「建築士試験の独学用テキストはどう選ぶ？」「建築士試験の独学にはテキストの他に何が必要？」
建築士受験を決めたら、はじめにテキスト選びに関する情報が欲しいですよね。建築士の学習には、テキストと法令集、問題集などが必要です。
TACや日建学院など、建築士講座に定評のある予備校が出版している教材が、独学者には最適です。この記事では、テキストの選び方とあわせて、おすすめの対策本を紹介します。
コンテンツ
建築士のテキストの選び方は？ポイントは
建築士の対策テキストを選ぶときに、気を付けたいポイントを解説します。
①問題数が多いかどうか
建築士対策のテキストは、問題数がたくさんあるものを選びましょう。建築士の学習では、構造力学の計算をはじめ、ひたすら問題を解かなければ、身につかない項目が多数を占めます。暗記や語呂合わせに頼る類の試験ではないので、できるだけ多くの問題数に触れましょう。
②問題の形式はどんなものか
建築士対策のテキスト選びのポイントとして、問題形式があります。問題集には、4肢問題と1問1答の形式があります。建築士の選択問題は、難易度が高いので、全てを理解していなければ解く時間がかかり過ぎてしまいます。
はじめて建築士の学習をする人は、1問1答形式の問題集からスタートしましょう。問題を解く力がついてから、4肢形式の問題集を使うと時間を有効に使えます。
③必要な科目を対策できるか
建築士対策テキストには、学科対策・製図対策に大きく区分されます。すべてが1冊になっている分厚い対策本よりも、学科と製図が分かれているものをおすすめします。まずは、学科試験に向けて、テキストを使い込みましょう。
学科試験に合格している人は、製図対策に特化したテキストを選びましょう。また、製図のためのルールブックなども用意すると良いです。
建築士テキストのおすすめメーカーは？TACや日建学院のものをチェック！
一級建築士の対策に定評のあるテキストは、建築士試験対策に実績のある専門学校が出版しているものが良いでしょう。独学なら、TACや日建学院など、建築士合格者を多く輩出してきた予備校のテキストがおすすめです。独学初学者でも、専門用語を理解できるような言葉で、ていねいな解説がなされています。
資格予備校が出版しているテキストの多くは、二色刷りか三色刷りです。フルカラーではありませんが、大切な部分にマーキングして自分にとってわかりやすいテキストを仕上げていくことがメリットです。予備校の授業を受けている感覚で、手を動かしながら学習を進められます。
単色刷りのテキストを使うなら、重要な箇所や苦手な論点を囲って目立たせましょう。独学でも、学習の理解度を視覚化できます。移動時間にしか学習できない場合には、書き込むことができないので、フルカラーテキストを選んでも良いでしょう。
フルカラーと単色刷りのどちらが自分に合っているのか、書店で実際に手に取ってみて判断すると無駄がありません。
一級建築士のおすすめテキスト3選！
一級建築士試験対策に特におすすめのテキストを紹介します。
『一級建築士 本試験TAC完全解説 学科+設計製図』
一級建築士 本試験TAC完全解説 学科+設計製図 2022年度 (TAC建築士シリーズ) | TAC建築士講座 |本 | 通販 | Amazon
建築士講座を展開するTACのテキストです。実績あるTACのプロ講師により、直近の傾向を解説する、信頼のおける一冊です。図を多めに用いて、詳細解説がなされているので、独学者でも学習しやすいと定評があります。
『1級建築士要点整理と項目別ポイント問題』
1級建築士要点整理と項目別ポイント問題 令和3年度版 | 日建学院教材研究会 |本 | 通販 | Amazon
建築士受験指導に歴史のある、日建学院のノウハウを詰め込んだ対策本です。要点ごとに整理されているので、知識の定着と苦手分野の克服に活用できます。分野別に選択肢をチェックできるので、少しの時間でも論点ごとに読み進められます。移動時間などの学習に最適です。
『一級建築士 製図試験 独習合格テキスト』
一級建築士 製図試験 独習合格テキスト 2021年版 | 雲母未来 |本 | 通販 | Amazon
独学者におすすめの対策本です。課題の読み方と製図方法まで、製図試験に絞って解説されています。フルカラーなので、細かいレイアウト例と文章をスムーズに読み進められます。
別冊にルールブックが付属しているので、スキマ時間を使って製図試験の要点チェックに便利です。さらに、購入者特典として、予想問題のダウンロードコンテンツが用意されています。
二級建築士のおすすめテキスト3選！
二級建築士試験対策に特におすすめのテキストを紹介します。
『建築基準関係法令集』
建築基準関係法令集 2022年度 | TAC建築士講座 |本 | 通販 | Amazon
