職場でのスキルアップなど、他にも必要に迫られて衛生管理者の資格取得を目指す方は多いのではないでしょうか。
その際、衛生管理者になるための勉強を独学でする人もいるでしょう。しかし、忙しい社会人の方が確実に合格を目指したい場合は、予備校の通信講座で勉強するのがおすすめです。
今回は、衛生管理者になるための勉強ができる通信講座のおすすめとして、「アガルート」と「ユーキャン」を紹介します。
講座選びのポイントや独学での勉強方法と比較していくので、自分に合った試験対策を検討するときの参考にしてください。
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衛生管理者の予備校講座を社会人が選ぶときのポイント
衛生管理者の予備校講座を選ぶ際は、予備校の公式サイトをみて費用や講座内容、合格者の声や実績を参考にする必要があります。
本記事では、それらを踏まえ、社会人が予備校を選ぶときのポイントを解説します。
予備校講座の費用と予算から選ぶ
衛生管理者の予備校での講座受講料の相場は9,000~39,000円台です。独学の場合は、テキストと問題集を一冊ずつ購入して2,000~4,000円程度なので、予備校よりも費用は安くなります。
予備校講座は独学よりも費用はかかりますが、試験対策を効率よく進められるという利点があります。また、本記事で紹介するユーキャンは給付金制度が適用できる場合があるため、対象の方は制度を利用することで費用を抑えることも可能です。
ひとりで勉強を進めることに不安を感じる方で、ある程度費用をかけても構わない場合は予備校講座をご検討ください。
予備校講座の教材や講義内容から選ぶ
社会人から資格取得の勉強を進めるときは、効率よく学べる予備校の講座を受講することがおすすめです。
予備校を選ぶときの決め手として必要な項目は、下記を参考にしてください。
- テキストや問題集(紙媒体・デジタル)
- 質問サポートの有無、回数制限(対面、メールなど)
- カリキュラム内容の充実度(添削や過去問など)
- オンラインの機能、サポート対応
多くの予備校では、スマホやパソコンからテキストや動画講義が見れるなどのサービスが利用できます。
衛生管理者の講座の場合は、第一種と第二種に個別に対応するコースがあります。そのため、試験対策を進めたい内容に合わせて予備校の講座を選びましょう。
衛生管理者の資格合格者の声・実績から選ぶ
予備校の公式サイトには、合格者の体験談や受講者の概要が掲載されている場合があります。
予備校の講座について資料請求をしたり、問い合わせをして情報収集する方法もあるでしょう。また、講師のプロフィールがあれば経歴や実績を確認しておくと安心です。
公式サイトに合格者の声や実績が公開されていない場合は、SNSで「衛生管理者+予備校の名前+評判(口コミ)」で検索してみてください。予備校講座の評判や受講者の感想を探すことが可能です。
予備校選びで後悔がないように事前の情報収集を欠かさないようにしましょう。
衛生管理者の資格勉強は独学か予備校講座受講のどちらが良い?
衛生管理者の資格を取得するために必要な勉強時間と合格率から、独学と予備校のどちらを選ぶべきか見ていきます。
独学と予備校に向いている人の特徴についても参考にしながら、自分に合った方法をご検討ください。
勉強時間の平均は第一種100時間・第二種60時間
衛生管理者の国家資格を取るためには、第一種が1~3ヶ月、第二種が1~2ヶ月の期間をかけて対策に取り組む場合が多いです。社会人が1日で使うべき勉強時間の例は下記のとおりです。
- 第一種を3ヶ月で勉強する場合:1日1時間半程度
- 第二種を2ヶ月で勉強する場合:1日1時間程度
労働環境や社員の健康管理などの知識が問われる試験内容で、従業員の安全を守る知識を深めていきます。
勉強時間の面から考えると、独学でも対策しやすい範囲でしょう。ただ、初めての勉強でなるべく短期間で合格を目指したい方には、予備校講座の受講がおすすめです。
勉強にかけられる時間を考えた上で、勉強法を選びましょう。
衛生管理者の資格合格率は約40〜60%台で低下傾向
衛生管理者の合格率は、第一種が約40~50%台、第二種が約50~60%台です。試験の出題内容が変わる年は、合格率が低い傾向にあります。
独学でも合格できる範囲ではあるため、テキストや問題集を繰り返す勉強方法に自信がある方は独学を選びましょう。
