応用情報技術者の資格取得を目指している方のうち、あまり多くの費用をかけないためにも独学で合格を目指したい方は多いのではないでしょうか。
独学で学習を進める場合に大切なことは、自分に合ったテキストや問題集を利用することです。
本記事では、難関国家資格である応用情報技術者の合格を目指す方に向けて、おすすめのテキストや問題集をご紹介します。
経験者で確実に合格したい方はもちろん、応用情報技術者の試験に向けてまだ勉強をしたことがなく不安な方も、ぜひ自分に合ったテキストや問題集を見つけてください。
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応用情報技術者試験は高度IT人材を育成する試験
応用情報技術者とは、独立行政法人「情報処理推進機構」(IPA)が主催する国家試験のひとつで、『高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者』に与えられる資格です。
応用情報技術者の資格を取得することで、エンジニアとしての技術のみならず、管理や経営まで幅広い知識と応用力が身に付きます。
システム開発、IT基盤構築などの局面で高いパフォーマンスを発揮することができ、いちITエンジニアの枠を超え、ITスキルを生かした幅広い活躍が期待されます。
公式のサイトは以下のurlから確認できますので、気になる方はチェックしてみてください。
応用情報技術者試験の試験形式は?
応用情報技術者の試験は、午前と午後に分けて1日で行われます。
午前と午後の試験はそれぞれ下記のようになっています。
- 午前試験の試験時間は150分、四肢択一の問題が80問
- 午後試験の試験時間は150分、記述式の問題を11問中5問選択して回答
午前試験と午後試験に分けてより詳しく内容を見ていきましょう。
午前試験は4択が80問
午前試験は150分間で、4択から答えを選ぶ四肢択一の問題が80問です。
単純計算で1問あたりに使える時間は1分半~2分弱です。問題には用語を知っていればすぐに答えられる問題もあれば、じっくり問題を読んだり計算が必要となる問題もあります。
解き方として、時間がかかりそうな問題は後回しにし、解ける問題からテンポよく回答していくのも戦略の一つです。
問題の分野はテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系にわかれており、テクノロジ系の問題が最も多いです。過去問と同じ問題が出ることも多々あるので、過去問をやり込むことが合格への近道と言えます。
合格ラインは6割となっています。
午後試験は難解な記述問題を5問
応用情報技術者の試験が難関と言われている大きな要因は、午後の記述式試験です。
問いは11問用意されており、その中から必須の1問と自分で選んだ4問の計5問に回答します。
解答力だけでなく、長文の問題文を正確に読解する力を身に着ける必要があります。また午前問題よりも圧倒的に深い知識が必要となるため、ここを対策できるかどうかが合格の分かれ目になります。
こちらも午前試験同様、合格ラインは6割となっています。
応用情報技術者試験にオススメの参考書TOP7
応用情報技術者の試験対策を独学で行いたい方に向けて、おすすめの参考書TOP7をご紹介します。
- 応用情報技術者 合格教本【網羅性が高い定番の参考書】
- 応用情報技術者 午後問題の重点対策【午後問題の徹底対策】
- キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者【初学者にオススメ】
- ニュースペックテキスト 応用情報技術者【資格講座TAC出版】
- 徹底攻略 応用情報技術者教科書【スマホ学習が捗る特典付き】
- 要点・用語早わかり 応用情報技術者 ポケット攻略本【コンパクトで持ち運びやすい】
- よくわかる応用情報技術者【基礎を固められる】
1位から順に参考書の詳細をご紹介します。それぞれの参考書を購入できるURLも掲載し、そのサイトを参考におすすめポイントをまとめていきます。
興味のあるものがあればぜひ購入を検討してみてください。
1位:応用情報技術者 合格教本【網羅性が高い定番の参考書】
最もおすすめの参考書は、応用情報技術者試験の王道テキスト『応用情報技術者 合格教本』です。
「いちばん詳しく、わかりやすい、何でも調べられる」教科書と謳われており、これ1冊あれば試験範囲の内容は網羅できる定番の参考書です。
サンプルの練習問題も掲載されており、さらに最新15回分の午前試験の過去問をとくことができる問題演習アプリも提供されています。
『応用情報技術者 合格教本』(776ページ、3,278円)はこちらから購入が可能です。
2位:応用情報技術者 午後問題の重点対策【午後問題の徹底対策】
