「技術士試験の効率的な勉強方法はなに?」
「第一次・第二次試験は独学でも合格できるの?」
この記事をご覧の皆さまはこのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
技術士試験の合格にはとても多くの勉強が必要です。特に第二次試験は働きながらの勉強になるため、少しでも効率的な勉強方法を知りたいですよね。
そこで、この記事では
- 技術士試験の効率的な勉強方法
- 第一次・第二次試験の独学合格はできるのか?
- 第一次試験を半年で合格するためのスケジュール例
- モチベーション維持の方法
について解説します。
技術士の勉強方法でお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
コンテンツ
技術士試験の内容
技術士第一次・第二次試験の内容をそれぞれ解説します。
1. 技術士第一次試験の内容
第一次試験は筆記試験で、マークシートの択一式です。技術士の基礎的な知識が問われます。
具体的な試験内容は
- 基礎科目
- 適性科目
- 発展科目
の3科目です。発展科目は20ある技術部門から1つを選んで受験します。
2. 技術士第二次試験の内容
第二次試験は
- 筆記試験
- 口頭試験
の2つです。
筆記試験は記述式となり、問題に決まった答えはなく、自身の言葉での解答になります。
口頭試験は筆記試験合格者のみ受けることができ、業務経歴書や筆記試験の記述をもとに質問されます。
技術士第一次試験は独学で合格できるの?
技術士第一次試験は独学でも合格できるのか、気になる方も多いと思います。
ここでは独学での受験について解説します。
技術士第一次試験は独学でも合格可能
結論からいいますと、第一次試験は独学でも合格可能です。
出題範囲は広いですが、第一次試験は答えが決まっている知識問題のみです。そのため、参考書や過去問でしっかり学習すれば独学でも十分合格を狙えるでしょう。
第一次試験は免除される場合もある
第一次試験は条件により、免除される場合があります。
免除の条件は、JABEE認定プログラム修了者であることです。
JABEE認定プログラムとは、大学や高専などにある文部科学大臣が指定した学科やコースなどを指し、認定プログラムを修了することで第一次試験は免除となります。
技術士第一次試験の独学での勉強方法は?
ここでは第一次試験を独学で勉強する方に向けて、おすすめの勉強方法をお伝えします。
1. 基礎・適性・発展科目に分けて参考書で勉強する
技術士第一次試験は3科目に分かれておりますが、それぞれ出題内容がちがいます。
そのため、試験内容が1冊にまとまっている参考書で勉強すると中途半端になり、効率が落ちてしまいます。
限られた学習時間を効率的につかうため、参考書は各科目ごとに特化したものを用意して勉強するほうが効率的です。
2. 過去問を解いて問題の正答率を上げる
何度も過去問を解いて問題の正答率上げることは、第一次試験合格にとても効果的です。
第一次試験では、過去問からの出題が多く、出題の形式もほとんど変化はありません。また、試験本番のリハーサルにもなるので、試験当日にパニック状態になるのを防ぐ効果もあります。
技術士試験の第二次試験は独学で合格できるの?
