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マンション管理士試験おすすめテキスト2選と独学での勉強方法

「マンション管理士資格を独学で取得したい」
「どのようなテキストが必要?」
「どうやってテキストを選べば良い?」
「どのテキストがおすすめ?」

ネット検索をするとたくさんのテキストが表示されてどれが良いのかわからなくなりますよね。
独学でマンション管理士の資格取得を目指すなら、テキスト選びが重要です。

そこで、この記事ではマンション管理士試験について以下の内容をお伝えします。

  • マンション管理士試験のテキストの選び方
  • 必要な教材
  • おすすめテキスト2選
  • 独学で合格するための勉強方法

ぜひ、合格への第一歩として参考にしてみてください。

コンテンツ

テキスト・問題集の選び方は?この2点に着目!

テキスト・問題集の選び方は?この2点に注目!

マンション管理士資格はかなり難易度の高い資格です。
指定試験機関の公益財団法人マンション管理センターによると、令和2年度の合格率は8.6%、令和3年度は9.9%と発表しており、統計結果から見ても平均8〜9%程度となっています。

今この記事を読んでいる方は、何かしらの理由があって、通信講座ではなく独学を考えているのではないでしょうか。

その中から良いものを選ぶのは至難の業ですが、失敗をして買い直すことを避けるためにも、以下についてチェックしておきましょう。

  1. テキスト・問題集選びの6つのポイント
  2. 必要な教材の種類とは?テキスト、問題集、補助ツールの3つ

テキスト・問題集選びの6つのポイント

①「マンション管理士」用のテキストを選ぶ
迷うほどテキストがあるように見えるのは、「マンション管理士」と「管理業務主任者」のダブルライセンス取得用のテキストがあるからです。
「マンション管理士」のみで探すとかなり絞られてくるのが分かると思います。

「マンション管理士」と「管理業務主任者」の違いは立場の違いです。
簡単に説明すると「マンション管理士」は管理組合側(住民側)に立ってアドバイスをするもので、「管理業務主任者」は管理業者側(管理会社側)に立って管理組合へ指導や説明を行うものです。

どちらも国家資格であり、試験範囲が似ていることや試験日程が近いことからダブルライセンスを狙う方も多いようです。
管理業務主任者の方は基礎的な出題が多く、マンション管理士よりも合格率が高いです。

マンション管理士は難易度が高い資格ですから、ここは「マンション管理士」のみのテキストを選択し、しっかりと受験対策をしていきましょう。

②口コミを参考にする。
ネット検索をすると、すでに合格している人や勉強をしたことのある人の情報が出てきます。
経験者はどのように語っているか調べてみましょう。
良い点や悪い点を正直に伝えてくれていると思います。
また、Amazonなどの口コミを見るのも良いのですが、正しい情報ではない場合がありますので、これはあくまで参考程度にしましょう。

③合格実績や信用できる出版元かを確認をする。
国家資格に強い通信講座元が出版しているテキストをチェックしてみましょう。
これらはすでに通信講座で合格実績があるので信頼できるテキストだと判断できます。
おのずと種類が絞られてくるので、選択しやすくなるでしょう。

④同じシリーズで統一をする。
できるだけ同じシリーズの教材で統一することをおすすめします。

もし違うシリーズを購入してしまうと、説明の仕方や読みやすさが異なるので混乱を招きます。
一度覚えたものであっても「あれ?」と不安になり、再度違うテキストを開いて確認することになり、無駄な時間を費やすことになります。
決めたシリーズを信じて継続していきましょう。

⑤最新版を購入する。
必ず最新版を購入しましょう。
特に法改正があると出題される可能性が高いです。

マンション管理士の試験問題は約半数が法令関係です。
法令関係の攻略なくして合格はあり得ません。
テキスト購入後も法改正の情報や出版元のホームページで訂正が出ていないかなどの細かな確認を心がけましょう。

