「効率良く勉強したい」と思いながらも、資格の勉強中にモチベーションがあがらない人、いませんか?
筆者もその一人です。学生時代に大学で色彩検定の講座を受講したときを思い出します。結局勉強に集中して取り組んだのは、試験が近づいてきた一ヵ月前頃でした。
なかなか事前に計画を立ててスムーズに進めるのは気力がいりますよね。資格の勉強を進めていく上で大切なポイントは一体どんな内容があるのでしょうか?
この記事では、筆者も試している勉強法について実践とメンタル面に関する内容から解説していきます。
- 4つの勉強継続テクニック
- 資格の勉強、取得で悩みやすい3つのポイント
- 独学、通信講座、スクールや通学の勉強法を解説
- モチベーションを維持できる勉強場所
以上のラインナップを中心に解説するので、気になる項目があればもくじから飛んでみてください。
合格したい方に向けてできる限り一発で資格を取るためにも、これから試験を受ける人はぜひ参考にしてみてください。
コンテンツ
資格の勉強法を紹介!効果的に持続させる4つのテクニック
合格までの道のりは、思いのほか長く感じることもあるかと思います。しかし、結果につなげるために継続が大事なのは多くの人が痛感するポイントです。
勉強を継続していくために時間の使い方や体の動かし方、モチベーションを維持させるためのコツなど、さまざまな方法を利用してみましょう。
以下で紹介する継続に役立つ4つのテクニックをぜひ頭に入れてみてください。
朝や起床後~3時間は集中タイム!難しい部分の勉強はこの時間を使う
人にもよりますが、効率的に勉強したい方は朝起きてから3時間以内の勉強を意識しましょう。午前中や起床後は集中するのにいい時間帯です。クリエイティブなことを始めるのに最適な時間とも言われています。
資格の勉強では、前日に覚えた内容が定着しているかテキストを読み返しながら覚える内容を増やせるようにしましょう。
この方法を繰り返すことで、気づけば多くの問題をマスターできるのではないでしょうか?
平日に取り組むのが難しい方は、休日の夜は早めに寝て翌日に時間を作るようにしましょう。集中力が高い時間に作業を進めれば、楽しく感じる気持ちを持続したまま取り組みやすくなります。
体を動かす運動や散歩&定期的に立ち上がる
勉強はどうしても椅子に座って進めることが多いため、体の筋肉を使わなくなったり血の流れが悪くなったりしがちです。
定期的に体を動かすことは健康にもいいため、勉強中は最低でも数時間に3回以上は立ち上がりましょう。可能であれば、1時間に1度は立ち上がると作業効率アップにつながります。
また、人間の集中力はそれほど続かないので、トイレに行ったりコーヒーを入れに行ったりするのも立ち上がる動作としておすすめです。
物理的に立ちながら勉強できる方法としては、机の高さが調整できるスタンディングデスクも取り入れてみてください。通信販売でだいたい10,000~30,000万円程度で購入できます。
低い机で勉強していると肩こりや腰痛の原因につながるため、立ちながら勉強できれば健康的な体づくりに貢献できますよ。
作業の生産性をあげるためにも、休憩タイムをつくりながら体を動かす意識も高めましょう。
やる気がでないときは「5分間」やってみる
人間は報酬がないとモチベーションを維持し続けるのは難しい面がありますよね。筆者の場合、だいたい60分を過ぎた辺りから意識が途切れるのを感じます。
ひとまず「5分間は文句を言わないで手を動かす」と決めてしまい、アラームが鳴ればそのままやめて構いません。
自動車の操作に例えるなら、教習所に通い始めた頃は満足のいく運転はできないものの、乗る回数を重ねることで乗りこなせるようになりますよね。
知っているのと知っていないのでは、モチベーションに大きな差が出ます。「聞いたことはあるけど、まだ試していない」という方はぜひ実際に体感してみてください。そのうち慣れてきます。
たった5分でも構いませんし細切れに3回ほど繰り返していけば、意外と継続できている自分に気がつけます。
「資格名+体験談」で検索して合格した人の感想を読む
モチベーションアップには、先人の成功体験や失敗談を読むのがベストです。「この気持ちわかるなー」と共感できれば、スッキリした気持ちでやる気を持続できますね。
マイナーな資格でない限り、インターネットには資格の勉強に関する物語がたくさん掲載されています。
人気の資格はSNSの検索画面から「資格名」で検索すると、さまざまな人の体験談が載せられていますよ。憧れの自分になれたイメージや未来も想像できます。
どうしてもやる気がでないときは、資格に関する体験談を読んで今後のモチベーションを維持するためにもぜひ参考にしてみてください。
資格の取得・勉強において悩みやすい3つのポイント
資格を取得する人には「人間性を育てるために」「転職を成功させたい」「安定した収入を得たい」などの動機があげられます。
ただ、勉強すると決めた後や勉強している途中で共通して悩みやすいポイントがあるのではないでしょうか?
