在宅ワークをお探しの方はこちら

高卒でも稼げる資格ランキング!合格後に就職が目指せる業界と合わせて解説

スーツ

学歴は仕事や人生において壁を感じやすい内容のひとつです。高卒の方は、仕事において学歴に関する悩みを抱えやすい傾向があります。

安定的にお金を稼ぐことを始め、仕事においてスキルアップするためには、突破口が必要かもしれません。

今回は、資格取得を目指して、仕事の悩みを解消する方法を解説します。

こんな人におすすめ
  • 資格を取って一発逆転を狙いたい
  • 人生を見直して第二の道を歩みたい
  • リストラへの危機感があり行動を起こしたい
  • 年収があがらない、年功序列に疲れた

以上のような思いを抱える方に向けて、本記事では、高卒の方が稼げる資格をランキング形式で1~10位までまとめています。

本記事では、不安定な雇用で悩みを抱えやすいアルバイトや派遣社員の方が、正社員の雇用形態を目指すときの参考にもなるはずです。

また、未来に感じる不安を減らして、結婚や老後の資金につなげたい方、生活安定のために稼げる方法を探している方は、資格取得の方法を一度検討してみましょう。

現在の仕事のステップアップから、見切りをつけて新しい道にチャレンジしたい方も、資格取得を検討される際の参考にしてみてください。

高卒でも稼げる資格を取る2つのメリット

高卒で資格を取るメリット

学歴で感じている仕事の壁は、資格取得でスキルアップを図ると、解消が期待できます。

仕事に役立つ資格を持っていると、求人に応募するときや専門知識を深めてスキルアップしたいときに活用できるのが利点です。

以下では、高卒から資格取得を目指すメリットを見ていきましょう。

1. 就職先の幅を広げられる

資格を持っていると、今まで知らなかった業界を知れたり、気になる業界や職種にチャレンジできる機会も生まれたりするでしょう。

「高卒では、応募できる求人に限界がある」と感じるときも、資格を肩書きに使えば、学歴を問わない求人に応募できる範囲が広がります。

求人応募の際、業界に関わる資格が必ず必要でないときも、資格を取得していると実力の証明につながるでしょう。

大卒の選考者がいても「資格取得者の高卒を選びたい」と、ほかの応募者と選考に差をつけられる可能性もあるのです。

高卒の資格取得は、関連する職種全般に応募できる機会が生まれて、応募求人の幅が広がるメリットがあります。

2. スキルを磨いて専門性がアップできる

資格は専門分野に対して、知識や技術を証明できる手段につながります。資格取得の過程で、プロとして活動するための専門知識が身につくため、企業が現場で教育する手間も省けるのです。

初心者が資格の勉強を始めたいときや、仕事の分野でスキルアップを目指したいときにも、資格取得は活用できます。

仕事の専門性が深められれば、周りの社員と差をつけて技術が磨けるため、昇給や重要なポジションを任せられるかもしれません。企業によっては、資格手当てがもらえる可能性もあるでしょう。

高卒からの資格取得は、業界で長く働ける手段につながり、スキルを磨いて専門性がアップできるメリットがあります。

高卒が稼げる資格選ぶ3つのポイント

高卒で稼げる資格選びのポイント

仕事に活かすときの資格取得は、なんでもOKというわけではありません。資格取得から就職までの道のりが見えるものを選ぶのが重要です。

求人サイトから資格名を検索して、求人数が多い内容、年収アップが目指せる内容など、社会からの需要があるものを選択します。

資格に合格するまでは、勉強を続ける努力が必要になるため、できる限り最短ルートを目指して仕事につながる内容を選んでみてください。

以下では、高卒から資格を選ぶときに決め手にするポイントを見ていきましょう。

1. 年収アップにつなげられるか

資格取得にはそれなりの時間がかかるため、安定的に資格を活かして働くためにも、事前に情報収集で年収の情報を確認しておくのがポイントです。

  • 平均年収はどのくらいか?
  • 資格取得で手当てがつくか?
  • 昇給や賞与はどのくらいあるのか?