⑥ネットで購入せず、必ず書店で購入する。
ネットで購入するのは手軽ですが、ここは面倒くさがらず書店へ出向きましょう。
その理由は、自分に合うテキストを選ぶためです。

自分に合うテキストは、以下の点を良いと思えるかです。

  • 全体の読みやすさ
  • 解説の表現の仕方
  • 文字の大きさ
  • イラストや図
  • 色使い
  • 設問と解説の往来のしやすさ
  • 重さ

自分にとってのテキストとの相性があります。
必ず書店で手にとって開き、中身を確認してください。

必要な教材の種類とは?テキスト、問題集、補助ツールの3つ

必要な教材の種類は以下の3種類です。

  • テキスト
  • 問題集
  • 補助ツール

上の2つについてはほぼ全員が買うべきものですが、補助ツールに関してはお好みで購入するといいでしょう。

とはいえこれらの教材も用途によって色々な種類があります。以下で詳しくみていきましょう。

1. テキスト

1-1 初学者用入門書
まったくの初学者が実践的テキストの前に読んでおきたい、簡単でわかりやすい入門書です。

1-2 実践的テキスト
試験に十分な知識量と試験範囲を網羅した、合格力が身につくテキストです。

2. 問題集

2-1 一問一答式
トレーニング用や基礎力アップ用です。
スキマ時間に活用できます。

2-2 過去問題集
過去数年分の本試験の問題集です。
出題傾向の確認と試験中の時間配分の確認に必ず必要な問題集です。

2-3 直前予想問題
本番を想定して解きましょう。
新しい問題は弱点や時間配分の確認になります。

2-4 要点整理・直前対策
最重要論点をまとめた短期間で最終確認できるテキストです。
試験直前対策に活用しましょう。

3. 補助ツール

3-1 学習アプリ
スマホがあればいつでもどこでも勉強できます。
スキマ時間を有効に使えます。

3-2 ノート
弱点をまとめたり、気づいたことを書いたり、勉強に必要な情報を自由に書きましょう。
やらなければいけないことなどもメモしておくと良いです。

おすすめテキスト2選

おすすめテキスト2選

マンション管理士のみのテキストを探すと、おすすめのテキストは主に大手通信講座元が販売しているものになります。

  1. 資格の学校TAC」のテキスト
  2. 「LEC東京リーガルマインド」のテキスト


独学の経験のある方もこれらを使用しているようです。
以下では、各通信講座がどのようなテキストを出版しているかご紹介します。

どちらが良いかについては好みがありますので、やはり書店に行って実際に見てみて、分かりやすく読みやすいものを選ぶことが大事です。

※現時点(2022年2月)で販売されているものを紹介していますので、ご購入の際は必ず最新版をお買い求めください。

「資格の学校TAC」のテキスト

2022年度版 みんなが欲しかった!マンション管理士・管理業務主任者 合格へのはじめの一歩
これはマンション管理士と管理業務主任者の併用テキストですが、「本気でやさしい」と書かれているだけあって、とても分かりやすいです。
イラストや図が多いので読みやすく、初めて勉強するという方はここから始めると良いでしょう。

2022年度版 らくらくわかる!マンション管理士 速習テキスト
試験の頻出度がS+(過去10年間で8回以上の出題)、S(6〜7回)、A(4〜5回)、B(0〜3回)の4段階で示されていて、確実に覚えなければならない箇所がわかるようになっています。
具体例や図表でわかりやすくサラサラ読めます。

2021年度版 マンション管理士 項目別過去8年問題集
セパレート形式なので持ち運びしやすくなっています。
左ページに問題、右ページに答えと解説が記載されています。
「頻出」「ひっかけ」「ハイレベル」のアイコンで理解の優先順位がわかります。

2021年度版 マンション管理士 一問一答セレクト1000
解答を隠せる「赤シート」付きです。
一問一答なので⚪️か✖️かで解答していきます。
スキマ時間を利用して短期間で効率よく覚えましょう。

