在宅ワークをお探しの方はこちら

産業カウンセラーの年収はどのくらい?「年齢・性別・就業形態別」に紹介!年収アップを狙う方法も!

「産業カウンセラーに興味がある」

「自分が産業カウンセラーになった場合の年収が気になる」

そういった方に向けて、本記事では産業カウンセラーの年収について、年齢や性別、就業形態別に解説します。さらに、年収を上げるための方法もご紹介します。

産業カウンセラーとは、心のケアと仕事のキャリアサポートの両方に取り組める、人々のキャリアプランをサポートするやりがいのある仕事です。

そんな産業カウンセラーに興味がある方、資格を取得して転職したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

コンテンツ

産業カウンセラーの年収をチェック!就業形態別に紹介!

産業カウンセラーの年収は、正社員では400万円程度です。

次から、就業形態別にさらに詳しく産業カウンセラーの年収について解説します。

また、産業カウンセラーの仕事内容や年収については『産業カウンセラーの仕事とは?気になる年収・転職・資格の種類を解説します』の記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

正社員の平均年収は?350~400万円!

産業カウンセラーの平均年収は、正社員の場合350~400万円で、1ヶ月辺りの給料は25〜30万円台です。

正社員にはボーナスを支給する企業も多いので、一般会社員と同等程度の年収が確保でき、安定した生活が送れるでしょう。

有資格者の専門職と言える職業にしては、あまり年収が高くないと感じる方もいるかもしれません。それには、産業カウンセラーという仕事に対して深く理解している人は未だ少なく、求人はあっても給料が少ないという現実があるようです。

契約社員の平均年収は?290~350万円!

産業カウンセラーとして契約社員で働く場合の平均年収は、290~350万円と言われています。

一般の契約社員の平均年収270万円前後と比較して、少し高くなっています。

産業カウンセラーは、一般社団法人日本産業カウンセラー協会が認定する心理職の民間資格のため、資格を取得している分平均年収は高いと言えます。

産業カウンセラーの年収は性別で違う?男性がやや高い!

男女それぞれの40代の平均年収から算出された、産業カウンセラーの男女別平均年収は下記の通りです。

  • 男性:平均年収 505万円 (月収32万円)
  • 女性:平均年収 361万円 (月収23万円)

女性のほうが平均年収が低い理由として、出産や育児などを経て再就職に契約社員を選択したり、家庭と仕事の両立のためにパートアルバイトを選択する場合があるということがあげられます。

産業カウンセラーに限らず、多くの職種で男性のほうが平均年収が高いことが多いです。しかし、近年こういった傾向が問題視されていることから、男女の賃金格差は縮まることが予想されています。

産業カウンセラーの年収は地域で異なる?地域差はある!

賃金業務取扱主任者は何ができる?活かせる仕事を紹介

産業カウンセラーの年収は一般社員と同等である傾向があります。

よって、一般的な地域差と同様、東京の都心部で働く産業カウンセラーと地方で働く産業カウンセラーでは年収も異なります。

一番年収が高い、東京都の産業カウンセラーの平均年収が600万円以上、一番低い沖縄県の平均年収は350万円程度の計算となり、250万円もの差があると言えます。

世代別に見る産業カウンセラーの年収は?50代がピーク!

厚生労働省が発表する年齢別年収推移より推測すると、産業カウンセラーの年代別年収の目安は、下記のようになります。

  • 30代:340万円
  • 40代:430万円
  • 50代:522万円

50代が最も年収の高いピークとなっており、長く勤めるほど年収が上がっていく傾向にあります。

その理由として、産業カウンセラーは求人が少なく、転職や独立をせず同じ職場で働き続ける人が多いことが挙げられます。

産業カウンセラーで500万円超えは可能?年収アップを狙う3つの方法

産業カウンセラーになってより高収入を目指したい場合、どういった方法があるのでしょうか。

年収500万円以上に年収アップを狙える方法を3つご紹介します。

  1. 関係性の高い資格と組み合わせる
  2. 就業地域と企業規模を選ぶ
  3. 上位資格のシニア産業カウンセラーを取得する

次から各方法について、詳しく解説していきます。

①関係性の高い資格と組み合わせてキャリアアップ!