現状の年収と比較しながら「どのくらいの年収アップが自分には必要なのか」自問自答しましょう。

本記事で紹介する資格は、それぞれの平均年収の見込みを記載しているので、気になる資格の情報収集の参考にしてみてください。

2. 求人応募で需要があるか

資格選びのポイントでは、どのくらいの求人数があるのか把握するのが大事です。求人サイトで資格名を検索すると、社会からの需要がどのくらいあるかがわかります。

マイナーな資格を選んでしまうと、せっかく専門知識や技術を学んでも、転職やスキルアップに活かせず、時間を無駄にしてしまう可能性も少なくありません。

本記事では、社会からの認知度が高い資格を始め、長く働きやすいスキルアップが目指せる資格をピックアップしているので、一発逆転で高卒から資格取得を目指される方の参考になるはずです。

3. 高卒から資格取得にかかる費用がどのくらいか

資格取得には、試験が設けられている場合が多く、基本的には以下の勉強方法で理解を進めていきます。

  • 独学:ひとりで書籍や問題集を買って勉強する方法
  • 通信講座:講座を受講して教材を買い、添削サービスなどを利用して勉強する方法
  • スクール:講師と対面式で勉強して、直接指導してもらえる方法

資格の難易度がやさしいものの場合は独学で進められますが、難易度が高くなると通信講座やスクールを利用する方法がベストです。

通信講座やスクールにかかる費用は数万円から数十万円単位でかかることが多いため、確実に勉強を進めるために活用したい方は、事前に費用をチェックしておくとよいでしょう。

高卒が稼げる資格ランキングTOP10!就職できる業界を解説

本記事では、資格と就職できる業界、資格保有者の平均年収をセットで解説します。下記の3項目にわけて説明するので、気になるところからチェックしてみてください。

  1. 高卒が稼げる国家資格
  2. 高卒が稼げる工業系の資格
  3. 高卒が稼げるIT資格

補足情報には、試験受験料や合格率、難易度や勉強時間(勉強期間)、受験資格など、勉強前に頭に入れておきたい情報をまとめています。

高卒が稼げる国家資格|逆転も?

難易度こそ高いものの、国家資格は持っているだけで専門的な職業に就くことができます。

特に法律関係や海外の方と交流できるスキル証明に使える資格は、就職先の視野が広がり、安定的な収入を得やすくなるメリットがあります。

資格取得は転職の面接で、業界に興味や関心が深いことをアピールする材料につながり、就職活動が有利に働きやすくなるでしょう。

今回は、高卒が稼げる国家資格として下記の4つを取りあげています。

  1. 行政書士
  2. TOEIC
  3. 宅地建物取引士(宅建士)
  4. 社会保険労務士(社労士)

スキルアップの転職がしやすい資格、安定的な仕事が獲得しやすい業界の資格を集めています。

高卒から、法律関係や海外との関わりが深い企業に就職したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.行政書士

行政機関に出す「書類の作成や提出を代行する」専門家が行政書士です。行政書士の資格があることで代行が認められます。

行政機関に提出する書類作成は、法律関係の知識がない一般人には理解が難しく、プロの行政書士に任せることが一般的です。

たとえば、行政書士の資格を活かせる就職先には、下記の内容があげられます。

  • 行政書士、社会保険労務士の事務所
  • 法律関係のコンサルティング業
  • 会計、税理士事務所

行政書士の資格は、ダブルライセンスで取得している方も多くいます。ダブルライセンスとは、行政書士以外の国家資格を合わせて2つ以上取得して、それぞれの事業に活かす方法を表す言葉です。

行政書士は、法律関係の国家資格や士業資格(「○○士」と呼ぶ国家資格のこと)と相性がよいため、扱える仕事の幅が広がり年収アップが目指せます。

行政書士の平均年収は500~600万円台で、安定して稼げる資格です。年収アップの方法には、下記のような方法があげられます。

  • 専門性を高めて大型案件を獲得する
  • ダブルライセンスを活かして働く
  • 行政書士の経験を積んで独立開業する

行政書士のスキルアップを図ることで、年収700~800万円台を目指すことも可能です。自由な働き方を選びたい方は、都市部で独立開業して年収1,000万円以上を目指す方法もあるでしょう。

