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税理士に必要な勉強時間は?少ない勉強時間に抑えるコツも紹介!

「税理士になるにはどれくらいの勉強が必要?」

「勉強時間を少なくする方法は?」

税理士試験は資格試験の中でも難関ということは知っていても、具体的に必要な勉強時間を知らない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、税理士試験の勉強時間や計画の立て方について知りたい方に向けて、以下の内容を解説します。

  • 税理士になるまでに必要な勉強時間
  • 税理士試験に合格するための勉強計画例
  • 税理士試験に少ない勉強時間で合格するためのポイント

ぜひ最後までお読みください。

コース名 簿記・財表初学者一発合格パック
税込み価格 383,000円
受講形式 web通信
教育給付金制度 2021年5月~(114回分)
特典や割引 調査中
受講者の合格率
公式サイト 大原公式

税理士になるまでに必要な勉強時間は約4000時間

税理士 勉強時間

税理士試験に必要な時間は約4000時間といわれております。しかし個人差もあり、多い方では6000時間以上が必要な場合もあります。

また4000時間という時間も専門学校や通信講座を利用を前提とした時間です。利用を前提としているのは、税理士は独学での合格は実質不可能に近いためです。

独学が厳しい理由の一つに、税理士試験は相対評価であることがあげられます。税理士試験は合格基準こそあるものの、合格者の人数調整をするために相対評価を導入しています。そのため、試験対策を行う専門学校や通信講座を利用した方が圧倒的に有利になります。

科目別の勉強時間の目安

科目別の勉強時間の目安は以下のとおりです。勉強計画の参考にしてください。

必須科目

科目勉強時間出題割合
簿記論500時間計算100%
理論0%
財務諸表論500時間計算50%
理論50%

選択必須科目

科目勉強時間出題割合
所得税法600時間計算50%
理論50%
法人税法600時間計算50%
理論50%

選択科目

科目勉強時間出題割合
相続税法500時間計算50%
理論50%
消費税300時間計算50%
理論50%
酒税150時間計算60%
理論40%
国税徴収法200時間計算0%
理論100%
住民税200時間計算50%
理論50%
事業税250時間計算70%
理論30%
固定資産税250時間計算50%
理論50%

税理士試験に多くの勉強時間が必要な理由

税理士 理由

ここからは税理士試験に多くの勉強時間が必要な理由を解説します。

大きな理由としては以下の3つです。

  1. 科目合格制を採用しているから
  2. 1科目あたりの負担が非常に大きいから
  3. 働きながらの合格を目指す人が多いから

それぞれ詳しく解説します。

1.科目合格制を採用しているから

科目合格制とは、1度合格した科目については、永年にわたって合格という扱いになり、翌年から受験する必要がなくなる制度です。全11科目中5科目を合格することで税理士資格を取得することができますので、確実に資格取得へのステップを積み上げていくことができます。

科目合格制度は一見、とても合格しやすい制度に見えますが、前述のように税理士試験は実質相対評価で合格が決まります。そのため、科目合格制を活かして1年をかけて1科目を勉強する方も多く、結果として科目合格の難易度があがり、多くの勉強が必要になります。

2.1科目あたりの負担が非常に大きいから

実際の税理士として、業務にあたる際に必要な知識は非常に多岐にわたります。そのため税理士試験の合格に求められる知識も非常に多いです。

前述しましたが1科目合格に必要な勉強時間は150時間~600時間といわれております。1番少ない酒税でも約150時間の勉強が必要です。150時間という勉強時間を使えば、他の資格であれば合格を目指せるものも多くあります。

上記のように、1科目に非常に大きい負担を求められるため、多くの勉強時間が必要になります。

3.働きながらの合格を目指す人が多いから

税理士試験は複数年をかけて合格することが前提の資格です。一般的には3年~5年をかけて合格を目指します。そのため、働きながら勉強をする方も多く、その場合はどうしても効率の面では落ちてしまいます。

ただでさえ多いメインの学習にくわえ、復習に使う時間も増えますので、勉強量がさらに増える結果となり、より多くの勉強時間が必要となります。

税理士試験に合格するための勉強計画例

税理士 計画例

税理士試験に合格するためには、年単位での長期的な計画が必要です。しかしどのような計画を立てればよいか分からない方もいるかと思います。

そこで、ここでは税理士試験に合格するための計画例を「学習に専念できる人」、「働きながらの人」に分けてご紹介します。

勤務状況や事前の知識量、選択する科目などによっても大きく変わりますので、参考程度に見ていただき、計画を立てる際のお役に立ててください。

専念できる人は1年に2科目の合格を目指す

学習に専念できる方の学習計画例です。

科目週の勉強時間の目安
1年目簿記論(500時間)・財務諸表論(500時間)15~20時間
2年目所得税法or法人税法(600時間)10~15時間
3年目選択科目1・選択科目28~15時間

