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税理士試験対策の予備校選び!あなたに合う予備校の探し方をご紹介!

「働きながら税理士合格を目指すならどの予備校がいいの?」
「効率良く税理士試験に合格するにはどうすればいい?」
「経済的にも金銭的にも余裕がないけれど予備校に行きたい!」

税理士の予備校を探している方は、このような疑問を持っているのではないでしょうか。
税理士の予備校は多数ありそれぞれ特徴や値段が違うため、自分に合ったものがわからず悩んでしまいます。

この記事では以下の内容で、あなたに合う税理士試験対策の予備校の探し方をご紹介します。

  • 税理士試験は予備校の活用がほぼ必須!効率よく税理士を目指したい!
  • 税理士試験の予備校はどこがいい?おすすめ5選!
  • その他の予備校4選
  • 税理士対策予備校の費用・料金比較
  • 自分に合った予備校を選ぶ!7つの基準を押さえよう
  • 効率よく税理士を目指したい社会人向け!合格までの戦略を練ろう
  • 税理士合格に向けたおすすめテキストは?苦手科目だけ別途購入はあり!

コンテンツ

税理士試験は予備校の活用がほぼ必須!効率よく税理士を目指したい!

税理士試験は予備校の活用がほぼ必須!効率よく税理士を目指したい!

税理士試験は平均合格率が10%〜15%の難関試験です。

独学で挑んで合格する可能性はゼロではありませんが、かなりハードルが高いと言わざるを得ません。
市販されているテキストが少ないことや、取得までの数年間をたった一人でモチベーションを維持するのが困難なことがその主な理由です。

また、働きながら勉強に多くの時間を割くことは心身ともにハードです。
できる限り早く合格し、税理士への次のステップへ進みたいものです。
そのためには、いかに効率良く勉強するかが非常に重要です。

効率良く勉強する方法は、予備校を活用することです。

独学であれば費用は抑えられますが、予備校であれば、正しい学習方法、学習スケジュール、合格までの道筋、数々のサポート体制など、勉強するための環境が整っています。

税理士試験を受ける多くのライバルは予備校を利用しています。
ライバルに追いつき追い越すためには予備校の活用が必須です。

税理士試験の独学については、こちらの記事が参考になります。

税理士試験の予備校はどこがいい?おすすめ5選!

税理士試験の予備校はどこがいい?おすすめ5選!

税理士試験の予備校には様々なものがあります。
選ぶ際には「確保できる勉強時間」と「予算」を考え、自分に合ったものを選びましょう。

ここでは、多くの税理士試験受験者に選ばれ続けている5つの予備校を紹介します。

  • 大原【業界最大の合格実績】
  • スタディング【業界最安値の圧倒的コスパ】
  • TAC【業界2番手の合格実績と高い満足度】
  • クレアール【業界トップクラスのサポート体制】
  • LEC東京リーガルマインド【充実した無料体験】

大原【業界最大の合格実績】

圧倒的な合格率を誇る予備校が「大原」です。

  • 税理士試験合格者の約半数が利用
  • 通学と通信の両方がある
  • 独自教材がわかりやすい

大原の合格者数は2020年度の場合、全国官報合格者648名中373名(専門課程を含む)でした。
税理士試験合格者の約半数が大原を利用していることになります。

大原では、通学は決まった日程に教室で講義を受ける「教室通学」と自分のタイミングで受講する「映像通学」の2種類があります。
通学することで学習ペースを一定に保て、疑問があれば身近にいる講師にすぐに聞くことができます。

オリジナル教材は税理士試験を知り尽くした講師が作成しており、効率的に学習を進めるのに役立つでしょう。
テキスト、演習問題集、確認テスト、過去試験問題集などが教材としてセットになっているので、教材を別途購入する必要がないのも魅力です。

初学者向けの講座から経験者向けの講座まで、レベルに合わせて多くのコースが開講されており、自分に合ったものを選べます。
「2023年受験対策 5月開講 初学者一発合格コース[簿/財]」は230,000円です。
5科目セットプランはありませんが、5科目分受講すると800,000円前後になります。