「行政書士の仕事に向いているのかわからない…」と悩まれる方は、資格取得の支援が受けられる職場を探してみてください。資格が必須でない職場もあるため、まずは行政書士をサポートする仕事に関わり、知識や技術を学んでから資格取得を検討する方法もあります。

行政機関の書類提出や代行の仕事は、社会を支える役割を担えるため、高卒から稼げる国家資格を取得したい方は、行政書士のチャレンジを検討してみてください。

*その他、資格情報まとめ

  • 試験受験料:7,000円
  • 合格率:10%前後
  • 難易度:★★★★★
  • 勉強時間・期間:約800~1,000時間(約一年ほど)
  • 受験資格:なし

公式サイト

2.TOEIC

TOEICとは、英語の理解力を点数から図れる試験です。4つの観点(聞く力・話す力・読む力・書く力)から、どのくらいの英語知識があるのか客観的に把握できます。

世界に通用する英語の勉強は、これから外国の方との交流がしたい方や、英語文章を取り扱う機会を増やしていきたい方におすすめです。

TOEICが求人の応募資格に含まれる場合、500~800点程度のスコアが求められるでしょう。簡単な日常会話ができるレベルは、500~600点といわれています。

たとえば、TOEICの高スコアが活かせる就職先は、下記のような仕事があげられます。

  • 貿易関係
  • 翻訳
  • 物流関係
  • 電子機器メーカーや商社の営業など
  • 英語教師(英語教室など)

海外との交流がある企業や部署で働ける機会が多いため、英語や外国に興味や関心が深い方の取得に向いています。

たとえば、TOEICの高スコアが活かせる貿易関係の営業の場合は、平均年収500万円台、翻訳の仕事は平均年収400万円台です。TOEICで800~900点台を目指せれば、年収1,000万円を得ている方もいます。

TOEICの取得者は年収が100万円程度変わる可能性もあるため、スキルアップのためにも、稼げる資格を探している方は持っておいて損はありません。

英語力が身につくとベンチャー企業など、実力を試してスキルアップが望める企業に就職しやすくなります。

高卒から海外や英語関係の仕事に就きたい方は、TOEICの勉強を通して高スコアを狙いながら、英語を学んで転職を有利に進めてみてください。

*その他、資格情報まとめ(TOEIC Listening & Reading 公開テスト)

  • 試験受験料:6,490円(※2021年10月3日~7,810円に価格変更)
  • 合格率:なし(点数評価のため)
  • 難易度:★★★★☆(※600点を目指す場合)
  • 勉強時間・期間:300~400時間(約6ヶ月 ※初心者が目指す場合)
  • 受験資格:なし

公式テキスト公式サイト

3.宅地建物取引士(宅建士)

不動産の土地や建物などについて、売買や賃貸紹介の仲介役として仕事に取り組める国家資格です。

個人が不動産を購入をするときに、宅地建物取引士の資格保有者が事前説明をすることで、顧客が契約で不利益を被ることを予防できるでしょう。

たとえば、宅地建物取引士の資格を活かせる就職先は、下記のような業界があげられます。

  • 不動産業界(営業職全般)
  • 金融業界(保険、銀行など)
  • 建築業界

宅地建物取引士は不動産の売買や賃貸仲介以外にも、不動産のコンサルティング、土地開発のデベロッパーなど、専門知識を活かして活躍できます。

平均年収は450~500万円台で、企業の規模や実務経験を重ねるごとに年収が高い傾向にあるでしょう。

宅地建物取引士の資格勉強を通して、不動産の法律知識に詳しくなれるのが強みです。試験に受験資格はないため、高卒の方も学歴や年齢、実務経験に関わらず受験できます。

不動産や建築関係などの業界に転職したい方は、必ずしも宅地建物取引士の資格は必要ありません。ただ、国家取得することで面接で一目置かれやすくなるだけでなく、面接や履歴書のアピール材料にできて就職率アップが期待できるでしょう。

