資格の取得は、仕事を安定的に確保するための保険につながります。
主婦の方は、出産や子育てを機会に、仕事と家庭を両立できる働き方を模索している方も少なくありません。資格があれば、再就職や復職までのスピード感が早まることも期待できます。
家計の稼ぎを安定させて、将来の不安を少しでも解消できるように、資格について勉強する方法を検討してみましょう。
今回は、お金に関する悩みを解消できるように、主婦が稼げる資格ランキング1~10位を解説します。
- 主婦を続けながら資格取得を目指したい
- 自由に使える小遣いを稼ぎたい
- 収入を上げて家庭にゆとりを持たせたい
以上のような思いを抱える方に向けて本記事では、資格を選ぶときの決め手になるポイント、合格後の資格の活用法などもまとめています。
主婦の方に向いている資格に「どれを選べばよいのか?」と悩みやすい点も、本記事を参考にすれば解消できるはずです。
仕事と家庭を両立させたいと願う主婦の方は、ぜひ内容を参考にしてください。
コンテンツ
主婦が稼げる資格を選ぶときに決め手になる3つのポイント
最初にお伝えするポイントとして「資格があれば何でもよい」というわけではありません。
仕事に活かせる資格を選ぶには、的を絞ってから勉強を始めることで、最短ルートで合格してお金を稼ぐ方法につなげられます。
今回は、主婦が稼げる資格を探すときに、決め手にしたい3つのポイントを解説しましょう。
1. 収入アップにつながる資格か?
主婦が稼げる資格を探すときは、趣味として楽しむ内容よりも、仕事に直結する資格がおすすめです。
具体的に気になる業界がある場合、業界で持っていると採用が有利になる資格をインターネットからいくつかピックアップしましょう。
次に、求人サイトを使って「資格名の検索」をかけてみます。需要のある資格の場合はヒットする件数が多いため、資格を活かせる働き先が多いと予想できるのです。
資格名で検索をかけると、ある程度の月給や時給の相場がわかるので、どのくらい毎月稼げそうか計算するときに便利でしょう。
資格を選ぶときは、仕事に直結していて収入アップに期待できるものを選ぶのがポイントです。
2. 在宅ワークに活かせる資格か?
在宅ワークは子育てや介護など、主婦が仕事と家庭を両立させる上でも相性のよい働き方です。
インターネットを使って仕事を受注することが多い在宅ワークは、客観的に技術を証明できる経歴や成果などの肩書きが重要視されます。
資格を持っていることでスキル証明になり、案件に応募するときのアピール材料になるでしょう。
具体的に主婦が「在宅ワークに活かせる資格はどんな内容があるのか」「合格後の活用法」については、本記事内で解説しています。
在宅ワークの働き方に興味がある方は、スキル証明に使うためにも、未来の働く姿をイメージしながら本記事を読み進めてみてください。
3. 主婦の再就職に有利な資格か?
結婚や出産を機会に仕事をお休みされていた方は、新しい仕事を探すときに資格があると、面接で熱意をアピールする材料に使えます。
過去に経験を積んだ業界の場合は、ブランクを埋める再勉強になり、面接時にアピールできるでしょう。
また、心機一転して新しい業界に飛び込みたい方は、資格を取って合格したエピソードを志望動機や自己PRの材料にできるはずです。
再就職で正社員や契約社員、派遣社員として働いてみたい方、アルバイトやパート勤務で働いてみたい方も、応募から採用を有利に進められる資格の取得を業界に合わせて検討してみてください。
稼げる資格を勉強する前に難易度・勉強時間などを確認
取りたい資格の候補を見つけたら、まずは資格に関する情報をリサーチしましょう。具体的には、以下の項目を確認してみてください。
- 難易度:試験の難しさはどのくらいのレベルなのか?
(例:初心者でも簡単なレベル、勉強を詰め込まないと難しいレベルなど) - 勉強時間:試験の内容理解にかかる時間、勉強期間がどのくらい必要か?
(例:100時間で平均3ヶ月かかるなど) - 受験資格:試験を受ける条件を満たしているか、受験資格は必要ないのか?
(例:実務経験が1年以上必要など) - 合格率:試験に合格している方の割合は何パーセントか?
(例:合格率80%で、初心者でも合格しやすい試験など) - 費用:教材や講座代、試験の受験料などは何円かかるか?
