2021年になって在宅ワーク需要がとんでもなく拡大していますね。
みなさんの身の回りにも副業でオンライン秘書業務をされている方や、育児の片手間にWebライターをされている方が多いのではないでしょうか?
その中でも主婦に大人気のサービスが「オンライン秘書」です。オンラインアシスタントや在宅秘書とも呼ばれており、基本的には通常の秘書とは違いオンラインで取り組める仕事で収入を得ることが出来ます。
そこでこの記事では、オンライン秘書になるために必要なことや、オンライン秘書になるにはどうすればいいのか?これから在宅ワークをしていきたい方が気になっている疑問を徹底的に解説していきます!
✔ この記事のまとめ
- オンライン秘書になるために資格は必要ない
- オンライン秘書へのハードルは年々高くなっている
- 未経験の方がオンライン秘書を目指すなら、資格を取って自分のスキルを証明すると良い
コンテンツ
オンライン秘書ってどんな仕事?知っておきたい3つの基礎知識
そもそもオンライン秘書がどのような職業なのか詳しく知らない方も多いはずなので、まずはオンライン秘書に関する基礎知識をご紹介します。
1. オンライン秘書の主な業務
オンライン秘書は、企業のアポイントメントや資料作成、ウェブサイトの更新作業など、さまざまなルーティンワークをこなす仕事です。
本来なら企業の一般職の方が承る業務ですが、なかなか人を雇えない企業が多いことも事実です。そこで登場したのがオンライン秘書という職業でした。
Webライターやメルカリ転売などの副業とは違い、企業のバックオフィス業務はほぼ無限に存在します。だからこそ、誠実な仕事さえ出来ていれば安定した副業収入を得ることも可能なお仕事です。
オンライン秘書とは?
- バックオフィス業務をオンラインでこなす職業
- しっかり仕事ができれば継続的に依頼されるケースが多い
- 育児や家事で外に出れない忙しい主婦にピッタリの仕事
2. オンライン秘書に資格は必要?
オンライン秘書に資格は必要ありません。
企業から求められた仕事をこなすことができ、しっかりとしたコミュニケーションが取れれば、誰でも在宅で業務できます。
しかしながら最近は、これまで以上にたくさんの在宅ワーカーが仕事を奪い合っている状況もあります。
上記はGoogleトレンドから取得した、2004年からの「副業」に関する人気度の動向をグラフ化したものです。
グラフを見れば一目でわかるとおり、その需要は右肩上がりに上昇し続けており、直近1~2年でピークに達していますね。だからこそ、オンライン秘書サービスに落ちてしまったという報告を上げている方もSNSでは散見するようになりました。
そのような状況下においては、例えば『オンライン秘書資格』などの民間資格を取得して、自分のスキルを証明できる手段を持っておくことも得策だと言えるでしょう。
3, オンライン秘書の時給はどのくらい?
クラウドソーシング大手企業のクラウドワークスを例に調査したところ、オンライン秘書の時給は平均約900~1,000円でした。経験やスキルによっては時給1,500円程度の案件も。
他にも調査した結果、働く時間に関しては単発の日給を含め、以下のような条件が多く見られました。
*クラウドソーシングの業務委託
・一週間の勤務期間:3日以上
・一日の勤務時間:4時間以上
*求人サイトの直接雇用や業務委託
・フルタイムの会社勤務で月給の正社員や契約社員
・業務委託の在宅で固定報酬
育児中や家族介護が必要な方、副業に取り組みたい方など、短い時間在宅で働ける方を想定した募集意図を感じました。
中にはフルタイムの求人条件もあるため、平均時給の約900~1,000円を目安に自分のライフスタイルに合う内容を探してみましょう。
オンライン秘書の1日
参考までに、実際にオンライン秘書で働く方の1日を見てみましょう。
資格Hacksを運営している弊社でも、メールチェック業務や簡単なリサーチ業務をオンライン秘書の方に依頼しています。今回のモデルは弊社で業務委託しているオンライン秘書さんの1日です。
オンライン秘書の1日の流れ
06:00 起床、家事や幼稚園への送り出し
10:00 オンライン秘書業務開始
クライアントとコミュニケーションを取りながら、業務の合間に部屋掃除
12:00 お昼休憩
14:00 勤務修了&息子のお迎えと夕飯の買い出し
とても生産的な1日を過ごされていて、編集部は少しうらやましくなりました。
ちなみに、本記事の執筆のために秘書さんにヒアリングを行った際、業務の合間に部屋掃除をされていることを初めて聞きました。
弊社としては依頼したことを誠実にクリアしていただける方なので、なにも問題ありませんでした。
オンライン秘書になるには?未経験でも仕事を獲得する方法を3ステップで解説
オンライン秘書になるには「どのような手順を踏めばいいのか?」「どうやって求人や仕事を探してくるの?」という根本的な疑問があるのではないでしょうか?