不動産の知識が身につけば、将来はマンションやアパートのオーナー経営で資産運用する方法にも活用できます。

高卒から稼げる資格で、不動産や建築関係の仕事に転職したい方は、宅地建物取引士の資格取得を検討してみてください。

*その他、資格情報まとめ

  • 試験受験料:7,000円
  • 合格率:15~17%台
  • 難易度:★★★★☆
  • 勉強時間・期間:約300時間(約6ヶ月)
  • 受験資格:なし

公式サイト

4.社会保険労務士(社労士)

社会保険や労務に関するプロを証明する国家資格です。

社会保険とは、人々が生活を安定されるためにお金を投資する保険のことで、厚生年金や健康保険などを指しています。労務とは、事業の中心になる業務以外の事務作業、労働管理などを指した言葉です。

社会保険制度+労務に関するアドバイザーとして、社会保険労務士は、企業の代わりに社会保険の手続きに必要な書類作成や提出の代行の実施、労働環境の改善サポート、年金相談のアドバイスなど、雇用に関する幅広い業務に取り組みます。

以下で簡単に、資格を活かせる就職先を取りあげてみましょう。

  • 社会保険労務士法人(事務所)
  • 行政書士法人(事務所)
  • 税理士法人(事務所)

社会保険労務士は、法律関係の職場を中心に活躍できます。

社会保険労務士の平均年収は450~500万円台です。年収アップの手段には、ダブルライセンスで行政書士を取得する方法もあります。法律に関わる国家資格と組み合わせれば、幅広い分野の仕事を請け負えて、年収アップにつながるでしょう。

社会保険労務士の仕事は、高卒から受験する場合は受験資格として、社会保険労務士などの資格保有者を補助する実務経験を3年間積んで、受験を目指す形がおすすめです。

社会保険労務士の仕事は、企業の社会保険の書類作成や提出代行、労務のアドバイザーとして働ける内容なので、稼げる資格を取得してスキルアップを図りたい方は資格取得を検討してみてください。

*その他、資格情報まとめ

  • 試験受験料:9,000円(※受験料変更の可能性あり)
  • 合格率:5~9%台
  • 難易度:★★★★★
  • 勉強時間・期間:1,000時間程度(約一年)
  • 受験資格:高卒は実務経験3年以上を積む

公式サイト

高卒が稼げる工業系の資格

求人の件数が多い工業系の資格は、全国で仕事を探しやすいメリットがあげられます。

工業系の資格はスキルを持ち越せることも多く、次の就職先が探しやすい利点もあるでしょう。

今回は、高卒が稼げる工業系の資格として、下記の3つを取りあげています。

  1. 危険物取扱者
  2. 電気工事士
  3. CAD

上記の資格は、初心者におすすめの難易度に合格後、スキルアップに向けて、さらに高い難易度に挑戦できる内容です。

シニア世代の再就職を応援できる資格でもあるため、将来の投資につなげたい方は、ぜひ取得を検討してみてください。

5.危険物取扱者

危険物取扱者は、指定の危険物の取り扱いができる国家資格です。危険物とは、ガソリンなどの火災や発火につながりやすいものを指しています。

危険物の製造や運搬作業などに関わる仕事では、危険物取扱者の資格保有者がいないと取り扱いができません。そのため、国家資格の危険物取扱者の所持は、危険物を安全に利用するための知識が身についている証明につながる内容です。

たとえば、危険物取扱者の資格が活かせる仕事は、下記のような内容があげられます。

  • 危険物を取り扱う工場
  • 運送業
  • 薬品会社
  • ガソリンスタンド
  • 燃料タンクの清掃業
  • 発電所

危険物取扱者の資格は「甲(こう)種」「乙(おつ)種」「丙(へい)種」の3種類にわけられています。さらに、乙種は第1類~第6類の6種類に分類されており、それぞれの種類ごとに試験が実施される流れです。