かなり多くのコースやパックがありますので、ホームページの情報だけでは迷うと思います。
ぜひ資料請求することをおすすめします。
請求フォームから質問もできますので、以下のリンクからぜひ確認してみてください。

大原の特徴

  • 圧倒的な合格数を誇る資格の大原
  • 教室通学、映像通学、通信講座から選べる受講スタイル
  • まずは気になる資格の資料請求から

\受講スケジュールや受講者の声も確認できます!/
大原のカリキュラムを確認


大原の税理士講座の口コミ評判については、以下で詳しく説明しています。

スタディング【業界最安値の圧倒的コスパ】

他のスクールに比べて、運営コストを削減することで圧倒的なコスパが実現したオンライン講座が「スタディング」です。

  • 通信講座のみで低価格
  • スマートフォンで学習できる独自教材
  • 試験合格でお祝い金がもらえる制度あり

簿財2科目パーフェクトセットは89,800円、法人税コースなどの1科目コースは、合格コースが49,500円、総合コースが61,600円となっています。
5科目分受講しても200,000円前後と業界最安値です。

スタディングは短期間で合格した人の勉強法を徹底的に研究して作られています。
レベルや学習したい科目に合わせてコースを選べるので、無理なく学習できるのが特徴です。

学習教材はビデオ講座に加え、基本問題、トレーニング、テーマ別演習、実力テスト、暗記ツールなどが充実していて、インプット学習とアウトプット学習を繰り返し効率的に進められるような構成になっています。

通勤中などの隙間時間を活用し、スマートフォンやタブレット、パソコンで学習ができるので、忙しくて机に向かう時間が取れない方でも学習を進められます。

スタディング

TAC【業界2番手の合格実績と高い満足度】

業界2番手の合格実績と一貫したサポート体制が魅力の予備校が「TAC」です。

  • 優秀な講師陣がいる
  • 科目戦略に基づいてカリキュラムを立てられる
  • 通学と通信の両方がある

学習内容の理解を促進させるわかりやすい講義や解法テクニックのレクチャーなど、高い指導力を誇る講師が揃っているのが特徴です。
受験生の満足度が高く、定期的なアンケートを行って講師の質を保っています。

暗記ではなく理解中心の講義スタイルなので、本試験対策はもちろんのことその後の実務にも生かせるでしょう。
本試験を分析し効率を追求した合格戦略を策定していて、レベル・内容共に厳選した講義・演習・教材で無理なく知識の定着が図れます。

また、スクールの規模が大きく受講生が多いためTAC内での成績(順位)の信頼度が高く、あとどれくらい成績をあげれば合格できるかを常に意識しながら学習できます。

1科目のみの受講の他、2科目や3科目、5科目パックなどのプランが豊富で自分に合ったコースを選べます。
2022年度から2024年度の3年間で5科目受講する「2.5年本科生」は750,000円前後です。
何年間で受講するかや何月から受講するかによって、値段が変わります。

資格の学校TAC 税理士

クレアール【業界トップクラスのサポート体制】

超効率的な学習法「非常識合格法」が有名な「クレアール」の特徴は以下です。

  • 非常識合格法で2科目同時学習や短期合格を実現できる
  • 働きながら社会人でも合格を目指せる
  • 受講生と併走するサポート体制

クレアールは、効率的な学習法「非常識合格法」や学習効果を最大限に引き出す「Vラーニングシステム」により時短学習ができることが特徴です。
Web映像教材はパソコンの他、タブレットやスマートフォンでも見られるので、通勤中などのスキマ時間で学習を進められます。

クレアールでは、事務局担当者や合格アドバイザーといった各担当者が、合格まで徹底的にサポートしてくれます。
講義の質問に関しては、講義を担当するベテラン講師が質問対応をしており、メールかFAXで質問できます。

コースによって、簿記検定や簿財合格するとお祝い金がもらえる「合格お祝い金制度」や、簿記検定と税理士試験の受験料をクレアールが負担する「受験料はクレアールが負担」など、費用の特典があります。
また、格安の追加料金で目標年度以降も受講できる「安心保障プラン」があるので、仕事が忙しく勉強時間が取れない場合でも挑戦が可能です。