そこで本章では、オンライン秘書のなり方を大きく3ステップに分けて説明します!
STEP1, まずは自分のスキルセットをまとめてみる
オンライン秘書になるためには、求人募集している企業に対して応募するための文章を用意する必要があります。
場合によっては職務履歴書や、自分がもっている資格の提示を求められることもあるでしょう。
そこでまずは、自分がこれまにどのようなことをしてきて、どのようなことができるのか書き出すことから始めてみましょう。
持っておくと重宝されるオンライン秘書のスキル
- 事務、一般職での就労経験
- Excelを使った資料作成能力、情報リサーチ能力
- 音声のテープ起こし経験や、議事録作成スキル+タイピングの速さ
- 翻訳作業、多言語のコミュニケーションスキル
- カスタマーサポートや、コールセンター業務経験
これまで企業での就労経験のない方や、パソコンスキルに乏しい方でも、オンライン秘書資格を取得すれば自分のスキルを証明できます!詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。
STEP2, オンライン秘書の仲介サービス会社を利用
自分のスキルをまとめたら、オンライン秘書秘書の仲介サービスを利用しましょう。
ほとんどのサービスには書類選考やWEB面接があります。採用基準や雇用条件は企業によってまばらですが、どのサービスでも時給1,000円を割ることはない様です。まずは始めの一歩を踏み出してみてください。
ここでは代表的なオンライン秘書の仲介サービスを紹介しますので、気になるサイトがあったら登録してみてくださいね!
CASTER BIZ(キャスタービズ)
キャスタービズは、オンライン秘書サービスの中でも有名な会社です。秘書や人事、経理の仕事を始め、WEBサイトの運用などを任せられる人材を仲介。
2020年12月現在では契約社員や業務委託を始め、在宅勤務などのオンラインアシスタント業務がキャスタービズで募集されていました。
関連で他の求人も多く掲載されていたので、詳細は公式サイトで確認してみてください。
オンラインアシスタント フジ子さん
WEB面接で適性を判断しながら経理や会計作業、文字入力やテープ起こし、翻訳業務やイラスト作成などの幅広い仕事が担当可能。
業務委託からスキルが認められれば、契約社員登用の制度も設けられておりオンラインアシスタントフジ子さんのサービスは、研修やサポート体制が整っています。
HELP YOU(ヘルプユー)
ヘルプユーは経理や総務業務、営業サポートやカスタマーサポートなどの幅広いオンライン秘書サービスを展開。
サイトの掲示板から仕事に応募する形、ディレクターからのオファーで各仕事が担当できます。
james(ジェームズ)
パソコンを使った情報収集や文字入力を始め、会社に勤務するポジションの場合は顧客の荷物運びや回収など、事務作業以外の幅広い業務を担当できます。
2020年12月現在では、在宅勤務と都内限定のアルバイトとパートの会社勤務、その他在宅勤務がジェームズで募集されていました。
STEP3, 本格的にオンライン秘書として活動するなら資格を獲得する
オンライン秘書になるために資格が必要ないとはいえ、応募の際の職務経歴書に「オンライン秘書資格」の文字が書いてあるだけで、企業側は安心して採用することができます。
なによりも、資格取得の間に勉強したことがそのまま実務に活かせるようになる魅力があります。
本格的にオンライン秘書としての活動がしたい!という方や、履歴書に書けることが少なくて採用されるか不安だという方なら、次の章から紹介するオンライン秘書資格の取得を検討してみてくださいね!
オンライン秘書におすすめの資格は?採用率アップを狙おう
オンライン秘書になるには、無資格や未経験でも求人や案件に応募できます。ただ、資格があるとスムーズに採用されやすい利点があります。
求人に応募する際、履歴書や自己PRの提案文章を使って「能力や経歴」をアピールするのが一般的ですよね。オンライン秘書の仕事も同じで、肩書きとして使えば資格取得が有利に働きます。
以下では、オンライン秘書資格と秘書検定について簡単にまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①オンライン秘書資格【Smart資格】
簡単に資格取得が目指せるSmart資格の講座は、オンライン秘書を仕事にしたい方にピッタリです。
「試験会場に行けず時間も取れないから、資格や通信講座は難しいかも…」と感じている主婦の方も安心。
オンライン秘書になるための勉強と試験受験がスマホからできるため、場所や時間にとらわれずに資格取得が可能です。
オンライン秘書の資格保有者が監修した教材を使い、自分に投資する感覚で資格取得を目指せます。
最短一週間でオンライン秘書資格が取れる!
