医療事務の資格を一人で勉強しようか迷っている方に向けて解説していきます。
資格の勉強をスタートしたい方は、独学と通信講座のどちらで勉強しようか悩むポイントになりやすい項目です。
この記事では、自分はどんな勉強方法が向いているかの解説、人気の医療事務資格の紹介など、わかりやすく簡単にまとめました。
それぞれの資格について試験内容や合格率、難易度などの詳細もまとめていきます。
独学に心配な気持ちを抱く方は、医療事務のおすすめ通信講座も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
コンテンツ
医療事務の資格は独学で合格できます!
結論だけ話すと、医療事務の資格は一人で勉強を進めて試験を受けられます。
下記で紹介する民間資格の医療事務には受験資格がなく、テキストや問題集を読み進めることで一人でも試験に合格することが可能です。
「自分一人でもコツコツやれる自信がある」と感じる方は、ぜひ独学で勉強を進めてみましょう。
医療事務の難易度
さまざまな医療事務の資格があるものの、トータルの難易度は比較的やさしいものです。
民間資格のため、医療の知識がない初心者の方でも気軽に勉強をスタートすることができます。
下記で紹介しているレセプトが中心の医療事務資格では、難易度がやや上がるため試験対策に力を入れる必要がありますが、全体的には比較的合格しやすい内容です。
医療事務の資格にかかる勉強時間
下記で医療事務の各資格について詳細を説明していますが、初心者の場合は医療事務の試験対策に200~400時間ほどの時間がかかります。
一ヶ月にどのくらい勉強時間が取れるかで変わってくるものの、平均で約3~6ヶ月ほどのスケジュールを見ておくとよいかもしれません。
医療事務の独学が心配な人へ!勉強法の向き不向きを解説!
自分がどの勉強方法で試験対策に挑むべきか悩んでいる方に向けて決め手にできる見方を解説していきます。
- 独学が向いている人
- 通信講座が向いている人
- 専門学校やスクールが向いている人
以上、各見出しにわけて簡単にまとめました。まずは自分が資格に何を求めているのか確認しながら読み進めてみてください。
独学が向いている人
わからないところがあっても一人で解決する姿勢がある方におすすめです。
平日の隙間時間、休日を独学の時間にあてられる方など、時間の都合がとりやすい方に向いています。
医療事務の仕事をされている方でブランクを感じて再復帰の勉強に取り組みたい方など、ある程度知識のある方がスキルアップに資格取得を目指すのもピッタリです。
お金をなるべく節約して試験を受けたい人も独学を選んでみましょう。テキスト代と試験受験料の最低限で済ませられます。
時間がある方や費用対策を考える方、自分でじっくり勉強したい方は独学を選びましょう。
通信講座が向いている人
多少の費用をかけてもいいから、なるべく勉強に時間をかけたくない方におすすめです。「要領が悪くて心配…」と感じる方もストレスや負担が少なく済むメリットがあげられます。
通信講座のいいところは、サポート体制が充実している点です。テキストや問題集を進めるうちにわからないところが出てくることもあります。
そんなときは、プロの講師へ電話やメールなどで相談できるサービスがあれば、試験本番までにわからないところを効率よく解決することが可能です。
就職支援の対策を実施している講座も多いため、すぐに仕事へつなげる目的がある人にメリットがあげられます。
心理的な負担と時間を短縮して取り組みたい方は、通信講座を選びましょう。
専門学校・スクールでの勉強が向いている人
医療事務のスクールを設けている場所もあります。通信講座とは違い通学する形で直接勉強できるところが利点です。
例えば、高校生で進路に悩まれる方なら医療事務の専門学校で勉強しながら仲間を作れる選択肢もあげられます。
社会人の方なら独学や通信講座と違い対面で先生から勉強内容を教えてもらえるのが便利です。
大手のスクールは各地に学校を設けていることが多いため、近くに通える場所があるか検索してみましょう。
独学で受験できる!人気の医療事務資格TOP4を発表!
