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ビール検定とはどんなもの?資格概要やメリットなどを紹介!

「ビールをもっと楽しみたい」「ビールの知識を仕事に生かしたい」「好奇心旺盛でいろんなことを知りたい」

このような方におすすめしたいのがビール検定です。

飲み会などの交流の場では必ずと言っていいほど目にするビールですが、皆さんはそんなビールについてどれだけのことをご存知でしょうか。

ビールの種類(スタイル)は今や100種類以上にもおよび、数あるお酒の中でもより知られた代表的な存在です。

今回はそんなビールを、深く知りより楽しむためのビール検定について、以下の内容を解説していきます

  1. 日本ビール検定(びあけん)はどのような検定?
  2. ビール検定の難易度は?どんな人におすすめ?
  3. ビール検定の試験概要について
  4. 試験に向けた対策方法とは
  5. ビールに関する様々な資格のご紹介

少しでもビールに興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

コンテンツ

日本ビール検定とは?愛称は「びあけん」

日本ビール検定(びあけん)について

日本ビール検定とは日本ビール文化研究会の主催で年1回行われる検定です。

愛称は「びあけん」と言い、ビールの知識を学ぶ機会の提供に伴い、人々が新しいビールの魅力に出会い、よりビールの楽しさや美味しさに気づけるようにと願う気持ちから行われています

では実際に、ビール検定はどんなもので、どのようなメリットがあるのかを下記の内容に沿ってご紹介していきますので、是非参考にしてみてください。

  • 雑誌などでも紹介されている注目検定
  • どんな検定?ビールに関する知識が学べる
  • ビール検定の難易度は?3~1級までに分かれている!

雑誌などでも紹介されている注目検定

ビール検定は雑誌などでも紹介され注目を集めている検定です。

また、近年ではクラフトビールの人気が高まったことや、地ビールの人気が高まったことで、様々なビールに触れる機会が増え、ビールをもっと楽しみたい若い世代(20代・30代)を中心に人気が高まっています

2021年の試験から従来の筆記試験に替わりCBT方式で会場・日時が選べるようになったことで、より受検もしやすくなりました。下記データを見ると2019年に比べ2021年の受検申込者数は1.4倍に増加しており、このことからもビール検定が注目を集めていることが窺い知れます。

受検申込者数受検者数
2019年3,217人2,798人
2021年4,495人4,253人
2019年と2021年の受検者数比較

参考:日本ビール検定公式HP

※2020年は新型コロナウイルスの影響で中止

ビール検定では、満点を取るとビール一年分をもらえる満点賞というものがあり、これも受検にあたってとても魅力的な点です。

どんな検定?ビールに関する知識が学べる

ビール検定は、日本だけでなく世界のビールにも触れ、ビールの歴史・製法・原料・種類などの基礎的知識から、おいしく飲むための方法・うんちくなどまで幅広くビールに関する知識が学べる検定です。

ビールが好きな方やビールに興味がある方からビールのプロフェッショナルを目指す方まで、幅広くどなたでも受検することができます。

下記のような人には特におすすめの検定です。

  • ビールについてより深く知りたい人
  • ビールを扱うお店関係者

ビールについてより深く知りたい人におすすめ

ビール検定はビールのことが好きでビールを深く知りたいという人におすすめです。

このような方が受験することによる主なメリットとしては以下のことが挙げられます。

  • ビールを飲むことがより楽しくなる
  • ビール好きの仲間ができる
  • 就活やコミュニケーションの場で興味を持ってもらえる

身につけたビールの知識はあらゆるコミュニケーションの場で役立ち、ビールが好きな人にとっては、さらなる美味しさの発見が、人生を豊かにすることにも繋がります。

ビールを扱うお店関係者にもおすすめ

ビール検定はビールを扱うお店関係者にもおすすめの検定です。

このような方が受験することによる主なメリットとしては以下のことが挙げられます。

  • 職場でのキャリアアップが目指せる
  • 新しいメニュー開発に携われるようになる
  • 自らビールに関する情報を発信できるようになる

ビールをより深く知ることで、仕事をする上での自信にも繋がり、身につけた知識はあらゆる場面で活用することができます。

ビール検定の難易度は?3~1級までに分かれている!