2年コース679,000円(一般価格)〜5年コース1,121,000円(一般価格)となっていますが、割引期間中であれば半額に近い価格になりますので、是非確認してみてください。

クレアール 税理士

LEC東京リーガルマインド【充実した無料体験】

6科目のおためしWeb受講ができる予備校が「LEC東京リーガルマインド」です。

  • 「おためしWeb受講制度」がある
  • 簿財一体型のオリジナル教材
  • 割引が豊富でお得に受講できる

サイトやパンフレットでは実際にどのような講義が行われているかわかりません。
できれば受講内容を確認して、自分に合うかどうか見極めたいところです。
LECでは「おためしWeb受講制度」があり、簿・財・法・所・消・相の6科目の第1回を無料で受講できます。
高い費用を払った後に「失敗した」ということが防げるので安心です。

税理士試験合格の必須科目である簿記論・財務諸表論の2科目は、同時合格を目指すために開発された簿財一体型のオリジナル教材になっています。
通常は1年で1科目ずつ学習受験するケースが多いですが、オリジナル教材により重複する60%部分を削減しており、必要な情報をわかりやすく整理してあります。

「パーフェクトコース」は、基礎・応用・直前の3段階で円滑にレベルアップでき、ゼロからでも無理なく学習できるカリキュラムになっています。
1科目99,000~123,200円、セットプランはないため5科目分受講すると600,000円前後になります。

「他社受講生割引」や「退職者・離職者応援割引」などの割引や特典が豊富で、最大で40%受講料が割引になることもあります。
活用すればお得に受講できるでしょう。

LEC東京リーガルマインド 税理士

その他の予備校4選

その他の予備校4選

税理士試験の予備校は他にもあります。
おすすめに追加してさらに4つを紹介します。

  • 大栄【資格予備校大手】
  • FIN【財務関連の資格特化の予備校】
  • 東京CPA会計学院【合格後まで見据えた指導内容】
  • ネットスクール【テキストが市販で入手可能】

大栄【資格予備校大手】

全国に校舎がある資格予備校大手の「大栄」にも税理士資格講座があります。

  • 1か月ごとの確認テストで実力がわかる
  • レベルに合わせた多彩なコースがある
  • 自由出席制の通学教室

大栄では、基礎期(9月〜12月)・応用期(1月〜4月)・答案練習期(5月〜7月)の学習スケジュールを立て、各科目とも1年で合格することを目標にしています。
1ヵ月ごとの確認テストで自分の実力が判り、試験戦略を練られるようにカリキュラムが作られています。

講座が用意されているのは簿記論、財務諸表論、法人税法、相続税法、消費税法の5科目です。
合格コース、上級コースの他に、直前対策コースがあります。

大栄のホームページでは「時期や校舎によって受講料が異なるケースがあります。詳しくは校舎へお尋ねください。」と記載されており、受講料について明記されていません。
検索をするとおおよそ1科目240,000円前後のようですが、確実な情報ではないので必ず問い合わせをしましょう。

資格スクール大栄 税理士資格講座

FIN【財務関連の資格特化の予備校】

税理士講座の他、公認会計士や簿記講座など財務関連資格に特化した資格予備校が「FIN」です。

  • 通信のみの講座
  • クオリティの高いオリジナル教材
  • 簿記論・財務諸表論・消費税法の3科目のみに対応

ゼロからスタートの入門コースや簿記2級合格レベルの上級コースなど、自分に適したコースから選べる通信講座です。

テキストのクオリティが高く学びやすい教材が魅力です。
フルカラーテキストはもちろん、「ALL in ONE テキスト」が特徴で、講義中に扱う過去問や条文などをテキストに掲載してあるので、テキスト1冊で受講できるようになっています。

