事務系の仕事に就く際、実務に役立つ資格があると有利になります。新卒で入社する方は就活で有利になりますし、すでに仕事をしている方も、転職や現在の仕事で有利になります。
しかし事務系の資格はたくさんあり、どれを取得すべきかの判断が難しいです。
そこで本記事では、
- 事務職への転職や就職に資格は必要?
- 事務職の主な仕事内容
- 事務系のおすすめ資格6選
- 事務系の資格を取得するときの注意点
について解説します。
事務系の仕事に少しでも興味がある方は最後まで記事をチェックしてください。
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事務職への転職や就職に資格は必要?
「そもそも事務職への転職や就職で資格は必要なの?」という意見があります。未資格でもなれるのなら、そちらの方が楽ですよね。
資格がなくても事務職の転職や就職は可能
事務職への転職や就職は、資格がなくても可能です。実際に企業の採用ページを見ても、資格不要との記載が多いです。
資格を取らずに就職や転職をしても、働きながら仕事について教えてもらえるのでご安心ください。そのまま資格を取らずに働き続けている方もいますし、途中で資格を取得する方もいます。
しかし資格があった方が圧倒的に有利
未資格でも事務職として働くことはできます。しかし資格があった方が圧倒的に有利です。
なぜなら資格を持っていることで自分のスキルを証明できるからです。また他の応募者との差別化もできます。
資格を取得すれば、資格の出題範囲に関する知識は取得していることになりますよね。企業はできるだけ即戦力を求めています。転職なら尚更です。
そこで資格を取得し、一定のスキルを取得していることを証明できれば、企業にも好印象を与え、転職や就職は一気に有利になります。
また資格を持っている応募者とそうでない応募者がいたら、もちろん前者を選びますよね。もちろん他の条件も含めて採用かどうか判断されますが、他の応募者と差別化ができて有利になることは間違いないです。
面接や入社試験だけで事務スキルを測るのは困難
企業側としても、面接や入社試験だけで事務スキルを測るのは困難です。
面接では具体的なスキルというよりは人柄を判断します。入社試験でも一般常識などの試験はされますが、専門知識に関する試験を行うことは困難です。
つまり面接では「事務系のスキルを持っています」と言っても実際に働いてみると一切事務系のスキルを持っていなかったということもあり得ます。
そうなると採用側としても大きな損失になります。
しかしそこで資格があり、入社試験の際に資格の取得を証明する書類を提出できれば、事務系のスキルを持っていることを証明できます。
企業側としても安心して採用を進めることができます。
事務職の主な仕事内容
事務職の主な仕事内容はデスクワークです。
具体的には、資料の作成やチェック・データ集計・電話やメールの対応・請求書や契約書など各種書類の作成などです。
例えば資料を作成する際にはソフトを使用します。最も多くの企業で使われているのはマイクロソフトオフィスのワードやエクセルでしょう。
この記事を読んでいる方も聞いたことや使ったことがあるはずです。
ワードやエクセルで単純な資料や表を作ること自体はそこまで難しいことではありません。しかしワードやエクセルの操作を極めることで、より効率的に仕事ができたり、複雑な資料や表を作成できるようになります。
ワードやエクセルを使いこなせることを証明する資格に「MOS」というものがあります。後で詳しく解説しますが、こういった資格をあなたが希望する就職先や転職先に合わせて取得しておくことで、自分のスキルを証明できます。
結果として転職や就職を有利に進められます。
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事務系のおすすめ資格6選
事務系のおすすめ資格6選を紹介します。
- MOS
- TOEIC
- 日商簿記検定
