「経済的に自立できる女性になりたい」
「自分のスキルが社会でどこまで通用するのか試したい」
「何か新しいチャレンジに挑戦して一皮むけた女性になりたい」
「今の仕事から転職して、やりがいのある仕事に就きたい」
という願いを抱える方に向けて、あなたが輝ける資格を項目ごとに20選でまとめました。
*転職で年収アップ・未経験の業界に挑戦したい人向けの女性に役立つ資格
*教養やセンスも磨ける趣味におすすめの女性に役立つ資格
*子どもを産んだあとに再就職・復帰ができる女性に役立つ資格
*管理職としてスキルアップできる女性に有利な資格
以上の項目から「簡単に資格の概要だけを把握したい!」という方に向けて内容を解説していきます。
また、費用や難易度、勉強期間、受験資格の情報もシンプルな形でまとめました。
目的に合わせて選びながら、あなたが取るべき資格の導き手になれれば幸いです。
コンテンツ
女性が資格取得で得られる3つのメリット
結論から話すと、資格を取る動機は「仕事の収入が上がる」ことや「就職や転職をスムーズにさせる」ことにあるのではないでしょうか。
「心の充実感を得られる」という趣味や教養の一環で取られる方もおられます。
ところで、あなたはどうして資格を取りたいのでしょうか?
資格を取る多くの理由は、年代別におおよそ以下の内容があげられると考えています。
- 20代⇒別の業界に転職したい(デスクワークや他業種)
- 30代⇒仕事場に未来を感じられないので転職して年収アップしたい
- 40代⇒管理職としてスキルアップできるように資格を取得したい
仕事やプライベートにメリットをもたらし、様々な点で有利になれる一つの方法として、資格を取るという考え方はおすすめの方法です。
1.転職が有利に働く
資格を取りたい人に多く見られる取得の理由が転職です。収入を上げるには「資格をとっていい職場に転職が手っ取り早い」というイメージがあるため、何となく認識している方も多いかもしれません。
会社の同僚や先輩が転職活動に取り組んだり、スキルアップに資格取得したりしていると「このまま置いていかれたくない」という気持ちを感じた経験はありませんか?
実際、資格を取得した人にしかできない業務がある仕事は、他の仕事と比べて収入が高くなる傾向にあります。
収入をアップさせるためには、より良い職場や業界に転職する方法があり、そのために資格を取得しておくと有利に働くケースが多いです。
2.実家暮らしを脱出する年収が得られる
20~30代の女性に多い悩みの一つで「一人暮らしをして自立したいけど、生活できるだけのお金やゆとりがない」というテーマがあげられます。
- 一般事務などの給料が低いと感じている職種の方
- 大学時代の奨学金が残っていて返済する借金がある方
- 家賃や生活費を節約するなら実家のほうがいいと感じている方
不動産に関わる事業を展開する「株式会社オウチーノ」の調査によると、実家に暮らす社会人で家族に渡す生活費が0円と答えた人の割合は、26.8%の結果でした。
また、月に5万円以下入れている実家暮らしの社会人の方は約9割いる結果となりました。つまり、多くの実家暮らしの社会人は、実家暮らしだからこそ金銭的にやりくりができているということが読み取れます。
逆に言えば、一人暮らしになれば金銭的な負担が増える。つまり、金銭的な負担が独立しない理由にあげられることが多いという回答が得られたようです。
一人暮らしをするには、年収を上げなくてはなりません。年収を安定させるための資格取得は、独立の準備を始める一つのきっかけにつながると言えるのではないでしょうか?
3.自分磨きができて努力する自分を好きになれる
資格取得は、自分を好きになれる方法の一つとして始められます。「仕事ができるかっこいい私になりたい。」といったキャリアウーマンに憧れる女性も一定数いるのではないでしょうか?
