「医療事務認定実務者って必要なの?」
「試験は難しくないか?」
「勉強時間って結構かかるんじゃないの?」
医療事務認定実務者の資格を取得するうえで、何が必要かわからない方が多いはずです。
この記事では、医療事務認定実務者の試験概要や合格率・対策方法を徹底解説します。
結論からお伝えるすと、初心者にもやさしく、忙しい人でも取得しやすい試験です。
ぜひ、この記事を参考に挑戦を検討してみてください。
コンテンツ
医療事務認定実務者は在宅受験可能!忙しい人も取得しやすい
医療事務認定実務者試験は、認定機関による受験のほかに自宅で受験できます。
在職中の方や会場から遠方など、受験会場に足を運ぶのが難しい場合も気軽に受験できるのがメリットです。
自宅で受験する場合、出願すると、受験票が自宅に届きます。
試験前日には、問題用紙と解答用紙が送られてくるので、当日に記入後、翌営業日までに返送してください。
会場受験の場合、受験日に指定された会場で試験に臨みましょう。
医療事務認定実務者とは?実務的な能力が試される試験!
医療事務認定実務者試験で出題される問題は、実務内容に深くかかわっており、学科と実技の2つが試されます。
【学科試験】
- 接遇とマナーに関する知識
- 医療機関における各種制度に関する知識
- 医療事務業務に関する知識
- 診療報酬請求に関する知識
【実技試験】
- 医療報酬明細書(レセプト)の作成
特に、実技試験では、医療事務で必要な知識が問われます。
そのため、実務経験を積んでおけば、スムーズに合格できるでしょう。
医療事務認定実務者は意味ない?履歴書に書けて就活でもアピールになる!
医療事務で働くうえで、資格取得は必須ではありません。
そのため、資格を取得する意味を感じない方が多いのではないでしょうか。
しかし、資格を持っていると医療機関から医療事務としての知識をしっかり学習しており、学習意欲・向上心があることの証明となります。
履歴書や職務経歴書に記載できるので、面接での志望動機に説得力が増し、就職する際に圧倒的有利になるといえるでしょう。
また、医療事務認定実務者に似た資格が多く存在します。
履歴書や職務履歴書には、所轄元まで記載し、ほかの資格と間違われないようにしましょう。
医療事務認定実務者とメディカルクラークの違いは?そのほか類似資格についてもチェック
医療事務認定実務者とメディカルクラークにはいくつか違いがあります。
大きな違いは以下「主催する団体」と「合格率」の2つです。
主催する団体 | 合格率 | |
医療事務認定実務者試験 | 全国医療福祉教育協会 | 60%~80% |
メディカルクラーク | 一般団体法人日本医療教育財団 | 50%~60% |
医療事務認定実務者試験は全国医療福祉教育協会が主催しており、メディカルクラークは一般団体法人日本医療教育財団が主催する試験です。
メディカルクラークの方が歴史は古く、1974年誕生し、人気があります。
一方、医療事務認定実務者は、2016年に誕生し、歴史は6年しかありません。
近年、徐々に認知度が上がっている資格の1つです。
合格率は、医療事務認定実務者試験の方が高く「60%~80%」ほどです。
メディカルクラークは、「50%~60%」の合格率で、メディカルクラークのほうが少し難易度が高くなっています。
医療事務認定実務者試験は、全問マークシート形式のため、合格率が高いと考えられますが、記述が中心のメディカルクラークは、やや難易度が高いのです。
また、医療事務の資格は種類が多くその数80以上。
医療事務に関する資格の1例は、以下の通りです。
- 診療報酬請求事務能力認定試験
- 医療事務管理士
- 医療事務技能審査試験
それぞれの資格で、試験内容や役割が異なります。
必要に応じて受験を検討しましょう。
資格の活かし方は?医療事務として働きたい人におすすめ
医療事務につくために資格は必要ありません。
しかし、資格を取得していれば就職先の幅が広がり、有利に就職を進められるでしょう。
取得した資格は、学習意欲と業務意欲の表れとして、面接官に好印象を与えます。
2人の人物が同じ条件の場合、資格の有無が最後の一押しになることも少なくありません。
絶対に必要ではありませんが、圧倒的に有利になることに間違い無いでしょう。
医療事務認定実務者を取得しておけば、診療報酬にかかわる業務や、診療報酬明細書の作成などに携われます。
医療事務認定実務者試験はどんな形式?難易度や合格率もチェック!
試験と聞くと難しいイメージを持つ方が多いはず。
しかし、形式を理解するだけで、そのイメージを払拭できるでしょう。
ここからは、試験の形式や難易度、合格率について詳しく解説します。
試験対策についてもお伝えするので、要チェックです。
医療事務認定実務者試験の実施日は?月1のペースで実施されている
試験は主に月に1回、その月の最後の日曜に行われます。
出願期間は、試験日の2カ月前から1カ月前の試験前日までです。
毎月あるので自分が学習を終えたタイミングで受験でき、時間も融通が利きます。
自分のペースで学習できるため、比較的合格しやすい資格といえるでしょう。
医療事務認定実務者試験の会場は?自宅受験と会場受験がある!