産業カウンセラーの以外の資格を取得することで、より専門性を磨くことができます。合わせて取得するのであれば、「臨床心理士」や「公認心理師」などの資格が心理学系で関連性が高い資格としておすすめです。

また、一般企業で働く人に対してカウンセリングを行うのに、一般社員の労働環境や仕事内容に詳しいに越したことはありません。就労経験のある人は自身の勤務経験を活かしたり、キャリアカウンセラーの資格を取ることもプラスになるでしょう。

他の心理学に関する資格を知りたい方は、心理学に関する人気の国家・民間資格をご紹介している『心理学を仕事に活かすには?資格の種類・収入・就職に役立つ情報を紹介します』の記事をご覧ください。

②就業地域と企業規模を選んで上手に年収アップ

産業カウンセラーの年収は、一般社員と同等である傾向があるため、中小企業よりも大企業、地方より都心の企業のほうが年収は高いという傾向も同じです。

年収アップを狙いたい方は、福利厚生なども含めて、条件の良い企業を選びましょう。

③上位資格のシニア産業カウンセラーでステップアップ!

シニア産業カウンセラーとは、産業カウンセラーの上位資格でより専門的な知識を持つカウンセラーです。

個人のメンタルの問題だけでなく、組織開発やコンサルティングなど、さらに深くまで踏み込んだ内容まで総合的に取り扱うことができます。

企業の人事関連の課題などに対して貢献ができれば、より評価も上がり年収アップにつながるでしょう。

産業カウンセラーの年収は今後どうなる?需要の高まりが期待できる

産業カウンセラーは、今後需要が高まることが期待されています

近年、多くの企業で問題となっている過重労働や長時間労働、人間関係問題などは、なくすことはなかなか難しい問題です。このような多大なストレスがかかる問題によって、メンタルヘルスの不調を起こす人も後を絶ちません。

新型コロナウイルス感染症により、働き方の変化があった方や感染予防対策によってより多忙となった方も多く、新たなストレス発生も問題視されています。

現代社会において、メンタルヘルスの重要性が高まっているということは、メンタルヘルス改善に努める産業カウンセラーの需要も高くなる傾向があるということです。

需要がある職種は年収が高くなる可能性があると言えるので、今後の産業カウンセラーの年収も上がることが期待できます。

産業カウンセラーに向き不向きはある?人に寄り添える資質が必要

産業カウンセラー試験の難易度は高い?合格率や独学は可能か詳しく解説!

産業カウンセラーに求められる能力として、傾聴のスキルとメンタルヘルスの専門知識は重要です。

傾聴のスキルの面からみると、産業カウンセラーに向いている人は、相談者に心から寄り添い、相談者の話にしっかりと耳を傾けることができる人と言えます。

相談者の信頼を得て本当の気持ちを聞き出す力として、人に寄り添える資質や傾聴力が必要です。

聞き出したのちには、その悩みを解決する提案が行えるように、メンタルヘルスに関する専門知識を十分に持っていなければなりません。

産業カウンセラーの資格取得の際の勉強にとどまらず、変わりゆく社会情勢や最新の心理学に関する研究情報など、勉強し続ける姿勢も必要です。

産業カウンセラーが必要とされる業種は?他業種で活躍ができる

産業カウンセラーの勤務先は、民間企業だけにとどまりません。学校や役所と言った公的機関、病院や診療所、非営利団体やスポーツクラブなど多岐に渡ります

勤務先によって発生する悩みの傾向は大きく異なり、仕事内容も異なるでしょう。医療機関では補助的な業務が発生する場合もあります。

自身の経験を活かすことができる業種や、間接的にでも貢献したいと思う業種がある方は、そういった業種で活躍することも可能です。

産業カウンセラーの平均年収は350~400万円!やり方次第では500万円以上も狙える!

産業カウンセラーに関して、年収やキャリアアップの方法についてご紹介してきました。

内容をまとめると下記の通りです。

  • 産業カウンセラーの平均年収は正社員で350~400万円、契約社員で290~350万円
  • 産業カウンセラーの平均年収性別では男性、地域別では都会のほうが高い傾向
  • 世代別では50代の平均年収が高く、一般社員と同等の平均年収と言える
  • 産業カウンセラーで平均年収をアップさせる方法として、関連資格の取得、好条件の企業への就職、シニア産業カウンセラーの資格取得がある
  • 今後の産業カウンセラーの需要は高まることが期待される
  • 産業カウンセラーに向いている人は、人に寄り添える資質がある人
  • 産業カウンセラーは多岐にわたる業種で活躍が可能

今後の需要が高まることが見込める産業カウンセラーは、努力次第で年収も上げていくことができる職種といえます。

悩みがある人を助けたい、活躍したい業種がある人は、ぜひ産業カウンセラーを目指すことを検討してみてください。