危険物の勉強が初心者の方は「乙種第4類」の資格取得を目指しましょう。乙種第4類は、灯油やガソリンなどの日常的に使う危険物が多く、企業からの需要が高い傾向があるからです。

「乙種第4類」には受験資格がなく、実務経験や年齢、学歴に関わらず受験できます。

危険物取扱者の資格保有者の平均年収は500~600万円、職場の残業代+資格手当+賞与がプラスされると、年収700~800万円程度の事例もあります。

また、危険物取扱者の資格は需要があるため、一度合格すれば定年退職後、シニア世代のアルバイトにも活用できるでしょう。このように、資格取得は未来の投資に活用できます。

高卒が稼げる工業系資格を探している方は、危険物取扱者は幅広い企業で活用できるため、まずは「乙種第4類」の受験からスタートしてみてください。

*その他、資格情報まとめ

  • 試験受験料:4,600円(乙種)
  • 乙種第4類の合格率:30~40%
  • 乙種第4類の難易度:★★★☆☆
  • 勉強時間・期間:40~60時間(約1~2ヶ月)
  • 受験資格:乙種、丙種はなし

公式テキスト公式サイト

6.電気工事士

電気工事士の仕事は、建物の電気の工事や管理を担える仕事です。資格保有者は、工場やビルの建物、住宅のマンションや民家など、生活に欠かせない電気の整備に関わる業務に取り組めます。

電気工事士の資格には、第一種と第二種の難易度にわけられており、扱える建物の範囲が変わる仕組みです。

まず初心者は、受験資格や免許交付に実務経験が含まれない第二種を受験しましょう。高卒の学歴や年齢に関わらず受験がスタートできます。

電気工事士の資格は、全国で働ける求人数が多く、社会から需要の高い仕事内容といえるでしょう。

  • 電気関係の整備・管理会社
  • ビル管理会社(ビルメンテナンス会社)
  • 建設関係の会社

電気工事士の平均年収420万円台です。企業の業績によっては、賞与+残業代+手当代で600~800万円台が目指せる職場もあります。

求人応募のなかには、無資格でスタートできる内容もあり、就職後に資格取得の支援制度を利用しながら取得を目指す方法もあるでしょう。

ビルの管理やメンテナンスに関する会社では、定年退職後のシニア世代のアルバイトを募集する求人も見かけられます。将来への投資にもできるため、持っておいて損のない資格といえるでしょう。

高卒が稼げる資格で、全国に求人数が多い内容を探している方は、電気工事士の資格取得も検討してみてください。

*その他、資格情報まとめ(第二種電気工事士)

  • 試験受験料:11,300円(書面申し込み) / 10,900円( インターネット申し込み) ※価格変更の可能性あり
  • 合格率:50~60%台(筆記試験)/ 60~70%台(技能試験)
  • 難易度:★★★☆☆
  • 勉強時間・期間:約50~100時間程度(約1~2ヶ月)
  • 受験資格:なし(第二種)

公式サイト

7.CAD

図面製作のソフトはCADと呼ばれており、建築や製造関係などの業界で重要になるスキルのひとつです。

CADの操作スキルや知識を証明できる資格はいくつかありますが、なかでも業界での認知度が高く、図面製作全般に役立つCAD利用技術者試験がおすすめです。

CAD利用技術者試験の種類と難易度は、下記にわけられています。

  • 2次元:基礎 / 2級 / 1級(機械・建築・トレース)
  • 3次元:2級 / 準1級 / 1級

CADの勉強に挑戦したい方は、受験資格のない2次元の「基礎」または「2級」を受験しましょう。初心者の場合「基礎」の受験がおすすめで、勉強対策がしやすい難易度です。

