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税理士試験は合格率が低い?対策法や合格しやすい人の特徴も解説!

税理士試験は合格率が低い?合格しやすい人の特徴を解説!

「税理士になりたいけれど、合格率はどのくらいなのだろう」

「税理士にはどのような人が合格しているのだろう」

税理士は難易度の高い国家資格の1つであり、長期にわたって勉強を続ける必要があります。

合格率が低く10人の中で1人程度しか合格しない科目もあり、税理士の資格を得るまでに約4,000時間の勉強量が目安だと言われています。

今回は、税理士試験について以下の内容を解説します。

  • 税理士試験の合格率の推移
  • 税理士におすすめの大学の選び方
  • 税理士試験の合格率が低い理由
  • 税理士試験の難易度
  • 税理士試験に合格するコツ
  • 税理士試験に合格しやすい人の特徴

この記事を読んでいただければ、税理士の合格率を正確に理解して正しい対策の構築が可能です。税理士を目指している人は、ぜひ読み進めてください。

コンテンツ

税理士試験の合格率の推移は?データでチェック!

税理士は、国家資格の中でも合格率が低く、難易度の高い試験です。

ここでは、次の合格率の推移について詳しく見ていきましょう。

  • 科目別の合格率のデータ
  • 学歴別の合格率のデータ
  • 年齢別の合格率のデータ

科目別!税理士の合格者のデータ

令和2年度および令和3年度試験の科目別の合格率は以下の表のようになっています。

科目名令和3年度合格率(%)令和2年度合格率(%)
簿記論16.522.6
財務諸表論23.919.0
所得税法12.612.0
法人税法12.816.1
相続税法12.810.6
消費税法11.912.5
酒税法12.613.9
国税徴収法13.712.2
住民税12.718.1
事業税12.613.1
固定資産税13.813.5

税理士試験は、11科目の中から5科目を選択して受験します。

令和3年度の税理士試験で、最も合格率が高かった科目は「財務諸表論」の23.9%で、令和2年度は「簿記論」の22.6%でした。どちらも必須科目です。

2年間で、20%を超えたのは「財務諸表論」と「簿記論」のいずれかだけで、他の科目はどれも10%台を推移しています。

令和3年度に最も合格者率が低かった科目は「消費税法」の11.9%で、令和2年度は「相続税法」の10.6%でした。いずれも受験者10人いれば、ほぼ1人だけが合格する計算です。

税理士資格を取得するためには、合格率が低い5つの科目に合格しなければなりません。税理士試験がいかに難しいかがわかるでしょう。

学歴別!税理士の合格率データ

学歴区分受験者数(人)合格率(%)
大学卒20,60117.7
大学在学中1,34531.1
短大・旧専卒66514.3
専門学校卒2,46716.1
高校・旧中卒1,86522.5
その他35643.5

学歴別の合格率は、「大学在学中」に合格した人が31.1%で、その他の区分を除いて1番高い数値です。

大学3年生以上で、経済学や法律学を1科目以上履修している場合は試験資格があります。

在学中は勉強時間を確保しやすく、勉強に集中できるため合格率が高くなっているのでしょう。また、大学によっては専門の教授に質問すれば、難しい内容でも理解することも可能です。

税理士試験は全科目が合格率が低く専門性が高いので、在学中に1科目でも合格しておくと評価されて就職時に有利にもなります。税理士の資格を取得したいと考えている学生は、大学の間に勉強を始めるのが良いでしょう。

年齢別!税理士の合格率データ

年齢受験者数(人)合格率(%)
41歳以上10,28911.8
36~40歳4,33418.3
31~35歳4,50621.3
26~30歳3,89023.0
25歳以下4,28029.7