- 日商PC検定
- 秘書検定
- オンライン秘書資格
MOS
概要
MOSとは、マイクロオフィス・ソフト・スペシャリストの略です。マイクロソフトが開催しています。マイクロソフトオフィスのワード・エクセル・パワーポイント・アクセス・アウトルックなどを使いこなせることを証明する資格です。
マイクロソフトオフィスは多くの企業で使用されているので、汎用性が高い資格で、一度取得しておけばあらゆる場面で役に立ちます。
資格はソフトウェアやバージョンごとに分かれています。またワードとエクセルはスペシャリストとエキスパートの2段階に資格が分かれています。
MOS試験の内容は、実際の業務の内容を想定したものです。資格の取得がそのまま業務のレベルアップに直結します。
資格取得方法
試験に合格することで資格を取得できます。試験は随時行われており、日本全国にある1700の会場で行われています。
仮に不合格になっても24時間以上経過すれば再受験が可能です。何度でもチャレンジできます。
TOEIC
概要
TOEICは日常英語・ビジネス英語に関する試験です。一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が開催しています。主にビジネスの場を想定した英語を学べます。
試験はリスニングとリーディング合わせて200問、2時間です。
事務系の仕事の中には、英語を使うものがあります。例えば貿易事務という職種です。
主に貿易の際に必要となる書類を作成したり、船や飛行機の手配を行う仕事ですが、書類は原則全て英語です。
英語に関する資格を取得しておくことで、英語系の事務職で有利になりますし、そもそもTOEICスコアの取得を義務付けているような企業もあります。
資格取得方法
実はTOEICには合格がありません、TOEICは990点満点の試験で、受験すればスコアを獲得できます。そのスコアによって就職や転職で有利になるかどうかが決まります。
600点以上の取得で履歴書にかけるレベルです。
平均して年に10回程度、全国各地の試験会場で試験が行われています。
日商簿記検定
概要
日商簿記は営業活動の記録・計算・整理を行う経理資格です。日本商工会議所が開催しています。年間で約60万人が受験しています。経理系の職に付きたい方は取得すべき資格です。
日商簿記は3級・2級・1級と3つのレベルに分かれています。1級が最も難易度の高い級ですが、就活や転職で有利になるには2級以上の取得が望ましいです。
資格取得方法
年に3回ほど実施されている試験に合格することで資格を取得できます。
日商PC検定
概要
日商PC検定は、ワードやエクセル、パワーポイントの扱い能力が問われる試験です。マイクロソフトオフィスのソフトに関する資格試験ですが、日商簿記検定同様商工会議所が開催する資格です。
1級・2級・3級と3段階に分かれており、3級の下にはBasicという級が設定されています。
日商簿記検定と同じく、履歴書に記載して就活や転職で有利になるためには2級以上の取得が望ましいです。
資格取得方法
試験に合格することで資格を取得できます。オンライン受験も可能です。
秘書検定
概要
秘書検定は、社会人としてのマナーが身につく資格です。公益財団法人 実務技能検定協会が開催しています。秘書検定=秘書になりたい人が受けるものという印象を持ちがちですが、そんなんことはありません。
マナーの他にもビジネス文書の作成や財務の知識など、事務職で役立つスキルが身につきますよ。
人と接する全ての仕事で秘書検定で学んだことは活かされます。秘書検定は3級・2級・準1級・1級の4段階あります。履歴書に記載して就活や転職で有利になるためには、準1級以上の取得が望ましいです。
資格取得方法
試験に合格することで資格を取得できます。
オンライン秘書資格
概要
オンライン秘書資格は、一般社団法人 日本オンライン資格推進機構が運営する資格です。オンライン秘書という言葉に馴染みがない方も多いのではないでしょうか?