仕事にあまり情熱はないと割り切っている方でも、仕事が上達すると自己実現の道が開かれるという感覚は理解できるかと思います。
求人サービスを展開するエン・ジャパンの調査によると、自分磨きの目的は「自分に自信を持つこと」や「人としての成長」が選ばれているようです。また、自分磨きで資格取得の勉強に取り組む人は、20~40代全体で約18%という結果が出ています。
人としての魅力度をあげるためにも、資格取得は手段の一つとして役立ちますね。
参考:女性の「自分磨き」調査。自分磨きのトップ3は「ファッション」「食生活」「読書」。 年代別の傾向は?ー『 エンウィメンズワーク 』ユーザーアンケート集計結果ー
20代以上の大人の女性が資格を取るときに確認しておきたい項目
20代以上の大人の女性が資格を取るときは、さまざまな条件やポイントを先に把握してから取得を検討しましょう。「想像と違う」ミスマッチを防げます。
「使える」資格を取得したと思ったのに、実際にはあまり役に立たない仕事だったなんていうのは避けたいですよね。
「取ってよかった」と思える資格を選ぶために、以下のような項目を確認してみてください。
- 受験資格があるのか?
⇒試験を受けられる条件に当てはまるか確認。
- 勉強時間はどのくらい必要なのか?
⇒1ヶ月以内、半年以内など、合格までにかかる勉強時間や期間を確認。
- 勉強方法は独学または通信講座やスクールなのか?
⇒テキスト購入で自力の勉強が可能か、通信講座などの外部サービスを使うと効率良く勉強できるか確認。
- 資格を取るとどんな仕事や職場で活かせるか?
⇒パソコン系なら事務職など、未来図をリサーチしておく
- 資格取得に必要な費用はまかなえるのか?
⇒受験にかかる費用、予備校の費用、テキストの費用などあらかじめ調べておく
転職や再就職で年収アップ・未経験の業界に挑戦したい人向けの女性に役立つ資格
以下では、別の業界に転職したい女性に向けて5つの資格を紹介していきます。それぞれの費用や難易度、勉強期間や受験資格をシンプルにまとめました。
- MOS
- FP(ファイナンシャルプランナー)
- 介護事務
- キャリアコンサルタント
- ITパスポート
資格を持っていると未経験の分野でスキル証明にできるメリットがあり、同じ応募者の中から差がつくこともあります。
また、いきなり資格の講座や教材を購入する前に資格の詳細をリサーチしておけば、自分が本当に取りたい内容かがわかりますよね。
資格を取ると活躍につながる業界や就職先も一緒に解説していくので、ぜひ参考にしながら検討してみてください。
MOS【事務職の転職・スキルアップに使える資格】
デスクワークに最適の資格で、パソコン業務に欠かせないマイクロソフトのWordやExcelの知識が学べます。文章作成ができるWord、表作成や計算に便利なExcelは、事務作業を効率化してくれるツールです。
一般事務や経理事務、営業事務など、デスクワークの職種全般に役立ちます。教育係が一から操作を教える手間が省けるため、仕事先でも「飲みこみが早いね」という言葉を引き出せるかもしれません。
難易度については、事務職が未経験の方は一般レベルから始めるのがおすすめです。ぜひ面接時のアピール材料にしてみてください。
また、事務職の方でスキルアップを図って転職したい方は、希望する職場に役立ちそうなソフトからエキスパートの難易度を選んでみましょう。
デスクワークの業務を効率化してくれるソフトの操作スキルをあらためて学んでみてください。
FP【金融・保険業界で有利】
お金に関わる全体的な視点から、人々のお金に関する運用に役立つアドバイスができる専門知識が学べます。FPでは保険や年金、不動産や税金などの知識が学べるため、多くの社会人が正しい知識を身につけて収入につなげるために取得を目指す人気の資格です。
初めて金融関係の勉強をする方は、通信講座「たのまな」を使う方法が便利でおすすめですよ。独学で挫折するパターンを予防できるだけでなく、日々忙しい女性が効率よく時短して資格取得に挑めます。
お金は私たちが日常的に活用しているツールですが、法律や数字が絡むと「難しい」という意識が働くため、一般の方はどうしても放置しがちですよね。
経理事務や総務事務、不動産や保険業界など、お金に関わる職業に就きたい方はあらためて勉強するよい機会になるのではないでしょうか?