年齢別の合格率で1番高いのは「25歳以下」で29.7%でした。大学在学中に合格している人の割合が高いため、このような数値になっています。

しかし、受験者数は「41歳以上」の区分が一番多く10,289人で、他の区分の2倍以上の人が受験しています。

この理由の1つは、税理士試験では1科目でも合格すれば、一生涯「合格科目」として有効なためです。在学中に1~2科目を受験して合格した場合、それがモチベーションになって卒業後に残りの科目に挑戦して税理士を目指す人が多いのです。

また、税理士になるためには2年以上の実務経験を積む必要があるため、大学卒業後は税理士事務所などで働きながら勉強をする人が多くいます。

もちろん、税理士試験は合格率が低いですので、勉強に時間がかかってしまうことも要因といえるでしょう。

国税庁の税理士試験の結果はこちら

大学別!税理士の合格率データ

結論からいって、税理士試験は司法試験や予備試験のように大学別の合格ランキングはありません。そのため、大学別に受験者数や合格者数、合格率などを把握することは難しいです。

ただし、税理士試験には以下のような受験資格が設けられています。

  • 大学、短大又は高等専門学校を卒業した者で、法律学又は経済学を1科目以上履修した者
  • 大学3年次以上で、法律学又は経済学を1科目以上含む62単位以上を取得した者
  • 一定の専修学校の専門課程を修了した者で、法律学又は経済学を1科目以上履修した者

つまり、税理士試験を受けるためには、法律や経済学に関する科目の履修や単位の取得が必要です。そのため、法律系や経済学系の学部がある大学で、受験者数や合格率が高いと推察できます。

税理士を目指す学生必見!合格率を上げる大学の選び方

ここまで説明してきた通り、税理士の合格は大学在学中が約3割です。税理士試験は合格率が低く超難関試験ですので、勉強時間がある大学在学中に目指すのが最も一般的で有利なのです。

しかし、どの大学でも合格率を上げられるわけではありません。そこでここでは、税理士試験に有利な大学を詳しく解説していきます。

税理士試験に強い大学は?合格率を上げる大学のポイント

税理士試験に強い大学に行きたいという人は、大学と学部選びは大切です。

例えば、理系よりも文系の方が税理士試験に有利で、特に経済学部や商学部があるかどうかは重要な要素です。税理士は税の専門家ですので、会計について深く学べれば試験に有利になるでしょう。

試験では簿記論と財務諸表論が必須科目で、税理士になるためには両方の合格が必要です。経済学部や商学部であれば経済の基礎として学ぶので、自然に知識を深めていけます。

基礎知識を大学で学べるか独学で学ぶかでは、勉強を始める時に大きな差となるでしょう。そのため、簿記や財務諸表などを掘り下げて学べるような大学を選べば、税理士試験の合格率を上げやすくなります。

なお、大学院で税法関連や会計学関連の論文を執筆して単位を取得すれば、科目免除を受けられる可能性があります。最大で3科目の免除が可能なので、どうしても税理士になりたいという人は大学院もセットで考えてみてはいかがでしょうか。

合格率が低い科目や苦手科目を免除できれば、合格しやすくなります。

税理士試験対策におすすめの大学は?関東・関西それぞれチェック

税理士試験対策におすすめの大学とは、経済学部や商学部、法学部などがあるところです。

これらの大学であれば、問題なく科目を履修していくことで税理士試験の受験資格が得られます。大学の授業で学んでいる範囲が試験範囲と重なることもあるので、有利に税理士試験を受けられるでしょう。

また、関東なら明治大学や青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学のMARCHを中心とした大学の学生が税理士を目指す傾向にあります。関西なら関西大学や関西学院大学、同志社大学、立命館大学の関関同立の学生が税理士を目指すことが多いでしょう。

ただし、ここで挙げた大学は一例で、税理士は学歴とは関係がありません。そのため、他の大学でも辛抱強く集中して勉強に取り組むことで、誰でも税理士試験に合格は可能です。すでに他の大学に在学している人は、大学にこだわらずに税理士を目指してみてはいかがでしょうか。