資格を取るためにも、ぜひ3つのポイントから不安を見つめ直してみてください。頭がモヤモヤするときは、紙に書き出す方法もおすすめです。
途中で転ばないためにもぜひ参考にしてみてください。
「資格は取りたいけど、本当に続けられるの?」という不安
社会人にありがちな戸惑いポイントで「働きながら取れるのか?」持続力が心配になる方はめずらしくありません。
働くことに疲れてしまい「気づけば、教材を放置したまま何日も過ぎていた…」状況は、できる限り避けたいですよね。
学生や主婦の方でも家事や育児、学業のスキマ時間を有効活用して続けるのは、意志力が必要になります。
資格は取りたいものの、自分にイマイチ自信が持てずに断念している人も少なくありません。
「一発合格できなかったらどうしよう」という心配
資格の勉強は、これからの社会を生き抜くために必要なスキルを身につけられます。しかし「資格を一発で取ってみたいものの、何度も試験を受ける状態になるのでは?」とやり抜ける自信がなく行動に移せないパターンも。
難易度が高い資格は、仕方ない面があるものの「勉強に費やした時間をムダにしたくない」という気持ちが強すぎると行動できない理由につながります。
先延ばし癖に自覚がある人は逆説的ですが、失敗してもいいと思いながらスタートを始めれば、気づけばたくさんの行動につなげられるのではないでしょうか。
「自分の勉強法は間違っているのではないか」という疑心暗鬼
特に独学で勉強していく場合、勉強は一人で進めていくので自分のやり方に疑問を感じてしまうことも少なくありません。
「これで合格できるのかな…」と不安になる気持ちもよくわかります。
独学でどうやって勉強すればいいかわからないときは、見本になる勉強マニュアルがほしい、指導者の先生がほしいと思いますよね。
効率良く勉強するための方法論を探し続けてしまうという本末転倒を防ぐためにも、量を重ねていくことも大切です。
参考書⇒過去問の流れで繰り返し勉強する
合格の決め手は、繰り返し勉強することで決まるといっても過言ではありません。ただ、考えるだけで行動につながらない日もありますよね。
だんだん問題の内容がわかれば達成感につながり、不満の感情も薄れていくはずです。
さらに集中力をあげるには、スマホの電源を切るか、機内モードにして目につかない場所へ置いておきましょう。
勉強のやり方もさまざまな内容があるものの、書くことで記憶を強化できる人もいれば、テキストを読んで覚えるほうが早い人もいます。方法論に時間をかけすぎず、まずは手を進めることが大切ではないでしょうか。
記憶に残るだけでなく、合格率をアップさせるためにも古典的な「繰り返す」勉強法は大切です。
一日に勉強した時間・内容をノートにまとめてモチベーションアップ
資格だけでなく、継続したいこと全般に記録は役立つ方法です。一日に勉強した時間と内容をノートに書くことでやる気を持続するきっかけにできます。
細かく覚えておきたい方はメモ帳に作業開始時間と作業終了時間を休憩ごとに記載して寝る前にノートへまとめましょう。
たったこれだけで、資格の勉強に対する意識が高まります。
資格の勉強をスムーズに進めて合格率を上げるためにも、記録はこまめにつけておきましょう。
一日に勉強するページ数を決めておく
上記で紹介した方法にプラスして、
「一日に〇ページやる!」
「平日は〇時間、休日は〇時間する」
と目標を決めておくと、さらにモチベーションを継続しやすくなります。最初のうちはめんどうに感じるかもしれませんが、目標を立てて継続している自分をだんだん好きになれるのではないでしょうか?