(例:資格取得の通信講座と受験料込みで30,000円など)
本記事で紹介する資格は、上記の内容を含めて解説します。資格の情報収集の時間を短縮する際に利用してみてください。
主婦が稼げる資格ランキング1位から10位を発表
主婦が稼げる資格を独自に調査して、1~10位までのランキングにまとめました。
- 主婦が稼げる在宅ワークに活かせる資格
- 主婦が事務の仕事で再就職に活かせる資格
- 主婦が稼げる資格で高収入を目指せる国家資格
以上、3項目にわけてそれぞれに合う資格を紹介します。
資格の難易度や勉強時間、受験資格や合格率、費用、年収なども解説するので、気になる項目から読み進めてみてください。
主婦が稼げる在宅ワークに活かせる資格
在宅ワークは主婦の方が仕事と家庭を両立させられる相性がよい働き方で、プライベートと仕事のバランスが取りやすいメリットがあります。
「子どものお迎えがあるので、午前中から夕方の間だけ働きたい」
「急な予定や子どもの体調不良のときも、すぐに対応できる仕事がしたい」
「子どもが成長する姿を眺めながら、家事と仕事に取り組みたい」
上記のような願いは、在宅ワークだと叶えられます。初心者からでも始められる在宅ワークの仕事は想像よりも多いので、ぜひ気軽な気持ちでまずは情報収集から始めてみてほしいと思います。
下記に在宅ワークの仕事につながる資格を集めてみたので、内容の詳細を見ていきましょう。
1.FP(ファイナンシャル・プランナー)
お金に関わる運用方法が学べる国家資格で、税金や保険、不動産などの基本知識が身につけられます。
仕事では金融や保険、不動産関係などの業界に活かせる資格で、在宅ワークのWebライターの仕事とかけ算すると、金融に関わる情報発信に役立つでしょう。
資格の難易度にはFP1~3級があり、初心者には受験資格のないFP3級がおすすめです。FP3級の勉強時間は2~3ヶ月で100時間前後、日本FP協会管轄にあたる試験の合格率は70~80%台で、やさしい試験内容といえます。
独学で進める場合は2冊程度のテキスト購入で3,000~5,000円程度の費用がかかり、日本FP協会が実施する受験料は、学科と実技を合わせて6,000円です。
試験は年に3回程度実施されており、全国にある会場で受験できます。気になるFP資格の保有者の平均年収は300~600万円台とスキルや就職先によって幅があるようです。
お金の運用に関する知識は日常生活に役立つため、金融に関わる業界への就職や在宅ワークの肩書きとして使いたい方は、ぜひ取得を検討してみてください。
*FPの資格について詳細は、こちらの記事が参考になります。
2.秘書検定・オンライン秘書資格
企業を裏方から支える秘書業務は、事業が円滑に進むために欠かせない仕事のひとつです。
秘書検定やオンライン秘書資格では、社会人が身につけておきたいビジネスマナーを始め、仕事での対応方法、文章作成や資料管理の方法など、幅広い知識や技術が学べます。
また、気になる秘書の平均年収は300~400万円程度で、一般的な事務に比べると高い傾向です。
下記では、秘書の資格におすすめの秘書検定、オンライン秘書資格の内容について、対比できるように概要をまとめているので、受験前の参考にしてください。
*秘書検定(公益財団法人実務技能検定協会が実施)
- 難易度:1~3級(初心者におすすめのレベルは2~3級)
- 勉強時間:3級 30~50時間(約1~2ヶ月)/ 2級 50時間程度(約1~2ヶ月)
- 受験資格:なし
- 合格率:2級 50~60%台 / 3級 60~70%台
- 費用:受験料 3級 2,800円 / 2級 4,100円 / 公式テキスト代 1,320~4,000円程度
*オンライン秘書資格(Smart資格が実施)
- 難易度:1~3級(初心者におすすめのレベルは2~3級)
- 勉強時間:3級 30~50時間(約1~2ヶ月)/ 2級 50時間程度(約1~2ヶ月)
- 受験資格:なし
- 合格率:2級 50~60%台 / 3級 60~70%台
- 費用:受験料 3級 2,800円 / 2級 4,100円 / 公式テキスト代 1,320~4,000円程度
*オンライン秘書資格(Smart資格が実施)
- 難易度:やさしい
- 勉強時間:1ヶ月程度(最短1週間で取得可能)
- 受験資格:なし
- 合格率:ほとんど100%
- 費用:18,000円~(キャンペーン期間価格)
秘書検定は、全国にある試験会場で年3回程度実施されています。一方、オンライン秘書資格の場合はスマホでオンライン教材を購入して、勉強を終えると、試験日時は自由に受験できる形です。