ビール検定は3級から1級まであり、それぞれで難易度は大きく変わります

各級ごとに、どういう人におすすめなのかを紹介していきますので、目的や学びたいレベルに合わせ受検する級を選びましょう。

3級はビール好きにおすすめ

難易度 ★☆☆☆☆

  • 「ビールをもっと楽しみたい」
  • 「ビールの種類や歴史などに興味がある」
  • 「好奇心旺盛でなんでも知りたい」

そんなビール好きにおすすめなのが3級です。

下記表から見ても分かるよう、3級の平均合格率は80%を超えており、出題範囲も公式テキストからの出題が中心ですので、難易度は易しく、テキストをしっかりと学習していれば誰でも合格可能な試験となります。

受検者数合格者数合格率
2017年995人868人87.2%
2018年805人736人91.4%
2019年1,232人1,042人84.6%
2021年2,148人1,940人90.3%
3級の合格率

出題レベル:原料や基本的な製法・スタイル、ビールの歴史、ビールの味わいを中心に出題

出題範囲:公式テキストからの出題が中心

出題形式:選択式(全100問)

合格点:60点以上(100点満点)

日本ビール検定公式サイトより参照

2級はビール通におすすめ

難易度 ★★★☆☆

  • 「ビールが大好きでさらに知識を深めたい」
  • 「ビールについてもっと語れるようになりたい」
  • 「ビールを扱う仕事をしている」

このようなビール通の方、ビール愛好家の方におすすめなのが2級です。

平均合格率は50%前後ですが、公式テキストを深く読み理解していれば合格は難しくありません

ただし、2級ではテキスト以外に主要な輸入ビール・国内クラフトビールの話題からも出題されます。そのためテキストだけでなく、自身で興味を持ってビールのことを学んでいく必要があります。

受検者数合格者数合格率
2017年1,266人665人52.5%
2018年895人386人43.1%
2019年1,337人811人60.7%
2021年1,898人1,100人58.0%
2級の合格率

出題レベル:ビール文化・歴史を語ることができ、ビール通になりたい方を対象とした中級レベル

出題範囲:公式テキストと主要な輸入ビール・国内クラフトビールの話題からも数題出題

出題形式:選択式(全100問)

合格点:70点以上(100点満点)

日本ビール検定公式サイトより参照

1級は高レベルビール愛好家におすすめ

難易度 ★★★★★

  • 「ブルワリーの開業を目指したい」
  • 「ビールのプロフェッショナルになりたい」
  • 「自らビールの魅力を発信していきたい」

このような高いレベルのビール愛好家におすすめなのが1級です。

下記の表から見ても分かる通り、1級の難易度は平均合格率が10%を割る超難関となっており、合格するためには相当な勉強が必要であることを覚悟しなくてはなりません。

こちらの試験ではテキストからだけでなくビールに関する時事問題も出てくるため、日頃からビールの話題・最新情報等を調べ目を通しておきましょう。

また、3級2級は選択式の試験でしたが、1級は記述・論述の試験になります。そのためビールの知識をしっかり取り入れ理解し、自分の言葉で説明できる力が大切です。

受検者数合格者数合格率
2017年144人14人9.7%
2018年115人7人6.1%
2019年229人21人9.2%
2021年207人25人12.1%
1級の合格率

出題レベル:ビールに関する広範囲な知識をもち、自らビール文化を発信できる愛好者の頂点を目指す方を対象とした上級レベル

出題範囲:公式テキストからの出題の他、ビールに関するうんちくや時事情報等、幅広い範囲から出題

出題方式:記述・論述(全61問)

合格点:80点以上(100点満点)

日本ビール検定公式サイトより参照

ビール検定の試験概要は?受験を考えている人必見!

ビール検定の試験概要とは

ここからは受検を考えている人に向けて、ビール検定の主な試験概要をお話ししていきます

受検資格検定当日、満20歳以上
受検会場全国47都道府県、約300会場
受検日【2級・3級】20日間の中から選択
【1級】決められた1日
受検料【3級】4,500円  【2級】5,500円  【1級】7,500円
【3級・2級併願】9,000円  【2級・1級併願】12,000円
試験形式CBT方式
主な試験概要

参考:日本ビール検定公式HP

上記表に沿ってより詳しく見ていきましょう。

ビール検定の受験資格は?年齢さえ満たせばOK!