初めて資格の試験を受けられる方、スキルアップに取得を目指す方に向けて仕事に活かせる医療事務の民間資格ベスト4を取り上げました。
- 医療事務認定実務者
- 医療事務技能審査試験
- 診療報酬請求事務能力認定試験
- 医療事務管理士
難易度のやさしいものから試験対策に時間をかけたいものまでわかりやすく解説しています。
受験資格がないものを集めているため、医療の知識を新しく学んでいきたい方でも大丈夫です。これから何を受けようか迷っている方は、受験料や試験内容から比較して確認してみてください。
1.医療事務認定実務者
医療事務に関する全般的な知識が学べる資格です。患者さんへの接し方やマナー、医療機関に関する制度、医療事務の業務上必要になってくる知識、診療報酬請求の知識など幅広い内容が学べます。
合格率は約60~80%で初心者でも十分合格できる難易度、勉強時間は約200時間です。他の医療事務資格と比べると一般受験料は税込5,000円かかります。
試験問題は、学科30問と実技問題は外来の1症例からわけられており、約90分かけて問題を解く流れです。
現在、一般受験者は基本的に在宅受験の形になるため試験会場に行く手間が省けます。毎月実施されているので思いついたタイミングで受験してみましょう。
医療事務認定実務者は通信講座と連動しているものもあり、医療事務の基本知識を知りたい初心者にも受けやすい内容です。
2.医療事務技能審査試験
メディカルクラークと呼ばれる医療事務の資格です。医療事務の基本である窓口業務やレセプト業務に関する内容が学べます。
合格率が比較的高い60〜70%前後で、初心者の方でも試験対策をすれば一発合格を目指しやすいでしょう。医療事務では人気の資格なので、どれを取ろうか悩んでいる方にもおすすめです。
約200時間の勉強時間が必要なため、独学で進めるときはスケジュール計画を立てて取り組みましょう。
現在は一ヶ月に一度、在宅受験を実施しており受験料は税込7,700円です。
試験は実技I筆記の2問で約50分、学科筆記の25問で約60分、実技IIのレセプト処理などが4問で70分のラインナップから実施されます。
医療事務技能審査試験から医療事務の知識を全般的に学びたい人は、ぜひ受験を検討してみましょう。
3.診療報酬請求事務能力認定試験
カルテの付け方や見方、レセプトの計算処理方法など、医療事務の計算に必要な知識を中心に学べます。
試験は学科と実技試験から約3時間かけて実施されており、合格率が約30〜40%のため初心者の受験は少々難易度が高くなるかもしれません。
すでに医療事務の仕事に就かれた経験がある方ならブランクからの復習をする意味でも向いています。
独学の場合は、平均400時間程度の勉強時間が必要です。
全国にある会場で一年に2回ほど実施されているため、スケジュールを逆算して試験対策に取り組んでいきましょう。
受験手数料は税込9,000円になり、上記で紹介してきた医療事務の資格よりも高くなります。
診療報酬請求事務能力認定試験は、医療事務のレセプトに関する知識をある程度勉強してから職に就きたい方におすすめできる資格です。
4.医療事務管理士
医療事務に必要なレセプトの処理知識から医療制度まで、幅広い内容をまとめて学べる資格です。合格率は約50~60%のため、上記の資格と比べると少し低めの数字になるかもしれません。
会場試験の場合は学科の10問から医療制度、保険請求事務、医学一般などの内容から出題される流れです。
また、実技試験は3問でレセプトに関する作成や点検問題が各1問ずつ出るため、医療事務に必要な基礎知識が身につけられます。
試験の勉強時間は約300時間必要と言われているため、ゆとりのあるスケジュールで取り組みたいところです。
インターネットと在宅試験があるため、受けやすいほうから選んでみましょう。受験手数料は、税込7,500円かかります。
他の試験に比べるとインターネット試験が受けられる特徴があるため、気になる方はぜひ医療事務管理士を選んでみてください。
独学で迷う人は通信講座を使おう!サポート抜群の講座TOP5!