資格のスキルアップを図りたい方は秘書検定で初心者におすすめの2~3級を選び、資格取得から合格までのスピード感を重視したい方は、オンライン秘書検定を選んでみてください。
*オンライン秘書の仕事について詳細は、こちらの記事が参考になります。
3.Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustrator(イラストレーター)ソフトの操作スキルが磨ける内容で、パソコンを使ったデザインや製作に関わる仕事で活かせる資格です。
Illustrator®クリエイター能力認定試験のイラストレーターの操作スキルは、クリエイティブ関係の業界では基本知識として扱われます。
ゲーム業界や印刷業界、デザイン業界など、さまざまな業界で役立つでしょう。
試験の難易度は初心者向けのスタンダード、上級者向けのエキスパートにわけられており、合格率の平均は60~70%台で、受験資格はありません。
イラストレーターの基本知識がある方、初心者の方でもパソコンの基本操作ができる方なら、手順を覚えれば合格を目指せる難易度です。
勉強時間は取得スキルによって変わるものの、初心者なら1日30分~1時間程度の勉強を続ければ、2~3ヶ月で30~50時間の目標勉強時間が達成できます。
- 在宅WORKスタートパック WebデザイナーWebグラフィックコース|たのまな
- アドビオンライントレーニング 1ヵ月受け放題+Adobe Creative Cloud 1年版(メール送付)|たのまな
- グラフィックデザイナー|たのまな
イラストレーターの基本知識が活かせる仕事として、Webデザイナーの平均年収は300~400万円程度です。まずは、初心者におすすめのスタンダードを目指しましょう。
クリエイティブ業界で経験を積んでから、在宅ワークを目指す方法もあるので、スキル証明や腕を試す意味でもぜひ取得を検討してみてください。
主婦が事務の仕事で再就職に活かせる資格
事務の仕事は、パソコンを使って業務効率をあげることで、企業の仕事が円滑に進むために裏方から支える役目として活躍できる内容です。
過去にデスクワークの経験がある方、基本的なパソコン操作ができる方は、再就職に活かせる事務の資格が役立ちます。
事務の資格を勉強する過程で、オフィスワークで役立つソフトの知識や操作技術、業界のビジネスマナーなどが身につけられるため、仕事のスキルアップにつながるでしょう。
下記に事務の仕事につながる資格を集めているので、仕事内容に興味がある方は詳細を確認してみてください。
4.日商簿記
企業の会計などに役立つ簿記の知識は、事務の仕事に就きたい人が勉強しておきたい内容です。
経理や総務関係の部署で仕事の経費を計算したり、従業員の給料を計算したりするなど、数字に関わる仕事に取り組む方は簿記の知識があると役立ちます。
日商簿記では、1~3級、簿記初級と原価計算初期の難易度にわけられており、受験資格はありません。
社会人の初心者におすすめの3級は合格率40~50%、約2~3ヶ月の勉強期間で100時間が目安です。
全国での一斉試験の場合は年に3回ほどで、現在はコロナの影響もありインターネット試験と全国の会場試験の両方で実施されています。
日商簿記のスキルが役立つ仕事としては税理士補助の仕事があり、平均年収は400万円台前後で、一般的な事務と比較すると高い傾向です。
簿記の知識は事務全般に役立つため、とくに計算処理が中心になるデスクワークの部署を希望する方は、ぜひ資格取得のチャレンジをおすすめします。
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5.MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
事務の仕事全般では社内の業務を効率化するために、パソコンのMicrosoft Office(マイクロソフトオフィス)の操作スキルが多くの企業で求められます。
MOSとは、文章や書類作成ができるWord(ワード)、表作成や計算処理ができるExcel(エクセル)など、上記に関わるソフトの操作スキルが証明できる国際資格です。
試験の難易度は、初心者向けの「一般レベル」、上級者向けの「上級レベル(エキスパート)」でソフトごとにバージョンで区分されており、合格率は非公開でパソコンスクールからの受験者の合格者が多い傾向にあるようです。
基本知識がある場合「Word 365&2019の一般レベル」だと、勉強時間は約1ヶ月で20~40時間かかります。