税理士試験の合格率が低いのはなぜ?3つの理由

税理士試験は、国家試験の中でも合格率の低い試験です。

次のような理由が考えられます。

  • 1科目の負担が大きい
  • 毎年の税法の改正を勉強しないといけない
  • 勉強期間が長くてモチベーションが保てない

詳しく見ていきましょう。

①1科目の負担が大きい

令和3年度の試験で、1科目でも合格した人の合格率は16.7%で、5科目すべてを合格して税理士になれたのは2.1%でした。

知識を暗記したうえで、複雑な計算問題や記述式の問題に対応できるようにアウトプットする力をつけなければいけません。科目によっては600~700時間の勉強時間が目安になっていて、1科目ごとの負担が大きいのです。

税理士試験は科目合格制で、1度合格した科目はずっと合格の扱いになるため、1年に1科目ずつ受験することも可能です。実際、1年に1科目ずつ受験している人もいます。受験者は1年間その科目を勉強し続けるため、科目によっては高得点を狙う必要があり、ミスの許されないプレッシャーもあります。

また、税理士の試験は合格基準点が6割といわれていますが、合格率は一定で推移しているので、事実上の相対評価です。そのため、1科目の合格を狙うだけでも競争が激しくなり、負担を大きくしています。科目によってはかなりの高得点を狙う必要があり、税理士試験の難易度を高めているといえます。

なお、合格率は科目によって若干差があるので、可能であれば高めの科目を狙っていくと良いでしょう。

②毎年の税法の改正を勉強しないといけない

税理士とは税金のスペシャリストですので、常に最新の知識を身につけていなければなりません。これは税理士試験でも同様で、毎年行われる税法の法改正についても把握して勉強しておかなければなりません。

実際、毎年の試験では、その年に改正された点について出題される可能性が高いのです。

税理士試験に複数年で挑戦している人は、法改正がなかったかどうか必ずその都度チェックするようにしましょう。もし改正された点が反映されていないテキストを使っている場合、大きなハンディキャップを背負うことになってしまいます。

また法改正があると、専門的な視点で問題を正しく解釈しないといけない場合もあるでしょう。税理士試験の受験者はそれらに対応しないといけないので、合格率を低くしています。

なお、予備校などでは、法改正があった点についてはテキストに反映してあります。安心して税理士の勉強がしたいという人は、予備校や通信講座を利用するようにしましょう。

③勉強期間が長くてモチベーションが保てない

税理士試験は11科目から5科目を選択して受験し、5科目すべてに合格する必要があります。また、税理士として登録するためには、実務経験を2年以上積まなければいけません。1年に1度の試験で、1科目から受験が可能です。

税理士試験の5科目すべてに合格するまでに、3~5年かかるのが一般的で、10年以上かかる人も少なくありません。もし税理士試験だけでなく一人前の税理士を目指す場合は、それ以上の地道な努力が必要になるということです。

税理士試験の選択科目にもよりますが、1科目の勉強時間は最長で600~700時間かかります。もし1科目当たり500時間勉強するとして、1年1科目スムーズに合格したとしても2,500時間もの勉強を継続しなければなりません。

多くの人はそのモチベーションを維持するのが困難で、5科目すべてを合格する前に税理士を諦めてしまうのです。

また、大学を卒業した後は税理士試験の勉強だけでなく、仕事をしなければなりません。働きながら合間を縫っての勉強となるため、勉強時間を確保するだけでも大変です。

そのため税理士試験の対策が不十分なまま、試験日を迎えてしまう人もいるでしょう。その結果、税理士試験は合格率が低く難しい試験になっているのです。

税理士試験の難易度は?かなり難しい資格

税理士試験の難易度はどれくらい高いのでしょうか。

国家試験の中でも超難関と言われており、合格するための勉強時間は約2,500~4,000時間です。すでに簿記1級などの知識があったとしても、最低2,000時間の勉強は必要でしょう。仮に毎日2時間の勉強をするとしても、税理士試験に合格するには3年弱かかります。