基本的には1年に2科目合格を目指し、計画を立てます。

最初の年は基本となる簿記論・財務諸表論から合格を目指し、合格後は他の税法を積み上げていくパターンです。時間に都合がつく方は、2年目も2科目合格を目指し、3年目に余裕をもってのぞむ方法もあります。

1年の内訳としては7~8ヶ月を使って、2科目の全体を学習、残りの時間を使って試験対策や復習をおこなうのがおすすめです。

働きながらの人は1年に1科目の合格を目指す

働きながらの方の学習計画例です。

科目週の勉強時間の目安
1年目簿記論or財務諸表論(500時間)8~12時間
2年目簿記論or財務諸表論(500時間)8~12時間
3年目所得税法or法人税法(600時間)10~15時間
4年目選択科目15~12時間
5年目選択科目25~12時間

1年で1科目合格を目指し計画を立てます。

1・2年目で基本となる必須科目の合格を目指し、3年目以降で税法の合格を目指します。

1年の内訳では、最初の4~5ヶ月で1科目全体の学習をおこない、残りの期間で実力テストなども使って繰り返し学習をおこなうのがおすすめです。

税理士試験に少ない勉強時間で合格するためのポイント3つ

ポイント3

税理士試験をより少ない勉強時間で合格するためのポイントが3つあります。ポイントは以下の3つです。

  1. 長期にわたる勉強計画を立てる
  2. 親和性の高い科目を一緒に勉強する
  3. 予備校を利用して勉強する

それぞれ詳しく解説します。

1.長期にわたる勉強計画を立てる

税理士試験の合格には、一般的に3~5年かかるといわれおります。そのため、長期にわたる勉強計画を立てることが重要です。計画なしに学習をすすめてしまうと「試験前に学習が出来ていない」といった状況になりかねません。

まずは理想でもよいので、以下の手順で計画を立てるのがおすすめです。

  1. 受験科目の決定
  2. 税理士合格までの全体的な計画を立てる
  3. 1年の勉強計画
  4. 1ヶ月の勉強計画
  5. 1週間の勉強計画
  6. 1日の勉強計画

受験科目を決め、全体の計画を作成。その後は年単位、月単位とより細かく計画を立てることで、より具体的に計画を立てることができます。

また長期計画のため、多くの方が計画にずれが発生するかと思いますので、定期的に計画を見直すことも必要です。

2.親和性の高い科目を一緒に勉強する

税理士試験には親和性の高い科目があります。

例えば、簿記論と財務諸表論は親和性が高く、共通する内容も多くあります。また、法人税と事業税も共通する箇所があり、住民税と所得税法も同様です。

上記のように、科目によっては内容が共通しているので、これらを一緒に勉強したり、受験科目に設定することで勉強時間を少なくすることが可能です。

3.予備校を利用して勉強する

税理士試験は3年~5年の学習期間が必要ですが、最初にご説明したように予備校を利用した場合の期間です。独学で行うと学習ペースが掴みにくく、効率的な勉強法も分からないため、勉強期間がさらに必要になり、10年以上かかる方もめずらしくありません。

また、他の受験生のほとんどが予備校や通信講座を利用しているため、合格自体が非常に難しくなります。

そこで、税理士試験を学習する場合は、予備校の利用を強くおすすめします。予備校を利用することで上記の問題が解決するほか、同じく税理士試験を勉強する仲間も増えるため、モチベーションの維持にもつながります。

税理士試験を取り扱う予備校も多くあり、特徴も様々です。予備校によっては無料説明会なども行っておりますので、興味のある方は一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

税理士試験の予備校の最大手は大原です。以下のリンクから資料請求ができますので、是非参考にしてみてください。

コース名 簿記・財表初学者一発合格パック
税込み価格 383,000円
受講形式 web通信
教育給付金制度 2021年5月~(114回分)
特典や割引 調査中
受講者の合格率
公式サイト 大原公式

税理士試験に合格するためには膨大な勉強時間が必要

税理士 膨大

税理士試験に合格するために必要な勉強時間について解説しました。

税理士試験の合格に必要な勉強時間は予備校などを利用しても約4000時間といわれており、独学の場合は倍以上の時間がかかる場合もあります。

税理士試験をできるだけ少ない勉強時間で合格するには、自分にあった予備校を利用し、根気よく学習をすすめていくことが重要です。