「行政書士試験を受験するので対策を知りたい」
「行政書士試験に合格するにはどんな対策があるのかよく分からない」
上記のような悩みや疑問にお答えしましょう。
行政書士試験は合格率10%前後の難しい国家資格試験ですが、キャリアアップや独立などに有用なため、取得を目指す方が多い資格でもあります。
また、難関の資格試験ゆえに、どのような対策を行って試験突破を目指せば良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、行政書士試験に合格するための対策にフォーカスして、以下の内容を詳しく解説していきます。
- 行政書士試験の概要
- 行政書士試験の科目別対策と要点
- 行政書士試験のおすすめ対策講座
- 行政書士を独学で目指す際の対策
この記事を読めば、行政書士試験を突破するための対策が分かるはずです。行政書士試験に合格したい方は、ぜひご覧になってください。
資格講座名 | 資格スクエア | アガルート | ユーキャン | フォーサイト | 大原 |
コース名 | 行政書士実務講座 | 入門総合ライトカリキュラム | 行政書士資格取得通信講座 | バリューセット1 通常セット | 行政書士合格コース |
税込価格 | 40,800円 | 200,000円 | 63,000円 | 54,800円 | 188.000円 |
受講形式 | オンライン | オンライン | オンライン | オンライン | web通信 |
教育給付制度 | なし | 何度でも | 1日3問まで | 10回 | 各校に問い合わせ |
特典や割引 | 用意されているパックを購入 | オプションでマンツーマン指導や通学を選べる。早期申し込み30%off | メインテキスト10冊 | 合格したら最大2000円のアマゾンギフトコード | 時事対策などもある |
受講者の合格率 | 記載なし | 67.20% | 9% | 41.30% | 2020年76名合格 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
コンテンツ
行政書士試験の対策がしたい!まずは試験概要をチェック
行政書士試験の対策を講じるためには、試験の概要をしっかりとチェックすることから始めましょう。
なぜなら、試験情報の把握が合格のための対策作りの大前提となるからです。ここでは、行政書士試験の概要について確認していきます。
取り扱い内容は?大きく分けて2科目群
行政書士の試験科目は、大きく分けて「法令等科目」と「一般知識等科目」の2つです。それぞれ確認していきましょう。
法令等科目
法令等科目の問題数・出題形式・出題範囲については、以下の表をご確認ください。
※令和2年度(2020年度)実績
問題数 | 「46問」 |
点数配分 | 「244点」 |
出題形式 | 「5肢択一式」「多肢選択式」「記述式」 |
出題範囲 | 「憲法」「行政法」「民法」「商法・会社法」「基礎法学」 |
一般知識等科目
一般知識等科目の問題数・出題形式・出題範囲については、以下の表をご確認ください。
※令和2年度(2020年度)実績
問題数 | 「14問」 |
点数配分 | 「56点」 |
出題形式 | 「5肢択一式」 |
出題範囲 | 「政治」「経済」「社会」「情報通信」「個人情報保護」「文章理解」 |
合格基準は?各科目40~50%以上かつ全体で60%以上
行政書士試験の総得点は、300点満点に設定されており、合格基準は以下の3つの条件を満たす必要があります
- 法令等科目の得点が122点以上(244点の50%以上)
- 一般知識等科目の特典が24点以上(56点の約40%以上)
- 試験全体の得点が180点以上(300点の60%以上)
なお、科目別の問題数・点数配分については、以下の表をご確認ください。
※令和2年度(2020年度)実績
出題範囲 | 出題形式 | 科目 | 問題数 | 点数配分 |
法令等 | 5肢択一式 | 憲法 | 5問 | 20点 |
民法 | 9問 | 36点 | ||
行政法 | 19問 | 76点 | ||
基礎法学 | 2問 | 8点 | ||
商法・会社法 | 5問 | 20点 | ||
多肢選択式 | 憲法 | 1問 | 8点 | |