ビール検定に必要な受験資格は「検定当日に満20歳以上であること」のみです。つまり年齢さえ満たせば、どなたでも受検する事ができます。

しかし1級を受ける場合のみ、下記の資格が必要となりますのでご注意ください。

〈1級受検について〉

・2級の合格者であること、または2級・1級併願で受検すること

・2級・1級併願で受検の場合、2級が不合格だと1級の合格は認められない

ビール検定の受験場所は?全国300会場!

ビール検定は現在(令和4年)全国47都道府県、約300会場で実施されています。そのため自宅や職場の近くの会場で受検することができ、わざわざ遠くまで受けに行く必要はありません。

ただし日程によって受検できる会場が異なることがあるため注意が必要です。

また、3級・2級を受ける場合は20日間の試験期間から希望日を選ぶことができ、忙しい方でも予定を合わせ気軽に受検することができます。

1級に関しては同日同時刻一斉開催となりますので注意しましょう。

※試験会場に関しては公式サイトで案内されていますのでこちらをご覧ください。

ビール検定の問題を試してみたい!公式サイトをチェック

公式サイトではビール検定の模擬問題が用意されています

「どんな問題が出されるのか気になる」「試しに解いて自分の実力を知りたい」という方は是非日本ビール検定公式HPをチェック、チャレンジしてみてください。

CBT方式で受けやすい!

ビール検定では2021年からCBT方式というものを取り入れています。

CBT方式(Computer Based Testing)とはコンピューターを使用して行う試験方式のことです。

用紙を用いる筆記試験とは異なり、パソコンの画面に表示された問題を、選択問題ではマウス、記述問題ではキーボードを使って解答していきます。PCの操作に関してはマウスを操作でき、ローマ字をキーボードで打つことができれば大丈夫なので、コンピューターを使うことに不慣れな方でも安心です。

ビール検定の対策はどうする?おすすめ対策アイテムを紹介

ビール検定の対策方法とは

ここからはビール検定に向けた対策方法について下記の内容に沿ってご紹介していきます。

  • ビール検定対策テキスト・本はどれがおすすめ?
  • 対策用のアプリはある?
  • その他の対策方法

3級は比較的簡単とは言え、しっかり勉強していなければ合格は難しいです。1級に関しては超難関になっていますので確実な合格に向け対策を行なっていきましょう

ビール検定対策テキスト・本はどれがおすすめ?公式のものを選ぼう!

ビール検定の対策テキストや本は、公式から出版されているものを選ぶようにしましょう。

□ 日本ビール検定公式テキスト[2022年5月改訂版]

日本ビール検定を主催する日本ビール文化研究会の監修のもと作られた公式のテキストです。ビール検定はほとんどがこの中に書かれている内容から出題されます。ビール検定を受ける上では必須のテキストです。

□ 日本ビール検定 公式基礎問題集[3級]2021年度版

過去8年分の3級の問題から厳選された公式の問題集です。公式テキストの流れに合わせテーマ別に構成されています。公式テキストと合わせて活用するのがおすすめです。

□ 日本ビール検定 公式過去問題集 [2級・1級]2021年度版

第7回・第8回の日本ビール検定で出題された2級・1級の問題を集めた公式の問題集です。実際に出題された問題ですので2級・1級を受ける方は是非活用し、傾向と対策を行いましょう。

ビール検定対策アプリはある?非公式のものがある

ビール検定対策アプリは非公式のものがあります。

しかし、公式ではないのでやはり公式テキスト等で学習することがおすすめです

移動時間など隙間時間で学びたい場合は、お酒の情報をまとめたアプリもあるのでぜひ活用してみてください。

〈その他の対策方法〉

・ビアバーなどで実際に様々なビールを味わってみる

・ビール工場などを見学し、実際に製造の流れを学ぶ

ビール関連の検定・資格はほかにある?種類を紹介!

ビールに関する検定・資格の紹介

ビールに関する検定・資格は他にもたくさんあることをご存知でしょうか。ここでは下記の5つをご紹介していきます。

  • ビール検定
  • ビアテイスター
  • ビアジャッジ
  • ビアコーディネーター
  • ビアソムリエ

ビール好きな方にはとても魅力的な内容ですので、ぜひご覧ください。

ビール検定

こんな人におすすめ
  • ビール初心者でビールに少し興味がある人
  • ビールが大好きな人
  • ビールを扱う仕事をしている人

日本だけでなく世界のビールの歴史・製法・原料・種類などの基礎的知識から、おいしく飲むための方法・うんちくなどまで幅広い知識を問う検定です。

ビールの楽しさ、美味しさを多くの人々が知ることで、ビール文化を発展・普及させることを目的とし、ビール初心者の方からビールのプロフェッショナルを目指す人まで幅広く受検できます。

