MOSパワーポイントでは、試験を通じてパワーポイントについて勉強できます。
特に事務職や営業職の方には必見の資格です。プレゼンの機会が多い職種においてはぜひ取っておきたいものでしょう。
また、これから転職する方にもぜひチェックしたい資格で、パワーポイントについて気になっているはずです。
当記事では、そんなMOSパワーポイントの勉強方法や資格についてご紹介していきます。
コンテンツ
MOSのパワーポイントの試験概要
パワーポイントとは、マイクロオフィス社が提供しているプレゼンテーション向けのソフトウェアです。
打ち合わせや発表会などで使用する機会が多いこのソフトウェアは、会社勤めの方でも一度は見たことがある方も多いでしょう。
パワーポイントを使用する機会が多い方には必見の試験で、次のような機能を網羅した試験内容になっています。
- SmartArtの挿入
- 画面切り替え効果
- アニメーション
- スライドショー
上記それぞれの基本をしっかりおさえて業務の中でも、確実に使用できるように覚えていくのがMOSパワーポイント試験です。
全部で3種類の試験が存在する
MOSパワーポイントには次の3種類の試験があります。
試験名 | 試験形式 | 試験時間 |
---|---|---|
PowerPoint 365&2019 | コンピュータを使った実技試験 | 50分 |
PowerPoint 2016 | コンピュータを使った実技試験 | 50分 |
PowerPoint 2013 | コンピュータを使った実技試験 | 50分 |
大きな違いはパワーポイントのバージョン別での試験が行われる点です。普段使われるバージョンに合わせて試験を受けることでパワーポイントのスキルを高められます。
MOS試験にはパワーポイント以外にもエクセルやワードの試験もあり、それぞれ一般レベルとエキスパートレベルがありますが、パワーポイントには一般レベルの試験のみです。
試験内容について
MOSパワーポイント試験の出題内容は主に次のとおりです。確認していきましょう。
出題範囲 | 内容 |
---|---|
プレゼンテーションの管理 | スライドマスターの作成や編集印刷設定スライドショーの設定や実行共同作業用の設定など |
スライドの管理 | スライドの挿入や編集、並び替えなど |
テキスト、図形、画像の挿入 | テキストの書式設定、リンクの挿入、図の挿入など |
表、グラフ、SmartArtなどの挿入 | 表やグラフ、SmartArtの作成や編集 |
画像切り替えやアニメーションの適用 | 画面切り替え時のアニメーション設定など |
基本的には、業務での使用が想定される範囲の基本操作が主な試験内容です。
上記をおさえることで、プレゼンテーションも問題なくできる内容となっていますので、プレゼンの機会が多い営業職や経営者などはおさえておきましょう。
どうやって受験する?
受験するには次の2つの方法があります。それぞれ確認していきましょう。
受験方法 | 受験日 | 試験会場 |
---|---|---|
全国一斉試験 | 毎月第2日曜日 | 全国のパソコン教室 |
臨時試験 | 試験会場が設定する日付 | 全国のパソコン教室や専門学校 |
試験会場は基本的にパソコン教室や専門学校などが多く、会場によって試験日が異なるのが特徴です。
全国一斉試験とは、MOSが告知用に行なっている試験です。また臨時試験もあり、こちらは試験会場によって日付が異なります。
どちらを選択しても試験内容は全く同じですので、都合の良い日付と場所で受験しましょう。
また仮に不合格だった場合にも再受験が可能ですが、連日受験することはできません。
再度受験する際には、待機期間が設けられています。この待機期間を過ぎないと再受験はできません。したがって、待機期間を終えてから受験ができるので、確認しましょう。
受験 | 待機期間 |
---|---|
2回目の受験待期期間 | 1日 |
3回目の受験待期期間 | 2日 |
年間可能受な験回数 | 無制限 |
合格した後の再受験 | 可 |
上記の通り、待機期間が設定されていますので、再受験の際には注意が必要です。
受験は無制限に行えますので何度でもチャレンジできます。
MOSパワーポイントの難易度は簡単!その理由は?