介護事務【社会から需要が高い】
多くの福祉施設がある社会で需要が高く、役に立つ介護事務は、医療関係の仕事に就きたい女性に人気の仕事です。
介護施設に関わる請求業務、利用者の声を聞く仕事のケアマネジャーをサポートする仕事など、さまざまな対応に取り組みます。電話対応や施設の窓口業務などを始め、利用者や家族と接する機会もあります。
利用者からの「ありがとう」がもらえて雑談に和む瞬間もあるかもしれません。社会から需要が高く、スキルを磨けば長く働ける仕事につながります。
資格を活かせる現場として介護サービスの事業や施設など、全国にある介護関係の職場で活かせるため手に持っておくと役立つ資格です。
キャリアコンサルタント【安定的な仕事に就きたい人へ】
仕事を探したい求職者と企業をつなぐサポート役として、今後のキャリアに関するアドバイスや相談に乗っていきます。
仕事を求める人の中には、自己分析で自分の長所につながる能力に気づいていないこともあるかもしれません。相談者の悩みや願いを聞く過程で、本人が今後のキャリアを整理する機会をつくるのに役立ちます。
資格を活かせる職場としては、人材派遣会社や教育機関のキャリアセンター、公的機関の求職サービス事業など、多くの場所で活躍できます。中には一般企業で社員のサポート役として働くキャリアコンサルタントも。
人々のキャリアに関する悩みを解決してく仕事として、人と接することが好きな方や傾聴するスキルが高い方はぜひ挑戦してみてください。
ITパスポート【IT業界でスキルを磨く】
事務職やIT業界の就職に有利な資格で、情報処理技術者試験の中ではスキルレベル1で比較的やさしい難易度です。
インターネットに関するセキュリティの知識が身につくため、顧客の個人情報を守る意識が高まり会社の信頼を守っていけます。情報漏えいを防ぐ知識は個人の財産を守る大事な役割になるため、仕事だけでなく個人のプライベートにも役立ちますね。
IT関連の業界に転職を考えている方は、まずは初心者が勉強しやすいITパスポートの受験から始めてみませんか?
事務職やIT関連の企業に役立つだけでなく経営に関するスキルも学べるため、あらためて知識を学びたい方におすすめです。
教養やセンスも磨ける趣味におすすめの女性に役立つ資格
以下では、人間力を磨きたい女性に向けて5つの資格や講座を紹介していきます。費用や難易度、勉強期間、受験資格をシンプルにまとめました。
- カラーコーディネーター検定
- ヨガ&ピラティス
- ネイリスト検定
- 食育実践プランナー
- ボールペン字講座
資格や講座は、内容を掘り下げて身につけたいときに便利です。専門分野の知識が体系的に学べるメリットもあります。また、新しい挑戦に取り組むことで世界が広がるため、自分の価値観や考え方に変化が感じられるかもしれませんね。
学んだ内容は今日から活かせる知識につながるので、自分自身を高めたい人はぜひ詳細を参考にしてみてください。
カラーコーディネーター検定【色彩感覚を磨く】
人間の日常生活にあふれる色は、プライベートから仕事までさまざまな場面で役立ってくれますよね。
カラーコーディネーターの知識があれば、例えば服のコーディネートセンスを磨いたり、イラストデザインの配色センスを高めたりできます。
他にもやる気をあげたいときは赤色のグッズ、気持ちを集中させたいときは青色を使うなど、色彩の知識を身につければ、色が持つ心理的な効果を使って身の回りの持ち物をコーディネートできますよ。
仕事で役立つ職種はファッション販売店、Webデザイナー、心理カウンセリングなど多岐に渡ります。
ヨガ&ピラティス【体と心を癒やす】
「ジムに通う方法でなく、自宅で賢くマイペースにヨガを学びたい」という女性に人気の講座です。DVDとテキスト教材を通して、休日のリラックスタイムに自分のペースで取り組めますね。
ヨガやピラティスは、体でポーズを取ることでさまざまな変化が期待できる運動方法です。ダイエットに取り組みたいときに始めれば、心と体の健康両方に働きかける期待ができます。
仕事に活かしたい方は、スポーツジムや教室で指導できるインストラクターを目指しましょう。
個人で発信していきたい場合は、インスタでのアカウント開設やユーチューブで実演動画を配信してみてはいかがでしょうか?