他にも、達成度ごとにノートにシールを貼るなど、楽しんで工夫しながら進めるとモチベーションが続きやすくなります。
あくまで目安として決めておけばOKです。できなかった日も罪悪感にとらわれすぎずに調整してみてください。
資格に関する王道の勉強法!向き不向きを解説
これから資格の勉強を始めたい方は「独学」「通信講座」「スクール・通学」からどの方法が自分にベストか悩まれる方もおられるかと思います。
それぞれにはメリットとデメリットがあり、本人が望む勉強スタイルによっても向き不向きがありますよね。
資格の勉強法でどんなスタンスの勉強が自分に合っているのか検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
独学:参考書を使って費用を安くしたい人向け
「お金をなるべくかけたくない。勉強は一人でやりたい」方に向いています。独学の勉強では参考書やテキスト、過去問題集を買うのが一般的です。
資格のホームページから公式書籍が販売されていたり、出版社の対策本を通販したりできます。中古本を買って費用を抑えるられる点もメリットです。
ただ、デメリットとしてわからない問題が出てきたときは、相談できる相手がいない点があげられます。解説を読んだりYahoo知恵袋で相談したり自力で解決する必要がありますよね。
自分が勉強に何を重視するのか検討してみて費用面の節約が優先順位にあがるときは、独学の勉強法を選んでみましょう。
メリット:費用が安い
デメリット:不明点は自力で解決しなければいけない
通信講座:一人で確実に合格したい人向け
「お金はかかっても大丈夫。効率的に勉強したい」方に人気の勉強法です。
多くの講座では、質問や添削サービスのサポート体制が整っており、独学で勉強するよりもモチベーションを維持しやすい点があげられます。第三者の目を利用すると「勉強しなきゃ!」という意識も高まりますね。
デメリットとしてはサポートが充実している分、独学に比べると費用が高くなりがちな点があげられます。また、教材を購入して満足してしまうパターンも考えられますよね。
ちなみに通信講座のおすすめは、例えば以下の会社があげられます。
同じ通信講座でも費用や内容、それぞれの強みは変わります。自分が取りたい資格があるか検索してみてそれぞれの内容から判断してみてください。
メリット:質問や添削のサポート体制がある
デメリット:費用が高め
スクール・通学:仲間と一緒に勉強したい人向け
「仲間と一緒に成長していきたい。勉強は講師から直接指導してもらうのが一番」と考える方に向いています。
勉強を理解するスピードが効率化できるため、時短で資格の合格を目指したい方はありがたいですね。
また、横のつながりができるため、自宅で勉強するのが苦手な方や対面で授業を受けたい方にピッタリの内容です。
実家から都会に出てきて友人がまだ少ない方なら、新しい出会いに恵まれる可能性もありますね。
内容や場所にもよりますが、デメリットとしては費用が独学や通信講座よりも高くなる可能性が高い点です。また、忙しい社会人や日時の調整が難しい人には不向きなところもあげられます。
メリット:講師に教えてもらえる環境がある、仲間ができる
デメリット:日時の調整が難しい人は通えない
モチベーションを維持したい!資格の勉強で使いたい一石二鳥の場所は?