オンライン秘書とは、その名の通り、秘書業務を在宅オンラインで行う職種です。最近は新型コロナウイルスの影響でテレワークが進んでおり、オンライン秘書の需要も拡大しています。
オンライン秘書資格では、社会人としてのマナーというよりは、請求書の管理や雇用主のタスクのサポートなど、よりビジネス的な業務に関するスキルを身につけられます。
オンラインで人と対面する機会は少ないので、その分より実務的にな内容にフォーカスできます。
資格取得方法
試験に合格することで資格を取得できます。試験はオンラインで取得できます。
また試験の受験料には教材費も含まれており、別途参考書を購入する必要もありません。教材はスマホから閲覧可能です。
事務系資格の取得難易度や取得にかかる料金
紹介した事務に関する6つの資格の取得難易度や受験料などを表にまとめました。
資格名 | 運営元 | 受験料 | 難易度 |
MOS | マイクロソフト | 9,800円 エキスパート11,800円 |
難 |
TOEIC | 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 | 6,490円 | 易 |
日商簿記検定 | 日本商工会議所 | 1級7,850円 2級4,720円 3級2,850円 |
難 |
日商PC検定 | 日本商工会議所 | 1級10,290円 2級7,200円 3級5,140円 ベーシック4,120円 |
易 |
秘書検定 | 公益財団法人 実務技能検定協会 | 1級6,500円 準1級5,300円 2級4,100円 3級2,800円 |
難 |
オンライン秘書資格 | 一般社団法人 日本オンライン資格推進機構 | 20,000円(教材費込み) | 易 |
事務系の資格を取得するときの注意点
事務系の資格を取得する際は、以下の3点に注意しましょう。
- 自分に必要な資格を選ぶ
- 資格の取得だけで満足してはいけない
- 効率的に学習し資格勉強と日常生活を両立する
自分に必要な資格を選ぶ
本記事では事務系のおすすめ資格を6つ紹介しています。どの事務系の職種を希望する方にも役立つような資格を選びました。
しかし事務系の資格は今回紹介したもの以外にもたくさんあります。事務系の資格だからと闇雲に資格を受験することはおすすめしません。
自分にあった資格を受験しましょう。自分にあった資格とは、あなたが希望する職種とマッチした資格です。希望する職種と関係のない資格を取得しても、就活や転職で有利になることはありません。
資格の習得に費やした時間やお金が無駄になってしまいます。もちろんいつかその資格が役立つ可能性もありますが、まずは就活や転職ですぐに役立つ資格を習得するべきですよね。
資格を受験する際は「とりあえず資格試験を受験する」ではなく、自分にあった資格を選びましょう。
資格の取得だけで満足してはいけない
資格の取得で就活や転職で有利になることは間違いありません。しかし資格を取得したからといって、満足してしまうのはNGです。
なぜなら資格の取得は確かに就活や転職で有利になりますが、就活や転職での成功が約束されたわけではないからです。
就活や転職では資格以外にも、面接での受け答えなど様々な要素によって採用かどうか判断されます。資格の取得で満足して油断してはいけません。
また、資格を取得して実際に就職した後も、常に学び続ける姿勢は大事です。
効率的に学習し資格勉強と日常生活を両立する
資格の取得は大事ですが、日常生活と資格勉強を両立させましょう。資格勉強に注力しすぎて他がルーズになってしまってはいけません。
日常生活と資格勉強を両立させるには、効率的な学習が不可欠です。効率的に学習するには、スキマ時間を使ってうまく学習しなければなりません。
スマホやオンライン上での学習が最適です。
将来を見据えるならオンライン系の資格が有利
事務系の資格はたくさんありますが、これからの将来を見据えるならオンライン系の資格が有利です。
もしどの事務系の資格を取得すべきか悩んでいるのであれば、オンライン系の資格を取得することをおすすめします。もしくは他の事務資格とオンライン系の事務資格を両方取得するのもおすすめです。
オンライン系の資格はリスク分散にもなる
オンライン系の資格はリスク分散になります。なぜなら自宅にいながらオンラインで仕事ができるからです。
最近では政府が副業を推奨していることもあり、副業を始める社会人のかたが増えています。オンライン系の資格を取得すれば、普段は事務職として企業で働いて、それ以外の時間で自宅からオンラインで副業をするという選択肢も増えます。
コロナ禍の今こそ将来を見据えてオンライン系の資格を取ろう
さらに最近では新型コロナウイルスの拡大も、オンラインの需要増加を後押ししています。テレワークを導入する企業は増えましたし、今後もこの勢いは加速するでしょう。
また新型コロナウイルスが終息した後も、テレワーク・オンライン化の流れは止まらないはずです。
そんな中、オンラインに特化した事務資格を取得すれば、就活や転職で有利になることはもちろん、オンラインで自ら仕事を受注することも可能です。
将来に様々な選択肢を残すためにも、オンライン系の事務資格を取得することをおすすめします。
本記事でもオンライン秘書資格を紹介しました。
まとめ
事務系のおすすめ資格6選を紹介しました。事務系の資格を取得して、就活や転職を有利に進めましょう。
興味がある資格があれば、公式サイトを確認してください。資格の勉強を始めてみれば、将来に対するモチベーションも上がりますよ。
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