Smart資格のオンライン秘書講座は、資格取得でスキルアップにつなげたいものの、勉強時間が億劫に感じる方にもおすすめの内容です。
最短一週間からオンライン秘書の肩書きを名乗れるため、手っ取り早くオンライン秘書になるにはピッタリ。
資格があれば「在宅で働きたい」という夢が叶いやすくなり、求人の応募に通りやすくなることも。
教材はスマホから勉強できるため、お出かけ中の電車やカフェでお茶をするスキマ時間にオンライン秘書の知識を身につけられます。
また、試験合格後に仕事を貰うテクニックのサポートも実施。短期間でオンライン秘書として安定した仕事を得るのにおすすめの講座です。
②秘書検定【実務技能検定協会】
ビジネスマナーや秘書業務の知識などが身につけられる秘書検定資格は、社会人から秘書まで幅広い方におすすめできる内容です。
オンライン秘書の仕事に限定せず、デスクワークの仕事で働いている方はスキルアップにも役立ちます。冠婚葬祭のマナーなど、日常生活に関わる知識も身につき一石二鳥。
秘書検定は3級~1級までの難易度があり受験資格はありません。
受験費用も比較的安いため、オンライン秘書になりたい方が独学で秘書の知識を広く深く学びたいときに便利です。
副業から始めたいOL・主婦には秘書検定3級がおすすめ
秘書検定の3級なら初心者の方でも、社会人経験があれば知っている内容も多くやさしい難易度です。
オンライン秘書になるには、求人に応募して仕事を始める必要があるものの、いきなり始めるには抵抗感があるOLや主婦の方もいると思います。
まずは副業からスタートするためにも、秘書検定の勉強を始めてみませんか?
秘書検定の肩書きがあれば無資格の応募者と差をつけて採用率がアップ。秘書としての心得や仕事の進め方も学べるため、オンライン秘書として働くときのマニュアルとしても役立つはずです。
オンライン秘書に関するよくある疑問と回答
オンライン秘書になるには無資格・未経験でもOK?
事務的な作業が多く基本的なパソコン・メール操作のスキルは必要ですが、オンライン秘書になるには無資格や未経験でも可能です。
もちろんWordやExcel、電話応対など、デスクワークに必須の経験があれば採用が有利に働きやすくなります。
事務職の経験や普段からパソコンに触り慣れている方なら、基本的なスキルに関しては問題なく応募が可能です。
オンライン秘書として成功するには何が必要?
オンライン秘書は細やかな事務作業が中心のため、心配りや気遣いを意識する能力が求められます。以下では、オンライン秘書に必要な3つのスキルを簡単にまとめました。
・連絡はこまめに早く返す
勤務中は、依頼者のメールや電話の連絡をこまめに返信するように心がけましょう。
朝・昼・夜の3回にわけてチェックする時間を設けたり、仕事が一区切りしたタイミングや1時間ごとにメールをチェックしたりします。
オンライン秘書は依頼者の事務作業をスムーズにする仕事なので、即レスを心がけると依頼者との距離が縮まりお互いに信頼し合って仕事が進みます。
・仕事用のSNSツールが操作できる
オンライン秘書になるには、仕事用のツールに関する操作スキルが必要です。
どれも簡単に覚えられるものばかりなので安心してください。例えば、以下のような無料のサービスを使います。
①Chatwork(チャットワーク):個人からグループまで、メッセージのやり取りができる無料のツール。入力した内容の修正、絵文字表現の機能もあり使いやすい内容です。
②Slack(スラック):グループのやり取りに向いており、スレッド式で複数の人たちとメッセージのやり取りができる無料のツール。企業の方が多く利用しています。
③Zoom(ズーム):ビデオ会議や面談に使われることが多い無料のツール。打ち合わせなどに利用されます。
他にもよく使われるツールとして、GoogleメールやGoogleドキュメントなどがあげられます。
基本的に操作は難しくないため、オンライン秘書の求人に応募する前に登録して操作方法をチェックしておきましょう。
・先回りして作業をスムーズに進める
「依頼者がどんな結果を望んでいるのか?」という思考を想像して、先回りして相手の意図をくみ取る姿勢が大切です。
単純作業の仕事でも丁寧に進めていき「こんなことに困っていませんか。手伝います」など、仕事で成果をあげるために自ら進んで行動する精神を心がけましょう。
クライアントから喜ばれて満足してもらえるだけでなく、仕事を順序立てて予測するスキルを磨くことにつながります。
