう!
学習者の中には「テキストは数千円するから、中古で過去のものを買って試験対策しよう」としている人もいるでしょう。
しかし、最新版のテキストを購入した方が効率的に試験対策ができます。
最新版のものは、これまでの試験の傾向をもっとも把握しており、また出題範囲の変更などがあった際も対応可能です。
古い年度のテキストだと、出題範囲の傾向や変更点について対応しきれていないことがあります。
過去に出題されていない問題が出た年もあり、最新版のテキストを買うことで、過去に出題された問題を取りこぼすことなく対策ができます。
試験対策には、最新年度のテキストを購入して使いましょう。
③特徴で選ぶ場合のポイントは?わかりやすさと問題の多さ!
テキストの特徴で選ぶ場合「どのような形で試験内容について解説されているのか」と「問題数」が重要です。
例えば、文章ばかりで解説されているテキストより、図解やイラストがあると視覚的で理解が進みます。
さらに、フルカラーのテキストであれば、初学者を含めた多くの人にとって、よりわかりやすいでしょう。
ただし、どんな解説の仕方がわかりやすいかは人それぞれです。
そのため、何冊かテキストの最初の部分を試し読みして、一番見やすいと思ったものを選んでください。
また、収録されている問題数が多いテキストほど、本番に向けて様々な出題の仕方の対策ができます。
単に知識を身に着けるだけでなく、試験慣れもしておく意味でテキストの問題数は重要です。
介護福祉士のテキストおすすめランキング【参考書】
参考書選びにおいて重要なのは、自身の理解度に合った内容のものを選ぶことです。
理解度に合った参考書を選ぶことで、常に新しい知識を取り入れながら試験対策を万全に近づけられます。
難しすぎる参考書は、途中でモチベーションが低下して、試験までに勉強を諦めてしまう原因になることもあります。
理解度に合わせたおすすめの参考書は、次の通りです。
No.1 わかる!受かる!介護福祉士国家試験合格テキスト2023
介護福祉士の試験に合格するために、1冊で必要な知識を身に着けたい人におすすめなのが「わかる!受かる!介護福祉士国家試験合格テキスト2023」です。
この参考書は、基本的な用語解説から「ムリなく、ムダなく」をモットーにしているので、初学者でも理解しやすい内容になっています。
No.2 みんなが欲しかった! 介護福祉士の教科書 2023年
再受験生など、ある程度の知識がある人におすすめなのが「みんなが欲しかった! 介護福祉士の教科書 2022年」です。
独学の人にも理解しやすい内容でありながら、赤シートで答えを隠して、考えながら勉強を進めることもできます。
これまでの学習内容が、定着しているか確認したい人におすすめです。
No.3 福祉教科書 介護福祉士 完全合格テキスト 2023年版
「福祉教科書 介護福祉士 完全合格テキスト 2023年版」は、過去3年間に改正された関連の法律の解説など、再受験生にやさしい内容といえます。
他にも、要点まとめや一問一答など、試験直前まで役に立つ内容が収録されており、初学者から幅広く活用可能です。
介護福祉士のテキストおすすめランキング【問題集】
介護福祉士試験の合格を目指すうえで、実践的な問題を数多く解くことは重要です。
実際の問題と似ている過去問を数多く解くことで、問題に慣れて、本番も落ち着いて試験を受けられるでしょう。
試験対策のためには、どれくらいの勉強時間が取れそうなのか、どのような対策が必要なのかを自己分析することが大切です。
おすすめの問題集のテキストは、次の3冊です。
No.1 介護福祉士国家試験2023 一問一答ポケットブック
「介護福祉士国家試験2023 一問一答ポケットブック」は、まとまった勉強時間の確保が難しい人におすすめです。
ポケットサイズなので持ち運びが簡単で、移動などの隙間時間に勉強できます。
No.2 福祉教科書 介護福祉士 完全合格過去&模擬問題集 2023年版
「福祉教科書 介護福祉士 完全合格過去&模擬問題集 2023年版」は、過去問を重視しながら、本試験と同じ形式の問題を解いて苦手な問題を把握したい人におすすめです。
何度も繰り返し解き、最新の法改正や制度がどのように出題されるのか知ることができます。