受講料は簿財入門コースが98,000円、消費税法コースが38,000円ですが、簿財入門+消費税コースは128,000円になり、少し安く設定されています。

資格試験のFIN

東京CPA会計学院【合格後まで見据えた指導内容】

公認会計士講座で有名な東京CPA会計学院」にも、社会人・大学生対象税理士コースがあります。

  • 通学と通信の両方がある
  • 適正規模だからこそのきめ細やかなフォロー体制
  • 簿記を学習する「税理士入門パック」がある

通学講座は、全日制クラスと通学WEB受講があります。
WEB通信講座もあり、WEB通信講座と通学WEB受講は全日制クラスの講義内容を収録した動画が配信されます。

大規模ではなく適正規模にすることで、受講生への的確なアドバイスや質問に、迅速で丁寧な対応が可能になっています。

簿記を初めて勉強する方や講座を受講する前に簿記を学習しておきたい方は「税理士入門パック講座」をおすすめします。
日商簿記1級知識があることで、簿記論や財務諸表論の理解が早くなります。

全日制クラスは4科目496,000円、WEB通信講座は4科目548,000円になっています。
全日制クラスは東京本校のみの講座となりますのでご注意ください。

東京CPA会計学院 税理士講座

ネットスクール【テキストが市販で入手可能】

WEB講座専門の予備校である「ネットスクール」の特徴は以下です。

  • 通信講座のみ開講
  • 簿記論と財務諸表論の一体型講座
  • ライブ講義とオンデマンド講義が受けられる

ネットスクールでは、書店でも市販される教材とオリジナル教材を組み合わせた、充実した内容になっています。

決まった日時に生配信を行うライブ講義が特徴で、配信中に講師とチャットでコミュニケーションを取ることができます。
そのライブ講義も、翌営業日からオンデマンド講義として配信されます。

簿・財・法・相・消・国の6科目を開講しています。
新規申込みで1科目あたり71,500円〜201,700円で、複数科目割引や受講キャンペーンがあります。
また、ネットスクールの他の資格・級を受講されていた方にも割引があります。

ネットスクール

税理士対策予備校の費用・料金比較

税理士対策予備校の費用・料金比較

予備校により1科目単位やセット販売など様々なコースがあります。

今回は単純に5科目受講した場合の料金を比較しました(5科目開講されていないところは割愛してあります)。

予備校名通学・通信料金
大原通学・通信800,000円前後
スタディング通信250,000円前後
TAC通学・通信750,000円前後
クレアール通信679,000円〜1,121,000円(一般価格)
LEC東京リーガルマインド通学・通信600,000円程度
大栄通学明記されていません。
時期や校舎によって受講料が異なるケースがあります。
(1,000,000円程度)
ネットスクール通信600,000円前後

初学者か受験経験者か、何年度合格目標か、簿記経験者かなどでかなり多くのコースやセットがあり、混乱すると思います。
まずはレベルがどのくらいか、どの科目でいつを目標にするのか、自分の方向性を定めてから予備校を選択しましょう。

自分に合った予備校を選ぶ!7つの基準を押さえよう

自分に合った予備校を選ぶ!7つの基準を押さえよう

税理士の予備校を決める際に選ぶポイントは7つあります。
ぞれぞれ自分に合ったものを見つけるために重要な点になりますのでしっかり確認しましょう。

  1. 費用で選ぶ
  2. 合格実績・合格率で選ぶ
  3. サポートで選ぶ
  4. 満足度で選ぶ
  5. 通信制から選ぶ
  6. 通学制から選ぶ
  7. 開講科目数で選ぶ

①費用で選ぶ

税理士試験は、独学では難しいため予備校に頼らざるを得ません。

1科目が高額な上に5科目あります。
予備校によってかなり金額の差があり、例えば、初学者が簿記論と財務諸表論を同時に受講・受験するコースで、89,800円〜390,000円の幅があります。
しかも1度では合格しにくいため、直前対策講座や公開模試などの必要性が出るでしょう。

費用を抑えて学習したいならスタディングがおすすめです。

スタディングは5科目受講しても250,000円前後と圧倒的低価格で受講ができ、他の予備校よりも500,000円近くお得になっています。
通信講座に特化した内容のため、スキマ時間に効率よく学習したい多忙な社会人に向いています。

