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保育士に必要な勉強時間は?最短合格に向けた情報を徹底解説!

「保育士試験って独学合格は無理なの?」

「実技試験の勉強方法はどうすればいいの?」

保育士は慢性的な不足状態なので就職や転職には非常に有利な資格です。また、いろいろな働き方ができる資格でもあります。保育士として働かないにしても育児に大いに役立ちます。そんな資格が独学でとれるなどということがあるのでしょうか?

勉強方法、科目ごとの時間配分など独学でもできる保育士資格試験勉強をお知らせします。

保育士試験に合格したい!勉強時間の目安は100時間前後!

保育士試験の勉強時間は、短い人で60時間、長い人なら180時間かかるといわれています。平均的には100時間前後です。

半年間、100時間勉強するとなると週4時間程度勉強が必要です。これなら、働いている人でも確保できるのではないでしょうか?

保育士資格の科目ごとの勉強時間

保育士資格勉強の科目ごと勉強時間設定のために、試験科目別難易度を確認しましょう。保育士試験合格者の方が公開している難易度は大いに参考になります。難易度別に科目勉強時間を設定してみました。

下の表は目安です。あなたの得意な分野と不得意な分野を考えて調整していきましょう。

保育士試験科目別難易度ランキングを参考にした勉強時間(目安)
1位:社会福祉・・・・・14時間(とにかく範囲が広い)
2位:社会的養護・・・・12時間(覚えることが多い)
3位:子供家庭福祉・・・12時間
4位:保育原理・・・・・10時間
5位:教育原理・・・・・10時間
6位:子どもの食と栄養・10時間(覚えることが多い)
7位:子どもの保健・・・13時間(覚えることが多い)
8位:保育の心理学・・・11時間
9位:保育実習理論・・・7時間

保育士と他の資格の勉強時間を比較

保育士資格試験勉強の勉強時間は約100時間です。他の資格試験勉強時間はどれくらいでしょうか?下の表は、各資格試験の平均勉強時間をまとめたものです。関連業務経験者は短時間、全くの初学者は長時間必要になります。

保育士は国家資格ですが、難易度は宅地建物取引士よりは高く、行政書士よりは低くなります。適切な勉強を重ねれば合格を狙える資格です。

資格名資格の種類関連実務経験者~初学者の勉強時間
ITパスポート国家資格20 ~ 80時間
危険物取扱者乙種4類国家資格60 ~ 80時間
簿記3級公的資格50 ~ 150時間
ファイナンシャルプランナー3級国家資格80 〜 300時間程度
宅地建物取引士国家資格400 ~ 500時間
行政書士国家資格500 〜 1,000時間
社会保険労務士国家資格400 ~ 1,200時間

保育士資格に独学で合格する方法【筆記】

あなたは、独学と聞くと不安になるのではありませんか?確かに独学は簡単ではありません。孤独なこともあるかもしれません。長期間、自分で緊張感を持ち続けるのは大変なことです。

しかし、半年程度なら何とか持ちこたえられるのではないでしょうか?独学で保育士試験合格に近づく方法を探ってみましょう。

1.スケジュールを立てる

勉強を始める日から試験まで何日あるかで1日の勉強時間が決まってきます。例えば、4月1日に勉強を始めるとすると、後期試験10月まで約6か月間あります。6か月は26週です。100時間を26週でこなすには週4時間勉強しなければなりません。

働いている人や主婦なら週1日を休みとすれば週5日、1日1時間足らずの勉強で100時間をこなすことができます。働く人にとっては楽ではありませんが不可能でもありません。

保育士資格試験の日程
前期日程:筆記試験 4月下旬の土、日曜日
     実技試験 7月初旬の日曜日
後期日程:筆記試験 10月下旬の土、日曜日
     実技試験 12月初旬の日曜日

2.テキスト・参考書でインプット

テキスト・参考書を読み込んで知識や保育用語を吸収(インプット)していきましょう。この時テキストの数は1冊限定にします。保育士試験全科目が1冊になった参考書を徹底的に学びます。

複数の教科書を読むと読むだけに時間をとらて暗記などが進みにくくなります。1冊の教科書を隅々まで学んだ方が効率的です。

インプット出来たら次は問題集の演習で知識をアウトプットします。問題集もテキストと同じで1冊を徹底的に解いて知識を深めていくのです。

最初に始める科目としておすすめは保育原理です。保育原理は保育の根本的原理・原則、保育士の役割などを学びます。基礎的な保育知識が身につくので、最初に学ぶ科目としておすすめです。

「子どもの保健」「社会的養護」「子どもの食と栄養」は暗記することが多いので、長時間の勉強が必要です。また、法改正が多いのでテキストも参考書も最新のものを買いましょう。

3.過去問・予測問題集でアウトプット

問題集の演習をすることで吸収した知識をアウトプットしましょう。試験慣れすると実力が発揮しやすくなります。実際の試験と同じ出題形式の問題集を1冊買いましょう。個人差はありますが、1冊の問題集を5周くらいすると知識が定着します。

保育士資格に独学で合格する方法【実技】

保育士実技試験は筆記試験のように明確な解答はありません。勉強方法や仕上がり具合がわからずに悩む人も多いのではないでしょうか?