また、秘書全般についての心得は『Hisholio』のサイトで幅広く紹介。仕事を始めた際は、勉強する上でぜひ参考にしてみてください。
オンライン秘書のメリット
オンライン秘書になると得られるメリットを簡単に説明しました。主に3つの観点をポイントにまとめています。
・在宅で仕事ができる
オンライン秘書になると基本的には在宅ワークが多く、通勤時間がかかりません。起床してから数分でパソコンの立ち上げや準備が可能で融通が利きます。通勤時間が浮いた分をプライベートや家事の時間に有効活用できますね。
・時間にとらわれず自由に働ける
働く時間をコントロールしやすいメリットも、オンライン秘書の良いところです。午前中だけ働く日や午後から働く日。毎日2~4時間程度の働き方もクライアントとの相談次第で可能。
会社員だと時間固定のフルタイムが多く、時間に融通をきかせることは難しいですよね。例えば、病院への通院や子どもの保育園の送り迎えなどにも在宅勤務なら対応できます。
・社会人経験が活かせる
オンライン秘書の仕事内容は幅広く、ITやweb制作会社、事務全般に関わる業界経験が仕事にも役立ちます。
オンライン秘書を通してライターやデザイナーなど、新しい職種にチャレンジすることも可能。仕事の幅が広がりスキルアップも目指せて一石二鳥です。
オンライン秘書になるデメリット
オンライン秘書になるデメリットを簡単に説明しました。主に3つの観点をポイントにまとめています。
・スケジュールの自己管理が必要
オンライン秘書として働くには、スケジュールの管理を立てて締め切りに間に合うように時間や業務量を一人で調整していく必要があります。
挑戦と失敗を繰り返しながら、勉強も欠かさずに成長し続ける意思力やマインドセットも大切です。
・クライアントの都合に合わせる必要が出てくる
会社によっては業務時間がある程度指定される場合も。クライアントの予定や都合に合わせなければいけない状況もあり、ある程度は臨機応変に行動する場面も出てきます。
また、仕事内容が想像していた内容と違ったという状況を防ぐためにも、契約前に疑問点はしっかり確認しておきましょう。
・収入が毎月一定でない可能性がある
オンライン秘書はフリーランスで働く場合は、収入が一定にならず安定するまでに多少の時間が必要かもしれません。
対策としては「1か月にどのくらいの収入が必要か?」という目安を決めて、仕事を積極的に受注していきましょう。以下では、事前に決めておきたいポイントをまとめました。
- 時給1,000円以上の仕事しか引き受けないなど、報酬の最低額を決める
- 単価制の場合、1か月に10件以上は引き受けるなどの目安を考える
- 1日にどのくらいの時間を働くか目安時間を決める
主婦やOLの方は、月に稼ぎたい目標金額を設定しましょう。「1か月後は3~4万円以上稼いで、半年以内に10万円の収入を達成する」など、具体的な数字を決めるとモチベーションを保てます。
フリーランスの場合は収入が安定してきたら、個人事業主や株式会社などに法人化して節税対策につなげる方法もアリです。
オンライン秘書の資格を取って在宅ワークに箔をつけよう
在宅で仕事ができるオンライン秘書のサービスや求人の探し方、時給などの詳細を見てきました。
オンライン秘書になるには、以下のサービスや方法を活用して仕事を獲得していきましょう。
- クラウドソーシングや求人サイトを利用
- オンライン秘書のサービス会社を利用
- SNSや交流会で営業活動
また、オンライン秘書の時給は平均約900~1,000円でした。いきなりオンライン秘書として活動する方法もありますが、まずは副業や小さなチャレンジから始めてみてください。
本業を持っているOLの方、子育てと仕事を両立させたい主婦の方にとってリスクを回避できるメリットがあるからです。
オンライン秘書になるには資格が必須ではないものの「オンライン秘書資格」や「秘書検定」を持っていると、クライアントから信用を得やすくなります。
フリーランスの方なら仕事の受注率がアップできると、高収入にもつながりうれしいですよね。
「Smart資格」のオンライン秘書資格の講座は、オンライン秘書の仕事と相性が良いため、基礎知識を学ぶのにもピッタリです。周囲のフリーランスの方と差をつけるためにも、ぜひ行動に移してみてください。
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