初心者の方でも使いやすい医療事務の通信講座を5つまとめました。
- ニチイ
- ユーキャン
- 資格のキャリカレ
- たのまな
- ソラスト
上記の会社について名前を聞いたことのある方もいるかと思います。
サポート体制が整っている内容を集めているため、独学よりもわかりやすく勉強したい方必見です。迷われている方は、費用や教材内容などから検討してみてください。
1.ニチイ
医療事務の通信講座の中では、約45年以上の実績があり安心して利用しやすいイメージがあります。
ニチイの医療事務通信講座では、約3ヶ月をかけて医療事務の基本知識として必要な受付や会計業務、カルテの管理や医療費の請求など、幅広い知識を身につけることが可能です。
受講料は、通常価格で税込61,600円かかりますが、キャンペーン期間を利用すると安く抑えられますよ。公式サイトから確認しながらぜひ活用してみてください。
2.ユーキャン
資格の大手サイトでさまざまな講座を運営している実績のある会社です。
ユーキャンでは、約4ヶ月をかけてじっくりと学ぶことができます。医療事務の試験に必要なレセプト業務から仕事に必要なマナーまで幅広い内容を身につけることが可能です。費用は一括払いで49,000円からになります。
サポート体制が充実しており、テキストやDVD教材を使いながら試験後の就職対策をイメージすることが可能です。
3.資格のキャリカレ
約3ヶ月をかけて勉強できる資格のキャリカレ通信講座は、1日2ページの勉強からわかりやすくレセプトや医療保険制度の知識を学べます。
職務経歴書の作成サービスを展開しているため、就職対策のサポートがあって便利です。
講座の費用は、インターネットの申し込みなら税込31,900円なので、上記の通信講座と比べると安めの費用になります。
添削サービスを活用しながら疑問点を解決して試験に挑める仕組みが便利です。
4.たのまな
約3ヶ月をかけて医療事務の講座が受けられる内容で、講座以外のセミナーなどが充実している点が特徴です。
eラーニングシステムを活用すれば、外出中の隙間時間にスマホから勉強できるメリットもあります。
無料のオンラインセミナーを開催しているため、通信講座の教材を勉強して終わりではない点も魅力的です。
いくつかコースがありますが、おすすめの医療講座eラーニングコースは一括払い税込38,000円から勉強できます。
5.ソラスト
約3ヶ月の期間をかけて医療事務の現場で働ける基本知識が身につけられます。
テキストや練習問題、レポート課題に取り組みながら一つずつ医療事務に関する知識を身につけていきます。
実際の事例を活用しながら、わかりやすいテキストの説明で計算処理の理解が進められるのが利点です。
スタンダードコースの費用は税込39,800円で、動画を見ながら理解を進められるのでわかりやすいですよ。
まとめ:医療事務は独学での勉強からスタートしてOK!
医療事務の資格を一人で勉強しようか迷っている方に向けてまとめてみてきました。あなたの勉強法が定まって新しいスタートが切れると幸いです。
独学の勉強が向いている方は、自分でわからないところを解決して勉強に取り組める方です。また、費用やテキスト代金などを抑えて資格を取りたい方にも向いています。
反対に費用はかかってもサポートがほしい方の場合は、ニチイやユーキャンなどの通信講座を利用してみてください。
他にも、資格のキャリカレやたのまな、ソラストなどの通信講座も初心者にやさしい内容で構成されているのでおすすめです。
一人で勉強していく場合は内容によりますが、おおまかに200~400時間の勉強と約3~6ヶ月の期間があれば間に合います。
初めて医療の勉強を進める方でも十分合格できる内容のため、試験対策を進めながら試験を受験してみてください。
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