ここでは、技術士第二次試験の独学での合格について解説します。
技術士第二次試験は難易度が高く独学での合格は難しい
第二次試験は難易度がとても高く、独学での合格は困難です。
理由としては
- 第二次試験に必要な知識量はとても多く約900時間の勉強が必要
- 仕事をしながらの勉強になるため、独学でのモチベーションの維持が難しい
- 筆記試験は決まった答えがなく、客観的な視点での添削が必要
などがあります。
そのため、第二次試験を独学での合格はとても難しく、挑戦する場合はかなりの覚悟が必要になります。
通信講座や予備校で対策をするのが効率的
上でも述べましたが、技術士第二次試験の独学での合格はとても難しいです。そのため、効率的に学習をするには通信講座や予備校を利用することをおすすめします。
通信講座や予備校を利用することで、筆記試験の添削や試験対策の講座などを受けることができます。
また、スマホ用教材の用意など、サポートが充実しているところも多く、効率的に学習をすすめることができます。
内容・料金・おすすめ講座などについて、こちらで詳しく説明しておりますので、気になる方はぜひご覧ください。
資格講座名 | アガルート | スタディング |
コース名 | 技術士試験|第二次試験合格カリキュラム | 技術士二次試験合格コース |
税込価格 | 32,780円 | 29,700円 |
受講形式 | オンライン | オンライン |
教育給付制度 | 記載なし | あり |
特典や割引 | 合格したらお祝い金3万円+全額返金。模擬口頭試験1回 | 合格で10,000円のお祝い金 |
受講者の合格率 | 記載なし | 記載なし |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |
技術士第一次試験に半年で合格するための勉強スケジュール例
ここでは技術士第一次試験を半年で合格するためのスケジュール例をご紹介します。
ただし、今までの経歴や環境によってもスケジュールは変わります。参考程度にご覧いただき、必要時間やペース配分などはご自身の環境に合わせて調整してください。
試験科目 | 勉強時間 |
基礎科目 | 80時間 |
適性科目 | 50時間 |
発展科目 | 270時間 |
勉強時間合計 | 400時間 |
1日の必要勉強時間 | 約2時間15分 |
1週間の必要勉強時間 | 約15時間30分 |
1ヶ月の必要勉強時間 | 約67時間 |
技術士試験の勉強ではモチベーションの維持が大事!
技術士試験の学習は数年がかりになるため、モチベーションを維持し続けることがとても大事です。
ここでは長期的にモチベーションを維持する方法について解説します。
1.技術士になる目的を明確にしよう
1つめは技術士になる目的を明確にすることです。
技術士試験の勉強は長期に渡ります。また、第二次試験は働きながらの勉強となるため、両立しながら学習を進めていくのはとても大変です。
このような状態で目的があやふやだと、学習する意味を見失い、あきらめてしまうことも少なくありません。
目的を明確にすることで、辛い時や逃げ出したい時にも現在の努力の意味を確認でき、モチベーションの維持につながります。
目的の明確化の方法として
- 目的を書いてスマホのホーム画面などに設定する
- 目的を紙に書いて常に見える場所に貼りだす
- 目的を起床時などに声に出して自分に伝える
などがおすすめです。ご自身にあった方法を試してみてください。
2.無理のない勉強スケジュールを立ててコツコツ勉強を進めよう
2つめは、無理のないスケジュールを立てて、コツコツ勉強を進めることです。
技術士試験の学習は長期に渡るため、継続することがとても重要です。最初から無理のあるスケジュールを立ててしまうと、継続できず途中で学習がストップしてしまうことも少なくありません。
まずはゆるめでもよいので、確実に習慣化できるようスケジュールを立てて、無理をするにしても最後の1~2ヶ月ほどにすることをおすすめします。
3.技術士を目指す仲間を見つける
技術士を目指す仲間を見つけることも効果的です。
1人で学習を続けることはとても困難です。同じく技術士を目指す仲間を見つけて、情報交換やお互いの状況を話し合いましょう。
結果として、今より効果的な方法が発見できたり、「辛いのは自分だけじゃない」と知ることができるため、モチベーションの維持につながります。
独学や身近に技術士を目指す方がいない場合は
- 通信講座や予備校を受講して仲間を見つける
- 技術士試験のコミュニティサイトなどを見る
といった方法でも同じ仲間がいるように思えるためおすすめです。
技術士試験の勉強方法は第一次試験と第二次試験で異なる!
技術士の勉強方法について解説しました。
技術士試験は第一次と第二次では勉強方法が大きく異なります。
第一次試験は独学でも十分に合格を狙えますが、第二次試験を独学で合格するのはとても難しいので、通信講座や予備校を利用しての学習を強くおすすめします。
限りある時間を効率的に使い、皆さまが見事技術士試験を合格できるよう願っております。