No.3 本試験型 介護福祉士問題集 ’22年版
「本試験型 介護福祉士問題集 ’22年版」では、最新の出題傾向をもとに、どうすれば合格できるのかのアドバイス付きです。
本試験と同じ形式の模擬問題集が3回分用意されており、問題の選択肢ごとに最新の法律や制度に基づいた解説がされるので、より知識を定着させやすいでしょう。
介護福祉士のテキストおすすめランキング【過去問】
過去問は同じ問題こそ出ませんが、似たような形式で出題されることが多く、効果的な勉強ができます。
過去問を繰り返し解くことで、本試験で時間の余裕が生まれる点もメリットです。
過去問を繰り返し解くのにおすすめのテキストは、次の3冊です。
No.1 介護福祉士国家試験過去問解説集2023: 第32回-第34回全問完全解説
介護福祉士試験の問題を1問ずつ丁寧に解説した「介護福祉士国家試験過去問解説集2023: 第32回-第34回全問完全解説」は、初めて試験を受ける人におすすめです。
過去3年分、計375問を1問ずつ解説しているので、出題の意図まで把握できるようになります。
No.2 クエスチョン・バンク 介護福祉士国家試験問題解説 2023
「クエスチョン・バンク 介護福祉士国家試験問題解説 2023」は、1冊で過去問集と参考書としての役割を両立したテキストがほしい人におすすめです。
過去12年分の過去問と用語解説など、幅広い学習に対応した1冊になっています。ブロックを追加
No.3 2023年版 ユーキャンの介護福祉士 過去問完全解説【第32回から第34回を掲載】
「2023年版 ユーキャンの介護福祉士 過去問完全解説【第32回から第34回を掲載】」は、出題意図を理解できる「ポイント整理」が強みの過去問集です。
選択肢1つ1つの理解をより深めたい人や、弱点をなくしたい再受験生に向いています。
介護福祉士のテキストおすすめアプリ編!すき間時間を活用しよう!
最近では、スマホアプリでお手軽に介護福祉士の試験勉強ができます。
アプリは、スマホ1台あればどこでも使えるのに加えて、ポケットサイズのテキストより持ち運びが楽です。
数ある介護福祉士試験対策のアプリでも「【中央法規】介護福祉士合格アプリ2023過去+模擬+一問一答」は、特におすすめできます。
このアプリは、試験当日まで弱点克服のドリルとして活用が可能です。
テキストを解いていて、なかなか理解の進まない箇所をアプリで重点的に学習することで、本試験への不安をなくせます。
まとまった学習はテキスト、隙間時間の学習はアプリと役割分担をさせることで、テキストとアプリの相乗効果で学習が進むでしょう。
介護福祉士の学習方法!2023年度受験に向けてスケジュールを立てよう!
介護福祉士試験へのスケジュールとして、最低でも3ヵ月は確保しましょう。
仮に3ヵ月の勉強期間とすると、1日平均2~3時間の勉強時間が必要です。
勉強には基本知識を身につける参考書、試験問題になれるための問題集や過去問集、隙間時間に勉強できるアプリなどを使うと効率が上がります。
スケジュールは長い期間であればあるほど、余裕を持った試験勉強にすることが可能です。
勉強期間を長くすることで、1日の平均勉強時間を少なくでき、過去問集を周回して解くこともできます。
介護福祉士の試験に合格するためには、時間をかけて繰り返し解くことを意識してください。
国家資格である介護福祉士の資格試験は、年に1度、毎年1月に行われています。
試験勉強は、遅くても9月中に開始して、はじめは勉強のリズムをつけながら、10月からは集中して勉強しましょう。
2023年に行われる介護福祉士の試験のスケジュールの予定は、次の通りです。
(引用元:社会福祉振興・試験センター)
介護福祉士試験のスケジュール
2022年6月下旬ごろ:受験申込の手続きについて案内される
2022年8月上旬~9月上旬:受験申込書受付期間
2023年1月下旬ごろ:筆記試験
2023年3月上旬ごろ:実技試験
2023年3月下旬ごろ:合格発表
受験を希望する人は、社会福祉振興・試験センターのホームページから「受験の手引き」を取り寄せる必要があります。
介護福祉士のテキスト活用法!1冊を繰り返しやりこもう!