ネイリスト検定【日常生活をおしゃれに】
「女性のおしゃれは指先から」を日常生活で実践できるネイル資格です。初心者向けの3級は、爪のネイルを美しく見せるためのネイルケアやカラーリング、ネイルアートの技術が問われます。
ネイルがOKなデスクワークの職場の場合、気分を高めるおしゃれとして自分らしさを演出できますね。
自分がなりたい憧れの人物像に近づけるだけでなく、ネイリスト検定を通して勉強した技術で自分の爪をネイルすれば、友人から「すごい!」の一言がもらえるかもしれません。
仕事で役立てたい方は、美容サロンでネイリストとして活動したり、自宅で開業して働いたりする方法があります。
日頃からおしゃれやアートに関心が深い女性はぜひ学んでみてください。
食育実践プランナー【健康意識を高めたい】
食材や栄養に関するスキルを深めたい方にピッタリな資格です。食材を選ぶときのポイントや食事のマナーなど、日常生活の身近な場面に活かせる内容がたくさん学べて、日ごろの食生活から役立つ資格です。
ユーキャンの食育実践プランナー講座では「食育実践レシピ集」など、学んだことをすぐにアウトプットできる環境が整っている点も魅力的です。
体の内側から食生活を整えるきっかけにつながり、結果として職場の同僚や好きな人から「最近きれいになったね」と言われるかもしれません。
仕事に活かしたい方は、料理教室や家事代行サービスなど、生活や健康に関わる職場で活かせます。他にも、美容サロンや美容商品の販売店など、お肌の美しさに関わるさまざまな分野で活躍が期待できますね!
ボールペン字講座【美しい日本語が書ける】
大人の女性としてきれいな文字が書けるようになりたい願いを叶えてくれます。1日2ページから始められる「なぞり書き」から練習できて、気分転換を図るつもりで教養が身につけられますね。
書体の整った文字が書ける人を見ると心がハッとしませんか?
会社で手書きメモを残すとき、丁寧な文字が書かれていると読みやすいと感じるはずです。
「仕事ができる人」と相手によい印象を与えられる可能性もあり、人間関係がうまくいくきっかけにつながるかもしれません。
また、仕事に活かしたい方は筆耕士やペン習字、書道の先生など、美しく見える文字の書き方を生徒に教える仕事があります。
静かで穏やかな心の動きを感じるためにもぜひ受講してみてください。
子どもを産んだあとに再就職・やり直しができる女性に役立つ資格
以下では、子どもを産んでから仕事の再就職がしたい女性に向けて5つの資格を紹介していきます。それぞれの費用・難易度・勉強期間・受験資格をシンプルにまとめました。
- 保育士
- 栄養士
- 医療事務
- 登録販売者
- 看護師
資格があるとスキルの持ち運びができるため、多少のブランクがあってもすぐに復帰しやすいメリットも。長期的な視点で活躍していきたい主婦の方に資格は便利です。
産休や育休のブランクは、仕事や職場をやり直すことができるチャンスですので、転職や再就職を迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
保育士【女性に人気】
福祉施設や自宅に派遣される形で、子どもの世話をサポートできる国家資格です。働くママを応援できるだけでなく、子どもたちが社会と交流することにも役立ちます。
子育ての経験がある主婦だからこそ、保育士の仕事は実体験を活かせる内容です。子どもたちとの接し方や対応の仕方は子育て経験をそのまま活かせるので、子どもと接するのが大好きな人なら日々癒しや元気をもらえますね。
資格の勉強は、保育士の養成施設に通う方法と保育士試験を受験する方法が選べます。大学や短大、2年制以上の専門学校、高校を平成3年3月31日より前に卒業している方が対象です。その他の条件でも該当すれば試験を受けられるので、詳細は公式サイトで確認してみてください。
栄養士【子育てにも役立つ】
食べることが好きな方、美容や健康に興味のある女性に人気の国家資格です。栄養に関する知識が本格的に学べます。
プライベートでも家族や恋人、友人にも正しい知識を広められて病気の予防に貢献できますね。
資格を取得する方法は現在のところ、国が指定する養成学校を卒業する必要があるものの、多くの企業で活躍できるため取っておいて損はありません。