参照:一般社団法人 日本ビール文化研究会公式HP

ビアテイスター

こんな人におすすめ
  • ビール通で、ビールをもっと深く知りたい人
  • ビールの味を鑑定できるようになりたい人
  • お気に入りのビールを見つけたい人

「官能評価(テイスティング)によってビールの出来の良し悪しを客観的に鑑定し、その理由を理論的に説明できる人」に対して与えられる資格です。

ビールの全般的な理論と多様なビアスタイルについて本格的に学ぶことができ、講習会では約40種類のビールを試飲しながら、鼻と舌でビアスタイルごとの違いを実際に体験して学ぶこともできます

資格の取得方法は、1日の講義を終了した後の認定試験で合格することです。

参照:クラフトビア・アソシエーション(日本地ビール協会)公式HP

ビアジャッジ

こんな人におすすめ
  • 国際基準に基づくビールの評価尺度を身につけたい人
  • ビール審査会等にで、ビールを審査したい人

「ビール審査会等において、ビールの審査をする知識と官能評価能力があると認められた方」に与えられる資格です。

ビール審査会の審査員を務められるよう、講習会では模擬審査を通じ、実際の審査と同じようにグループに分かれ、テイスティング・ディスカッションを行うことで、実践的な審査に対応できるように学んでいきます

資格の取得方法は、2日間の講義を終了した後の認定試験で合格することです。

参照:クラフトビア・アソシエーション(日本地ビール協会)公式HP

ビアコーディネイター

こんな人におすすめ
  • ビアパブやビアレストランで働く人
  • ビールのある食の時間をもっと豊かに過ごしたい人
  • ビールに関する仕事でキャリアアップを目指したい人

「適切なビールと料理の組み合わせ方を指導・アドバイスできる人」に対し与えられる資格です。

「ビールと料理のマリアージュ」の観点から、ビールと料理を理論的に合わせて「第3のフレーバー」をつくり出すことを目的としており、様々なフレーバーの特徴・違いを学び、食とビールの組み合わせでできる「第3のフレーバー」を実際に体験することができます。

資格の取得方法は、1日の講義を終了した後の認定試験で合格することです。

参照:クラフトビア・アソシエーション(日本地ビール協会)公式HP

ビアソムリエ

こんな人におすすめ
  • ビールのプロフェッショナルを目指す人
  • ビールの新しい楽しみや魅力を発見し提案していきたい人
  • 国際的な資格を取得したい人

「ビールの特徴を知り尽くし、その時の気分や食事に合ったビールを提供できるプロフェッショナル」に与えられる資格です。

日本・世界のビールでおもてなしできる人材育成を目的としジャパンビアソムリエ協会の主催で行われており、2日間の講義終了後、認定試験で合格した方にジャパンビアソムリエ協会認定のビアソムリエ資格が与えられます。

またジャパンビアソムリエ協会では世界のビール専門家として認められるディプロム ビアソムリエという資格の講座・認定試験も行っていますので下記サイトからぜひチェックしてみてください。

参照:ジャパンソムリエ協会公式HP

ビール検定でビールをもっと深く楽しもう!

ビール検定でビールをもっと深く楽しもう

それでは今回ご紹介したビール検定について、簡単なまとめを確認しましょう。

  • ビールに関する幅広い知識が学べる
  • 満20歳以上であれば誰でも受けられる
  • 3級〜1級まであり、ビールが好きな人やビールに興味がある人からビールのプロフェッショナルを目指す人まで、目的・レベルに合わせて受検できる

検定を受ける理由は人それぞれですが、自身にとってプラスになるものであることは間違いありません。

ぜひビール検定にチャレンジし、ビールをより深く知り楽しいビアライフを送りましょう

また、食に関わる検定・資格はビールの他にもたくさんあります。

紅茶に関する検定・資格を受けたい!種類を一覧で紹介!では、紅茶に関する検定・資格の一覧と共におすすめの本や講座も紹介しています。

食事の資格にはどんな種類がある?スポーツやダイエットにも役立つ人気おすすめ資格一覧!では、食事に関する資格の紹介から、資格選びのポイントまで解説しています。

他にどんな検定・資格があるのか気になる方はぜひご覧ください。