試験合格のために重要なのは、1冊のテキストを徹底的に復習することです。
学習者の中には、何冊もテキストを購入して勉強する人がいますが、その方法はあまりおすすめできません。
学習内容の一貫性が失われ、かえって試験に必要な知識が身につかない可能性があるからです。
1冊のテキストは過去の出題範囲や傾向を踏まえたうえで、学習する人が段階的に理解を深められる工夫がされています。
そのため、いろんなテキストを中途半端に解くよりも、1冊のテキストを繰り返し解く方が効果的です。
介護福祉士の資格試験の概要や、対策方法について詳しく知りたい人は、次のページを参考にしてみてください。
介護福祉士資格を取得するメリット!モチベーションを保って勉強しよう
介護福祉士の資格を取得するメリットには、何があるのでしょうか。
介護福祉士は現在でも不足しており、今後もその状態が続くと予想されます。
働く場所の選択肢が多くあり、今後も働く場所に困る心配はないでしょう。
介護福祉士の資格取得のメリットは、次の通りです。
①利用者さんから信頼を得やすい
「介護福祉士」という資格を取ることで、利用者さんからの信頼を得やすいでしょう。
介護の現場では、資格を持っていない人もたくさん働いています。
資格を持っていることで、専門的な知識を持っていることを証明できます。
専門的な知識を持っているからこそ、利用者さんへの対応や言葉がけなども、より良く変わるでしょう。
利用者さんからすると、資格を持っているからこそ信頼できるという安心感につながります。
②収入アップにつながる
介護福祉士の資格を持っていることで、収入アップにつながります。
資格を取得すると、基本給や資格手当が付いて収入が上がることが期待でき、3~5万円の給与アップが見込める場合もあります。
介護福祉士としての経験を積んでいけば、ゆくゆくは管理職や介護支援専門員として、ステップアップできるでしょう。
多くの職場では、介護福祉士の資格を保有していることが、役職が上がっていく条件の1つになっています。
③転職に役立つ
介護職は不足している状態が続いているため、求人では未経験や資格を持っていない人でも応募が可能になっています。
しかし、介護福祉士の資格を持っていることで、転職時により良い条件で転職できる可能性が高まるでしょう。
資格保有者を優遇している求人も多くあり、即戦力として活躍できます。
希望する職場に転職しやすくなるため、転職する前に介護福祉士の資格取得を目指しましょう。
資格があればより良い環境で働ける!
資格があることで、条件のいい求人に応募でき、より良い環境を選んで働けます。
転職するときは、資格を持っている人を優遇している職場を選ぶといいでしょう。
良い環境で働くことで、自分が持っているスキルを十分に発揮することができて、介護福祉士の仕事にやりがいを感じます。
より条件のいい環境で働く選択肢が増えるためにも、介護福祉士の資格取得を目指しましょう。
絶対次で受かりたい!介護福祉士の予備校・通信講座を活用しよう
介護福祉士の資格試験は、合格率が例年70%程度ありますが、最も合格率の低い年は2016年の57.9%でした。
年によっては過去問にない問題が複数問、出題された年もあり、今後も問題の傾向が変化する年もあるでしょう。
問題の傾向が変わったとしても、試験に出される範囲に変更があるわけではないので、しっかりと対策を立てれば心配いりません。
しかし、独学で対策を立てるのが不安な人や、絶対に次の試験で合格したいという人には、予備校や通信講座をおすすめします。
資格講座名 | アガルート | ユーキャン | 大原 |
コース名 | 合格カリキュラム | 社会福祉士資格取得講座 | 社会福祉士養成コース |
税込価格 | 53,900円 | 59,000円 | 調査中 |
受講形式 | オンライン | オンライン | web通信 |
教育給付制度 | 何度でも | 1日3問まで | 各校に問い合わせ |
特典や割引 | 合格したらお祝い金1万円 | メインテキスト5冊 | 調査中 |
受講者の合格率 | 記載なし | 記載なし | 69.3% |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
介護福祉士の予備校や通信講座について詳しく知りたい人は、次のページを参考にしてみてください。
介護福祉士のテキストは中央法規出版がおすすめ!何度も繰り返し取り組もう!
介護福祉士試験の合格には、テキストの活用が欠かせません。
そして、数あるテキストの中でもおすすめなのが中央法規出版です。
中央法規出版のテキストは、介護福祉士試験の出題範囲について「ムリなく、ムダなく」をモットーに解説しています。
フルカラーで図解を用いており、視覚的に理解を深められる点もおすすめです。
介護福祉士試験について、どのテキストを使って学習を進めていこうか迷っている人は、ぜひ中央法規出版の参考書や過去問集を利用してみてください。
ここまで、介護福祉士の資格についてご紹介してきました。
介護福祉士の特徴は以下の通りです。
- 中央法規出版のテキストがおすすめ
- 最新の出版年数と問題数や分かりやすさをポイントにテキストを選ぼう
- アプリは「中央法規」の「介護福祉士合格アプリ2022過去+模擬+一問一答」がおすすめ
- 勉強時間は最低でも3ヵ月は必要
- テキストを選んだら1冊を繰り返しやろう
- 資格取得のメリットは「利用者さんから信頼される」「収入アップ」「転職に役立つ」
- 「独学が不安」「次で絶対に受かりたい」という人は、予備校や通信講座を活用しよう
介護福祉士についてもっと詳しく知りたい人は、次のページも参考にしてみてください。