行政法 | 2問 | 16点 | ||
記述式 | 民法 | 2問 | 40点 | |
行政法 | 1問 | 20点 | ||
一般知識 | 5肢択一式 | 文章理解 | 3問 | 12点 |
政治・経済・社会 | 8問 | 32点 | ||
情報通信・個人情報保護 | 3問 | 12点 | ||
合計 | 60問 | 300点 |
行政書士試験の対策方法!科目ごとに要点を押さえよう
行政書士試験には科目ごとに特徴があるため、合格のためには、それぞれの要点を押さえた対策が必要になります。
そこで、ここでは科目別に出題傾向と重要点を詳しく解説していきましょう。
「法令等科目」の対策法は?行政法と民法が特に重要
法令等科目は、行政書士試験科目の7割以上を占めており、その中でも特に重要なのが「行政法」と「民法」の2つになります。
なぜかと言うと「行政法」は112点、「民法」は76点と配点の多くを占めているからです。この2つの科目でしっかりと点数を取る必要性があります。
「基礎法学」は基本問題を確実に
基礎法学は、5肢択一式から2問(8点)しか扱われていませんが、法学一般の幅広い知識の中から出題されるので、基本問題を確実に押さえることが大切です。
なぜなら、幅広い基礎法学の全てを満遍なく学習するのはあまり得策ではないので、基礎的な内容に絞って頻出問題を確実に解答できるようにしておきましょう。
「憲法」は実際の判例も大事
憲法は5肢択一式から5問(20点)、多肢選択式から1問(8点)が出題されており、分野としては人権と統治の2つがあります。
憲法では判例が出題されるので、過去問題集を学習しながら、実際の判例文の知識を身に付けておきましょう。
「行政法」は問題ごとに重要点を把握
行政法は5肢択一式から19問(76点)、多肢選択式から2問(16点)、記述式から1問(20点)が出題されています。
問題数が多いため、配点が高く、出題形式もバリエーションに富んでいる点が特徴です。
「行政手続法」・「行政不服審査法」・「行政事件訴訟法」・「国家賠償法」・「地方自治法」などについて、問題ごとに重要点を把握する必要性があります。
「民法」は記述も見据えた対策を
民法は5肢択一式から9問(36点)、記述式から2問(40点)が出題されており、行政法に次いで問題数と配点が高い科目です。
民法は記述式の対策として、用語や制度について正確な漢字を用いて、簡潔に説明できるようにしておきましょう。
「商法・会社法」は過去問分析をして対策
商法・会社法は、5肢択一式で5問(20点)が出題されています。(商法1問・会社法4問)
商法は難易度が比較的低く、会社法は頻出のテーマが決まっているので、過去問を分析した反復学習が対策と言えるでしょう。
「一般知識等科目」の対策法は?ジャンルごとに対策しよう
一般知識等科目は「社会情勢系の内容」・「情報系」・「文章系」の3つにジャンルが分けられるので、それぞれで対策を組み立てるのが得策です。
「社会情勢系の内容」は日々アンテナを張ろう
社会情勢系の内容としては、政治・経済・社会から8問(32点)が出題されています。
過去問で出題傾向を押さえた上で、時事ニュースに対して日々アンテナを張っておき、気になった話題は情報を深掘りして、ストックしておくと良いでしょう。
「情報系」は条例や判例を読み込もう
情報系の内容としては、情報通信・個人情報保護から3問(12点)の出題があります。
情報系では、法律の条文知識が問われるので、条例や判例などを中心とした読み込みが必要です。
「文章系」は文章そのものに慣れよう
文章系の内容としては、文章理解から3問(12点)の出題があります。近年は現代文の空欄補充型の出題形式のため、普段から文章に慣れておくと良いでしょう。
記述式問題は別途対策したい!フィードバックが得られる環境を整えよう
記述式問題は民法で40点、行政法で20点、合計60点の配点を占めているのでしっかりと得点していきたいところです。
記述式問題を解くには、用語の暗記や判例の理解を基本として、問題の意図にあわせた文章の作成能力が求められます。
暗記科目とは異なり、自分が作成した文章が正解か否か判断しにくいため、有識者に添削してもらえるような環境を整えた方が良いでしょう。
そのほか苦手は洗い出して徹底対策しよう!