社会人で養成学校に通いたい場合は、条件に当てはまると専門実践教育訓練給付金の制度が利用できる可能性もあります。詳細については、厚生労働省のサイトを確認してみてください。
資格を活かせる職場として教育機関や福祉施設、企業の研究職など、人々の健康に関わるあらゆる分野で活躍できます。
医療事務【仕事と子育てが両立できる】
縁の下の力持ちとして欠かせない医療事務の仕事は、医療にかかった費用の計算を始め、電話対応や患者の会計対応など、職場全体の業務がスムーズに進むための対応をしていきます。
大変な面もありますが、患者さんや関係者からの「ありがとう」がもらえるとやっていてよかったと思える瞬間になりますね。
一度身につけた知識は他の職場でもスキルの持ち運びができるため、全国のさまざま医療や福祉施設で経験を活かせます。また、アルバイトやパートの場合は短時間で日時の調整も取りやすい働き方ができる点も特徴です。
資格を活かせる職場としては、病院やクリニック、福祉施設などがあげられます。今後も高齢者社会が進み需要が高いため、長く働きたい主婦の方におすすめできる内容と言えますね。
登録販売者【全国で働ける】
ドラックストアや薬局で医薬品を求めるお客さまに対して、一般医薬品の第二類・第三類に関するアドバイスや販売ができる国家資格です。薬剤師の資格や仕事に興味がある人にもおすすめで、登録販売者は一般医薬品の約9割を占める第二類と第三類の幅広い内容に対応できます。
地域の店舗で働けば地元の人と交流ができるため、接客を通して新しい知り合いができるかもしれません。
また、ドラックストアや薬局は多くの地域にたくさん存在するメリットがあるため、働き場所に困らない利点があげられます。再就職や、生活をやり直すのにぴったりな資格です。転勤が多い方も、資格を持っていれば新しい地域で早く仕事が決まることに役立つかもしれません。
登録販売者の資格があれば、資格手当てが出て給料アップが見込める可能性もあるので、ぜひ検討してみてください。
看護師【社会からの需要が高い】
怪我や病気の治療中の方から、病院に診察へ訪れた方の治療をサポートしていく仕事です。あなたも一度は看護師の方と関わった経験があるのではないでしょうか?
医療は人の命に直結する仕事で、責任感が強い分やりがいを感じながら働く方が多く「患者さんの笑顔を見るのが好き」など、人と関わることが好きな方に向いています。
医療系の国家資格は経験と実力が重要視されるため、資格を持っていると出産後に復職がしやすいメリットも。
給料が比較的安定しやすい傾向があるため、主婦の方が家計を支える中心になれる仕事です。高齢者が増える社会では介護施設での人手不足が深刻で、看護師の需要が大きく安定した仕事に就きたい方にもおすすめですよ。
管理職としてスキルアップできる女性に役立つ資格
以下では、部下を指導する立場にある管理職の女性に役立つ5つの資格を紹介していきます。立場が上になるほど、入社した頃のように指導してもらえる機会が減るのではないでしょうか?
資格取得は、あらためて仕事に関わるスキルを磨きたい方におすすめです。
- TOEIC
- 秘書検定
- 日商簿記
- 社会保険労務士(社労士)
- メンタルヘルス・マネジメント検定
それぞれの受験費用や難易度、勉強期間や受験資格をシンプルにまとめました。スキルアップを図る意味でも資格取得は役立ちます。
いざというときのためにも、ぜひ何か一つでも技術を伸ばすものを手に入れてみてください。
TOEIC【国際語を学ぶのに役立つ】
英語力がどのくらい身についているかの基準にできる資格です。試験は得点式で結果につなげられるため、何度か受験してみる度に伸びしろが確認できます。
仕事で本格的に活かしたい社会人の方は、600点以上のスコアを目指してみてください。
職場に外国人を雇用されている方や人材サービス関係の仕事をされている方は、自分の英語力を上げることで社員の意思を聞き取る力につながり、仕事の生産性がアップに役立つかもしれません。
資格を活かせる職場としては、英語教室や貿易関係の仕事、海外の方と接する仕事全般に役立ちます。
英語は職場以外の場面でも役に立つことが多く、「取ってよかった」と思える場面が非常に多いのが特徴です。
誰でも気が向いたタイミングで受験できるため、スキルを伸ばすためにも定期的に受験してみてはいかがでしょうか?