②合格実績・合格率で選ぶ

多くの予備校では合格実績や合格率の公表はありません。
公表していても、該当コースなどの条件付きの人数の場合があります。

そのような中でも、大原では合格者数を大きく掲げています。

2020年度の場合、全国官報合格者648名中373名(専門課程を含む)が大原でした。
57.5%の占有率を占める圧倒的な合格者数です。
ホームページのトップ画面に合格者数を公表できるということは、それだけ合格者を輩出できるという自信の表れでしょう。

大原は、全国に教室があるため通学しやすく、同じ税理士試験合格を目指す仲間たちとモチベーションを維持しながら学習を進められます。
ノウハウが詰まったオリジナル教材や手厚いサポート体制も魅力で、費用はかかるものの学習面では文句なしの講座です。

③サポートで選ぶ

長期間学習を継続する上で必要なのがサポート体制です。
主なサポート体制には、質問機能、添削指導、スクーリングの有無、情報提供などがあります。

サポート体制で選ぶならクレアールがおすすめです。

クレアールには、コースによって異なりますが「合格お祝い金制度」「未受講分の受講料を返却」「受験料はクレアールが負担」といった費用に関した珍しいサポートがあります。

親身で誠実な講師が多いと評判がよく、「合格サポート体制」では担当が伴奏者となってサポートしてくれます。
講義に関する質問は、その担当講師が直接回答することで、講義や解説のブレをなくすようにしています。

重点的に学習を行う範囲を絞った「非常識合格法」で最小限の学習量で合格を目指せる講座です。

④満足度で選ぶ

何に対して満足をしたかは人それぞれで異なります。
例えばカリキュラムが良かった、コスパが良かった、添削や質問制度があって良かった、仲間ができて良かったなどです。
もう一つ大切な要素として、教えてくれる講師のクオリティーがあります。

満足度で選びたいなら講師の質が高いと受講生から評判の良いTACがおすすめです。

「講師の質」を評価する2020年アンケートでは「94.1%が満足」と答えています。
質が高い理由は、講師間で競争原理が働くことで常に講義の研究をしていることが挙げられます。

TACは、長年受験指導を行っていることから独自の合格ノウハウを持っています。
オリジナル教材は解法テクニックなどの解説が丁寧で、充実した内容となっています。

⑤通信制から選ぶ

今ではほとんどの予備校には通信制(Web講義)があります。
通学制と比べて費用を抑えられ、自分のペースで学習できたり、スキマ時間を活用できたりすることが魅力です。
デメリットとしては、孤独なためモチベーションを維持しにくい点があります。

そこでおすすめなのがスタディングです。

スタディングには、他の通信講座にはあまりない「勉強仲間機能」があります。
「勉強仲間機能」を活用し合格を目指す仲間を作ることで、励まし合い、刺激を受け、モチベーションを保つことができます。
仲間の存在は、勉強の習慣化に繋がる効果があるようです。

また、スマートフォン学習に特化している点や業界最安値という点からも、コストパフォーマンスの高い講座といえるでしょう。

⑥通学制から選ぶ

通信講座が主流となっていますが、通学を望む場合もたくさんあります。
強制的に勉強する環境にしたい、自宅では勉強する場所がない、仲間が欲しい、生講義が聴きたいなどがそうです。

通学講座の予備校を選ぶなら、大原をおすすめします。

大原は全国に47校の校舎があるので、自宅や会社の近くにもある確率が高いでしょう。
通学講座では近くに講師がいるので質問や相談をしやすく、疑問点をすぐに解決することができます。

注意点としては、生講義は限られた校舎のみが実施していることです。
生講義がない場合は、個別ブースで講義を収録した映像を視聴する「映像通学」を活用しましょう。

大原は、弱点克服に必要な添削指導も豊富で、受験生に寄り添ったサポートが魅力です。

自宅から通いやすい予備校を選ぶのも大切

通いたい予備校を決めても、家から遠く通いにくいのではモチベーションが続きません。

税理士試験は1年で合格できるケースは少なく、複数年に渡って学習を続けなければならない場合があります。
予備校は、講義の時間だけではなく自習室などの設備が整っており、行く回数は想定よりも多くなるでしょう。