苦手科目があると、合格基準に届かない恐れがあるので、自分の苦手科目を洗い出して徹底した対策を講じる必要があります。
まずは、自分の苦手科目が何かを把握することから始めて、対策を講じていきましょう。
過去問で何度も間違える問題は苦手判定!
過去問を繰り返し学習する過程で、何度も間違えてしまう問題があるかと思います。何度も間違えてしまう問題は苦手意識があるので、別途、対策が必要です。
何度も間違えてしまう問題の出題分野や、配点なども合わせてチェックして、どうすれば苦手意識が無くなるか対策を講じていきましょう。
行政書士試験のおすすめ対策講座を紹介!
ここでは、より効率的かつ確実に行政書士の資格取得を目指す方法として、おすすめの対策講座を紹介します。
行政書士の予備校に関してはこちらの「行政書士の予備校を通学・通信に分けて厳選!予備校選びの基準も解説」でも扱っているので、合わせてご覧ください。
いそがしい社会人には「アガルート」がおすすめ
アガルートの行政書士講座は、いそがしい社会人におすすめです。
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アガルートの口コミ評判に関しては「アガルート行政書士試験講座の特徴は?口コミ評判も紹介」をご覧ください。
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スクーリングなら「大原」がおすすめ
大原の行政書士講座は、スクーリング(面接授業)に定評があります。スクーリングによる手厚い指導が特徴的です。
大原の口コミ評判に関しては「大原行政書士講座の口コミ評判は?特徴なども解説!」をご覧ください。
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価格の安さで選ぶなら「資格スクエア」がおすすめ
リーズナブルな料金で選ぶなら、資格スクエアの行政書士講座がおすすめです。オンラインWEB講座なので費用を抑えて、質の高い講義を受けられます。
資格スクエアの口コミ評判に関しては「資格スクエアの行政書士講座の特徴は?口コミ評判も紹介」をご覧ください。
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大手通信講座の安心感なら「ユーキャン」がおすすめ
大手ならではの安心感ならユーキャンの行政書士講座がおすすめです。ユーキャンは大手ならではの手厚いフォローが特徴と言えるでしょう。
ユーキャンの口コミ評判に関しては「ユーキャンの行政書士講座の特徴は?口コミ評判も紹介」をご覧ください。
行政書士を独学で目指す?おすすめ対策法や対策本
難易度は上がりますが、行政書士の資格取得に向けて独学を選択するのも、ひとつの方法と言えます。
効率的、かつ合格率を上げるのであれば対策講座の利用をおすすめしますが、独学にはコスト削減などのメリットがあるため、自分に合った方法を選ぶと良いでしょう。
行政書士試験に独学で合格するための対策方法や対策本などの情報を、それぞれ以下のリンクでご案内いたしますので、独学を検討している方は、ぜひご覧になってください。
「行政書士は独学でも合格できる!?独学で勉強を始める前に知るべきことを解説!」
「行政書士試験に独学で合格するためのテキストは?レベルや目的別のおすすめを厳選紹介」
行政書士対策は傾向の把握が重要!しっかり対策して臨もう
試験内容の傾向把握が、行政書士の試験対策に繋がります。
行政書士は難関の資格試験ではありますが、科目ごとの傾向を掴んで、ひとつずつ丁寧に対策を行っていけば決して合格は難しいものではありません。
ここで、行政書士試験の対策について、以下にまとめましたのでご確認ください。
- 行政書士試験の試験概要の把握が対策の第一歩
- 行政書士試験は科目別の要点の把握が大切
- 行政書士試験には対策講座の活用が有効
- 行政書士試験は独学でも対策は可能
- 行政書士対策は試験傾向の把握が重要
対策講座でも独学でも、試験傾向の把握が重要になりますので、ポイントを押さえて行政書士の資格取得を目指していきましょう。
資格講座名 | 資格スクエア | アガルート | ユーキャン | フォーサイト | 大原 |
コース名 | 行政書士実務講座 | 入門総合ライトカリキュラム | 行政書士資格取得通信講座 | バリューセット1 通常セット | 行政書士合格コース |
税込価格 | 40,800円 | 200,000円 | 63,000円 | 54,800円 | 188.000円 |
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