MOSの試験に受験資格はありませんが、パソコン操作に慣れない方は、パソコン教室に通う形で資格取得に取り組んでみてください。
MOSのスキルが役立つ部署として、経理事務の平均年収は350万円前後で、一般的な事務と比較すると高い傾向にあります。
デスクワークのスキルアップや再就職の勉強も兼ねて、事務作業の効率化が図れる操作スキルを磨いてみてください。
*MOSの種類や詳細については、こちらの記事が参考になります。
6.ITパスポート
事務全般やIT業界の事務に役立つ資格で、初心者が合格を目指しやすい入門資格として人気です。
資格を勉強する過程で、インターネットに関わるシステムやセキュリティなど、ITや情報処理に関する基本知識が身につけられます。
情報処理技術者試験のなかでも、ITパスポートはITを勉強したい初心者におすすめのスキルレベル1の難易度です。ただ、ある程度基本知識や勉強が必要になるため、合格率は40~50%台ですが、試験に受験資格はありません。
初心者の方は、勉強時間が150~180時間程度で約3~4ヶ月かかります。
受験料は5,700円、テキスト2~3冊の準備で2,000~6,000円程度の費用がかかるでしょう。
ITパスポートは、ITに関わる基本知識の入門として学べるため、企業の個人情報の取り扱いやパソコンやソフトに対するセキュリティ意識が高まります。
ITパスポートが必須ではありませんが、ITサポート事務の場合は、平均年収は300~400万円台で、一般的な事務に比べると高い傾向があるようです。
ITに関わる知識は、デスクワーク全般に役立つ基本知識になるため、視野を広げてスキルアップと再就職のステップアップにしたい方は、ぜひ資格取得を検討してみてください。
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7.医療事務
全国各地の医療や福祉施設で働ける医療事務は、求人や働き先に困らない事務の仕事として女性に人気があります。
医療事務には必ずしも資格は必要ありませんが、未経験から仕事をスタートさせたいときは、資格を取る過程で身につく医療事務の基本知識が役立つでしょう。
医療事務に関する資格はさまざまな企業や団体が運営していますが、初心者の方におすすめなのは「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」です。
資格の難易度は普通レベル、合格率は60~70%で初心者でも合格を目指せます。勉強時間は平均200時間が目安で、受験資格はありません。
メディカルクラークの受験料は7,700円で、医療事務関係のテキストを2~3冊購入すると約4,000~10,000円程度かかります。
試験は毎月1回で年に12回実施されており、現在はコロナの影響があり在宅試験の受験です。
医療事務の平均年収は、都市部で300~350万円、地方で200~250万円程度で、病院の規模や雇用形態によっても変化します。働き先が多いため、転職時もスキルを持ち越して業務に関われるでしょう。
メディカルクラークでは、医療事務の基本業務である「窓口業務」や「レセプト業務」などの知識が身につけられるので、これから医療業界の事務員にチャレンジしたい方は、ぜひ取得をご検討ください。
*メディカルクラークについての詳細は、こちらの記事が参考になります。
主婦が稼げる資格で高収入を目指せる国家資格
資格には国が認めている国家資格と、一般の企業や団体などが認めている民間資格、海外でも認知されている国際資格の種類にわけられています。
国家資格は、社会からの信頼度や認知度が高い傾向にあり、仕事の専門性が高められるでしょう。また、全国に働き先があることも多く、再就職がしやすいため、アルバイトやパート勤務の働き方に切り替えが可能なメリットがあります。
ただ、国家資格は学校に通う条件が必要な場合もあり、主婦の方で取得を目指すなら、ある程度の時間や費用がかけられる方に限られるかもしれません。
今回はそんな国家資格から、主婦の方が安定的に長く働きやすい内容を集めています。主婦の方が稼げる国家資格を探すときの参考にしてみてください。
8.栄養士
食材の栄養管理や調理など、食の取り扱いに関するプロとして働ける人気の資格です。
栄養士は、全国にある食品関係の工場、病院や福祉施設の調理や栄養管理など、さまざまな職場で活躍できます。
資格を取得するには、国が指定する昼間の専門学校や大学を卒業する必要があり、2~4年間かけて指定のカリキュラムや実習をクリアして卒業する流れが必要です。現在のところは夜間学校が認められていないため、昼間の学校に通う必要があるでしょう。
