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危険物取扱者甲種の難易度・合格率は?乙種との比較や対策のコツも紹介!

「危険物取扱者試験って、そんなに難易度が高いの?」

「独学で合格できるレベルなの?」

「合格率はどのくらい?」

こういう悩みで悶々としていませんか?

甲種資格を持っていれば、扱える危険物に制約がないので就職や転職に有利です。また、今お勤めの職場でも優遇される可能性は十分にあります。

危険物取扱者の中でも甲種は最もレベルの高い資格です。それだけに合格率は30~40%という難関です。しかも、受験資格が設けられているので、誰でも受けられるというわけではありません。

危険物取扱者甲種試験の難易度や試験対策について詳しく調べてみました。

この記事でわかること
・危険物取扱者甲種と乙種の違い
・危険物取扱者甲種と乙種難易度の違い
・危険物取扱者甲種と乙種、求人内容の違い
・危険物取扱者甲種独学のためのテキスト
・危険物取扱者受験のための通信講座

資格講座名ユーキャンユーキャンフォーサイトフォーサイトスタディングスタディング
コース名危険物取扱者資格取得講座危険物取扱者乙種4類 スピード合格講座危険物取扱者 乙種4類合格コース
税込価格39,000円10,800円4,950円
受講形式オンラインオンラインオンライン
教育給付制度1日3問まで3回記載なし
特典や割引メインテキスト3冊合格したら、最大1,000円のアマゾンギフトコード合格でamazonギフト券1000円分
受講者の合格率記載なし記載なし記載なし
公式サイト詳細を見る詳細を見る詳細を見る

コンテンツ

危険物取扱者甲種の難易度はどれくらい?乙種と比較して難しい!

危険物取扱者の難易度の順番は?甲種が一番難しい

危険物取扱者資格は、全部で8種類もあって取り扱いできる危険物がそれぞれ違います。この中ですべての危険物を扱えるのが甲種です。

丙種や乙種は扱える危険物が細かく決められています。それに比べて甲種はオールマイティの資格なのです。甲種は危険物取扱者の最高峰の資格です。それだけに、資格試験の難易度が高くなっています。

資格名取り扱える危険物
甲種すべての種類の危険物

乙種
第1類
酸化性固体
(塩素酸塩類、過塩素酸塩類、無機過酸化物、
亜塩素酸塩類等塩素酸塩類、過塩素酸塩類、無機過酸化物)

乙種
第2類
可燃性固体
(硫化リン、赤りん、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウム等)

乙種
第3類
自然発火性物質及び禁水性物質
(カリウム、アルキルアルミニウム、黄りん等)

乙種
第4類
引火性液体
(ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類等)

乙種
第5類
自己反応性物質
(有機過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物等)

乙種
第6類
酸化性液体
過塩素酸、過酸化水素、硝酸等
丙種引火性液体
一般財団法人 消防試験研究センターHPより

危険物取扱者甲種の合格率は?30~40%!

危険物取扱者甲種の合格率は毎年、30~40%にとどまっています。乙種、丙種に比べて合格率は大きく下回ります。

年度甲種乙種丙種
令和340.943.452.1
令和242.544.954
令和139.544.950.4
平成30~3139.844.851.2
平成2937.341.650.7
出典:一般財団法人 消防試験研究センター

危険物取扱者甲種はすごい?持っていたら就活で役に立つ!

危険物取扱者有資格者は製造工場、薬品会社、化学系企業、ガソリンスタンドや石油会社などにはなくてはならない人員です。危険物取扱者の資格を持っていれば、これらの企業への就活では大きなアピールポイントになります。

履歴書に危険物取扱者の資格を持っていることが記載されていれば、書類審査で優位に立つことができます。取得年月日や正確な資格名など、記載方法に一定の形式があります。この形式を無視すると、せっかくの資格もかすんでしまいます。

危険物取扱者の仕事ではルールを厳守することがとても重要です。そのため、就職時の書類審査でもルール無視の記載方法は適性を疑われる場合もあるのです。「乙4」などの略式記載は評価を下げる要因になります。