また、各科目で満点の60%が合格基準と公表されていますが、相対的に上位者から合格になっています。

そのため、たとえ試験の点数が60%を超えていても、他の人がさらに高い点数であれば合格できないこともあるでしょう。

税理士試験は11科目の中から選択するので、勉強時間の目安が少ない科目の選択が可能です。しかし、他の受験者も満点に近い点数を取ってくるため、ボーダーラインが上がってしまいます。それらの科目は1つのミスも許されない試験になり、より難易度を高く感じさせるです。

税理士試験の特徴3つ!難易度にかかわるポイントを知ろう

税理士試験は合格率が低く難易度が高い超難関試験ですが、その特徴は以下の3つです。

  • 国家資格の中でも難しい
  • 勉強時間の目安は4,000時間
  • 相対評価

ここでは税理士試験の難易度の高さがわかるポイントについて詳しく紹介していきます。

①国家資格の中でも難関 

税理士試験の合格率は各科目が10~20%で推移していて、偏差値は70前後です。

国家資格難易度ランキングでは、税理士は弁護士や医師、公認会計士、弁理士、司法書士、不動産鑑定士などと並んでいます。同列に並んでいる国家資格を見ても、税理士がいかに難しいかがわかるでしょう。

また、税理士資格取得のためには合格率が低い5科目の合格が必要ですので、1つ1つ長時間の勉強をし続けなければいけません。

初めての受験から3年以内に合格している人は非常に少なく、10年以上かかって合格する人も3割程度いる非常に難しい試験です。

②必要な勉強時間は約4000時間

5科目の合格に必要な勉強時間は、約2,500~4000時間です。

しかし、すべてがスムーズにいくとは限らないので、約4,000時間と考えて良いでしょう。人によっては6,000時間以上勉強して税理士になる人もいます。

例えば、税理士試験の必須科目である「簿記論」と「財務諸表論」は、それぞれ勉強時間の目安が600~700時間です。つまり、この2つだけで約1,200時間の勉強が必要です。また選択必須科目である「法人税法」や「所得税法」も、どちらも500時間以上の勉強が必要でしょう。

税理士試験は、年に1回しか受験することができないため、少しでも早くから勉強をスタートさせてください。

税理士に必要な勉強時間については「税理士に必要な勉強時間は?少ない勉強時間に抑えるコツも紹介!」にまとめています。勉強時間について詳しく知りたいという人は、参考にしてください。

③試験は相対評価で行われる

税理士試験の特徴は、相対評価で合格が決まるところです。合格率が一定で推移しているので、相対評価と考えられています。

税理士試験の合格基準は、各科目とも満点の60%と国税庁が発表しています。しかし、実際は合格者の人数を調整するために上位者から相対評価で合格が決まっていきます。

つまり合格基準よりも高い点数を取ったとしても、受験者の中で上位に入っていないと税理士試験には合格できないのです。

税理士試験に合格するためには、勉強時間の目安にとらわれることなく、少しでも早い時点で開始して理解を深めるように心がけましょう。

なお、回答はすべて記述式で行われるため、知識を覚えるだけでなく深く理解して言語化できる力をつけることも合格率を上げるためには欠かせません。勉強時間を無駄にしないためにも、解答の書き方なども理解しておくようにしましょう。

税理士の合格率とほかの国家資格を比較!