自宅で根をつめると「どこか違う場所に行きたい」という気持ちが高まり、勉強に集中できなくなることもありますよね。
たまには外出先で勉強を進めて気分転換を図りませんか?
さまざまな場所をめぐりながら、自分に合うお気に入りスポットが見つけられるかもしれません。
場所が変わったことで気分の切り替えができるだけでなく、作業効率も飛躍する可能性もあげられます。
以下では、資格の勉強に役立つおすすめのスポット4つを紹介しています。行ってみて損はないので体と心が固まりがちなときは、ぜひ足を運んでみてくださいね。
カフェで勉強:一人で気分転換できる
フリーランスやリモートワークの仕事場としても人気のカフェは、資格の勉強をする場所にも最適です。適度な雑音があるため、無音の空間が苦手な方にも向いています。
例えば、主婦の方が資格を取りたいときに、家事や育児が落ち着いた時間に「新作のカフェを楽しむついでに勉強しに行く」息抜きの使い方もできますよね。
60分集中したあとは休憩タイムにケーキを食べてリラックスするなど、資格の勉強だけではない楽しみを味わえます。
比較的値段が安く抑えられる点からも、カフェで勉強する方法はおすすめです。
ホテル:一日集中したいときに活用
「どこかにお出かけしたい」といった気持ちが高まるときは、ホテルに泊まって資格の勉強を進める方法もあります。
働く人が休日も自宅で勉強を続けていると息がつまってしまいますよね。雑音が苦手な方や場所を変えて一人きりで勉強したい人に向いていますよ。
ホテルならアメニティの貸し出しやパソコンが利用できる施設もあるので、日頃の疲れを癒しながら空間を変えられるメリットがあります。
大浴場や温泉が充実している施設、近くに美味しい料理のお店がたくさんある場所など、簡易旅行に訪れた気分を味わってみてはいかがでしょうか?
公園:春や秋に日光浴も兼ねて
運動を兼ねて日光浴を取り入れたい方に使える方法です。働きながら資格の勉強をすると休日も自宅に引きこもってしまい、日光を浴びる時間が減ってしまいます。
日光には、体内時計をリセットする働きや体の免疫機能を調整してくれるビタミンDをつくる働きもあるため、健康維持につながる役割も。紫外線のダメージが気になる方は、午前中や夕方の日光浴がおすすめです。
市民公園や森林浴ができる広めの場所はベストで、人との交流が取れることで心のささくれも癒してくれます。
コワーキングスペース:横のつながりができる
横のつながりを広げたい方に役立つ場所です。フリーランスや起業家が集まる場所として活用されています。場所によっては、簡易のコーヒーや水が飲めるところも。
一日滞在できるプランや短い時間の利用ができるプランなど、各店舗によってさまざまな特徴があります。近くの店舗についてホームーページから確認してみましょう。
地域によっては都道府県の行政がコワーキングスペースとして施設を開放している場合もあります。
コワーキングスペースは仕事だけでなく、資格の勉強に取り組みたい方にも向いている場所です。
まとめ:資格の勉強法は体と心を動かすテクニックで継続しよう
資格の勉強法について実践とメンタル面に関する内容を解説してきました。
勉強継続テクニックとしては、午前中や起床後3時間に勉強するのが効率的で、定期的に立ち上がることで集中力が持続しやすくなります。また、5分間だけやってみる方法や資格の体験談を読む方法もモチベーションがアップしますよ。
資格の勉強をスタートさせる過程では「仕事や家庭、学業と両立していけるのか」という不安や「一発合格できないかもしれない」といった心配などがあげられます。
モチベーションを維持できる勉強場所としては、カフェやホテル、公園、コワーキングスペースを取り上げました。
最終的な目標は資格に合格することです。合格を勝ち取るためにもぜひモチベーションを維持するための工夫を積極的に取り入れてみてください。
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