ただ、受験者の増加に合わせて試験の難易度が上がる可能性もあります。確実に合格を目指したい方には予備校講座を受講することをおすすめします。
独学での勉強が難しいと感じる場合は予備校、ひとりで勉強して挑戦してみたいときは独学を選んでみてください。
衛生管理者資格の独学勉強に向いている人
費用を抑えて衛生管理者の資格取得の勉強を進めたい方は、独学がおすすめです。テキストと問題集を使って自由なタイミングで勉強できます。
衛生管理者の資格を取るべきか悩むときは、一度独学で進めて資格が必要かどうか検討しましょう。必要だと感じた場合は、本格的に試験対策を進めましょう。
また、労働関係の資格をすでに取得している方は、基礎知識が身についているため、それを応用して試験対策に活かせます。
衛生管理者の資格を独学で取得する場合は、費用を抑えたいときや、資格を取得するか迷っているときが好ましいです。
衛生管理者の予備校講座受講に向いている人
費用をかけてでも確実に合格を掴みたいときは、衛生管理者の予備校講座を受講することがおすすめです。わからない専門用語やルールをわかりやすく説明してもらえるため、ひとりで対策を進めるよりも理解が早まるでしょう。
衛生管理者の予備校講座は、資格取得の勉強に慣れていない方に向いています。また、社会人の方が仕事と資格取得を両立したい場合にもおすすめです。
一発合格を目指して確実に衛生管理者の資格を取得したい方は、予備校講座を受講することをご検討ください。
衛生管理者の予備校講座を厳選紹介!
今回は「アガルート」と「ユーキャン」の予備校講座を紹介します。
どちらも人気の講座なので、教材の内容や特徴を見た上で、予備校選びの候補に入れてみてください。
アガルートの特徴・口コミ評判
衛生管理者の試験対策を通信で進められる、人気の予備校です。衛生管理者の資格の第一種と第二種の試験対策がそれぞれのコースで受講できます。
公式サイトには、実際に合格した方の声が載っているので、予備校選びの参考になるはずです。
- 「講義やテキストについては、非常にすっきりしたものになっていました。」
- 「1コマが短く,隙間時間を利用して受講できたことはよかったです。」
※内容はアガルートの公式サイトの合格者の声より引用。
アガルートのオリジナルテキストやプロの講師による動画講義など、充実した試験対策で合格を目指せるカリキュラムが整っています。
講義の時間が短いので、社会人の方が移動や休憩のスキマ時間に対策を進めやすいでしょう。テキストと動画講義を使って効率よく理解を進めたいときは、アガルートの講座をご検討ください。
コース名 | 第一種試験対策講座 |
税込み価格 | 20,680円 |
受講形式 | オンライン |
教育給付金制度 | なし |
特典や割引 | 特になし |
受講者の合格率 | 記載なし |
公式サイト | アガルート公式 |
ユーキャンの特徴・口コミ評判
衛生管理者の勉強を通信で進めることのできる、実績の高い講座です。講義は、衛生管理者の資格の第一種と第二種の各コースから選べます。
ユーキャンの衛生管理者講座では、約9割以上の方が社会人と資格取得を並行して受講している点が特徴です。開講実績は30年以上あるため、試験対策の傾向を捉えた教材で安心して対策が進められるでしょう。
勉強時間は1日30~60分ずつでOKです。忙しい方でも、継続しやすい形で資格取得を目指せます。
さらに、ユーキャンの講座受講と並行して添削課題や問題集を使うことで、わからない点を解消しながら進められます。
自宅で教材を使ってコツコツ対策を進めたいときは、ユーキャンの衛生管理者講座の受講をご検討ください。
衛生管理者の予備校講座はアガルートとユーキャンがおすすめ
上記では、衛生管理者の予備校講座のおすすめ紹介と、選ぶときのポイントや独学との違いを見てきました。
最後にもう一度、おすすめ予備校の講座内容をおさらいしましょう。
- アガルート:通信/オリジナルテキストと動画講義に力を入れた勉強ができる。
- ユーキャン:通信/1日30~60分の勉強ができて社会人の受講者が多い。
予備校選びのポイントとしては、「費用と予算」「教材や講義内容」「合格者の声・実績」3つの観点を抑えてください。
独学は費用を抑えたい方や基礎知識がある方に向いており、予備校は確実に合格を目指したい初心者の方におすすめです。衛生管理者の資格取得を進めるときは、予備校の選択肢もご検討ください。