危険物取扱者資格を履歴書に記載するときの注意事項
・都道府県知事から免状を交付された日付を書く
・正確な資格名を書く
・資格名の後に免状という言葉を入れる
・スペースを空けて取得と記載する
・甲種危険物取扱者免状を取得している場合は他の危険物取扱者免状は記載しない
・甲種以外の危険物取扱者免状を持っている場合にはすべて記載する

例1
令和〇年〇月〇日 甲種危険物取扱者免状 取得

例2
令和〇年〇月〇日 乙種4類危険物取扱者免状 取得

危険物取扱者の求人はとても多く、大企業からの募集も少なくありません。身近なところならガソリンスタンドがあります。仕事の内容は、安全管理、保守、点検、データ収集などです。職場は実験室や危険物保管庫、化学工場などです。

甲種と乙種では募集内容にどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、乙種4類の求人と甲種の募集内容を比べてみました。複数の募集サイトから実際の募集をピックアップしたのが以下の表です。

●乙種 募集 (これらの募集には、学歴や実務経験などの条件が付くこともあります。)

募集企業募集職種雇用形態給与
化学工場安全管理教育業務正社員年収400万円〜800万円
ガソリンスタンド物流・軽作業パート・アルバイト日給1.2万円
化学工場(一部上場)保守点検正社員年収400万円〜750万円

●甲種 募集(これらの募集には、実務経験などの条件が付くこともあります。)

募集企業募集職種雇用形態給与
大手総合化学メーカー保安防災正社員600万~1,000万
化学メーカー環境保全、品質保証、保安防災、労働安全衛生正社員月給40万~55万
化学工場安全・防災担当マネジャー正社員年収 800万円 ~ 1000万円
化学工場製造オペレーター業正社員350万円~ 500万円
医薬品メーカー安全管理正社員400万円 ~ 800万円

危険物取扱者乙種募集に甲種資格取得者も応募できます。甲種資格取得者の場合は管理職候補の場合が多く、年収額の幅が大きくなっています。

受験資格保有者でも三人に一人しか受からない!

乙種と甲種の合格率を比べると、あまり大きな差がないようにも見えます。しかし、実際の難易度には大きな差があります。それは、受験資格が全く違うからです。

危険物取扱者丙種と乙種には受験資格は定められていません。それに比べると甲種には、いくつかの受験資格が定められています。

  危険物取扱者甲種受験資格(一般財団法人消防試験研究センターHPより)
〔1〕大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
〔2〕大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
〔3-1〕乙種危険物取扱者免状を有する者(実務経験2年以上)
〔3-2〕乙種危険物取扱者免状を有する者
    次の4種類以上の乙種危険物取扱者免状の交付を受けている者
    〇第1類又は第6類  〇第2類又は第4類  〇第3類  〇第5類

危険物取扱者甲種受験資格を見れば受験者は相応の専門知識を持った人だけであることがわかります。受験資格がない乙種とは受験者の受験者の知識レベルが全く違うのです。

合格率は似たような数値でも難易度では大きな差があります。甲種と乙種は合格率の差以上に、難易度の差はとても大きいと考えられます。

危険物取扱者の受験資格に関しては、危険物取扱者の受験資格は?甲乙丙別に詳しく解説!に詳しく記載されています。ぜひ参考にしてください。

危険物取扱者甲種のメリットは?すべての危険物を扱える

危険物取扱者甲種の大きな特徴は、どのような危険物も管理できるということです。この特徴は甲種資格取得者自身やその雇用主に、さまざまなメリットを提供します。

・新しいプロジェクトを立ち上げや、新製品開発のときに新たに出るかもしれない危険物に対しても、甲種取得者がいれば新たな人員を用意シュル必要がありません。管理スキルの面でも法律の面でも甲種取得者ならすべての危険物に対応できます。

・どんな危険物にも対応できる危険物取扱者甲種の有資格者は就職や転職の幅も広がります。

・管理職になりやすいのも大きなメリットです。複数の危険物管理者が働く現場でも甲種資格取得者なら全員をまとめて監督することができます。そのため、管理職につきやすいメリットがあります。

・ビル管理や工場管理などでは防火管理者や防災管理者が必要です。防火管理者や防災管理者選任の基準の一つに危険物取扱者甲種資格取得者が含まれています。

危険物取扱者はどれを受けるべき?目的に合った難易度の選び方

危険物取扱者資格は全部で8種類あります。扱える危険物がそれぞれ違います。試験の難易度も違います。どの資格を取得するかを決めるにはどうすればいいのでしょうか?