学費は平均260~360万円程度が目安で、学費の補助金として給付金制度が利用できる場合もあります。
栄養士の平均年収は250万円~300万円程度で、実務経験を1~3年以上積んで国家資格の管理栄養士のを目指して、年収アップを図る方法もあるでしょう。
食に関わるプロとして、家庭の料理や健康管理に役立つ知識が身につけられるため、食べることや人と接することが好きな方は、ぜひ資格取得のために学校に通う方法を検討してみてください。
9.登録販売者
全国にあるドラッグストアや薬局などで働ける国家資格です。医薬品の第二類・第三類に関する取り扱いや助言ができます。
医薬品に関する知識に詳しくなれるため、仕事だけでなくプライベートで医薬品を使うときも知識が役立つでしょう。
試験の難易度はやや高めで合格率は平均40%台、勉強時間は400時間程度で毎日約2~3時間勉強した場合は約6ヶ月程度で達成できます。
過去には受験資格が必要でしたが、現在は受験資格がありません。試験手数料は、各都道府県により異なるため、お住まいの地域から確認してみてください。
独学でテキストを購入する場合の費用は、4,000~10,000円程度です。初心者の方は、登録販売者の知識が教材から丁寧に学べる通信講座(リンクはユーキャンの通信講座)がおすすめで、費用の相場は20,000~50,000円程度になります。
医薬品を販売する店舗は全国に多くあるため、まずはドラッグストアや薬局などでスキルを磨いてから、登録販売者の資格取得を目指すのもすすめです。
年収は平均300~400万円台で、主婦の方が登録販売者の資格を持っていると、重要な役職につきやすいでしょう。
給料アップや安定的な働き先を見つける上でも、ぜひ登録販売者の資格取得を検討してみてください。
10.看護師(正看護師)
体の不調や病気などを抱える方に向けて、診察や治療のサポートを実施できる仕事です。
全国にある病院や福祉施設で活躍できるため、再就職や再復帰がしやすい国家資格として人気があります。
正看護師の場合は、3年以上の勉強が必要になり、昼間や夜間の専門学校や大学などで指定科目や実習を経験してから国家試験を受験できる流れです。
看護師の試験は合格率が80~90%台で高く、現場に出てからも実践を交えながら日々勉強に励む必要があるでしょう。
看護師の学校にかかる費用は、平均250~400万円程度が目安になります。国の給付金制度を利用すれば、数十万円〜百万円程度が支給される可能性もあるでしょう。
雇用保険受給者に当てはまる方は、行政機関やハローワーク、入学を検討している学校事務局や公式サイトから制度が利用できるか確認してみてください。
看護師は、高齢者を中心に多くの人たちに役立つ仕事として社会を支えられる仕事です。
平均年収は450~500万円台で安定的に高収入を目指せます。国家資格で医療関係の仕事に就きたい方は検討してみてください。
主婦が稼げる資格を在宅ワークに活かす方法例!
下記で紹介する資格×仕事×在宅ワークは、必ずしも資格は必要ありません。ただ、なかには「在宅ワークで仕事ができるスキルがない…」と感じる方もおられるかと思います。
自分に自信をつけてスタートを切りたい方、仕事の基本知識をあらためて学びたい方は、資格取得に取り組んでスキルの証明につなげてみましょう。
今回は、パソコンを使ってできる在宅ワークの仕事を中心に取りあげています。
資格があると、求人や案件の採用率がアップできるメリットもあるので、在宅ワークを成功させるための参考例にしてみてください。
Webライターの仕事に活かせるFP資格
在宅ワークにおすすめのWebライターは、インターネットの記事を作成する仕事です。
まずは、仲介サイトの「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのサービスを利用して、仕事を引き受けることが一般的といえます。
健康や恋愛、子育てなどのさまざまな分野の執筆を担当できて、なかでも金融関係の分野は高単価が狙えるでしょう。
仕事の案件応募には、FP資格を持っている人は採用される可能性が高いため、資格取得が有利に働きやすくなります。
FP資格を持っていることで下記のようなメリットがあげられるでしょう。
- 仕事用のSNSアカウントにFP資格を載せれば、外部から仕事オファーの可能性がアップする
- 記事の執筆を通して情報発信力が身につき、金融に関わるブログ運営に活かせる
- 金融に関する基本知識に詳しくなり、日常生活で未来への投資が始められる
在宅ワークに特別なスキルは必要ないため、基本的な知識や手順を知れば、初心者からチャレンジすることは難しくありません。