秘書検定【ビジネスマナーの復習に役立つ】
仕事全般に役立つビジネスマナーが学べる資格です。言葉の使い方、名刺の対応方法、来客対応など、社会人がもう一度勉強しておきたい項目がたくさん含まれています。正しい敬語の使い方は対面だけでなくメールにも役立ちますよね。
取引先や社内の人にも「ちゃんとした人だ」という印象が与えられて仕事で信頼を獲得できた結果、ボーナスや査定によい影響があるかもしれません。また、冠婚葬祭のマナーなど、日常生活においても活用できる内容が学べます。
資格を活かせる仕事として秘書を始め事務職や営業職など、どんな仕事にも応用できるメリットも。
仕事のイロハをあらためて一から客観的に学びたい方は、ぜひ秘書検定の資格を通して勉強してみてください。
日商簿記【会計や経営知識のスキルアップに役立つ】
会社に関わる経費など、数字の計算を任される簿記のスキルは会社勤めの方からフリーランスの方まで役立つ内容です。日商簿記の難易度は1~3級、簿記初級、原価計算初期にわけられています。
管理職に関わる方は、会社の経営を考えて仕事の利益をあげていく必要もあるため、経営に関わる数字を基礎から把握しておくことで、節税対策にもつながり安定的に事業を進めるきっかけにもできますね。
フリーランスの方なら、確定申告の際に数字を扱うときや日頃の経費を計算するときに役立ちます。
資格を活かせる職場は事務職全般で、特に経理関係の業務内容に関わる方におすすめです。ただ、会計に関わる計算スキルはどんな職場でも役立つため、取っておいて損はありません。
受験費用:1級 7,850円、2級 4,720円、3級 2,850円、簿記初級・原価計算初期 2,200円
難易度:★★★(2・3級)
勉強期間:3級 100時間(約2~3ヶ月)
受験資格:なし
社会保険労務士(社労士)【人事や総務、経理部署の方へ】
社会保険や労務に関するプロである社会労務士は、手続きや申請の代行を中心に業務に関するプロとして活躍できる国家資格です。
企業で働くときに年金や保険などは、就職の決め手になる大きな要因ですよね。一方、経営側にとっては社労士の力を借りることで事業を円滑に進められるため、社員が安心して働ける職場づくりが可能になります。
管理職として経営面を考えていける力は必須で、法律や数字が絡む社会保険の仕組みを理解できるメリットは大きいと言えるのではないでしょうか?
社会保険に関する知識を理解できれば、人事や総務、経理関係など、会社や社員に関する業務を担当する方にとって有益な知識につながります。社労士の資格を取る女性も増えているので、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。
メンタルヘルス・マネジメント検定【職場の人間関係を調整】
ストレス社会を生き抜くための心の扱い方が学べます。管理職は部署やチームをまとめて管理していく力が必要不可欠で、パワハラやセクハラ、心身の病気など、会社で問題になりやすい事例に対処するときも役立つのではないでしょうか。
「どういったときに、人の心はどんな捉え方をするのか?」という仕組みを把握できれば、職場の人間関係をうまく調整できます。結果として、職場の連携がうまく取れて業務がスムーズに進められるメリットもあり、上からの評価もあがるかもしれません。
メンタルヘルス・マネジメント検定から得た知識は、どんな職場でも役立つため、40代の管理職に当たる方はぜひ取得してみてはいかがでしょうか?