CADのスキルが活かせる業界には、下記の内容があげられます。

  • エンジニア関係の業界
  • ものづくり系の製造業界
  • 建築関係の業界

CADは未経験からの応募も多いため、業界に飛び込む形で教育を受ければ、基本操作は問題なく取得できるでしょう。

就職にCADの資格は必ずしも必要ありませんが、資格取得をしていると専門知識の基礎が身につくため、教育する手間が省ける人材として採用が有利になる可能性もあります。

CADオペレーターの平均年収は350~450万円程度です。CADを使って業界で操作スキルや経験を積んでいけば、待遇のよい企業に転職して高収入を狙う方法もあるでしょう。

CADの実務経験や操作技術があれば、副業で小遣いを稼ぐ方法もおすすめです。また、本業でCADの技術を学び、人脈を使って営業先を確保する形で独立する方、企業の求人によっては在宅ワークの働き方ができる方も多くいます。

高卒が稼げる資格を探している方で、在宅ワークや副業などの多様な働き方を模索してみたい方は、CAD利用技術者試験の受験を検討してみてください。

*その他、資格情報まとめ(2次元CAD利用技術者試験基礎)

  • 試験受験料:4,400円
  • 合格率:60~70%台前後
  • 難易度:★★☆☆☆
  • 勉強時間・期間:100時間~200時間程度(約2~4ヶ月)
  • 受験資格:なし(2次元の基礎、2級)

公式テキスト公式サイト

高卒が稼げるIT資格

IT業界は実力や経験が重視されるため、高卒から新しくチャレンジしてみたい方は、まずは基本的な勉強をスタートさせるとよいでしょう。

今回は、情報処理技術者試験から初心者・中級車・上級者向けにわけて、3つのIT試験を紹介します。

  1. ITパスポート(初心者向け)
  2. 基本情報技術者(中級者向け)
  3. ITストラテジスト(上級者向け)

IT業界は、学歴を問わずに応募できる求人も多くあるため、高卒だから無理だと諦めないでも大丈夫です。

まずは、IT業界が自分に向いているか確認するためにも、簡単な試験から受験を検討してみてください。

8.ITパスポート

ITパスポートとは、世界に通用するIT(情報技術)の基本知識を学べる試験を指しています。ITは情報技術をまとめる呼び方として、インターネットやコンピューター機器など、日常生活から仕事を円滑にするため、社会に欠かせない技術のひとつです。

ITパスポートは、情報処理技術者試験のスキルレベル1にあたる難易度で、ITに関する勉強の入門者におすすめのレベルです。

情報処理技術者試験とは、国がITの技術力を高めるために設けられている試験を指しており、社会からの認知度や信頼性が高い資格といえるでしょう。

以下で簡単に、ITパスポートが活かせる就職先と職種を取りあげます。

  • IT関係の企業(システムエンジニアなど)
  • ITサポート事務(ヘルプデスク)
  • 事務職全般

たとえば、ITサポート事務の場合は平均年収300~400万円台システムエンジニアの平均年収は550万円台です。

ただ、あくまでITパスポートは、ITの基礎知識が学べる役割になるため、IT業界への就職先によっては、アピール材料不足につながるかもしれません。

面接でアピール材料にする際は「今後はステップアップのために、情報処理技術者試験のスキルレベル2~4以上の試験を受験予定です」という意思表明を伝えて利用する方法がおすすめです。

ITパスポートは、ITの基本知識を学んで自分に向いているか試すのにはピッタリの難易度なので、本業の合間に新しい勉強をスタートさせるときに活用できます。

高卒が稼げる資格を探している方で、これからIT業界に転職を考えている方は、基本知識を学ぶ機会にITパスポートを利用してみてください。

*その他、資格情報まとめ

  • 試験受験料:5,700円
  • 合格率:40~50%台
  • 難易度:★★★☆☆
  • 勉強時間・期間:150~180時間程度(約3~4ヶ月)
  • 受験資格:なし

公式サイト

9.基本情報技術者

基本情報技術者とは、IT業界で働くシステムエンジニアなどに求められるレベルの試験です。試験では、プログラミングに関わるデータ処理の知識、システム開発に携われるレベルの理解が求められます。