2021年度版 ラストスパート マンション管理士 直前予想模試
予想問題3回分が収録されています。
時間を守って本番通りに解く練習を必ずしましょう。

2021年度版 マンション管理士 出るとこ予想 合格るチェックシート
出題の可能性が高い問題を50の項目にまとめたものです。
7日間でできるようになっています。

おまけ:2021年度版 らくらくわかる!マンション管理士 速習テキスト準拠講義 速攻マスターDVD
これはテキストではなく速習テキストに準拠したDVDです。
Disc7まであり、20,900円もするので購入するかは必要に応じてご判断ください。

「LEC東京リーガルマインド」のテキスト

2022年版 出る順 マンション管理士・管理業務主任者合格テキスト
科目ごとの3冊セパレート式なので持ち歩きがしやすくなっています。
1. 法令編(上) 民法他・区分所有法等
2. 法令編(下) 標準管理規約・適正化法
3. 管理実務・会計・設備系編
LECではマンション管理士のみのテキストはありません。

2022年版 出る順 マンション管理士 分野別過去問題集
10年分、500問を網羅しています。
こちらも3冊セパレート式です。
『合格テキスト』に準拠しており、解説各肢に参考ページを掲載しています。

2021年版 出る順 マンション管理士 当たる!直前予想模試
3回分の模試が収録されています。
無料Web採点サービスと解説サービスがあります。

補足
早稲田経営出版社からもテキストは発売されていますが、「マンション管理士 管理業務主任者」のテキストであったことと、テキストと過去問題集の2冊のみの販売だったので割愛しました。


ユーキャンからも発売されていますが、「マンション管理士 管理業務主任者」の初学者用のテキストのみの販売だったので割愛しました。

そもそも独学で合格できる?可能にさせる3つのポイント

そもそも独学で合格できる?可能にさせる3つのポイント

正しいテキスト選びと正しい勉強法によって、独学でも合格は可能であると思います。
勉強を始めるにあたって、これだけは押さえておきたい3つのポイントをお伝えします。

  1. おすすめの勉強方法はコレ!初学者は読みやすいテキストから読もう。
  2. こんな勉強方法はダメ!1回目からじっくり読むのは時間の無駄。
  3. 試験日から逆算して月・週のスケジュールを立てよう。

おすすめの勉強方法はコレ!初学者は読みやすいテキストから読もう。

①初学者は必ず入門書から読もう。
「さあ、がんばるぞ」と気合いを入れてテキストを読み始めてはみたものの、専門用語が並んでイマイチ頭に入ってこないということはよくあることです。
要は難しいから頭に入らないのです。
まずは分かりやすく解説されている入門書を読み、概要を把握することが理解への第一歩です。

②テキストの1、2回目はサラッと通読しよう。
これも概要を把握するためです。

読書のコツとして「初めに目次を読む」というものがありますが、これが結構重要で、全体が分かると頭の中が整理されて理解が早くなります。

これと同様に、まず初めの1、2回は何を言っているか分からなくても先へ進み、テキスト全体がどのような構成になっているか、このテキストでどんなことを勉強していくのかを確認しましょう。
今は言葉の意味が分からなくてもとりあえず先へ進んで概要をつかみましょう。

③テキストも過去問も反復が大事。
「何回繰り返すか」ではなく「何回でも繰り返す」ことにより、脳がそして体が覚えていきます。
繰り返すことにより「この問題はこの答えだな」と分かってしまいますが、正解するだけではなく、なぜその答えになるか説明できるようになれば理解が深まっていることになります。

④弱点は克服しておく。
繰り返すことによって、何度も間違える箇所が分かってくると思います。
間違えるということは理解をしていないということです。
この場合はノートを作るなり自分が覚えやすい方法で、自分の弱点についてしっかりと理解を深めましょう。

⑤モチベーションを低く一定に持とう。
難関資格の場合は長期戦になります。
絶対に受かりたいという気持ちは理解できますが、やる気やモチベーションは持続しません。
絶対に受かる気持ちは心の奥に秘め、日々の勉強を一定に、習慣的に、淡々とこなしていきましょう。