MOSパワーポイントの合格率は次のとおりです。
- 合格率は約80%
MOSパワーポイント試験は、一般レベルの内容のみが出題されます。
主に基本操作が出題されるので、パワーポイントの操作に慣れている方であれば簡単に合格できるので、合格率は高いのです。
また実務でパワーポイントをあまり使用されていない方でも、基本操作をしっかりおさえれば問題なく合格できますので、簡単に取れる資格です。
受験できる機会が多い
MOS試験は全国パソコン教室などで実施されています。お近くのショッピングモールの教室でも行われていることが多く、気軽に受験ができるのが特徴的です。
MOS試験は毎日全国のどこかの会場で行われていますので、都合が合わせやすく受験しやすいでしょう。
出題範囲が狭い
MOSパワーポイント試験は基本操作が出題範囲です。次の操作をしっかりおさえ勉強していきましょう。
- スライドの作成や編集
- 図形や画像の貼り付けなど
- 表やグラフの作成や編集
- アニメーションの適用
通常業務で使用できるレベルであれば合格ができます。マクロといった難しい操作などは範囲に含まれません。
学習環境が整っている場合が多い
MOSパワーポイントを勉強にするにあたって学習環境は整えていきたいですよね。
業務で使われることが多いソフトウェアとあって、公式テキストや通信講座などを各社取り揃えています。
パソコン操作に慣れている方であれば独学で学ぶことも十分可能です。パソコン一台で学べるのがMOSをおすすめする理由なのです。
MOSパワーポイントに合格するには?
MOSパワーポイントでは十分な学習をおこなっていくことで合格できます。
ではどのような学習方法で勉強していけば良いのでしょうか。
おすすめの学習方法については次のとおりです。
- 公式テキストや問題集を購入して、独学で学ぶ
- 通信講座やパソコンスクールの対策講座を受講する。
- 近所のパソコン教室で学ぶ
すでに自前のパソコンをお持ちでパワーポイントなどのソフトウェアをインストール済みの方は独学で勉強していきましょう。
全くパソコンの操作が慣れていない方は、通信講座などで操作方法も含めて学んでいきます。
【パワポを使い慣れている人】独学で合格を目指そう!
会社の業務などでパワーポイントをよく使用している方は、対策テキストを見ながら見直していきましょう。
勉強していく際におすすめの教材は次のとおりです。
- MOS PowerPoint 365&2019 対策テキスト&問題集
- MOS攻略問題集 PowerPoint 365&2019
それぞれのテキストはAmazonでも人気の高い教材です。
ではどのような内容なのかご紹介していきます。
MOS PowerPoint 365&2019 対策テキスト&問題集
書店などでもよく売られているのが、FOM出版「MOS PowerPoint 365&2019 対策テキスト&問題集」です。
- 教材に実際の操作画面があり、見ながら操作できる
- 手順に沿って勉強できる
- パワーポイント初心者におすすめ
この本でしっかり学習することで問題なく合格ができるおすすめの教材です。
また、実際の操作画面も記載されているので、確かめながら操作ができます。手順や大事なところは赤文字で書かれているので初心者でも安心して学べます。
MOS攻略問題集 PowerPoint 365&2019
応用問題も豊富に扱っているFOM出版「MOS攻略問題集PowerPoint 365&2019」です。
- さらに応用問題に取り組みたい
- 日々の業務に落とし込んで教えてくれる
- 業務効率化を目指したいユーザーにもおすすめ
基本操作に加え、日々の業務で活用できるように練習問題などでしっかりおさえることができます。
また、業務に直結する内容なので、この本でマスターできればパワーポイントの操作は完璧です。
業務効率化を目指す上でもおすすめする一冊です。
【パワポを使い慣れていない人】講座を利用しよう!