医療事務認定実務者試験の受験方法は、「自宅受験」と「会場受験」の2種類です。
しかし、受験方法を自分で選ぶことはできず、学習の仕方により決定します。
学習の仕方による受験方法の違いは、以下の通りです。
- 自宅受験・・・通信講座受講者(一般受験・認定機関)
- 会場受験・・・通学受講者
上記のように、学習の仕方で受験方法が変わります。
自宅で受験するには、通信講座を選択し、会場受験を希望する場合は、通学受験を選びましょう。
医療事務認定実務者試験の難易度・合格率は?初心者にもおすすめ!
医療事務認定実務者試験は、ほかの医療事務資格と比べて難易度がやさしい傾向にあります。
合格率は「60%~80%」と比較的高く、合格しやすい資格といえるでしょう。
難易度が低い理由は、試験の形式にあります。
学科試験は、マークシート形式で記述問題がありません。
そのため、初心者でも点数を取りやすく、高得点を狙いやすいのです。
また、学習範囲も学科4項目と、実技が1項目だけなので少ない期間で学習できます。
医療事務認定実務者試験の対策方法は?過去問やテキストを繰り返そう!
試験対策には、過去問やテキストを繰り返すのが効果的です。
そのテキストの取得方法は、「市販のテキスト・問題集」「医療事務講座を受講」の2パターンあります。
- 市販のテキスト・問題集を利用する場合
- 市販のテキスト・問題集を利用して学習するには、全国医療福祉協会の公式教材を利用する必要があります。
医療事務認定実務者試験の過去問・問題集は市販で販売されていません。
そのため、全国医療福祉協会の公式教材を利用するのがおすすめです。
この教材が合わないと感じた場合は、医療事務のテキストを利用しましょう。
医療事務のテキストは、ほかの出版社からたくさん出ているで、自分に合った教材を選ぶのがよいでしょう。
- 医療事務講座を受講する場合
- テキストの数が多く、自分で見つけ出すのは簡単ではありません。
何を選べばよいかわからない場合、医療事務講座の通信講座がおすすめです。
通信講座を受講すると、テキストを探す手間が省け、出題範囲を分析した教材で的確に学習できます。
過去に合格者を多く輩出しているため、合格しやすいでしょう。
効率的な学習で合格を目指すなら、医療事務講座の受講をおすすめします。
医療事務認定実務者試験の対策方法は、上記の2パターンです。
自分に合った方法で、合格を目指して学習しましょう。
医療事務認定実務者試験の独学が不安?おすすめ通信講座で対策しよう!
独学では、継続的に学習できるか不安に感じる方が多いはずです。
自分1人ではモチベーションを維持するのが簡単ではありません。
そんな不安を払拭するには、ユーキャン通信講座を利用するのがおすすめです。
ユーキャン通信講座の受講料や受講期間は、以下のように設定されています。
ユーキャン医療事務講座 | |
受講コース | 通信 |
受講期間 | 標準4ヶ月 |
無料延長制度 | 8ヶ月までサポート |
受講料金 | 49,000円(税込) |
質問対応 | 1日3問まで |
添削対応 | 3回まで(修了課題含む) |
教育訓練給付制度 | 対象 |
一発で合格し、早く就職に利用したい方は、通信講座を利用しましょう。
医療事務の資格をもっと知りたい!関連資格を紹介
医療事務認定実務者を取得したら、ほかの資格取得に挑戦するのもよいでしょう。
医療事務の資格は80種類以上といわれており、より専門的な資格もあります。
希望の業務に合わせた資格を取得し、就職に有利に進めましょう。
さまざまな資格を取得した人材は、医療の現場でも重宝されます。
医療事務関連の資格の1例を紹介します。
- 診療報酬請求事務能力認定試験
- 医療事務管理士
- 医療事務技能審査試験
- ホスピタルコンシェルジュ
- 診療情報管理士
- ドクターズクラーク
医療事務におすすめの資格については「医療事務におすすめの資格種類一覧!おすすめ講座やテキスト本などもあわせて紹介!」で詳しく紹介しています。
試験により難易度はさまざまです。
最初は簡単なものから取得し、徐々に難しい資格にも挑戦しましょう。
医療事務認定実務者の試験は在宅受験可能!資格でステップアップを目指そう!
この記事では、医療事務認定実務者の試験概要や合格率・対策方法を解説しました。
試験は月に1回、その月の最後の日曜に実施され、自宅もしくは会場での受験が可能です。
合格率は、60%〜80%と比較的高く、テキストを繰り返し学習すれば合格できるでしょう。
独学で勉強を続けられるか不安な方には、通信講座がおすすめです。
通信講座を利用すると、過去に出題傾向を分析した教材で、効率的に学習できます。
モチベーションも維持しやすいため、計画的に合格を目指せるでしょう。