また、会社帰りに勉強したいなら、通勤途中にあるかどうかも大切です。

ライフスタイルを見直し、勉強がいつできるのかを考え、自宅からも会社からもストレスなく通える予備校を選ぶようにしてください。

⑦開講科目数で選ぶ

税理士試験の11科目のうち、全ての予備校で全科目が開講されているわけではありません。

5科目か6科目のところがほとんどで、その主な科目は、簿記論、財務諸表論、法人税法、消費税法、相続税法です。
この5科目の他に、LECと東京CPA会計学院では所得税法、スタディングとネットスクールでは国税徴収法があります。

11科目全ての科目を開講している予備校はこの2つです。

上記5、6科目が人気であったり、合格重視科目であったりしますが、そのような理由で選択することは好ましくありません。

自分が将来税理士としてどのような仕事をしたいのか、そのためにはどの科目を勉強すべきかを優先して科目を選択するようにしてください。

効率よく税理士を目指したい社会人向け!合格までの戦略を練ろう

効率よく税理士を目指したい社会人向け!合格までの戦略を練ろう

働いている人の多くは、1年間に1科目の合格を目標として順調でも5年かかります。
ただしなかなか順調にはいかず、さらに数年延びることを考えておいたほうがよいでしょう。

長期戦となる税理士試験ですが、働きながら効率よく勉強して、最短で合格するためには戦略を練ることが必要です。

以下では、合格するために熟考しておいたほうが良いことについてお伝えします。

  • 税理士試験は独学する方が損?予備校の活用がおすすめの理由
  • 金銭的な余裕と時間の捻出がカギ!確保しておきたい目安を紹介
  • 金銭的にも時間的にも余裕がない!スタディング・クレアールを検討しよう

税理士試験は独学する方が損?予備校の活用がおすすめの理由

以下では予備校の活用がおすすめの理由をご紹介します。
総合的に検討して「独学する方が損」と思う方は予備校を活用しましょう。

  • モチベーションの維持がしやすいから
  • 教材が充実しているから
  • 税理士試験は「相対評価」だから
  • 学習サポートがあるから

モチベーションの維持がしやすいから

順調でもおよそ5年かかる長期間、難解な勉強を独学で続けるためのモチベーションの維持は非常に大変です。

その勉強方法が間違っていた場合、長期間無駄な時間を費やして不合格が続くことになります。
また、独学は高額な受講料を払っていないため、自分を鼓舞することに欠け、挫折しやすい原因でもあります。

予備校であれば、弱気になった時に講師や仲間に励まされることが多々あるでしょう。
仲間の刺激を受けることで、勉強の習慣化に繋がり、挫折を防ぐこともできます。
おまけに、高額な受講料を支払っていることが勉強を頑張る力になるかもしれません。

予備校は勉強以外のメンタル面でも活用できると言えるでしょう。

教材が充実しているから

予備校の教材が充実しているのは言うまでもありません。

市販されているテキストを購入しようと検索してみると、かなり数が少ないことがわかります。
一応、TAC大原の書籍販売サイトであればある程度の数があります。
セット販売や会員価格でも、1科目約20,000円〜40,000円かかります。

大手予備校から出版されているテキストなので信用はあるかもしれませんが、予備校を活用している人たちと比較すれば、かなり不安が残ります。
多分、独学では不安な気持ちから全部購入したくなるでしょう。

合格には満たない5科目分数万円のテキストを購入して独学するくらいなら、予備校を活用する方がより合格への近道になると考えることもできます。

税理士試験は「相対評価」だから

国税庁HPには「合格基準点は各科目とも満点の60パーセントです。」と記載されています。

しかし、令和3年度の科目別の合格率は平均で約14%です。
毎年問題の難易度が変わっても合格率はほぼ変わっておらず、実質的には「相対評価」となっています。

予備校では充実した指導や教材のもとで勉強できます。
それでも、周りの受験生と同じ教材で同じ講義を聞いて、周りと同じ勉強量だけでは合格はできません。

相対評価だからこそ他の人より1点でも多く取らなければならず、他の人よりもっと勉強することが必要です。
さらには、予備校を活用して勉強に専念している人には勝てません。