パソコン操作に慣れていない、あるいは日頃の業務で追われていてなかなか勉強時間を確保できないビジネスパーソンの方には、通信講座を利用してみましょう。
通信講座をおすすめする理由は次のとおりです。
- 自分のペースで勉強を進められる。
- 教材なども自宅送付なので購入の手間が省ける。
- 質問機能でわからない点は聞ける
講座によっては不明点を聞けるサポート体制があるので、初心者でも安心して勉強できます。
通信の予備校ならユーキャンがオススメ
幅広いサポートやわかりやすい解説などで評判が高いのがユーキャンの通信講座です。
質問機能がついているので、わからない点があればすぐに質問できます。また模擬試験も実施されているので、自分の実力なども試すことができより合格に近づけることができるのです。
通信講座を検討中の方はぜひユーキャンの講座をチェックしてみましょう。
対面で教わりたいなら近所のパソコン教室がオススメ
パソコンに触れたことがない、あるいはこれからパソコンを学ぶ方におすすめなのが対面式のパソコン教室です。
パソコン教室をおすすめする理由は次のとおりです。
- 近所にあれば気軽に通える
- パソコンスキルを向上できる
- 近くに講師がいるのですぐに質問できる。
MOSパワーポイントを学ぶ上でパソコンスキルの向上はとても大切です。そのため、近所にあるパソコン教室に通ってスキルを身につけていきましょう。
独学や通信講座ではパソコンスキルが中級以上あるのが前提です。不慣れな方ではどうしてもパワーポイント以外でもわからない点が出てくる物です。すぐに質問できる対面式がとてもメリットになります。
また昨今の新型コロナウイルス感染症の影響で対面式の教室を行っていない場合もあります。そのため対面式の受講を希望の方は事前に調べておくのが良いでしょう。
MOSパワーポイントはどんな人にオススメ?
MOSパワーポイントを受講する上で次のユーザーにはとてもおすすめです。
- パソコン業務が多い人
- 就職や転職の予定がある人
- マイクロソフトの使用頻度が高い人
少なくともオフィス業務が多い人や、プレゼンの機会が多い営業職や経営者も取得を目指してみると良いでしょう。
また、MOSではパワーポイント以外にもエクセルやワードの試験もあります。これらは一般レベルよりも上のエクスパートレベルの試験もあり、より業務に直結した内容です。
業務の中でもエクセルやワードは使用頻度の高いものですので、こちらも取得をおすすめします。
今後のキャリアアップにもおすすめできるため勉強時間があるビジネスパーソンはぜひチャレンジしましょう。
試験勉強をするにあたっての注意するべき3つのこと
これから試験勉強をしていく際には、どうしても考慮しなければならない点があります。
注意点は次のとおりです。確認してみましょう。
- 過去問は公開されていない
- プレゼンスキルは磨かれない
- 受験料が意外と高額
それぞれ大切なポイントとなるので、詳しくご紹介していきます。
過去問は公開されていない
毎年行われているMOS試験ですが、残念ながら過去問については公開されていません。
理由については次のとおりです。
- ランダムに出題されるので、実際の設問はわからない
- 出題される問題は膨大にあるため特定しづらい
どんな問題が出るかは実際に試験を受けないとわからないのがMOS試験の特徴です。MOS試験では過去問による勉強はできません。
そのため、試験対策としては基本操作をしっかりおさえる、または模擬試験などを受けて様々なパターンに対応できるようにしていきましょう。
パワーポイントのプレゼンスキルは磨かれない
試験で扱う出題内容は、パワーポイントの基本操作スキルです。
打ち合わせや会議などの話し方などのプレゼンスキルは残念ながら出題範囲外なので講座などを通して勉強は難しいでしょう。
ただし、基本操作スキルを覚えることで、プレゼンスキルをスムーズに学ぶための橋渡しにもなります。
基本操作をしっかりおさえるためにも積極的に勉強していきましょう。
受験料は高額なので一発合格をしたい
気になるMOSパワーポイントの受験料は次のとおりです。
- 一般価格 10,780円(税込)
- 学割 8,580円(税込)
上記はMOSパワーポイント・一般コース一律の価格です。一般価格では10,780円(税込)と決して安い金額ではありません。
そのため、無駄な費用をかけないためにも一発合格を目指して勉強していきましょう。
まとめ:MOSパワーポイントで資料作成スキルを磨こう!
ここまでMOSパワーポイントについてご紹介していきました。それぞれのポイントについてまとめてみましょう。
- MOSパワーポイントの試験について
- MOSパワーポイントは一般レベルで簡単な試験問題
- 独学でも勉強ができる
- 受験料は高額なので一発合格がおすすめ
- 通信講座の場合にはユーキャンがおすすめ
MOSパワーポイントは短時間で取得を目指すことができます。また資料作成などのスキルも身につけられるためパソコン業務が多いユーザーは積極的に目指していきましょう。
特に日頃の業務で忙しいビジネスパーソンには通信講座で学べるユーキャンがおすすめです。
効率の良い勉強や、わからない点はすぐに質問できるので、ストレスなく勉強できます。
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