税理士の合格率は10~20%で、偏差値は70前後と紹介しました。ここではより具体的に、他の国家資格と比較していきます。税理士の難易度を正確に理解して、今まで以上にモチベーションを高めるきっかけにしてください。

税理士と他の国家資格の合格率や偏差値は以下の通りです。

資格名合格率偏差値勉強時間の目安
税理士10~20%682,500~4,000時間
弁護士25~40%703,000~10,000時間
公認会計士10%703,500~5,000時間
司法書士5%673,000時間
弁理士6~8%673,000時間
中小企業診断士3~8%651,000~1,500時間
社労士6~8%63800~1,000時間

税理士の合格率を見ると、他の国家資格と比べてそれほど低いわけではありません。むしろ一桁の合格率の資格はたくさんあるので、税理士の合格率は高い方です。しかし、偏差値や勉強時間の目安などを比べると、難易度が高いことが一目でわかります。

特に難しいといわれる中小企業診断士と比べて税理士は合格率は高いですが、勉強時間は倍を要することから別格の難しさといえるでしょう。

税理士は合格率でイメージする程簡単には合格できないので、しっかりと勉強の対策と動機づけを準備して挑むようにしてください。

税理士試験に合格する方法は?

税理士試験はここまで説明してきた通り、合格率が低く難易度がかなり高いです。そのため、十分な対策や準備がなければ、合格は難しいでしょう。

ここでは税理士試験に合格するための方法について詳しく解説していきます。

税理士は独学できる?独学での合格はほぼ不可能

結論からいって、税理士試験に合格するための一般的な方法は、予備校などを利用することです。

税理士試験は、独学での合格がほぼ不可能と言えるほど難易度の高い試験です。合格率は10~20%とすごく低くはないですが、試験範囲がかなり広いので1人では対応できません。

特に問題はテキストの少なさです。もともと税理士試験は独学で挑戦する人が少ないので、テキスト自体があまりありません。つまり、良質な参考書や問題集が出版されていないので、税理士試験に向けた対策が独学では大変です。

また税理士試験では法改正についても対応しなければなりませんが、対応したテキストもそれほどありません。勉強で忙しいのに、法改正について逐一調べている時間を捻出することは難しいでしょう。

税理士試験は相対評価なので、法改正を自分で調べる手間はかなりのハンディになります。そのため、合格率を上げるためにも、ノウハウを蓄積している予備校を利用するのがおすすめです。

ただし、それでも税理士試験に独学で挑むという人もいるでしょう。「税理士試験に独学で合格することは可能?試験の概要やおすすめのテキストもチェック!」では、税理士試験に独学で挑むメリットやデメリット、おすすめの勉強法などを紹介しています。

独学で税理士を目指す人は参考にしてください。

対策方法は?予備校を長期間にわたって利用する

税理士になるには試験対策に数年かかるので、予備校を長期間にわたって利用するのが一般的です。

予備校では、これまでの経験に基づいた指導が受けられ、テキストも過去の問題を分析して効率よく学べる工夫がしてあります。

また、試験勉強を計画的に行えるようにサポートしてくれるシステムが整っています。合格率を少しでも上げられるようにノウハウが詰まっているので、税理士にどうしてもなりたいという人は活用するのがおすすめです。途中で諦めることなく、合格に向けてモチベーションを保って勉強できるでしょう。

税理士のコースがある予備校には、通学して学ぶ方法と自宅などで講義を視聴する方法などがあります。自分に合った予備校やコースを選んで、税理士の勉強をスタートさせてください。

なお、税理士試験の予備校について「税理士対策は予備校や対策講座を活用しよう」で解説しています。試験の対策にも触れているので、税理士に興味がある人は参考にしてください。

税理士のおすすめ予備校をチェック

税理士の予備校はいくつもあり、特徴がそれぞれ違います。自分に合った予備校を選ばないと、スムーズな勉強ができず合格率も上げられません。

そこでここでは、評判が高い税理士の予備校を5つ紹介していきます。

予備校名講座名特徴受講料(税込)
大原5月開講 簿記・財表初学者一発合格パック・通学や映像などの学習スタイルが選べる
・税理士の合格者の約半数近くが利用する予備校
383,000円
スタンディング簿財2科目セット・通信講座のみで業界最安値
・スマートフォンでの学習ができる
59,800円
TAC2年2科目フリーパック・1年に1科目ずつ受講できる
・通信と通学の両方可能
410,000円
クレアール2年5科目合格セーフティコース WEB通信・2科目同時合格を目指せる
・格安の追加料金で受講期間の延長ができる
679,000円
LEC東京リーガルマインド【通信】23簿財横断プレミアムコース・標準学習時間の短縮が可能
・割引特典が豊富
225,500円