このことから、独学ではかなり不利であることが分かります。

学習サポートがあるから

難関試験はサポートなしでは乗り越えられません。

予備校ではすでに受験日までのスケジュールが立てられていて、その流れに沿って学習を進めていくだけです。
簿記知識の有無や、初学者か受験経験者かなど、自分に合ったコースを選ぶことができます。
また、質問体制や添削指導、個別相談、メールマガジンによる情報提供など、学習につまずかないためのフォローがたくさんあります。

独学では長期の学習スケジュールはなかなか立てにくいです。
勉強の分からないところも、メンタル面も、税理士に関する重要な情報収集なども、独学ではすべて自分一人で調べ、自分一人で解決していかなければなりません。

予備校であればこれらに費やす時間は省くことができ、勉強に集中できます。

金銭的な余裕と時間の捻出がカギ!確保しておきたい目安を紹介

どうしても避けられない重要なことが、金銭的な問題と時間的な問題です。
以下ではこれらを確保しておきたい目安をご紹介します。

  • 30万円前後の勉強代を継続的に確保できるか?
  • 月100時間の学習を続けられるか?

30万円前後の勉強代を継続的に確保できるか?

予備校の活用には費用がかかります。
各予備校にはいろいろな講座があり、1科目のみ、パック、コース、何月開講か、何年合格目標かなどで金額に差が出ます。

例えば簿記論と財務諸表論を同時に受講・受験するコースで、89,800円〜390,000円の幅があります。
1科目でも約200,000円前後、その他補助教材、文具などの諸費用も必要です。
さらに、順調に合格するのは難しく、数年伸びればその分費用が追加されていくことも念頭に置かなければなりません。

そこでほんの一例をご紹介します。
1科目でも合格をし、会計業界に転職することです。

会計業界に転職するメリット
①実務の経験は、試験内容のイメージができるので理解しやすくなること。
②合格後の税理士登録には会計に関する事務(貸借対照表勘定及び損益計算書を設けて経理する事務)などに従事した期間が通算して2年以上必要であること。
③モチベーションが維持できること。

1科目でも合格すれば履歴書に書くことができるので、会計業界に転職をし、実務を経験しながら費用を貯めつつ、予備校を活用していきます。

先にある程度の金額を貯めてからにせよ、働きながらその都度貯めるにせよ、予備校には30万円前後の勉強代がかかります。
ですが、知識を身につければ少し金額を抑えた講座を検討できるかもしれません。

月100時間の学習を続けられるか?

税理士試験の合格に必要な勉強時間については各サイトで異なりますが、3000時間〜6000時間超かかるようです。
これはもちろん目安ですし、個々の能力や不合格の回数などで違った時間になります。

あえて単純計算をしますが、仮に6000時間を1年1科目として5年で割ると、1年で1200時間、1ヶ月100時間になります。
平日(20日)2時間の勉強で40時間、土日祝日(10日)6時間の勉強で60時間、これで1ヶ月100時間です。

平日にいかに勉強時間を確保するかを考えましょう。
・朝型にし、脳がすっきりしている状態で効率良く勉強しましょう。
・通勤の移動時間、ランチタイムなど、あらゆるスキマ時間を活用しましょう。
・SNSやゲームなどをやめることや、定時退社することでかなり時間が取れます。
学習を続けるには勉強を習慣化させましょう。
・朝起きたら勉強、電車に乗ったら勉強、食事が終わったら勉強など、毎日毎日同じように繰り返すことで習慣になっていきます。
・テキストなどを持ち歩き、常に勉強できる状態にしておくことが大切です。

この状況を5年以上続けると考えてください。
できれば平日も休日もさらに1〜2時間以上勉強時間を増やすことが理想です。

先にも述べましたが、税理士試験は相対評価なので、周りの人よりも多く点を取ることが重要で、ミスが許されません。
空き時間はすべて勉強に充て、他人より多く努力することを心がけましょう。