受験資格を満たしているかで選ぶ

危険物取扱者の資格試験の受験資格が決められているのは甲種だけです。甲種の受験資格は、思い立ってすぐに満たせるようなものではありません。

もし、甲種の受験資格が満たされないなら、乙種か丙種しか受験できません。選ぶ基準というよりは、そうせざるを得ない形で決まっていきます。

就職・転職に活かせるかで選ぶ

仕事に直結しやすく、難易度もさほど高くなく合格率高め、と言われているのが乙4類です。まずは乙4類を取得して、さらにほかの種類の乙種資格を取得しておくと就職や転職にはとても有利になります。

甲種の受験資格が満たせるなら、甲種を目指すのが高給就職への近道です。

扱える危険物の種類で選ぶ

希望職種、希望業種が決まっているなら、その分野で生かせる種類を選びましょう。甲種なら取り扱える危険物はオールマイティですが、難易度が段違いにあがってしまいます。

希望職種に必要な資格だけでいいのなら、難易度が低い試験で確実な合格を狙った方が合理的です。

危険物取扱者の資格試験対策の詳しい情報は危険物取扱者試験の対策方法!甲種乙種丙種別のおすすめ対策本や対策講座・無料サイトもチェックに記載されています。ぜひ参考にしてください。


危険物取扱者甲種の対策方法は?独学では難しい可能性も

危険物取扱者甲種は、危険物に関してある程度基礎知識がある人たちが受験します。それでも3人に一人しか合格できない難易度の高い試験です。合格基準点は各科目とも60%以上、総合点も60%以上です。

厳しいのは、1科目でも合格基準点に満たない場合には、不合格になるということです。総合点がどれだけ高得点でもこのルールは適用されます。これが、危険物取扱者甲種試験の合格率が低くなる要因です。

<危険物取扱者資格試験 科目と合格点>

試験科目問題数合格基準点
危険物に関する法令1560%
物理学及び化学1060%
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法2060%
合計4560%

できるだけ独学で対策したい!参考書を繰り返し解こう!

合格点未満の科目が1科目でも不合格、つまり、どの科目も高い学力が必要ということです。弱点があると合格できないのが危険物取扱者甲種試験の特徴です。

甲種の試験では、理系、化学系の科目が主になります。しかし、法令科目では法令文の解釈と暗記が必要になります。この部分は文系の人の方が有利な傾向があります。

文系、理系の壁を克服して全科目を合格点にするために、最も大切なことは参考書を徹底的に学ぶことです。

わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 工藤 政孝 (著) 弘文社 

重要部分は図解やイラストで強調されていますが豊富で、重要な部分は強調されています。暗記用のごろ合わせも多くてとても分かりやすくなっています。

甲種危険物取扱者試験  (公論出版 )

「黄色本」と呼ばれている定番の甲種参考書です。

令和3年から平成 29 年に出題された 703 問を収録しています。最も多く、過去問を掲載している問題集として有名です。

勉強はいつから始める?理解度によって差が付くポイント!

危険物取扱者甲種試験の試験勉強は一般的に2~4カ月くらいと言われています。しかし、持っている受験資格の違いで基礎知識も違います。勉強時間は受験生の基礎知識の深さで大きく違ってきます。

乙種の有資格者は、試験場のムードなど体験済みです。また、危険物に関わる科目を専攻していれば受験勉強には有利です。

甲種試験の勉強時間の詳しい内容に関しては危険物取扱者の勉強時間はどれくらい?甲乙丙の三種別に難易度もあわせてチェック!に詳しく書かれています。ぜひ参考にしてください。

危険物取扱者甲種に合格したい!おすすめ講座を紹介!