この記事では、業界No.1の大原を始め、いくつもの予備校の名前を挙げました。それぞれ特徴が違いますが、テキストが充実していたり試験に最高のパフォーマンスが発揮できるようにカリキュラムが組まれていたり工夫がなされています。

学習スタイルや料金などに違いがありますので、自分に合ったものがどれか探して、受講してみてください。

なお、税理士の予備校に関しては「税理士試験対策の予備校選び!あなたに合う予備校の探し方をご紹介!」で、より詳しく解説しています。自分に合った予備校の探し方まで紹介しているので、予備校で悩んでいる人は、読んでみてください。

税理士試験に合格する人の特徴は?2つの特徴

税理士試験に合格する人は、勉強時間を確保できて長期間モチベーションを保てる人です。

合格するために、努力を続けられる方法を見つけられた人が税理士になれます。ここでは具体的にどういうことか、詳しく解説していきます。

①勉強時間を確保できる人

税理士に合格できるのは、勉強時間を確保できる人です。

例えば、時間に余裕がある大学在学中の学生の合格率が高いことは、それを証明しているといえるでしょう。つまり、毎日どれだけ勉強時間を作ってコツコツと学習を続けるかが、税理士試験の合格率を上げるポイントです。

社会人で実務経験を積みながら勉強を続けている人は、忙しい中で時間をやりくりして勉強時間をいかにつくるかが大切です。通勤や休憩時間などのスキマ時間を上手に活用して税理士試験の勉強を続けるようにすれば、合格率を高められるでしょう。

また、すべての人におすすめなのが予備校です。予備校であればカリキュラムが決められているので、試験のスケジュールに合わせてうまく勉強を続けられます。独学で合格を目指すという人は、税理士の試験勉強をするルーティンを決めて取り組むようにしましょう。

②長期間モチベーションを保てる人

税理士に合格できる人の特徴には、長期間モチベーションを保てる人もあります。

税理士試験は、科目合格制のため1度に1科目ずつ受験することが可能です。1科目合格すればずっと有効なので、10年以上かかったとしても5科目合格すれば資格を取得できます。

そのため、税理士の資格を取得する人は、気長にモチベーションを保って勉強を続けられる人が多いといえるでしょう。

税理士の資格を取得したい人は、長期間のモチベーションが保てる工夫を施すようにしてください。

税理士試験の合格率は低く長期間の勉強が必須

この記事では、以下の内容について詳しく解説してきました。

  • 税理士の各科目の合格率は10~20%程度
  • 大学在学中の合格率が一番高い
  • 41歳以上でも受験する人の数が多い
  • 税理士試験は1科目の負担が大きく、モチベーションの維持が難しい事などが難易度を高めている
  • 税理士の偏差値は70前後で国家資格の中でもトップクラスの難易度
  • 税理士になるための勉強時間の目安は約4,000時間
  • 独学よりも予備校を利用するのが一般的
  • 科目合格があるので、長期間勉強を続けられる人が合格する傾向にある

税理士の合格率は10~20%と、他の難関国家資格と比べて低いとはいえません。しかし、出題範囲が広くモチベーションを維持して長時間の勉強が必要です。合格までに5年以上かける人も多い、超難関試験といえます。

また毎年法改正などがなされてその対応が必要ですので、合格率を上げるために予備校を利用するのが一般的です。長期間計画的に勉強をするサポートなどもあるので、税理士になりたいという人は、予備校を検討しましょう。

この記事ではおすすめの予備校を紹介してきましたので、興味がある人はぜひ読み返してみてください。