危険物取扱者の資格は、受験資格のない乙種・丙種からの取得が初心者におすすめです。甲種には受験資格があります。
危険物取扱者の受験資格は、それぞれ取り扱える危険物の範囲によって変わると覚えておきましょう。
どの種類から受験しようか迷われている方に向けて、危険物取扱者の受験資格や資格取得のメリットを解説します。
資格講座名 | ユーキャン | フォーサイト | スタディング |
コース名 | 危険物取扱者資格取得講座 | 危険物取扱者乙種4類 スピード合格講座 | 危険物取扱者 乙種4類合格コース |
税込価格 | 39,000円 | 10,800円 | 4,950円 |
受講形式 | オンライン | オンライン | オンライン |
教育給付制度 | 1日3問まで | 3回 | 記載なし |
特典や割引 | メインテキスト3冊 | 合格したら、最大1,000円のアマゾンギフトコード | 合格でamazonギフト券1000円分 |
受講者の合格率 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
コンテンツ
危険物取扱者ってどんな資格?3種類に分けられる!
危険物取扱者は「甲(こう)種」「乙(おつ)種」「丙(へい)種」の3種類に分類されています。
初心者の受験には、受験資格のない乙種・丙種がおすすめです。それぞれの種類の違いや働ける場所について見ていきましょう。
3種類の違いは?許可が得られる範囲が違う!
危険物取扱者は、取り扱える危険物に合わせて資格の種類がわけられています。
- 甲(こう)種:危険物を全種類取り扱える
- 乙(おつ)種:1類~第6類の分類ごとに、資格取得した分野を取り扱える
- 丙(へい)種:ガソリン、灯油、軽油、重油などを取り扱える
とくに人気の乙種第4類は、灯油やガソリンなどの取り扱いに対応しており、さまざまな場所で働けます。
資格取得後は何ができる?工場や研究所で働ける!
危険物取扱者の資格があると、危険物を取り扱うさまざまな施設で働けます。
- 危険物を取り扱う工場
- 運送業
- 薬品会社
- ガソリンスタンド
- 燃料タンクの清掃業
- 発電所
シニア世代の再就職、高卒から高収入を目指したい方など、資格が取得できると就職先が広がります。
危険物取扱者乙種と丙種は受験資格なし!誰でも受けられる
危険物取扱者の乙種、丙種には受験資格がありません。学歴や年齢、実務経験の有無にかかわらず、好きなタイミングで受験が可能です。
試験は都道府県ごとに年に1~2回程度実施されており、東京などの都市部では多く実施される傾向があります。
甲種の受験資格は?4つの条件のいずれかを満たそう
危険物取扱者の甲種には受験資格があります。以下の4つから、1つ以上当てはまる方が対象です。
- 大学などの卒業者で、化学に関する学科等を修めている方
- 大学などの卒業者で、化学に関する授業科目を修得している方(15単位以上)
- 乙種危険物取扱者の免状を持っている方(+実務経験2年以上ほか)
- 修士・博士の学位を持っている方
受験資格の詳細については、公式サイトをご確認ください。
危険物取扱者甲種の受験資格が得られる大学は?学部に注目!
危険物取扱者の甲種に関する受験資格には、大学などの卒業が条件に含まれています。
- 大学、短期大学、専門学校など⇒化学に関わる学科、コース、授業科目(15単位以上)を選び、卒業する。
- 修士・博士の学位を持っている
大学からは、化学に関わる学部に通う方法、または授業科目を15単位以上得られると受験資格が得られます。
ガソリンスタンドで働けば危険物取扱者甲種の受験資格が得られる?
実務経験が2年以上ある方で、乙種危険物取扱者の免状を持っている方は甲種の受験資格があります。
ガソリンスタンドでの実務経験が2年以上あるときも、まずは乙種に合格する過程が必要です。
また、実務経験以外には、乙種の各4種類以上に合格すると甲種の受験資格が得られます。
- 第1類、または第6類
- 第2類、または第4類
- 第3類
- 第5類
業界でのスキルアップを図りたいと検討されている方は、上記の方法から甲種の受験資格をクリアしてみてください。
危険物取扱者の資格はどれから取得すればいい?乙種または丙種が一般的
初心者から資格の勉強を始めるときは、危険物取扱者の乙種や丙種の受験がおすすめです。
それぞれの目的別に合わせておすすめの種類を見ていきましょう。
甲種取得を目指したい!まずは乙種を取得しよう!
就職に役立つレベルの資格がほしいと感じておられる方は、いきなり甲種の受験からスタートしたい方もおられるかもしれません。受験資格を満たしていない場合、まずは乙種の取得を目指して勉強に取り組みましょう。
- 実務経験2年以上+乙種危険物取扱者の免状がある方
- 乙種を各4種類以上に合格した方(第1類または第6類+第2類または第4類+第3類+第5類)
上記のどちらか1つ以上を満たしていると、甲種の受験を目指せます。
趣味で取得したい!丙種から挑戦してみよう!
危険物取扱者の資格について、気軽な気持ちで受験したい方は丙種がおすすめです。
- 新しい挑戦として、危険物取扱者を受験してみたい方
- 定年退職後に、新しい勉強を始めたい方(アルバイト先に活かせる資格を探している方)
- 資格マニアで危険物取扱者の簡単な資格を取りたい方
試験対策に取り組めば十分合格を目指せます。楽しみながら資格取得を目指したい方は、丙種の受験をご検討ください。
危険物取扱者の受験資格は種類によって違う!まずは乙種か丙種を取得しよう!
危険物取扱者の資格は、受験資格のない乙種・丙種からの取得が初心者におすすめです。乙種や丙種には学歴や年齢、実務経験が必要ないため、思いついたタイミングで受験できるメリットがあるでしょう。
また、甲種には4つの受験資格があり、化学に関する科目や学部の大学などを卒業する必要があります。
まずは乙種や丙種の受験からスタートして、スキルアップを図りたい方は甲種の受験を目指してみてください。