法令集は、はじめて建築士を学習するときに必ず購入するものです。試験会場への持ち込み条件をクリアしているので長く使えます。さらに、使いやすさやスキマ学習に配慮された分冊式です。建築士試験の一級と二級に対応し、受験に必要な法令が厳選して収録されています。
『スタンダード 二級建築士』
スタンダード 二級建築士 2022年版 | 建築資格試験研究会, 建築資格試験研究会 |本 | 通販 | Amazon
建築系資格の分析に定評のある、建築資格試験研究会による対策本です。書き込みやマーキングがしやすい二色刷りなので、勉強の成果と苦手が一目でわかります。また、解答が別冊仕様なので、時間をロスすることなく問題解答と解説のチェックが可能です。
『二級建築士 はじめの一歩: 学科対策テキスト』
二級建築士 はじめの一歩: 学科対策テキスト | 神無 修二, 最端製図.com |本 | 通販 | Amazon
独学ではじめて建築士の学習をする人におすすめの対策本です。建築士の本格的なインプットに取り組む前に、全体像を把握するのに役立ちます。イラストを使ったわかりやすい解説、論点ごとに見開きで学べるのが魅力です。
ボリュームの多い建築士だからこそ、必ず知っておきたい基礎知識が網羅されています。
建築士テキストで独学するときのポイントは？一級二級それぞれのポイントをチェック
一級建築士対策と二級建築士対策のための、テキスト活用方法を紹介します。
一級建築士のテキスト活用法！難しいので通信講座も検討しよう！
一級建築士を独学で学習するなら、読みやすいテキストを選ぶこと、テキストは最後まで通して読んでみることから始めます。過去問題集から読んでも良いでしょう。独学の場合には、テキストも問題集も、まずは一読することがポイントです。どのような問題が出されるのかをざっくりと把握しましょう。
教材は、1回目は読み込む必要はなく、流し読みで構いません。2回目からは、理解できるよう、しっかりと読み込みインプットしましょう。また、法令集は、インプットの段階から何度も使うことで、引くスピードが早くなります。二級を独学で合格した人は、同じシリーズの教材を使うとスムーズです。
ただし、一級建築士試験の難易度は、ボリュームと内容ともに、二級建築士よりも上がります。建築士の学習は手を動かしてこそ、理解できる項目が多々あります。独学が難しいと感じたら、通信講座へのシフトを検討してみてください。
通信講座なら、動画講義で学べるので、作業手順を理解しやすい可能性があります。独学ゆえに、モチベーションが下がってしまった人でも、講義スタイルなら学習が継続できるかもしれません。
二級建築士のテキスト活用法！繰り返し解くのが重要！
二級建築士を受験する人のうち、建築関連の知識があるかないかで、選ぶテキストが異なります。知識がある人は、インプット用のテキストから取り組んで問題ありません。
建築知識がまったくない人は、入門書を探してみてください。上記の『二級建築士 はじめの一歩: 学科対策テキスト』のような、全体像を把握できるものが良いです。
建築士の学習は、ひたすら書いて身につける論点が多くを占めます。テキストを基本に、作業しながら学習を進めましょう。テキストの論点ごとに例題があれば、何度も繰り返して解答練習を行います。
アウトプットは、最低でも3回転しましょう。1回転目は、理解できるまで解説を読みます。わからない箇所は、インプットテキストに戻りましょう。2回転目からは、再度まちがえた箇所や、苦手意識のある問題に付箋をはっておきましょう。3回転目に入る前に、付箋を貼った箇所を復習して、苦手を克服します。
学科試験は、独学者でも合格可能性が高めといわれています。無事に、学科試験の合格を手にした人は、製図のストレート合格を目指しましょう。製図試験は、建築士ならではの、独特な学習方法が必要になるので講座利用をおすすめします。
製図の手順やレイアウトのコツを学ぶには、動画講義の方が独学よりも効率が良いです。製図試験に使える時間は限られているので、予備校の製図対策講座を活用しましょう。さらに詳しい勉強方法は、こちらをご覧ください。
建築士テキストは通信講座のものが優秀！繰り返し解いて理解しよう！
建築士のテキストの選び方を紹介しました。独学初学者の場合には、建築士の通信講座・通学講座に実績のある予備校が出版しているものを選択しましょう。建築士の学習は、とにかく繰り返し問題を解いて、スピードと正答率をあげることが重要です。
自分にとって読みやすいテキストと法令集、問題集を選び、最後まで学習を継続しましょう。難しいときには、迷わず通信講座も活用してみてください。
| コース名 | 1級建築士学科・製図総合コース |
| 税込み価格 | 99,000円 |
| 受講形式 | オンライン |
| 教育給付金制度 | 2022年10月31日まで |
| 特典や割引 | 調査中 |
| 受講者の合格率 | |
| 公式サイト | スタディング公式 |
コメントを残す