独学以外の勉強におすすめの通信講座をピックアップ
資格取得に多少お金をかけても「確実に合格したい」という方は、通信講座を使った勉強法がおすすめです。理由としては、試験勉強で覚えておきたいポイントを体系的に学びやすい点があげられます。
自宅でマイペースに進められる利点もあり、対面ではないものの添削や質問サービスも充実していますよ。以下では、個人的に厳選した3つの通信講座の特徴を簡単に解説しました。
ヒューマンアカデミー「たのまな」
資格取得に限らず、受講者や資格の詳細について気になる人が参加できるセミナー、コミュニティを開催している点が特徴です。
オンラインセミナーも開催されており、時代の流れに合った情報収集ができる便利さもあります。
通信講座のいいところを取り入れながらも「横のつながりを広げたい」という人間関係を広げたい人の願いも叶えてくれますね。
ユーキャン
実用から趣味まで豊富な種類の資格があるユーキャンは、知名度の高い通信講座です。
勉強期間の目安が決められており、万が一試験に合格できなかったときも講座ごとにサポート期間が長く取られており、再受験しやすい環境が整っています。
公式のサイトデザインもわかりやすく項目ごとに検索しやすいので、あなたが取りたい資格もきっと見つかると思いますよ。
STUDYing(スタンディング)
資格は「テキストでなくデジタル中心に学びたい」という方の願いを叶えてくれる内容で、スマホやパソコンを使って動画形式で学べる点が特徴です。
スマホを使えばテキストと問題集を電車の中や会社のデスクなど、移動中や休憩中のスキマ時間を使って取り組めるところも時代に合っています。
勉強した時間や傾向をグラフ化してくれるので、どのくらい勉強が進んでいるのか目安がわかりやすいですね。
女性はどのくらい稼いでいる?【年収編】
求人サービスの事業を掲げるdodaが正社員として働く女性の年収を年代ごとにリサーチした結果は以下の通りでした。
※グラフは下記のdodaサイトから個人作成したもの。参考:女性の平均年収ランキング 最新版【2020】
それぞれの平均年収は年代ごとに、20代で321万円、30代で377万円、40代は403万円の結果でした。あなたの年収と比べてみていかがでしょうか?
下限から上限まで平均年収に振り幅があるため、気になる方はdodaのサイトもチェックしてみてくださいね。
どのくらいの貯金がある?【貯金編】
女性を応援する求人サイトとらばーゆによると年代別女性の平均貯金額が以下の結果でした。あなたは現在どのくらいの貯金額がありますか?
20~24歳:平均161.0万円/25~29歳:平均246.2万円
30~34歳:平均354.8万円/35~39歳:平均531.9万円
また、40代女性の平均額は以下の通りです。
夫婦:694万円
独身世帯:564万円
参考:40代の貯金額はいくらが理想?老後に向けて資金計画を立てよう
「どのくらいの貯金額を目指したいか」は、人それぞれお金の価値観や使い方によっても変わってくると思います。
将来に安定した生活を送るためにも、貯金にまわすお金を計画的に増やすためにぜひ資格取得の方法も選択肢に入れてみてください。
まとめ:女性に役立つ資格は今から勉強しても遅くない
「簡単に資格の概要だけを把握したい!」という方に向けて資格の内容を解説してきました。費用や難易度、勉強期間、受験資格の情報もシンプルな形でまとめましたが、あなたが気になるものはありましたか?
女性に役立つ資格に関して目的別に、再度内容をおさらいしておきましょう。
*転職で年収アップ・未経験の業界に挑戦したい人向けの女性に役立つ資格
- MOS
- FP
- 介護事務
- キャリアコンサルタント
- ITパスポート
*教養やセンスも磨ける趣味におすすめの女性に役立つ資格
- カラーコーディネーター検定
- ヨガ&ピラティス
- ネイリスト検定
- 食育実践プランナー
- ボールペン字講座
*子どもを産んだあとに再就職・復帰ができる女性に役立つ資格
- 保育士
- 栄養士
- 医療事務
- 登録販売者
- 看護師
*管理職としてスキルアップできる女性に役立つ資格
- TOEIC
- 秘書検定
- 日商簿記
- 社会保険労務士(社労士)
- メンタルヘルス・マネジメント検定
資格を取るメリットは、転職が成功する確率がアップするだけでなく、実家からの自立や人間力を磨くことにもつながります。
確実に合格を目指したい方は、おすすめの通信講座を活用してみましょう。紹介してきた資格の中で気になるものがあれば、ぜひ新しい挑戦を始めてみてくださいね。
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