筆記試験から実技試験まで2か月余りあります。短期間で効果が上がる実技試験対策を考えてみましょう。

1.動画を活用

音楽の勉強におすすめなのが動画サイトの活用です。発声方法から簡単なアレンジ方法まで解説している動画が公開されています。

音楽の実技試験では、コード通りに演奏すること、弾き歌いができること、明るく元気に歌えることなどが重要です。あなたの弾き歌いを自撮りして表情の確認をするのも有効な対策になります。

2.ピアノ

最も手っ取り早い対策はピアノ教室を利用することです。多くのピアノ教室では保育士試験対策用のコースがあります。このようなコースを利用するとプロの指導で効率的にスキルを上げることができます。動画サイトでも、鍵盤をアップにした練習動画が公開されています。

ピアノの実技試験では、ほとんどの場合アップライトピアノが使われます。アップライトピアノに慣れておくことも大切です。

3.言語

言語表現の試験は、実際に子供たちが目の前にいるという想定行われます。テーマは有名な童話などを語り聞かせです。子供たちがわかりやすいように表情豊かに表現することが大切です。

お手本になる動画を見つけて真似てみましょう。そのあと自撮りで自己評価すると有効な対策になります。実際に家族や友人に聞いてもらうことで、あがり症対策もできます。

4.造形

造形の試験では当日にテーマが発表されます。例年の傾向は、「保育の一場面で人物が登場する絵」です。となれば、登場人物は保育士と子供たちが中心です。

保育士と子供たちの表情をパターン化して書き慣れておくと対応しやすくなります。笑顔、怒り顔、泣き顔、困り顔など数種類の表情を描き分けられるようにしておきましょう。

また、園内風景の写真などを見て、園庭や教室なども練習しておきましょう。持ち込める道具は事前に公開されます。色鉛筆、クレヨン、ケント紙、コピー用紙などを使い慣れておきましょう。

保育士資格を独学で合格を目指す方は、下記の記事もチェックしてみてください。

保育士を独学で勉強するメリット

働きながら保育士専門学校に通うと2年かかります。また、大学や短大の保育関連学科では保育士資格取得のための勉強ができます。どの教育機関を利用しても、結局は保育士資格試験に合格しない限り保育士資格は取得できません。

独学の人も保育関連学部出身者も試験会場では同じ扱いです。学資の面でも勉強時間の効率という面でも独学のメリットは大きなものです。

また、独学ならあなたの都合のいい時期、時間を選ぶことができます。半年後に受験しようとか、2年後に照準を合わせようとかライフサイクルに合わせたスケジュールを選べるのです。深夜や早朝などに勉強したり、スキマ時間を利用したりできます。

独学のメリット
・学資、通学期間など費用時間とも節約できる
・ライフサイクルに合わせて勉強、受験できる
・ライフスタイルに合わせた勉強時間を選べる

保育士を独学で勉強するデメリット

独学のデメリットはなんと言っても、モチベーション維持の問題でしょう。仕事や家事で疲れた日は勉強意欲が衰えます。翌日持ち直せば大きな問題ではありません。しかし、その状態が数日、数週間も続くとやがては受験に対する意欲もそがれてしまうことがあります。

通学なら学校へ行けば勉強環境が確保されます。通信講座なら、勉強の悩みを聞いてくれるシステムもあります。独学の場合には、あなた自身でモチベーション維持をしなければなりません。

また、出題傾向や法改正など最新情報の収集も大切です。独学の場合にはあなた自身で情報収集しなければなりません。

実技試験には明確な解答がありません。あなた自身の実力レベルが把握しにくいのもつらいところです。

独学のデメリット
・モチベーションの維持が難しい
・出題傾向、法改正など最新情報を自分で収集するひつようがある
・実技試験での実力レベルが把握しにくい

まとめ 保育士の勉強時間は100時間前後!計画的に勉強を進めていこう!

保育士資格試験の平均勉強時間と言われる100時間を、半年程度でこなすのは簡単ではありませんが、全く無理という時間でもありません。計画的に勉強を重ねていけば合格が近づいてきます。

筆記試験はテキスト問題集を1冊ずつ徹底的に繰り返し学びましょう。また実技試験は動画サイトの動画を参考にしたり自撮り動画で自己評価をしたりしながら、地道に練習を重ねましょう。熱意をもって計画的に100時間、始めなければ進めません!

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