「今日は調子いい」とその日頑張り過ぎると大抵次の日はやらないことが多いので、少し余力を残して「明日やろう」ぐらいな気持ちで、気持ちを一定にすることを心がけましょう。

こんな勉強方法はダメ!1回目からじっくり読むのは時間の無駄。

①1回目からじっくり読むのはダメ。
前述しましたが、1、2回はサラッと通読しましょう。
1回目からじっくり読むのはおすすめできません。

「しっかり取り組んで勉強しよう」という気持ちから、じっくり読みたくなると思いますが、言葉の意味が分からなくてもここはどんどん先へ読み進めてください。
なぜならじっくり読んでも理解できない、または理解するのに時間がかかるからです。

まずは「こんなこと書いてあるのね」「こんなこと勉強するのね」と全体を理解することが、頭の中を整理するためのコツです。
3、4回目以降から言葉を意識して解説を読んでいくと良いでしょう。
その頃には1回目より脳が慣れてきていると思います。

②色々なテキストに手を出してはダメ。
なんだか不安になって「このテキストも必要かも」と思ってしまいがちですが、逆に混乱を招きます。
テキストも問題集も1冊ずつで十分です。
何よりも、慣れたテキストを反復することが大切だからです。

③一度にすべてのテキストを買い込んではダメ。
「絶対に合格するんだ」との気合いで、一度にテキスト、過去問、補助本などすべてを買い揃えたくなりますが、ここはちょっと抑えてみましょう。

人によっては買い揃えたことで満足して終わってしまったり、山のテキストを目の前にして逆にやる気を失くしてしまったりということが考えられます。

また人間は少し焦らすくらいの方が次へ進みたくなるものです。
テキストを数回読み進めて理解が出来てくると、そろそろ過去問やりたいな、過去問が必要になってきたなと思ってくるので、その頃に購入すれば十分です。

試験日から逆算して月・週のスケジュールを立てよう。

一般的に、マンション管理士試験に合格するには約500時間の勉強時間が必要と言われています。

マンション管理士試験は例年11月下旬に実施されます。
働きながら勉強する場合、平日に何時間確保できますか?
土日はどうでしょうか?
500時間というのはあくまでも目安であって、初学者はそれ以上の時間が必要になるかもしれません。

試験日までの期間が短すぎては勉強時間が足らないでしょうし、長すぎてはダラダラしてしまいます。
自分の生活ペースをよく考えて計画を立てましょう。

その際、スケジュールに余裕を持っておくことが大切です。
急用が入ったり、体調が悪くなったり、どうしてもやる気が出ない日があったりするかもしれません。

あえて勉強しない日を作っておくことも大切です。
息抜きの日を作るといった、勉強をする日としない日を作りメリハリを付けることも長期間勉強を継続するためには必要です。

さらに、予備日を作っておくことで、勉強の調整日に充てることもできます。

計画通りにいかないことを前提にし、進捗状況によってその都度見直しや変更を行いましょう。

自分に合ったマンション管理士試験のテキストと勉強法で独学でも合格できる!

自分に合ったマンション管理士試験のテキストと勉強法で独学でも合格できる!

この記事のまとめ

  • テキスト・問題集選びの6つのポイント
  • 必要な教材はテキスト・問題集・補助ツールの3種類
  • おすすめのテキストは「TAC」と「LEC」
  • おすすめの勉強方法、ダメな勉強方法、スケジュールの立て方

初学者が独学での資格取得はかなり難しいと思いますが、勉強する心構えや方向性、必要な教材などを正しく選択・行動できれば合格も可能だと思います。

資格取得に一番大切なことは「継続」です。
勉強が思うように進んでいないと感じていても、継続すればいつか進んでいる実感が湧く日が必ずあります。

自分の性格や能力をよく見極めて、自分なりに工夫をし、自分にあった勉強方法を見つけましょう。

以下の記事もご参考にどうぞ。

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