危険物取扱者甲種は乙種に比べると、相当に難関と言えます。

「どうしても合格したい!この機会を逃したくない!」

そんな方には、受験講座をおすすめします。受験講座は、毎年の試験を分析して出題傾向を予測しています。そのため、講座の内容に漏れがなく、無駄もありません。受験講座では過不足なく効率的に勉強できるのです。

働きながら、危険物取扱者資格取得を目指すなら、おすすめは通信講座です。通信講座なら都合のいい時間に勉強できます。また、CDやeラーニングを活用すればスマホで勉強することもできます。通勤途中や昼休みなど、ちょっとした時間を有効に活かせるのです。

危険物取扱者の通信講座の受講料は、10,000円~40,000円くらいかかります。各講座、それぞれに特徴があって、どこがいいのか迷ってしまいます。

受講料は通信講座を選ぶ際に無視できない項目です。あなたの予算に合うかどうかしっかり検討しなければなりません。

また、その講座を受けた人たちの合格率も大きな問題です。一般的には、高合格率を誇る講座の資料には合格率が記載されています。

もし、あなたが気になる講座の合格率がわからないようなら、講座の運営会社に聞いてみましょう。

知名度も大きな要素になります。一般的に、知名度が高い講座は運営企業が大企業でCMが大掛かりです。しかし、大切なのは講座とサポートの内容です。無料で試せる場合にはぜひ試してみましょう。

このほかにも、CDやDVD、eラーニングがあるかどうかなども確認が必要です。

通信講座を選ぶ基準
・受講料
・知名度
・サポート内容
・合格率
・教材の種類(テキスト、CD、DVDなど)

ただ、難易度の高い危険物取扱者甲種の通信講座はあまり多くありません。甲種のおすすめ講座ははたのまなの通信講座です。

標準学習期間は4か月ですが、8か月間かけて学ぶこともできます。橋座は一括発送なので、マイペースで勉強できます。学習期間中4回添削指導を受けられます。高難易度試験にもかかわらず、比較的短期間で修了できる講座です。

講座名楽しく学んで、花咲かそう。ヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」
コース名危険物取扱者受験講座(甲種)
税込み価格19,800円
受講形式オンライン
教育給付金制度適用なし
特典や割引調査中
公式サイトたのまな公式

安さ重視で選ぶなら?フォーサイトがおすすめ

フォーサイトは受講料が安くて、合格率が高いことで知られています。目標はあくまでも合格点、そのために必要なことだけを学びます。難易度が高い試験では、何もかも習得したくなります。しかし、フォーサイトは合格主義です。学ぶ内容に無駄がないため受講期間は短めです。

受講料が安い割にはeラーニングが充実していて、スマホでも勉強できます。コスパ重視ならフォーサイトがお勧めです。

コース名危険物取扱者乙種4類 スピード合格講座
税込み価格10,800円
受講形式オンライン
教育給付金制度教材到着日から2022年3月末日迄
特典や割引調査中
受講者の合格率
公式サイトフォーサイト公式

フォーサイトの詳しい情報は「フォーサイトの危険物取扱者講座の口コミ評判は?特徴や他社との比較も掲載」でお確かめください。

有名な資格講座がいいなら?ユーキャンがおすすめ

ユーキャンは全国的に知名度が高く安定した実績を出している通信講座です。経験豊かなな講師陣が回答してくれる質問サービスがあります。また就職サポートもある至れり尽くせりタイプの講座です。

それだけに、受講料は高め設定です。サービス内容や講師陣を考えると、受講料だけのことはあるといえるでしょう。

コース名危険物取扱者資格取得講座
税込み価格39,000円
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受講者の合格率
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ユーキャンの危険物取扱者講座については、ユーキャンの危険物取扱者講座の口コミ評判は?特徴やサポート内容まで丁寧に解説!に詳しく説明されています。

危険物取扱者甲種の難易度は高い!計画的に対策しよう!

危険物取扱者甲種はこの種類の資格の最高峰です。それだけに難易度が高いのは覚悟しましょう。しかし、正しく対策すれば合格は近づいてきます。

独学希望なら、あなたに適した教材を見つけられるかどうかがカギになります。

通信講座を選ぶなら、あなたの予算や希望するサポート、教材内容を確認しなければなりません。通信講座を選ぶときには資料をしっかりよむこと、わからない点は必ず確認することが大切です。

まずは、資料を取り寄せるこのから始めましょう。

次に挑戦したい方はこちら!