午後の記述問題の対策を徹底的に行うことができる参考書が『応用情報技術者 午後問題の重点対策』です。
必要な着眼点や問題文を正確に読み取る方法が非常に丁寧に解説されており、ゆっくりと丁寧に学習を進めたい、とにかくわかりやすい午後試験対策の参考書がほしい方にはぴったりです。
『応用情報技術者 合格教本』(867ページ、3,740円)はこちらから購入可能です。
3位:キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者【初学者にオススメ】
『キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者』では、すべての解説がイラストベースで行われており、視覚的に理解しやすくとても分かりやすいと評判です。
これまで応用情報技術者の試験に関する勉強をしたことがない初学者の方にぴったりな、試験対策として必要な「試験範囲の内容をひととおり理解して,試験の内容を理解し対策すること」ができる書籍です。
『キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者』(872ページ、3,608円)はこちらから購入可能です。
4位:ニュースペックテキスト 応用情報技術者【資格講座TAC出版】
『ニュースペックテキスト 応用情報技術者』は、資格の学校TACが出版しているオールカラー図説の参考書です。
午前試験も午後試験もこれ1冊で対策することが可能で、解説付きの過去問の掲載もあります。
網羅的に解説されているのではなく、試験によく出る狙われやすいところに絞って学習できるようになっているため、効率的に勉強したい方におすすめです。
『ニュースペックテキスト 応用情報技術者』(772ページ、3,080円)はこちらから購入可能です。
5位:徹底攻略 応用情報技術者教科書【スマホ学習が捗る特典付き】
『徹底攻略 応用情報技術者教科書』は、参考書を持ち歩かなくてもスマホで学習ができる豪華な購入者限定特典がついている点が魅力です。
特典は「スマホで学べる単語帳ウェブアプリ」「本書全文の電子版(PDF)」となっており、スマホ1台で学習が進められ、さらに手元にテキストがなくても内容を確認することができます。
また、AIを利用して試験の傾向を分析したうえで作成されたテキストとなっており、近年の出題率が高いセキュリティ分野やAI分野の新技術への対策もしっかり行うことができます。
スマホを使いながら学習を進めたい、最新の出題傾向を押さえこまめな問題演習を行いたい方には、非常におすすめのテキストです。
『徹底攻略 応用情報技術者教科書』(800ページ、2,618円)はこちらから購入可能です。
6位:要点・用語早わかり 応用情報技術者 ポケット攻略本【コンパクトで持ち運びやすい】
『要点・用語早わかり 応用情報技術者 ポケット攻略本』は、分厚く大きいほかの参考書と異なる、コンパクトで手軽に持ち歩ける大きさが魅力の参考書です。
必要な重合事項が厳選されており、項目ごとに見開き形式でまとめられているため、スキマ時間にさっと見直しをしたり試験直前の確認にも最適の1冊です。
手軽に持ち歩けるサイズのテキストを探している方、効率よく合格点を稼いでいきたい方には最適な参考書です。
『要点・用語早わかり 応用情報技術者 ポケット攻略本』(400ページ、1,628円)はこちらから購入可能です。
7位:よくわかる応用情報技術者【基礎を固められる】
『よくわかる応用情報技術者』は解説に図の挿入や具体例が示されることが多く、理解を深めながら学習を進めることができる参考書です。
着実に基礎を固めながら、順を追って勉強していきたい方にはおすすめの参考書です。
『よくわかる応用情報技術者』(803ページ、Kindle版900円)はこちらから購入可能です。
応用情報技術者試験にオススメの問題集TOP3
次に、応用情報技術者の試験対策におすすめの問題集TOP3をご紹介します。
- 応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
- 極選分析 応用情報技術者 予想問題集
- 応用情報技術者 午前 一問一答問題集
それぞれの問題集を購入可能なURLとともにご紹介していきます。
1位:応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
最もおすすめの問題集は、過去23回分の過去問題に挑戦することができる『応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集』です。
直近4年分の本試験問題と解説が収録されており、それ以前の19回分の過去問は問題と解説をダウンロードして利用することができます。