在宅ワークのWebライターは、自分で仕事を発注する量を決められるメリットがあり、主婦の方が本気で取り組めば毎月3~5万円程度を稼げるようになるのは、それほど時間がかからないでしょう。
FP資格の取得を通して市場価値を高めつつ、安定的な収入を目指すためにも、Webライターの仕事やFP資格の取得にチャレンジしてみてください。
オンライン秘書として自宅で働ける秘書資格
企業や個人事業主の事務作業をオンラインで代行する秘書業務は、オンライン秘書と呼ばれています。
オンライン秘書の仕事が初めてでも、デスクワークで事務の経験がある方を始め、基本的なパソコン操作に慣れている方なら、問題なく在宅で取り組める仕事としておすすめです。
オンライン秘書の業務には、下記のような仕事内容の一例あげられます。
- 請求書や領収書の作成
- 交通機関や店舗などの予約代行
- 仕事のスケジュール調整、顧客や上司からの電話やメール対応
- 会議の議事録や資料の作成
- 文字入力、情報のリサーチ業務
- サイト運営や翻訳業務
オンライン秘書の仕事を在宅ワークで取り組むときは、顧客と在宅ワーカーを仲介する専門企業の「オンラインアシスタント フジ子さん」などに登録する方法、仲介会社に登録して個人で案件に応募できる「クラウドワークス」や「ランサーズ」など、クラウドソーシングを活用するのもおすすめです。
また、求人サイトから直接「オンライン秘書」と検索をかけて探す方法もあるでしょう。
時給の相場は平均900~1,000円程度で、スキルや地域によっては1,100~1,500円程度の案件もあります。
主婦の方がスキマ時間に働ける仕事として、家庭と仕事が両立しやすい内容なので、デスクワークの働き方に自信がある方は、気軽な気持ちでまずは登録からスタートしてみてください。
Illustrator®クリエイター資格はWebデザイナーに活かせる資格
Webデザイナーは、動画関係やデザイン関係の業界で働ける仕事で、企業に就職してデザイナー経験を積んでから在宅ワーカーとして独立される方も多くいます。
クリエイティブな仕事に関わりたい主婦の方は、一度デザインに関する企業でアルバイトやパートで経験を積みながら、知識や技術を吸収して独立する方法がおすすめです。
Webデザイナーに資格は必ずしも必要ありませんが、フリーランスの在宅ワークで働くときは、Illustrator®クリエイター能力認定試験に合格しておけば、肩書きを強化して信頼性を高める材料に使えるでしょう。
デザインやプログラミングに関する学校に通われている方なら、ある程度の基礎知識が身についているため、独学でWebデザイナーを目指す方法もあるかもしれません。
Webデザイナーは時給の相場が1,000~2,000円程度で、正社員以外にもアルバイトやパートで働ける求人も一定数あります。
Illustrator®クリエイターの資格に合格するために勉強を始めながら、企業で仕事の進め方やクライアントとのやりとりするスキルを身につけましょう。
企業で働く間に人脈を作ったり、Webデザイナーとしてのスキルを磨いたりしながら、最終的に在宅ワークの働き方を目指してみてください。
主婦が稼げる資格まとめ
主婦が稼げる資格をランキングで1~10位にわけて解説してきました。
おすすめできる資格について、下記にもう一度まとめておきます。
*主婦が稼げる在宅ワークに活かせる資格
- FP
- 秘書検定・オンライン秘書資格
- Illustrator®クリエイター能力認定試験
*主婦が事務の仕事で再就職に活かせる資格
- 日商簿記
- MOS
- ITパスポート
- 医療事務
*主婦が稼げる資格で高収入を目指せる国家資格
- 栄養士
- 登録販売者
- 看護師
資格を選ぶときの決め手になるポイントは「収入アップにつながる資格かどうか」「在宅ワークに活かせる資格かどうか」「主婦の再就職に有利な資格どうか」以上、3つの内容があげられます。
合格後の資格の活用法については、今回は在宅ワークの仕事を中心に資格を活かす方法を解説しました。
とくに、Webライターの仕事に活かせるFP資格、オンライン秘書として自宅で働ける秘書資格は、初心者からでもスタートできる仕事としておすすめです。
資格を勉強する過程で専門知識が身につき、仕事の再就職も有利に働きやすくなります。
将来の不安を解消するためにも、仕事のスキルアップの方法として資格取得をぜひ検討してみてください。
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