税理士に必要な勉強時間については、こちらの記事が参考になります。

金銭的にも時間的にも余裕がない!スタディング・クレアールを検討しよう

金銭的にも時間的にも余裕がない!という方はとても多いのではないでしょうか。
そんな方にはスタディングとクレアールを検討してみてください。

「圧倒的な低価格」はスタディング

通信講座の中では圧倒的に低価格に設定されているのがスタディングです。
低価格の理由は、大手資格学校のような教室や講師陣、営業などを省いているためです。

スタディングの学習方法は、スマホ1台あればいつでもどこでもスキマ時間を使って学習できるようになっています。
ビデオ講座や音声講座を基本に、テキスト、問題集、暗記ツールなど学習に必要な教材がそろっています。

その他、最も効果的な順番で学べる「学習フロー」やモチベーションを保つための「勉強仲間機能」など、たくさんの学習システムがあります。

簿財2科目パーフェクトセットは89,800円で、その他の科目は、法人税法、消費税法、相続税法、国税徴収法の4種類があります。
スタディングは通常紙のテキストはないのですが、税理士講座はオプションとして冊子版があるので、印刷の手間が省けます。

スタディング

「合格に必要な論点に絞り込んだ学習」のクレアール

クレアールは独自の効率的学習法である「非常識合格法」が特徴です。
学習範囲を広げすぎず合格に必要な論点に集中することで、学習時間と合格期間を短縮できる「ターゲット論点」という仕組みになっています。

ほとんどの受験生が解答できないような重要性の低い論点は省き、確実に解答できなければならない重要な論点に絞っているためコンパクトな教材です。

「映像配信」の他、ダウンロードできる「講義音声DL」、必要に応じてダウンロードしプリントアウトして使用する「資料DL」が標準の学習形態です。

低価格というわけではありませんが、他の予備校に比べて安い方かもしれません。
簿財アドバンスレギュラーコースで131,100円です。
その他の科目は、法人税法、消費税法、相続税法があります。

クレアール 税理士

税理士合格に向けたおすすめテキストは?苦手科目だけ別途購入はあり!

税理士合格に向けたおすすめテキストは?苦手科目だけ別途購入はあり!

予備校を活用しているのであれば、改めてテキストを購入する必要はないでしょう。

基本的に合格できる教材が揃っているので、それを信じてしっかりスケジュールに沿ってやっていけば良いと思います。
不安になって新しいものを買いたくなる気持ちも出てくるかもしれませんが、いろいろと手を出すことは避け、一貫した教材が良いでしょう。

どうしても理解できず読み進められないときは、今ある教材よりももっと初学者用の分かりやすい解説本を読むことをおすすめします。

また、学習を進めていて苦手な箇所、苦手な科目が出た場合は、テキストの追加購入をすることもありだと思います。
一般的に税理士の市販のテキストは数があまりありませんが、大手予備校のTAC大原の各出版社からテキストや問題集が多く出ています。
基本テキストの他、計算問題集、過去問題集、理論マスターなどがあるので苦手な箇所を集中的に学習できます。

税理士試験対策のおすすめテキストについては、こちらの記事が参考になります。

自分に合った予備校で税理士試験に合格しよう!

自分に合った予備校で税理士試験に合格しよう!

この記事のまとめです。

  • 効率良く税理士を目指すなら予備校の活用が必須!
  • おすすめの予備校5選!
  • 費用・料金の比較
  • 予備校を選ぶ7つの基準!
  • 合格までの戦略は、予備校の活用と費用や時間の捻出!
  • 金銭的にも時間的にも余裕がなければ、スタディングとクレアールの検討を!
  • 苦手科目だけのテキスト購入もあり!

税理士試験の予備校を選ぶには自分の条件に合わせた予備校を選ぶことが大切です。
自分のライフスタイルに合えば、効率良く勉強できます。

予備校は費用が高額ですが、立派な税理士になることができれば予備校費用も回収できるでしょう。
ここは初期投資と考え、予備校を活用して税理士試験に合格しましょう。

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