システムエンジニアは、ITシステムの基盤になる設計や開発に関わる仕事として、顧客の注文や要望を聞き取りながら作業を進めていく役割です。

基本情報技術者は、情報処理技術者試験のスキルレベル2にあたる難易度で、ITに関する基本知識がある方におすすめできます。ITパスポートの試験に合格された方は、スキルアップのために取得してほしい内容といえるでしょう。

たとえば、基本情報技術者を活かせる職種には、以下の内容があげられます。

  • システムエンジニア、プログラマー(開発や設計など)
  • ソフトウェアの営業
  • ITコンサルタント

たとえば、ITコンサルタントの平均年収は650万円程度です。ITに関わる仕事では、システム開発や設計の上流工程に関われる仕事ほど、年収があがりやすい傾向にあります。

IT業界の求人にはスキルや経験が重視で、学歴不問で応募できる求人も多いため、高卒から稼げる資格にチャレンジしたい方におすすめです。

情報処理技術者試験の難易度が高い内容にひとつずつ挑戦していくことで、IT業界で活躍できる人材としてスキルアップできます。

高卒が稼げる資格として、ITに関わる基本知識がある方は、現場で役立つ知識が学べる基本情報技術者の受験を検討してみてください。

*その他、資格情報まとめ

  • 試験受験料:5,700円
  • 合格率:20~30%
  • 難易度:★★★★☆
  • 勉強時間・期間:100~200時間程度(約3~4ヶ月)
  • 受験資格:なし

公式サイト

関連記事:スキルレベル3にあたる「応用情報技術者試験」も参考にしてください。

10.ITストラテジスト

IT業界で上流工程に関われるスキルが身につけられる試験です。

ITストラテジストは、情報処理技術者試験のスキルレベル4にあたる難易度で、ITに関する上級者向けのレベルです。

初心者が独学で取得するのは難しいと予想されるため、まずはスキルレベル1~3の試験に合格してから挑戦するとよいでしょう。

ITストラテジストの試験に合格すると、仕事の責任が問われるポジションや役職につける可能性がアップします。

  • システム導入から運用までの全体指揮に関われる
  • 企業の事業を成長させるための戦略が立てられる

また、企業によっては、資格取得の支援制度が設けられたり、ITストラテジスト試験の合格で資格手当てがついたりする場合もあるでしょう。

ITストラテジストの平均年収は670万円で、企業規模や役職、資格手当てや賞与などによっては、年収800~1,000万円以上が見込める可能性もあります。

IT業界に活かせる情報処理技術者試験のほとんどは、学歴や年齢、実務経験に関わらず受験できるため、高卒が稼げる資格を探したいときにおすすめです。

ITストラテジストは上級者向けのレベルなので、まずは業界で経験を積んでから、さらなるスキルアップのために資格取得を目指してみてください。

*その他、資格情報まとめ

  • 試験受験料:5,700円
  • 合格率:14~15%
  • 難易度:★★★★★
  • 勉強時間・期間:本人の知識・技術度によって大幅に変わる
  • 受験資格:なし

公式サイト

関連記事:スキルレベル4にあたる「システムアーキテクト」も参考にしてください。

高卒が稼げる資格まとめ

高卒の方が稼げる資格をランキングで10位まで見てきました。

もう一度、それぞれの資格名をおさらいしておきましょう。

*高卒が稼げる国家資格

・行政書士

・TOEIC

・宅地建物取引士

・社会保険労務士

*高卒が稼げる工業系の資格

・危険物取扱者

・電気工事士

・CAD

*高卒が稼げるIT資格

・ITパスポート

・基本情報技術者

・ITストラテジスト

高卒から資格を取るメリットは、就職先の幅を広げられることや仕事の専門性が高められる点にあります。

資格選びの決め手になるポイントとして、年収アップや社会からの需要が高い資格内容であるか、勉強にかかる費用がどのくらいかがあげられます。資格の勉強から就職までにかかる労力を考えてから行動すると、リスクを減らして資格取得に挑めるでしょう。

高卒から学歴に関わらず受験できる資格も多くあるので、将来に向けて諦めず、新たなチャレンジの一歩を踏み出してみてください。