応用情報技術者の試験では、過去問を繰り返し解くことが非常に有効な試験対策となりますので、量をしっかりこなして確実に合格を目指したい方にはおすすめの問題集です。
『応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集』(472ページ、2,068円)はこちらから購入可能です。
2位:極選分析 応用情報技術者 予想問題集
『極選分析 応用情報技術者 予想問題集』は、午前試験対策、午後試験対策をそれぞれ徹底的に分析しており、効率的に学習したい方におすすめの問題集です。
また、付録として午後試験の解答シートがダウンロード可能できるので、本番形式で演習問題に取り組むことができます。さらに、出題予想模試もついていますので、試験直前対策にもぴったりです。
重要なポイントを押さえた効率的な勉強方法が合っている方、実力確認に出題予想模試を受けたい方はぜひ購入を検討してみてください。
『極選分析 応用情報技術者 予想問題集』(769ページ、3,740円)はこちらから購入可能です。
3位:応用情報技術者 午前 一問一答問題集
『応用情報技術者 午前 一問一答問題集』は、応用情報技術者の午前試験に対応した問題集で、約390問が収録されています。
1問ずつ詳細で分かりやすい解説がついているため、参考書のように理解を深めながら学習することができます。スキマ時間に少しずつ勉強するのに利用するのもおすすめです。
『応用情報技術者 午前 一問一答問題集』(958ページ、Kindle版870円)はこちらから購入可能です。
独学で勉強する3ステップ
独学で勉強したいが、どのような手順で学習を進めればよいか不安に思う方もいらっしゃると思います。そんな方は、ぜひ下記の3ステップを試してみてください。
- 参考書を1周して試験の概要を掴む
- 基礎を固めるために参考書を2,3周する
- 得点力をつけるために過去問を解いていく
それぞれのステップについて、詳しく見ていきましょう。
1.参考書を1周して試験の概要を掴む
まずは参考書の全体を確認し、応用情報技術者試験はどのような内容が出題されるのかをざっくりとでよいので掴むことが重要です。
全体像をつかまず最初から細かく勉強を始めてしまうと、終わりが見えず途中で学習を進める気力がなくなってしまったり、学習時間の分配を誤ったりといったことが起こりやすくなります。
あわせて、自分の得意な分野や不得意な分野を見つけることができれば、勉強時間の分配もしやすくなるでしょう。
応用情報技術者試験の概要全体をつかむために、まず参考書を1周してみましょう。
2.基礎を固めるために参考書を2,3周する
応用情報技術者試験の全体の概要をつかんだら、じっくり理解しながら参考書を2,3周して基礎知識を固めていきます。
例題や過去問が随所に出題されている参考書もありますので、インプットとアウトプットをこまめに繰り返すのも定着しやすくなりよいでしょう。
3.得点力をつけるために過去問を解いていく
基礎が固まったところで、どんどん過去問を解いて得点力をつけていくのがおすすめです。
応用情報技術者試験の問題には、過去問と同じ問題や似た問題が出ることが多いので、過去問をやり込むことで得点力が上がります。
何度も出てくる問題があれば要チェックし、間違った問題は参考書に戻って確認するなど、苦手分野がないようにまんべんなく学習を進めていきましょう。
初学者の場合は予備校で勉強するのがオススメ
応用情報技術者試験は、合格率が20%の難関国家資格です。IT関連で経験がない方や、基本情報技術者試験も受けていない初学者の方は、独学で合格を目指すにはかなり難易度の高い資格です。
初学者の方には、ノウハウが詰め込まれたカリキュラムが利用できる予備校をつかって勉強し、合格を目指すのがおすすめです。
おすすめの予備校はスタディングです。
スタディングの応用情報技術者試験講座の特徴は、スマホ1台で試験対策が網羅できることです。
アニメーションで視覚的にわかりやすく工夫された動画講義をはじめ、テキスト、過去問集、模試までもがスマホで受講できます。仕事などで忙しい方でも、スキマ時間を活用して学習を進めることができます。
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自分に合ったテキストで確実に合格しよう!
応用情報技術者の試験は難関な試験のため、IT業界で経験のある方や基本情報技術者の資格を取得している方でも簡単に合格することは難しいと言われています。しかし、参考書や問題集を有効活用して独学で合格した方も多くいらっしゃいます。
独学で応用情報技術者試験の合格を目指す方は、ぜひ自分に合ったテキストを選んでみてください。
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